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2025.11.10

龍谷大学が「琵琶湖企業の森コンソーシアム」に大学で初めて参画【サステナビリティ推進室】

~森林資源を活用し、滋賀県全体の自然資本と経済資本の連携へ~

龍谷大学は、世界的に深刻化する生物多様性の急速な喪失を背景として、日本の大学では初めて「龍谷大学ネイチャーポジティブ宣言」(2024年3月1日付)を発出しました。

 

日本の大学では初めてネイチャーポジティブに関する宣言の発出となり、特に「龍谷の森」は、ネイチャーポジティブ宣言の具現化を図る場として様々な取組みを実施してきました。

 


 

この度、龍谷大学は、滋賀県琵琶湖環境部森林政策課を事務局とする「琵琶湖企業の森コンソーシアム」(2025年11月4日付)に参画いたしました。

 

本コンソーシアムへの参画は、大学や学校関連では、本学が初の参画となります。

 

本コンソーシアムは、企業や団体が地域の森林と関わるきっかけを提供することを目的とした協働の枠組みです。

琵琶湖は近畿地方にとって重要な水源であり、その水を育む滋賀県の森林は、環境保全の観点からも極めて重要な役割を担っています。

しかし近年、森林の所有者不明や管理不足といった課題が顕在化しており、行政だけでなく企業や団体の力を借りて森林の保全・活用を進めることが求められています。

このような背景のもと、森林に関心はあるものの、何から始めればよいか分からないという企業・団体の声を受けて、情報交換や連携の場として本コンソーシアムが設立されました。

 



本学では、今般、地域生物多様性保全法における「自然共生サイト」に「龍谷の森」が認定されました。

 

本コンソーシアムへの参画を契機とし、今後の「龍谷の森」の利活用に関する取組みを推進するとともに、「龍谷の森」という森林資源を活用した教育・研究・社会貢献の好循環が形成し、滋賀県全体の自然資本と経済資本の連携にも寄与していきます。



【本学が「ネイチャーポジティブ」を先導する取組み(一例)】

滋賀県の「しがネイチャーポジティブネットワーク」に立ち上げ団体として参加
2025年8月26日、滋賀県は「生物多様性しが戦略2024~自然・人・社会の三方よし~」に基づき、企業や地域団体等の多様な主体による持続的な生物多様性の取組を促進することを目的とし、滋賀県が事務局となり設立された「しがネイチャーポジティブネットワーク」の立ち上げ団体として参加しました。

 

環境省の「ネイチャーポジティブ経営推進プラットフォーム」に大学で初めて加入
「ネイチャーポジティブ経済の実現」が組織にとって単なるコスト増ではなく、自然資本に根ざした経済の新たな成長につながる機会となるよう、様々な組織間の互助・協業の取組み推進を通じた成長の促進を目的とし、環境省が事務局となり設立された「ネイチャーポジティブ経営推進プラットフォーム」に大学で初めて加入しました。

 

「ネイチャーポジティブ宣言」ポータルサイトに日本の大学で初めて登録

「2030生物多様性枠組実現日本会議(J-GBF)」は、経済団体・自治体ネットワーク・NGO・ユース・関係省庁等にネイチャーポジティブ宣言を呼び掛けており、ネイチャーポジティブの実現に向けて一歩前進するために、様々なステークホルダーの想いをのせた「ネイチャーポジティブ宣言」ポータルサイトを運営しています。本学は、2024年3月に本ポータルサイトに日本の大学で初めて登録しました。

 


 

 


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