Need Help?

About

大学紹介

先端理工学部の「教育理念・目的」と「3つの方針」

<2020年度入学生>

先端理工学部の教育理念・目的

建学の精神に基づいて、自然・社会と科学との調和を重視し、幅広い教養と理工学の各専門分野における基礎知識・技能を身に着け、持続可能な社会の発展に貢献できる高い倫理観を持った技術者・研究者を育成することを目的とする。


卒業認定・学位授与の方針[学士(理学)]

先端理工学部の「教育理念・目的」を達成していくために、すべての学生一人ひとりに必要と考える、獲得すべき基本的な資質・能力、学位授与に必要とされる単位数及び単位認定の方法を次に掲げる。

先端理工学部の学生に保証する基本的な資質・能力

○教養教育科目により保証する資質・能力 ●専攻科目により保証する資質・能力

①:建学の精神の具現化 ○建学の精神の意義について理解している。
●物事を正しく捉え、理解しようとする姿勢を持ち、高い倫理観を持って行動できる。
●人・もの・自然を大切にしながら、その多様性を理解し、それらと調和する科学・技術を志向できる。
②:(③の基礎となる)「知識・技能」の修得 ○外国語を媒介としたコミュニケーション能力の基礎を身につけている。
○諸学の基本を理解し、幅広い教養を身につけている。
●自然科学・情報技術等の理工学の基礎、ならびに各課程の専門分野における基礎知識・技能(※別表参照)について、基本原理を理解したうえで身につけている。
●自身の専門分野に関する知識や技能が社会とどのように関わるかを考えられる。
③:(④の基盤となる)「知識・技能を活用して、自ら課題を発見し、その解決に向けて探究し、成果等を表現するために必要な思考力・判断力・表現力等の能力(「思考力・判断力・表現力」)」の発展・向上 ○外国語を媒介としたコミュニケーション能力の基礎を活用して異文化を理解できる。
○幅広い教養を活用して多角的に思考・判断・表現できる。
●論理的で柔軟な思考力を使って知識をつなぎ、組み合わせ、他分野とも協調しながら課題を解決できる。
●広い視野と深い洞察力を併せ持ち、豊かな創造性を発揮できる。
●日本語および外国語を使って様々な人とコミュニケーションを図れる。
④:主体性をもって多様な人々と協働する態度(「主体性・多様性・協働性」)の発展・向上 ●様々な事柄に興味・関心を持ち、自ら目標をもって粘り強く学べる。
●多様な経験と身につけた知識・技術に裏打ちされた自信をもち、自らを肯定的にとらえ、何事にも挑戦できる。

【別表】

学位 課程 基礎知識・技能
理学 数理・情報科学 課程 (基礎知識) ・論理的に考える力を養う数学やプログラミングなどに関する基礎知識
(基礎技能) ・課題を数理的に表現・分析し、解決方法を見い出す基礎技能
(社会・産業で発揮されるべき能力) ・数理科学と情報科学の基礎知識・技能を活かし、変化の大きい未来に柔軟に対応する能力

学位授与に必要とされる単位数及び卒業認定の方法

  1. 学部に4年以上在学し、所定の科目を履修しその単位を修得したものに対し、学長は教授会の議を経て卒業を認定する。
  2. 卒業認定を受けるためには、所定の124単位以上の単位数を必要とする。
  3. 卒業認定を受けるためには、「特別研究」に合格しなければならない。

卒業認定・学位授与の方針[学士(工学)]

先端理工学部の「教育理念・目的」を達成していくために、すべての学生一人ひとりに必要と考える、獲得すべき基本的な資質・能力、学位授与に必要とされる単位数及び単位認定の方法を次に掲げる。

