Need Help?

News

ニュース

2025.10.02

龍谷大学が「令和7年度 自然共生サイト認定式」にて認定証を授与【サステナビリティ推進室】

~「ネイチャーポジティブ宣言」の更なる具現化へ~

環境省では、民間の取組等によって生物多様性の保全が図られている区域を認定する「自然共生サイト」制度を2023年度から推進しており、龍谷大学瀬田キャンパスに隣接する里山林「龍谷の森」は2024年3月18日に関西の私立大学で初めて「自然共生サイト」に認定されました。

 

龍谷大学は、世界的に深刻化する生物多様性の急速な喪失を背景として、日本の大学では初めて「龍谷大学ネイチャーポジティブ宣言」を発出しており、「龍谷の森」をネイチャーポジティブ宣言の具現化を図る場として、「自然共生サイト」認定後も様々な取組みを実施してきました。


琵琶湖と龍谷の森

 

2025年4月には、「自然共生サイト」制度を法制化した地域生物多様性増進法が施行されており、この度、本法に基づく初めての審査が行われ、「龍谷の森」を含む201か所が「自然共生サイト」として認定されました(2025年9月16日付)。

 

(詳細)地域生物多様性増進法に基づく「自然共生サイト」の認定(令和7年度第1回)について | 報道発表資料 | 環境省

 


「自然共生サイト」認定証を持つ深尾副学長

 

2025年9月30日に、砂防会館(東京都千代田区)において執り行われた「令和7年度自然共生サイト認定式」では、環境省自然環境局長の堀上勝氏が今回認定されたすべての自然共生サイトに認定証を授与した後、「新法に基づく自然共生サイト認定第1号のみなさんは、歴史的な転換点にいることを自覚しながら今後活動していってほしい」と挨拶されました。

 


自然共生サイト認定式の様子


認定証授与の様子


さらに、認定証授与の合間に行われた意見交換会の会場では、本学のサステナビリティやネイチャーポジティブへの取組みを紹介する展示ブースが設けられ、フライヤーを手に取る参加者も多く見受けられました。

 

これを契機として、今後も「龍谷大学ネイチャーポジティブ宣言」の更なる具現化に努めるとともに、生物多様性の維持に留まらず、生物多様性の回復に向けて他大学を先導していきます。


意見交換会の様子


本学の展示ブース


また、今般、地域生物多様性増進法に基づく「自然共生サイト」に「龍谷の森」が認定されたことに伴い、ネイチャーポジティブ宣言の具現化を図る場である「龍谷の森」の特設サイトを開設しました。

 

「龍谷の森」特設サイト:龍谷の森|龍谷大学 You, Unlimited

 

学内者だけでなく、多岐にわたる方が「龍谷の森」を学びや研究のフィールドとしていることをご覧いただけますので、ぜひともアクセスしてください。


「龍谷の森」特設サイト


【「龍谷の森」に関する取組み(一例)】
◆第4回龍谷大学学生気候会議2024(瀬田)を開催
2024年11月30日(土)に瀬田キャンパスにて、龍谷大学学生気候会議を開催しました。
「森林のCO2収支」を学ぶとともに、「龍谷の森」をテーマにしたワークショップが行われました。
(詳細)https://www.ryukoku.ac.jp/nc/news/entry-15825.html
 
◆台湾農業部林業及自然保育署及新竹分署および里山賽夏との友好森林関係にかかる覚書を締結
2025年2月10日、「龍谷の森」と農業部林業及自然保育署とサイシャット族が共同管理する原生林に関する友好森林関係を結びました。
(詳細)https://retaction-ryukoku.com/3340
 
◆「龍谷の森」ゴミ拾いボランティア活動を実施
2025年6月22日(日)に、「龍谷の森」が持つ豊かな自然環境を守り、生物多様性の維持・向上に貢献することを目的とし、ゴミを拾うボランティア活動を学生と教職員で実施しました。
(詳細)https://www.ryukoku.ac.jp/nc/news/entry-16822.html
 


学生気候会議における「龍谷の森」でのワークショップ

詳細はリリースをご覧ください。

⇒プレスリリース「龍谷大学が「ネイチャーポジティブ宣言」の更なる具現化へ 「龍谷の森」が地域生物多様性増進法に基づく「自然共生サイト」に認定 | ニュース | 龍谷大学 You, Unlimited

 

 


●ネイチャーポジティブ宣言

龍谷大学は、日本の大学で初めてネイチャーポジティブ宣言を発出した大学として、生物多様性保全に資する取組を先導するべく教育研究や人材育成等に注力し、持続可能な社会の実現をめざしています。

 

●龍谷大学の新学部について

龍谷大学では、2027年4月に瀬田キャンパスに新たに「環境サステナビリティ学部」(仮称)と「情報学部」(仮称)を設置する構想に至りました。
 「環境サステナビリティ学部」(仮称)では、主体的な学びやチームで協働する姿勢などを涵養するとともに、リアルな現場での体験や経験を通して知識・技能の定着を図ることを目的に、体験・共創型のPBL科目「クエスト科目群」を配置します。また、5つの「専門教育プログラム」(地域デザインプログラム、ネイチャーポジティブ経営プログラム、生物多様性回復プログラム、資源循環利用プログラム、持続的水資源管理プログラム)を配置し、専門性を深めることのできる学びを提供し、実践的に課題解決に向き合える次世代の環境人材育成をめざします。

(環境サステナビリティ学部特設サイト)https://www.ryukoku.ac.jp/newf2/about/

 

●本学のサステナビリティに関する情報発信について

本学のサステナビリティに関する情報発信は、様々な媒体で発信していますので、是非フォローしてください。

⇩画像をクリックいただくと、詳細をご覧いただけます⇩


サステナビリティに関する取り組みHP


サステナビリティ推進室X


サステナビリティ推進室Instagram


瀬田キャンパス公式Instagram