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 「過労死等防止対策推進法」(2014年6月成立、同11月施行)にもとづいて、厚生労働省は「過労死等防止対策等労働条件に関する啓発事業」の一環として、「労働問題・労働条件に関する啓発授業」を提供しています。
 「現代社会と企業」では2017年度以降、毎年、「啓発授業」を実施してきました。今年4月に発足した商学科でも同様に、1回生を対象とした「ワークルール入門」に「啓発授業」を取り入れています。
 過労死家族と弁護士をお招きして、1回は家族の立場から過労死について語っていただき、もう1回は過労死問題に詳しい弁護士に解説していただくというかたちをとっています。後期の開講科目であることから「過労死等防止啓発月間」(11月)も念頭におき、毎年この時期に行っています。
 10月30日の過労死家族のお話は、西垣廸世さん(兵庫過労死を考える家族の会)をお迎えしました。西垣さんはご子息を過労死で亡くした経験を踏まえ、「息子の過労死から過労死ゼロを願う - 大手電機メーカーIT関連子会社システムエンジニア過労死事件 -」のテーマでお話しされました。



 過労死を引き起こすような過酷な働き方について、2科目合わせて約210人以上の受講生が講演に聴き入りました。講演を聴いた受講生(2人)の感想を紹介します。

 今回の講義では、過労死の実態について実際に体験した人の話を通して学び、改めて働くことの意味や命の重さについて考えさせられました。資料の中には、長時間労働が当たり前になっている現状や、それによって心や体を壊してしまう人が今も多いことが書かれていて、とても衝撃を受けました。息子さんを亡くされた遺族の方の思いが、仕事のために命を落とすことの悲しさを強く感じました。
 また、企業の取り組みとして労働時間の削減やストレスチェックの実施などが進められている一方で、実際には十分に機能していない現実もあることを知りました。働く人が無理をしなくても成果を出せる環境づくりが、これからの社会には必要だと思いました。将来、自分が社会に出たときには、体や心をすり減らす働き方ではなく、周りと支え合いながら働けるように意識していきたいと感じました。

 今回の講演を通して、過労死という問題の深刻さを改めて感じました。特に、長時間労働が原因で若い人まで命を落としてしまうという現実に、とてもショックを受けました。資料の中で「月150時間を超える残業」や「約37時間連続勤務」という数字を見て、想像を超える働き方だと思いました。
 また、亡くなった方のご家族が「過労死ゼロを願う」と語っていたのが印象に残りました。家族を失う悲しみを無駄にせず、社会全体で働き方を見直していくことが大切だと感じました。働く人の健康や命を守るためには、会社や国だけでなく、私たち一人ひとりが意識を持つことも必要だと思いました。
 将来、私も社会に出て働く立場になるので、「自分の健康を守ることも仕事の一部」という考えを忘れずにいたいと思います。過労死が二度と起きない社会になるように、自分にできることを考えていきたいです。


 科目担当者(細川)は「啓発授業」を取り入れ、ワークルールの重要性や権利を行使することの大切さを実感することができているように努めています。引き続き、このような機会を積極的に設けていきたいと考えています。          (文責:細川孝)                                                                                                     


本学の学生たちはこのたび、University of Hawaiʻi at Mānoa の文化教育施設 Ka Papa Loʻi ʻo Kānewai(以下 Kānewai)を訪れ、ハワイの伝統的なカロ(タロ芋)栽培と ʻāina(大地)との関わりについて学びました。Kānewai は都市ホノルルの中で、水と土地、文化、共同体をつなぐ重要な場として機能しています。
本プログラムは「Social Civic Engagement(※1)」の授業の一環として実施されました。学生たちはまず、現地スタッフから、ハワイ文化におけるカロの歴史的・精神的価値、さらに ʻauwai(水路)と loʻi(水田)がつくる伝統的な水管理システムについて説明を受けました。小川に石を積み、流れを調整する方法や、水を loʻi に安定して届ける伝統技法について学び、ハワイの農耕文化が自然との調和の上に成り立っていることを理解しました。



続いて学生たちは loʻi に入り、成長しているカロの株元に泥を盛り、茎を支える作業を体験しました。カロは上へと伸びていく植物であるため、株の周囲に泥を重ねることで茎が倒れず、より健やかに育つよう助けることができます。この作業は、長く受け継がれてきた loʻi 管理の重要な工程です。
体験中、学生たちは泥の感触、水の冷たさ、カロの力強い姿など、五感を通してハワイの ʻāina の営みに触れました。授業で学んだ文化的背景や歴史が、現地の土や水の循環とつながり、教室では得られない“生きた学び”として立体的に理解できる機会となりました。



今回のフィールドワークは、ハワイの ʻāina と文化を尊重しながら地域とのつながりを体感する機会となり、学生たちが自然・文化・共同体の関係性をより深く理解する貴重な学びとなりました。

(※1)Social Civic Engagement:地域社会の課題やニーズを理解し、現地の人々と関わりながら「社会の一員として行動する力(Community Citizenship)」を育むことを目的とした授業。


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作成者KDL藤川

作成日2017/04/26

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作成者KDL藤川

作成日2017/05/01

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