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大学紹介

農学研究科(食農科学専攻)の「教育理念・目的」と「3つの方針」

龍谷大学の教育理念・目的

建学の精神に基づき「真実を求め、真実に生き、真実を顕かにする」ことのできる人間を育成する。
龍谷大学の教育理念・目的を実現するために設置された学部・研究科は、広く社会に貢献できる教養教育・専門教育及びより高度な専門教育・研究を体系的かつ組織的に行うにあたり、各学問分野の独自性を活かしつつ、社会の要請等を踏まえた教育理念・目的を掲げ、学位授与の方針、教育課程編成・実施の方針、入学者受入れの方針を一体的に策定する。

教育理念・目的

建学の精神に基づいて、高い倫理観と高度な専門知識、技能を併せ持ち、「食」と「農」に関わる諸課題の解決と持続可能社会の実現、地域社会の活性化に寄与し、「食」と「農」を対象とした学問研究の発展に貢献できる人材を養成することを目的とする。


学位授与の方針

学位授与の方針(DP)

農学研究科の「教育理念・目的」に基づき、以下の基本的な資質を備えるに至った大学院生に修士(食農 科学)の学位を授与する。

■学生に保証する基本的な資質

○建学の精神

  • 仏教、ことに浄土真宗に根ざす建学の精神の意味を深く理解している。
  • 建学の精神に基づいて、豊かな人間性と高い倫理観をそなえ、社会的責務に対する自覚を持っている。

○知識・理解・技能

  • 「食」や「農」に関し、現実社会において如何なる問題が生じているのかを適切に把握することができる。
  • 「食」や「農」に関する諸課題の解決策を考究するための自然科学的・社会科学的な高度専門知識、技法を修得している。
  • 「食」や「農」に関わる最先端の研究成果を理解し、その中から現実問題の解決に役立つものを見抜く能力を修得している。

○思考・判断・表現

  • 修得した学問的な知識と実験・実習によって培われた技能を活用しながら現実課題の解決策を考究する能力を有している。
  • 導出した解決策の妥当性・正当性を学問的な視点のみならず倫理面も加味しながら判断する能力を有している。
  • 学修・研究によって得られた成果を整理・記述・公開するための専門的なスキルを修得している。

○興味・関心・態度

  • 国内外の「食」や「農」に関わる現実問題の解決に強い関心を持っており、その解決に高い倫理観を持って取り組む強い志を有している。
  • 「食」や「農」に関わる諸課題の解決を主導・牽引するポジションに就くことの責任を自覚している。
  • 「食」や「農」に関する専門分野の研究に積極的に取り組む意欲を持っている。

教育課程編成・実施の方針(CP)

修士課程においては、「食」や「農」に関わる諸課題を多様な観点から捉え、その解決に専門分野の方法論のみならず、学際的なアプローチも駆使して取り組むことのできる人材の養成を目的とする。高度な専門的知識を身に付け、農学本来の姿である「自然科学と社会科学の総合」、「倫理的な価値判断」を意識しながら「食」や「農」に関わるローカル・グローバル双方の問題に対処できる人材、修得した知識・スキルを活用し、地域社会・地域農業の再生・活性化に貢献できる人材、「食」や「農」に関わる実社会・現場において高い専門性や能力が求められる職業を担うことのできる人材、さらに高度な研究に取り組むために博士後期課程へ進学する人材を養成する。そのために次のような方針で教育課程を編成・実施する。

○「食」や「農」に関連する高度な学問的専門知識を講義と演習により修得させる。

○「食」や「農」に関わる未解明の基礎科学的問題及び現実的な問題に対するアプローチの仕方、論理的 思考法、実験手技、実態調査方法、データ分析手法を修得させるとともに、生命・環境・社会等に対する倫理観を養わせる。

○大学院生各自の関心領域及び研究課題に対応するために指導教員を選定し、当該指導教員が担当大学院生の学修・研究が円滑に進むよう、きめ細やかな履修指導、研究指導を行う。

○教員との闊達な討議を通して、大学院生が自身の課題研究に積極的に取り組み専門論文を作成できるよう支援するとともに、研究倫理や研究不正に対する大学院生の意識を向上させる。

○「食」や「農」に関わる課題の解決をリードするという使命感を自覚させる。

○研究成果を学会報告や専門論文として公表することを奨励し、プレゼンテーション能力やコミュニケーション能力、討論の技術を養わせる

入学者受け入れの方針(AP)

