本学は、建学の精神である「浄土真宗の精神」に基づく人間育成を実現する心として5項目を示し、その中で「すべてのいのちを大切にする『平等』の心」と「人類の対話と共存を願う『平和』の心」を掲げています。創立400周年を迎える2039年を見据えた長期計画(基本構想400)では仏教SDGsを掲げ、誰一人取り残さない取り組みを推進していることから、これまで「ウクライナへの人道支援募金」の実施や「自国の政変等の影響を受ける外国人留学生に対する特別援助奨学金」の制定などに取り組んできました。
その一方で、ウクライナでは紛争が始まって以来、二か月近くが経った現在においても収束の見通しが立たない状況にあります。今、本学に求められるのはまさに大学として行える人道支援であり、本学が掲げる「仏教SDGs」の実践そのものであります。
このことから、本学は難民または避難民となったウクライナの学生を早急かつ積極的に受入れ、京都市をはじめとする学外関係団体と連携しながらオール龍谷で支援することを表明します。国際社会が深刻な状況にある今だからこそ、龍谷大学から「自省利他」の行動哲学を世界に向けて発信し、自ら実践していく必要があります。
第一段階では、本学が学生交換協定を締結しているキーウ(キエフ)大学の学生を交換留学生として2022年度前期に受入れます。
第二段階では、キーウ(キエフ)大学に限らないウクライナの学生を、日本語を学ぶ留学生別科生として2022年度後期より10 名程度受け入れます。日本語を学んだ後には、それぞれの希望にあわせて学部や大学院への進学をサポートします。
第三段階では、より多くの留学生を受入れるべく、まずは大学内外に協力を要請しながら本学における体制を整備します。
本学に留学する学生が、母国に帰ることなく日本に住み続けることができるよう、学内外機関と連携しながら自立支援をサポートします。主な支援の内容は次のとおりです。
龍谷大学グローバル教育推進センター事務部
担 当:北條、篠田、石倉
電 話:075-645-7898
FAX:075-645-2020
e-mail:r-globe@ad.ryukoku.ac.jp