建学の精神に基づいて、異文化への理解と敬意を深めるとともに、自文化についての発信力を養い、グローバル化が加速する時代において、柔軟な思考と批判的精神をもって対応できるコミュニケーション能力と問題解決能力を備えた人間を育成することを目的とする。
国際学部の「教育理念・目的」を達成していくために、すべての学生一人ひとりに必要と考える、獲得すべき基本的な資質・能力、学位授与に必要とされる単位数及び単位認定の方法を次に掲げる。
○教養教育科目により保証する資質・能力 ●専攻科目により保証する資質・能力
①:建学の精神の具現化 | ○建学の精神の意義について理解している。 |
②:(③の基礎となる)「知識・技能」の修得 | ○諸学の基本を理解し、幅広い教養を身につけている。 ●グローバルなイシューやコミュニケーションに関する知識をもち、日本語と英語を適切に運用できるとともに、世界の諸事象を複眼的に分析するための知識と方法を修得している。 ●社会が必要とする職業観・勤労観と生涯を通した持続的な就業力を身につけている。 |
③:(④の基盤となる)「知識・技能を活用して、自ら課題を発見し、その解決に向けて探究し、成果等を表現するために必要な思考力・判断力・表現力等の能力(「思考力・判断力・表現力」)」の発展・向上 | ○幅広い教養を活用して多角的に思考・判断・表現することができる。 ●論理的であると同時に、柔軟な批判的精神をもち、自己の置かれた環境を、歴史的・社会的・地域的・国際的な観点から相対化し、固定観念に捉われることなく考察することができる。 |
④:主体性をもって多様な人々と協働する態度(「主体性・多様性・協働性」)の発展・向上 | ●揺るがない倫理観に基づき、多様な価値観を尊重し、チャレンジ精神と精神的な強さをもって国際的な舞台においてリーダーシップを発揮することができる。 |
国際学部の教育理念・目的および卒業認定・学位授与の方針に明示した「基本的な資質・能力」をすべての学生が獲得できるよう、教養教育科目および専攻科目から構成される、体系的かつ系統的な教育課程を編成・展開する。また、学生一人ひとりが有する学習目標に柔軟に対応できるよう学習環境・支援体制を整備する。併せて、国際学部の教育理念・目的を実現するために、常に文化の多様性と複雑さに接することができる環境を整備する。
○教養教育科目にかかる教育内容 ●専攻科目にかかる教育内容
①:建学の精神の具現化 | ○建学の精神の意義について理解するために、1年次配当(第1・第2セメスター配当)の「仏教の思想」科目(「仏教の思想A」・「仏教の思想B」)を全学必修科目として開講する。 |
②:(③の基礎となる)「知識・技能」の修得 | ○諸学の基本を理解し、幅広い教養を身につけるために、1年次配当(第1・第2セメスター配当)の教養科目(人文科学系・社会科学系・自然科学系・スポーツ科学系)を開講し、基幹科目を設置する。 ●「グローバルスタディーズ」という学問領域を学ぶために必要となる基礎的な知識を修得するため、「グローバルスタディーズA~C」を開講する。 ●英語の基礎スキルと実用的スキルを修得するため、1年次に英語集中プログラム(PEPプログラム)を配置する。 ●情報収集・分析・発信能力を身につけるため「ITリテラシーA・B」を開講する。 ●大学生活において必要な基礎的スキルの修得のために、1年次必修科目として「リサーチ方法論A・B」を開講する。 ●社会が必要とする職業観・勤労観を醸成し、生涯を通した持続的な就業力を育成するため、「キャリア啓発科目」を開設する。 |
③:(④の基盤となる)「知識・技能を活用して、自ら課題を発見し、その解決に向けて探究し、成果等を表現するために必要な思考力・判断力・表現力等の能力(「思考力・判断力・表現力」)」の発展・向上 | ○幅広い教養を活用して多角的に思考・判断・表現する能力を身につけるために、2年次配当(第3・第4セメスター配当)の教養科目(人文科学系・社会科学系・自然科学系・スポーツ科学系)を開講する。 ●専門知識を複数の言語で理解し議論できる能力を養成するために、学科専攻科目のほとんどを英語のみ、または英語・日本語併用による講義として開講する。 ●講義型科目は「グローバリゼーション」、「コミュニケーション」、「エシックス」の 3つの領域に分類して配置し、世界の諸事象を総合的かつ実践的な知識にもとづき分析できる能力の向上を図る。 ●また、学年進行に応じて、異なる 2 領域が重なる科目、さらに 3 領域が重なる総合的科目を重視するカリキュラムとする。これにより、低年次から複合的な視点での思考や分析に習熟できるようにする。 |