修士課程では、「食」や「農」に関わる高度かつ先端的な研究成果を正しく理解・修得し、それらを活用しながら現実的な課題の解決に取り組むことのできる人材を養成する。そのため、次のような関心・目標等を持った人を受け入れる。

○「食」や「農」に関わる専門分野の基礎的な知識を修得している人

○「食」や「農」に関する専門分野の研究に積極的に取り組む強い意志を有する人

○「食」や「農」に関わる現実問題の解決に強い関心のある人

学位授与の方針(DP)

農学研究科の「教育理念・目的」に基づき、以下の基本的な資質を備えるに至った大学院生に博士(食農 科学)の学位を授与する。

■学生に保証する基本的な資質

○建学の精神

  • 仏教、ことに浄土真宗に根ざす建学の精神の意味を深く理解している。
  • 建学の精神に基づいて、豊かな人間性と高い倫理観をそなえ、社会的責務に対する自覚を持っている。

○知識・理解・技能

  • 「食」や「農」に関わる学問領域における新知見・技法を考究・開発するために必要となる高度かつ広範な学問的知識を修得している。
  • 高度専門的な実験手技や実習・調査手法を修得している。
  • 「食」や「農」に関わる現場の実態に精通している。

○思考・判断・表現

  • 修得した学問的知識・技能と高度専門的な実験・実習による検証に基づき、「食」や「農」に関わる学問領域における新知見・技法を開発するための研究手順、思考方法を修得している。
  • 得られた知見・技法の妥当性・正当性を自然科学・社会科学の両側面のみならず、倫理面からも吟味・検証・判断することができる。
  • 導出した新知見・技法を国際社会及び国際的な学会等に向けて発信するためのスキルを身に付けている。

○興味・関心・態度

  • 国内外の「食」や「農」に関わる現実問題の解決とそのための新知見・技法の開発に強い関心を持っている。
  • 「食」や「農」に関わる学問の発展に寄与しようとする強い志を有する。
  • 「食」や「農」に関わる諸課題の解決とそれを通した持続可能社会・循環型社会の実現、「食」と「農」 を柱とした地域社会の再生・活性化に学問として取り組む強い使命感を持っている。

教育課程編成・実施の方針(CP)

博士後期課程においては、修士課程の学修で身に付けた深い学識と研究能力、実務で得た知識・技能・経験を土台とし、「食」や「農」に関わる専門領域において高度で国際的な水準の創造的研究を行うことのできる自立した研究者、国内外の研究機関(大学、公的機関、民間企業の研究施設等)で活躍し、「食」や「農」 に関わる学問・科学の発展に貢献できる人材、自然科学及び社会科学の両側面から「食」と「農」を中心とした地域社会の再生に研究として取り組むことのできる人材を養成する。目指しているのは、「食」や「農」 に関わる諸課題の解決に必要となる新たな知見や技法を開発・考究することのできる人材の養成である。そのために次のような方針で教育課程を編成・実施する。

○「食」や「農」に関わる最先端の課題研究と独創的な論文作成への指導を通して、大学院生に、自ら主体的に研究を展開する態度、論理的な思考法、発展的課題の設定法、課題を考究するためのより高度な研究方法、生命・環境・社会等に関わる高度な倫理観を修得させる。

○研究の成果を国内外に向けて公表することをより積極的に促し、大学院生のプレゼンテーション能力、コミュニケーション能力を一層高める。そして、自己の研究が客観的に評価される機会を数多く経験させる。

○大学院生各自の関心領域及び研究課題に対応するために指導教員を選定し、当該指導教員が個々の大学院生のニーズに応じたきめ細かな研究指導を行うとともに研究倫理や研究不正に対する大学院生の意識を向上させる。

○研究成果を社会に還元することや研究によって社会に貢献するという態度、「食」と「農」を中心とした地域活性化・地域再生、持続可能社会の構築に自身の研究を役立てるという意識を植え付ける。

○「食」や「農」に関わる学問研究の発展に寄与するという強い志を確立させる。

入学者受け入れの方針(AP)

博士後期課程では、「食」や「農」に関わる課題解決に役立つ新たな理論、知見、技法を創造・発見することのできる人材を養成する。そのため、次のような関心・目標等を持った人を受け入れる。

○「食」や「農」に関わる専門的かつ高度な知識を修得している人

○「食」や「農」に関わる学問の発展に尽くす意欲を強く持つ人

○「食」や「農」に関わる現実問題の解決及びそのための新知見・技法の開発に強い関心のある人