2025.09.18
「龍谷の森」が地域生物多様性増進法に基づく「自然共生サイト」に認定【サステナビリティ推進室】
~「自然共生サイト」認定でネイチャーポジティブの実現へ~
環境省では、「民間の取組等によって生物多様性の保全が図られている区域」を「自然共生サイト」に認定する仕組みを令和5年度から開始し、更に本年4月には、自然共生サイトを法制化した「地域生物多様性増進法」が施行されました。
この度、本法に基づく初めての認定として、201か所を自然共生サイトとして認定され、龍谷大学瀬田キャンパスに隣接する里山林「龍谷の森」においても、9月16日付で地域生物多様性増進法に基づく「自然共生サイト」に認定されました。
詳細な情報は、環境省の報道発表をご覧ください。
(詳細)https://www.env.go.jp/press/press_00761.html
2025年9月30日(火)に、砂防会館(東京都千代田区)において「令和7年度 自然共生サイト認定式」が執り行われ、本学も参加予定です。
瀬田キャンパスに隣接し、約38haという広大な土地に広がる「龍谷の森」は、学生向けのフィールドワーク実習の場として利用するとともに、地域住民と連携した取り組みも行ってきたことなどにより、生物多様性が保全されている点が評価され、2024年3月18日に関西の私立大学で初めて環境省の「自然共生サイト」に認定されました。
また、龍谷大学は、世界的に深刻化する生物多様性の急速な喪失を背景として、「龍谷大学ネイチャーポジティブ宣言」(2024年3月1日付)を発出しました。
日本の大学では初めてネイチャーポジティブに関する宣言の発出となり、これまで宣言の具現化を推進する取組みを行ってきました。
「龍谷の森」は、まさにネイチャーポジティブ宣言の具現化を図る場として、自然共生サイト認定から様々な取組みがなされてきました。
【「龍谷の森」での取組み(一例)】
◆第4回龍谷大学学生気候会議2024(瀬田)を開催
2024年11月30日(土)に瀬田キャンパスにて、龍谷大学学生気候会議を開催しました。
「森林のCO2収支」を学ぶとともに、「龍谷の森」をテーマにしたワークショップが行われました。
(詳細)https://www.ryukoku.ac.jp/nc/news/entry-15825.html
◆台湾農業部林業及自然保育署及新竹分署および里山賽夏との友好森林関係にかかる覚書を締結
2025年2月10日、「龍谷の森」と農業部林業及自然保育署とサイシャット族が共同管理する原生林に関する友好森林関係を結びました。
(詳細)https://retaction-ryukoku.com/3340
◆「龍谷の森」ゴミ拾いボランティア活動を実施
2025年6月22日(日)に、「龍谷の森」が持つ豊かな自然環境を守り、生物多様性の維持・向上に貢献することを目的とし、ゴミを拾うボランティア活動を学生と教職員で実施しました。
(詳細)https://www.ryukoku.ac.jp/nc/news/entry-16822.html
●ネイチャーポジティブ宣言
龍谷大学は、日本の大学で初めてネイチャーポジティブ宣言を発出した大学として、生物多様性保全に資する取組を先導するべく教育研究や人材育成等に注力し、持続可能な社会の実現をめざしています。
●本学のサステナビリティに関する情報発信について
本学のサステナビリティに関する情報発信は、様々な媒体で発信していますので、是非フォローしてください。
⇩画像をクリックいただくと、詳細をご覧いただけます⇩