④:主体性をもって多様な人々と協働する態度(「主体性・多様性・協働性」)の発展・向上 | ●グローバルな舞台で活躍し、また国内外の国や地域を問わず通用する揺るがない倫理観を身につけるため、半年以上の長期留学を必修とする。 ●社会が必要とする職業観・勤労観を醸成し、生涯を通した持続的な就業力を育成するため、「キャリア形成科目」を開設する。 |
国際学部グローバルスタディーズ学科では、建学の精神に基づいて、異文化への理解を深めるとともに、自文化についての発信力を養い、グローバル化が加速する時代において、柔軟な思考と批判的精神をもって対応できるコミュニケーション能力、問題解決能力及び倫理観を備えた人間の育成を目指しています。そのため、次のような人が入学することを求めています。
したがって、高等学校等での学習では、入学までに必要な基礎学力として、様々なコミュニケーションを行う上での基本ツールとなる英語、国語を中心として、グローバルスタディーズ学科で教育を受ける上で基本となる政治・経済などのグローバルイシューと深く関連する科目を幅広く勉強し、併せて日頃から国内外の社会の動向に関心を持つことを望みます。
公募推薦入学試験 〔英語型〕 |
本学へ明確な志向と熱意を有し、特に英語の実践的な運用能力に優れ、かつ、日本を含む国際社会でリーダーシップを発揮することのできる受験生を選抜することを目的としています。 このような受験生を適正に選抜するために、出願要件や本学独自の筆記試験において「知識・技能」を、プレゼンテーションにおいて「思考力・判断力・表現力」「主体性・多様性・協働性」を中心として、総合的に評価します。 |
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公募推薦入学試験 〔専門高校等対象〕 |
高等学校の専門教育を主とする学科や総合学科の出身者を対象として、各学部での実践的な学びにおいてリーダーシップを発揮することのできる受験生を選抜することを目的としています。 このような受験生を適正に選抜するために、提出書類や小論文において「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」を、面接において「主体性・多様性・協働性」を中心として、総合的に評価します。 |
伝道者推薦入学試験 | 仏教思想の具体化のために、将来僧侶として仏教伝道を志す受験生を選抜することを目的としています。 このような受験生を適正に選抜するために、小論文において「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」を、面接において「主体性・多様性・協働性」を中心として、総合的に評価します。 |
スポーツ活動 選抜入学試験 |
一定の学力を有するとともに、スポーツや文化・芸術・社会活動等の分野において優れた能力と実績を有し、自主的に行動でき、リーダーシップを発揮することのできる受験生を選抜することを目的としています。 このような受験生を適正に選抜するために、提出書類および小論文において「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」を、面接において「主体性・多様性・協働性」を中心として、総合的に評価します。 |
文化・芸術・ 社会活動 選抜入学試験 |
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付属校推薦入学試験 | 浄土真宗本願寺派の宗門校である本学付属校での学びを通し、本学の建学の精神を理解しようとする意欲や、入学後の学修および学生生活に関する明確な志向を持ち、それにふさわしい能力を有した受験生を選抜することを目的としています。 このような受験生を適正に選抜するために、提出書類において「知識・技能」を、面接において「思考力・判断力・表現力」「主体性・多様性・協働性」を中心として、総合的に評価します。 |
教育連携校推薦 入学試験 |
浄土真宗本願寺派の宗門校での学びを通し、本学の建学の精神を理解しようとする意欲や、入学後の学修および学生生活に関する明確な志向を持ち、それにふさわしい能力を有した受験生を選抜することを目的としています。 このような受験生を適正に選抜するために、提出書類および小論文において「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」を、面接において「主体性・多様性・協働性」を中心として、総合的に評価します。 |
