Need Help?

Faculties

学部紹介

合格者の声(法科大学院入試)

横山 梨名さん(2024年3月法学部卒業)
〈合格先〉明治大学法科大学院(授業料全額免除・入学金返還、教育充当費免除)・
法政大学法科大学院(授業料全額免除)

法職課程相談室は、法科大学院を目指すうえで是非活用してほしい制度です。

私は主に、法科大学院の志望理由書について相談室を利用させていただきました。志望理由書を書く時期というのはおそらく、試験の2~3か月前という直前期にあたると思います。そのような勉強にラストスパートをかけている時期に志望理由書を書くことは億劫であり、おろそかにしてしまいがちです。しかし、志望理由書に配点を高く振っている法科大学院は多く、実際に私が受験した学校では1科目分に相当する配点が振られていました。すなわち、志望理由書の重要性は高いということです。一方で、書き方や書く内容が分からないという問題に直面すると思いますが、相談室を活用すれば解決することが多いです。志望理由書では、法曹を志望する志望動機や活動実績等について書き、法曹としての資質の有無が見られます。一例として、法曹として解決したいと思う問題を取り上げ、その問題と対応する将来のイメージを書くなどがありますが、文章にすると、文章の一貫性に欠けている場合や、自分の伝えたいことが読み手に上手く伝わらないことが多いです。その点、相談室では評価する側の視点からの添削がもらえて、伝わっていない部分や改善点を細かに教えてくださり、また参考例文も作成してくださり、それも有益でした。

特に志望動機の事象を抽象的に書くのではなく、より具体的な事実を挙げてそれを文章化にするということを強く指導され、それを意識して志望理由書を作成しました。

自分の認識では具体的に書いていると思っているのですが、やはり不十分なところもあり、そこを指摘してくださったことも志望理由書作成に非常に役立ちました。

また、書くことが十分に決まってない場合であっても、相談者と会話をするなかで話のタネは見つかります。

私が内容の濃く、良い志望理由書を完成することが出来たのは、相談室を利用し、幾度も添削を受けたからだと思います。その甲斐あって全体的に高得点をもらうことができ、上位合格することが出来ました。さらに、添削のみならず、勉強方法や分からない問題も丁寧に教えてくださりましたし、法政大学法科大学院の奨学生試験のズーム面接対策として、相談員の方が私の志望理由書を前提にA4用紙4枚もの想定問答集を作成してくださったので、面接を前に気持ちが落ち着きました。

何か困ったことがあれば一人で考えこまずに、相談室を利用することを強くお勧めします。

衣笠 翔也さん(法学部3年次合格)
〈進学先〉神戸大学(3年次特別)
〈合格先〉立命館大学(E特別方式、授業料1年間免除)

1.法職課程について

私は、法職課程の法学基礎マスター講座、法科大学院入試対策ゼミ、法職課程研修室を活用して勉強していました。 まず、法学基礎マスターですが、この講座は映像資料がメインのもので、量も膨大です。しかし、これらの知識は名前の通り「基礎」知識であり、これらの知識は有していることは大学院、司法試験においては必須であるため、とにかく早く終わらせることを意識して勉強していました。 次に、法科大学院入試対策ゼミですが、こちらは龍谷大学OBの弁護士の方による論述試験を見据えた対面型のゼミとなっています。論述試験の対策はいかに早く始めるかがポイントだと思います。法的な文章の書き方や表現方法、文法など法的な知識以外の技術が求められ、これらはやればやるほど上達します。さらには、司法試験を突破された弁護士の方々による丁寧な添削をしていただける非常に素晴らしいゼミになっています。また、授業以外にも弁護士の先生から実務的なお話が聞けたりとモチベーションの継続にも良いゼミだと思いますので、まだ知識が追いついてない人であっても参加してほしいと思います。 最後に、法職課程研修室では、一人一つ机とロッカーを貸し出してもらい集中して勉強できる環境でした。実際に、私も朝から夜までここで勉強させてもらえたことが合格につながったと思います。

2.法科大学院対策について

私は、本格的に対策を始めたのは3年生の4月ですが、それまでも、他の法律系の資格試験を受験したり、法律系サークルで仲間たちと勉強するなどしていました。そのため、基本的な知識は少しありましたが、到底大学院を受験することはできないレベルでした。そこから、大学院合格まで到達したのは、徹底したスケジュールにあると思っています。過去問を大量に読み、的確にゴールを分析し、そこまでのスケジュールを設定しこなしていったことは大きかったと実感しています。そのため、これから法科大学院を目指す方達には、ぜひゴールから逆算したスケジュールを設定し、合格目指して勉強して欲しいです。

3.最後に

ここまで、基礎マスター講義などのお話をしてきましたが、私は法科大学院合格に1番大事なのは学部の先生方の授業だと思います。私自身、3年生までは授業をおろそかにしており、かなり後悔している点も多くあります。もちろん、大学院によっては学部の評定も重要になるという意味でも授業は大事ですが、大学院の入試の問題を作って採点をしていただくのは、研究者である先生方です。そのため、予備校や実務家の方々からの添削も大事ですが、最も入試に直結するような評価をいただけるのは、学部の先生方の授業です。そのため、学部の授業もおろそかにすることなく頑張って欲しいです。