先端理工学部の学生に保証する基本的な資質・能力

○教養教育科目により保証する資質・能力 ●専攻科目により保証する資質・能力

①:建学の精神の具現化 ○建学の精神の意義について理解している。
●物事を正しく捉え、理解しようとする姿勢を持ち、高い倫理観を持って行動できる。
●人・もの・自然を大切にしながら、その多様性を理解し、それらと調和する科学・技術を志向できる。
②:(③の基礎となる)「知識・技能」の修得 ○外国語を媒介としたコミュニケーション能力の基礎を身につけている。
○諸学の基本を理解し、幅広い教養を身につけている。
●自然科学・情報技術等の理工学の基礎、ならびに各課程の専門分野における基礎知識・技能(※別表参照)について、基本原理を理解したうえで身につけている。
●自身の専門分野に関する知識や技能が社会とどのように関わるかを考えられる。
③:(④の基盤となる)「知識・技能を活用して、自ら課題を発見し、その解決に向けて探究し、成果等を表現するために必要な思考力・判断力・表現力等の能力(「思考力・判断力・表現力」)」の発展・向上 ○外国語を媒介としたコミュニケーション能力の基礎を活用して異文化を理解できる。
○幅広い教養を活用して多角的に思考・判断・表現できる。
●論理的で柔軟な思考力を使って知識をつなぎ、組み合わせ、他分野とも協調しながら課題を解決できる。
●広い視野と深い洞察力を併せ持ち、豊かな創造性を発揮できる。
●日本語および外国語を使って様々な人とコミュニケーションを図れる。
④:主体性をもって多様な人々と協働する態度(「主体性・多様性・協働性」)の発展・向上 ●様々な事柄に興味・関心を持ち、自ら目標をもって粘り強く学べる。
●多様な経験と身につけた知識・技術に裏打ちされた自信をもち、自らを肯定的にとらえ、何事にも挑戦できる。

【別表】

学位 課程 基礎知識・技能
工学 知能情報メディア 課程 (基礎知識) ・情報メディア学・知能情報学・情報コミュニケーションに関する基礎知識
(基礎技能) ・プログラミング技術・情報ツールの取扱い・技術文書の作成に関する基礎技能
(社会・産業で発揮されるべき能力) ・情報を分析しアルゴリズムに基づいてシステム構築する能力
電子情報通信 課程 (基礎知識) ・AI、ネットワーク、デバイスなどの電子・情報・通信工学の基礎知識
(基礎技能) ・電子・情報・通信工学のぞれぞれの専門領域に対応できる基礎技能
(社会・産業で発揮されるべき能力) ・電子・情報・通信工学の様々な課題に主体的・積極的に対応できる能力
機械工学・ ロボティクス 課程 (基礎知識) ・材料力学・機械力学・流体力学・熱力学等の機械工学に関する基礎知識
・電子制御・制御工学等のロボティクスに関する基礎知識
(基礎技能) ・機械やロボットの解析、設計、製作および実験に関する基礎技能
(社会・産業で発揮されるべき能力) ・既存の機械やロボットを理解し運用する能力
・新しい機械やロボットを創造する能力
応用化学 課程 (基礎知識) ・物理化学・無機化学・有機化学等の化学に関する基礎知識
(基礎技能) ・化学物質の取り扱いおよび化学実験等に関する基礎技能
(社会・産業で発揮されるべき能力) ・化学物質を化学製品・材料に応用する能力
・化学物質がもつ環境に対する影響力についての理解力
環境生態工学 課程 (基礎知識) ・生物・生態系・都市環境工学に関する基礎知識
(基礎技能) ・環境を定量・評価・管理する基礎技能
(社会・産業で発揮されるべき能力) ・人間活動の生物や環境への影響を把握し、環境の理解や問題解決に応用する能力

学位授与に必要とされる単位数及び卒業認定の方法

  1. 学部に4年以上在学し、所定の科目を履修しその単位を修得したものに対し、学長は教授会の議を経て卒業を認定する。
  2. 卒業認定を受けるためには、所定の124単位以上の単位数を必要とする。
  3. 卒業認定を受けるためには、「特別研究」に合格しなければならない。

教育課程編成・実施の方針

先端理工学部の「教育理念・目的」、「卒業認定・学位授与の方針」に明示したすべての学生に必要な基本的な資質・能力が獲得できるよう、多数の教養教育科目及び専攻科目から構成される、体系的かつ系統的な教育課程を編成する。また、学生一人ひとりが有する学修目標に柔軟に対応できるように学修環境の向上・学修支援体制を整備する。

