Need Help?

News

ニュース

2022.10.07

教員4名を招いて、ピア・サポーター研修を実施【経済学部】

 経済学部では、「授業内ピア・サポーター(PS)」制度を2016年度に確立し、定期的に大規模な研修を行っています(毎週の昼研修もあります)。今学期は履修説明会に合わせて、実際に後期に基礎演習Iを担当する教員4名を講師として招いて、ハイフレックス型の研修を実施しました。

 ここでハイフレックス型とは、対面で参加する教室の様子をライブ中継して、オンライン上からも自由に参加できる仕組みです。三密を避ける工夫と共に、遠隔から出席する学生の便宜も図りました。

 今回の研修は、実際に教員がどのような観点から基礎演習Iを行っているか、入門演習との連続性や発展性は何か、1年生後期はどのように過ごすべきか、などの論点を考えることになりました。

 この研修は経済学部の学生全員に公開されたので、履修説明会に引き続き参加していた1年生や上級生もいました。

 研修の内容として、まず夏休みの振り返りなど小グループの自己紹介から始まり、学修ガイドに載っている学びの基礎(聴く、読む、調べる、書く、伝える)やPSの役割(伝達役・模範役・世話役)を確認しました。

 その後、4名の先生に、基礎演習の意義、PSへの期待などを語っていただきました。例えば、PSや1年生に次のような助言がありました。

・世話役に期待。報告・連絡・相談を欠かさないこと。
・PSは一歩下がって、謙虚なぐらいがちょうど良い。
・本・新聞を読もう! 冒険をしよう!
・PSは教員と学生の橋渡しとして期待している。
・《研究する》という側面で、入門演習も基礎演習も専門の演習も連続性がある。根拠があって主張することが大事。
・徐々に、担当教員の専門性が高まっていく。自分の関心が整理されていく。PSには経済学部の学修見取り図を期待(様々な先生に接しているので)。

 経済学部では、引き続き、学生が授業へ積極的に関与できる空間作りに取り組んでいきます。

 以下、研修の詳細です。
--------------------------------------
日時:2022年9月9日(木金)11:45~13:15
場所:22号館102教室、およびオンライン会議システム
対象:現役のPS、および1年生などPSに興味がある人;教職員(任意)
司会:滋野正道(経済学部非常勤講師)
講師:小瀬一、新豊直輝、高谷真城、森瑞季の各氏(基礎演習Iの担当教員)

参加人数:およそ50名(教員7名を含む)

【タイムテーブル】
11:45〜開会・趣旨説明

11:55-12:35  第1部 担当教員の発表 
12:35-13-10  第2部「ワークショップ」
12:35-13:00  小グループ(PS3名、1年生数人)による話し合い
13:00-13:10  上記の話合いをプレゼン、黒板などで共有。

13:10-13:15 まとめと閉会挨拶

(参考リンク)
〇山本堅一氏の動画(一例;教職員とのメールのやり取りで気をつけたいこと)
○1年生の見学者を招いて、ハイフレックス型のピア・サポーター研修を実施
○メンターを招いて、ピア・サポーター研修を実施
○第2回授業内ピア・サポーター研修を実施
○授業内ピア・サポーターと1年生の合同研修を実施
○新入生・在学生の不安を軽減する試み
○ウェブによるピア・サポーター研修を実施