関係校推薦入学試験 | |
指定校推薦入学試験 | 本学の建学の精神を理解しようとする意欲や、入学後の学修および学生生活に関する明確な志向を持ち、それにふさわしい能力を有した受験生を選抜することを目的としています。 このような受験生を適正に選抜するために、提出書類および小論文において「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」を、面接において「主体性・多様性・協働性」を中心として、総合的に評価します。 |
帰国生徒 特別入学試験 |
日本以外の国・地域・文化における貴重な経験や知識を有した帰国生徒や中国引揚者等子女を選抜することを目的としています。 このような受験生を適正に選抜するために、提出書類や小論文において「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」を、面接において「主体性・多様性・協働性」を中心として、総合的に評価します。 |
中国引揚者等子女 特別入学試験 |
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社会人推薦入学試験 | 生涯を通じて学問を深めたい社会人を選抜することを目的としています。 このような受験生を適正に選抜するために、提出書類および小論文において「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」を、面接において「主体性・多様性・協働性」を中心として、総合的に評価します。 |
外国人留学生 入学試験 |
本学で学び得た能力を活かして国際的に活躍することを志す外国人学生を選抜することを目的としています。 このような受験生を適正に選抜するために、提出書類(日本留学試験の成績を含む)において「知識・技能」を、面接において「思考力・判断力・表現力」「主体性・多様性・協働性」を中心として、総合的に評価します。 |
3年次編入学・ 転入学試験 |
各学部での専門教育に必要とされる総合的な学力を有した学生や社会人を選抜することを目的としています。 このような受験生を適正に選抜するために、提出書類および本学独自の筆記試験や小論文において「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」を、面接において「主体性・多様性・協働性」を中心として、総合的に評価します。 |
2年次転学科・ 転入学試験 |
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指定校推薦 編入学試験 |
本学の建学の精神を理解しようとする意欲や、入学後の専門教育に係る学修および学生生活に関する明確な志向を持ち、それにふさわしい能力を有した学生を選抜することを目的としています。 このような受験生を適正に選抜するために、提出書類や小論文において主に「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」を、面接において主に「主体性・多様性・協働性」を総合的に評価します。 |
入試区分 | 知識 技能 |
思考力 判断力 表現力 |
主体性 多様性 協働性 |
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一般選抜入学試験 | ◎ | ○ | - |
大学入学共通テスト利用入学試験 | ◎ | ○ | - |
公募推薦入学試験〔2教科型〕 | ◎ | ○ | - |
公募推薦入学試験〔英語型〕 | ○ | ◎ | ◎ |
公募推薦入学試験〔専門高校等対象〕 | ○ | ◎ | ◎ |
伝道者推薦入学試験 | ○ | ○ | ◎ |
スポーツ活動選抜入学試験 | ○ | ○ | ◎ |
文化・芸術・社会活動選抜入学試験 | |||
付属校推薦入学試験 | ○ | ○ | ◎ |
教育連携校推薦入学試験 | ○ | ○ | ◎ |
関係校推薦入学試験 | ○ | ○ | ◎ |
指定校推薦入学試験 | ○ | ○ | ◎ |
帰国生徒特別入学試験 | ○ | ○ | ◎ |
中国引揚者等子女特別入学試験 | |||
社会人推薦入学試験 | ○ | ○ | ◎ |
外国人留学生入学試験 | ○ | ○ | ◎ |
3年次編入学・転入学試験 | ○ | ◎ | ○ |
2年次転学科・転入学試験 | |||
指定校推薦編入学試験 | ○ | ○ | ◎ |