2013年9月
9月24日(火)~30日(月)は結核予防週間!
~日本では、1日に62人が結核を発症しています~
結核は「現代」の病気
結核は「過去」の病気と思っていませんか?
結核は、今でも全国で毎日62人の新しい患者が発生し、6人が命を落としている重大な感染症です。
風邪のようで風邪じゃない?
結核の初期症状はあまりはっきりしたものではありません。
咳やタンが2週間以上続いたり、体の具合が良くなったと思ったら、また悪化したりします。
こんな時は、すぐに医療機関を受診しましょう!
- 咳が2週間以上続く
- 痰が出る
- 体がだるい
- 食欲がわかない
- 急に体重が減る
- 微熱が続く
結核が怖いのは気づかずに周囲にうつしてしまうこと!
結核とは、結核菌によって主に肺に炎症が起こる病気です。結核患者の咳などで、結核菌が飛び散り、周りの人がそれを吸い込むことで感染します。
結核菌を吸い込んだからと言って、必ず発病するわけではありませんが、免疫力が弱くなっていると発病しやすくなります。
結核に感染しても薬をきちんと飲めば治ります!
現在は、結核によく効く薬剤ができ、3~4種類の抗結核薬を6~9ヶ月間服用すれば治癒できるようになりました。
しかし、症状が消えたからと言って、治療の途中で服用を止めてしまっては治りません。逆に結核菌が薬に強くなってしまい(耐性がついて)、薬が全く効かない多耐性菌に変化してしまうこともあります。医師の指示に従って、最後まできちんと薬を飲み続けることがとても大切です。
免疫力を高めて普段の生活から予防!
次のような項目に留意し、普段から抵抗力をつけるような生活を心がけましょう。
- 睡眠はしっかりとりましょう
- 栄養バランスのとれた食生活を心がけましょう
- 適度な運動を習慣づけ、心身ともにリラックスした毎日をおくりましょう
- たばこを吸わない
参考資料:「結核の常識2013」 公益財団法人結核予防会(JATA)