先端理工学部の教育内容

○教養教育科目にかかる教育内容 ●専攻科目にかかる教育内容

①:建学の精神の具現化 ○建学の精神の意義について理解するために、「仏教の思想」科目(「仏教の思想A」、「仏教の思想B」)を必修科目として開講する。
●建学の精神、人・もの・自然の多様性を正しく理解できる人材を育成するため、幅広い教養と豊かな人間性を養う。それに加え、自然・社会と科学との調和にもとづき、技術者・研究者としての倫理観、責任について自ら考える力を身につけさせる。
②:(③の基礎となる)「知識・技能」の修得 ○外国語を媒介としたコミュニケーション能力の基礎を身につけるために、1年次配当の言語科目(英語および英語以外の複数の外国語科目)を開講する。
○諸学の基本を理解し、幅広い教養を身につけるために、1年次配当の教養科目(人文科学系・社会科学系・自然科学系・スポーツ科学系)を開講し、選択必修科目を設置する。
●各専門領域の学修内容を理解し、自ら考えるために必要な、数学・物理学・化学・生物学等の自然科学に関する基礎学力、およびデータの処理・解析を含む基本的な情報リテラシーを身につけさせる。
●各専門分野の学問が社会にどのように関わり、大学での学修が将来の仕事にどのようにつながるかを考えさせ、学修の動機付けを行うとともに、自己学修の習慣を身につけさせる。
●学生が主体的に学ぶ事のできる教育課程を編成し、各専門分野の基礎となる知識・技能を身につけさせる。
●学生の個々の力を伸ばすため、各学生の能力を考慮した教育課程を設ける。
③:(④の基盤となる)「知識・技能を活用して、自ら課題を発見し、その解決に向けて探究し、成果等を表現するために必要な思考力・判断力・表現力等の能力(「思考力・判断力・表現力」)」の発展・向上 ○外国語を媒介としたコミュニケーション能力の基礎を活用して異文化を理解する能力を身につけさせるために、2年次配当の言語科目(英語および英語以外の複数の外国語科目)を開講する。
○幅広い教養を活用して多角的に思考・判断・表現する能力を身につけさせるために、2年次配当の教養科目(人文科学系・社会科学系・自然科学系・スポーツ科学系)を開講する。
●専門分野および他分野を含む幅広い知識・技能を組み合わせながら、課題に取り組ませ、思考力・課題解決力を養う。
●特別研究においては、専門分野の基礎的な知識・技能を組み合わせて応用的な課題に取り組ませ、専門分野のより深い理解と探究を促す。
●日本語による文章読解力・傾聴力、実験結果や自身の考えなどを適切に表現できる記述力、対話力、発表力を身につけさせる。
●各学生が既に獲得している外国語能力に合わせた教育を行い、外国語を使ったコミュニケーション能力(読む、聞く、書く、話す)を向上させる。
④:主体性をもって多様な人々と協働する態度(「主体性・多様性・協働性」)の発展・向上 ●インターンシップやアクティブ・ラーニング、プロジェクト・ベースト・ラーニングを含む正課内および正課外での活動機会を提供し、学生が主体的に行う多様な学修を促す。
●分野横断型を含む学修プログラムを整備し、学生に、自身の専門分野にとどまらないより幅広い学修を促す。

教育方法

  • 学生が自らの学修目的にあわせて各科目の性格やその科目の開講時期を考慮しながら系統的に履修できるよう科目(講義・演習・講読・実技・実験・実習等)を開設する。
  • 全ての科目は、講義概要・到達目標・講義方法・授業評価の方法・授業計画等を掲載したシラバスに沿って実施する。

学修成果の評価

  • 学修成果の有無やその内容を評価するために、科目の特性に応じて、おおよそ次の4種類の方法のうちのひとつまたは複数を合わせて評価を行う。
    • ①筆答試験による評価
    • ②レポート試験による評価
    • ③実技試験による評価
    • ④授業への取組状況や小テストなど、担当者が設定する方法による評価
  • 「特別研究」の評価は、論文等の成果物の評価と口述試問評価によって行う。

入学者受け入れの方針

先端理工学部では、建学の精神に基づき、自然・社会と科学との調和を重視し、幅広い教養と理工学の各専門分野における基礎知識・技能を身につけ、持続可能な社会の発展に貢献できる高い倫理観を持った技術者・研究者を育成することを目的としています。

そのため、次のような人が入学することを求めています。

  1. 各専門分野における大学での学修の基盤となる、知識、思考力、判断力、情報収集力(文章読解力)、表現力を有している人
  2. 大学での学修を通じて自己を成長させ、大学で学んだことを活かして自らのキャリアを形成し、社会貢献する意欲をもっている人
  3. 自分自身で課題を見つけ、その課題を主体的に解決し成果をあげた実績がある、あるいは解決する意志がある人
  4. 専門分野に関心を持ち、その学修に取り組む意欲がある。専門以外の様々な事柄を学び、また様々な専門や立場を持つ人とのかかわりを通じて、多様な考え方を知り、教養を広げ、深めようとする意欲がある人

ついては、高等学校等での学習では、科学技術を学ぶうえで不可欠な英語・数学・理科を中心に、先端理工学部で教育を受けるうえで基本となる高校での教科を幅広くしっかりと勉学していることを望みます。