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学長メッセージ 「阪神・淡路大震災20年」にあたって

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2015年1月14日

学長 赤松 徹眞

本年から20年前となる1995年1月17日の未明、私たちは、未だかつて経験したことがない激しい揺れを伴った「阪神・淡路大震災」に見舞われました。多くの建物が倒壊し、交通網やインフラは麻痺、火災も広がり、6,000名を超える方々が犠牲となり、4万数千人が負傷する大惨事となりました。悲しいことに、本学でも1名の学生が亡くなられました。また、ご家族を亡くされたり、怪我や家屋の倒壊など被害を受けた学生・関係者もたくさんおられました。日本列島は地震国であることを示唆されながらも、人工的都市計画のもとでの安全性や消費社会のもとでの豊かさや利便さを享受する日常に慣れていた私たちにとって、大震災によって失ったものの大きさは計り知れず、その実態を前に茫然と立ち尽くし、復興への歩みは不可能ではないかとさえ思えました。しかし、私たちは苦しみの中で、ともに助け合い支え合うことを通して、未来へと歩み出すことができたのではないかと思います。

この20年は、被災地及び人びととの絆の大切さが再認識された20年でもありました。従来の国や自治体主導の復興から、被災地の人びとの悲しみ、苦しさに寄り添い、人と人のつながりを縁とした、一人ひとりの自発的で主体的な行動による小さな支援が、つながり重なり合い、やがて、大きなうねりとなって動き始め、ボランティア活動が本格的に社会に広がりをもたらしました。龍谷大学からも、この大震災への支援に参加した学生及び教職員も多く、その後に自然災害が起こるたびに支援に参加し、2011年3月11日の東日本大震災には、大学としてもNPO・ボランティア活動センターを中心に多くの学生や教職員が被災地及び被災した人びとの支援に参加しています。振り返れば阪神・淡路大震災の頃に生まれた学生たちが、今、あらたな各地での災害支援活動に参加することは、心強く、頼もしいことであります。本学の建学の精神、親鸞聖人の精神の具現化の一つとしてボランティア活動に顕在化していることに意義深いものを感じずにはいられません。

阪神・淡路大震災から20年を迎えるにあたり、すべての被災者および関係者の方々に、あらためてお見舞いを申しあげるとともに、犠牲となられた方々をしのびつつ、いのち恵まれていることの不思議さ、有り難さに深く目覚め、学び、「真実を求め、真実に生き、真実を顕かにする」ことのできる人間となり、広く社会に貢献すべくともに歩んでいきましょう。

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