2026.11.02
生物多様性を「見える化」し、自然保全を企業経営・金融につなぐ-龍谷大学と滋賀銀行が、ネイチャーポジティブ社会の実現に向けた研究・実践について講演-
ハイブリッド(対面+Web)開催 11月5日(木)まで申込受付中<参加費無料>
【本件のポイント】
- 環境DNA分析などを活用し、生物多様性を数値で「見える化」する「生物多様性保全総合指数(BCCI)」の研究開発及び社会実装に向けた取り組みを紹介。
- 滋賀銀行の宇佐見剛氏と龍谷大学先端理工学部環境科学課程 兼 生物多様性科学研究センター長の山中裕樹教授が、自然保全と企業経営・金融を結びつけ、自然と経済の好循環を生み出す可能性を考察。
- 県民参加型の「びわ湖100地点環境DNA調査」の2026年度結果についても報告し、びわ湖の生物多様性の現状を解説するとともに、生物多様性情報の価値や活用可能性を考える。
【本件の概要】
龍谷大学 研究・社会実装推進機構 イノベーション推進センターでは、企業等と大学の連携を通じた研究開発や新たな事業の創出を目的とする「BIZ-NET(ビジネスネットワーククラブ)※1」を運営しています。このたび、BIZ-NET会員企業を中心に、会員以外の方にも広くご参加いただける「2026年度第3回BIZ-NET研究会」を開催します。
近年、生物多様性の損失を食い止め、自然を回復軌道に乗せる「ネイチャーポジティブ(自然再興)」の実現に向けた取り組みが世界的に進んでおり、企業経営や金融においても自然環境の保全が重要な課題となっています。一方で、生物多様性は地域ごとに状況が異なるため、自然環境の状態や保全活動の効果を客観的に評価し、企業活動や政策立案等に活用できる指標や仕組みが求められています。
こうした背景を踏まえ、龍谷大学、公益財団法人東近江三方よし基金、株式会社滋賀銀行の三者は、生物多様性の保全効果を数値で「見える化」する「生物多様性保全総合指数(BCCI:Biodiversity Conservation Composite Index)」の研究開発プロジェクトを構想しました。2025年には滋賀県の「令和7年度大学連携研究プロジェクト」に採択され、三者が連携して取り組んできました。
本研究会では、こうした取り組みを踏まえ、生物多様性の科学的な評価と、その情報を企業経営や金融、地域づくりに活用する可能性をテーマに取り上げます。当日は、滋賀銀行の宇佐見剛氏がBCCIの研究開発及び社会実装の取り組みや、自然保全と地域経済の好循環を生み出す可能性について講演します。また、本学先端理工学部環境科学課程 兼 生物多様性科学研究センター長の山中裕樹教授(2027年4月、「環境サステナビリティ学部」※2就任予定)が、環境DNA分析による生物多様性の観測技術とその活用について講演を行います。また、山中教授からは、県民参加型の「びわ湖100地点環境DNA調査」の2026年度結果についても報告し、調査で得られた生物多様性情報の価値や活用可能性について考えます。
日 時:2026年11月11日(水)13:00~14:50
会 場:龍谷大学瀬田キャンパスRECホール(先着50名) ※オンライン配信有
テ ー マ :「生物多様性を測り、経営を変える。」
講 演:講演1「ネイチャーポジティブ社会・経営の実装に向けた考察」
(講演者)株式会社滋賀銀行 総合企画部 サステナブル戦略室
サステナブル推進グループ長 宇佐見 剛 氏
講演2「生物多様性の観測技術がネイチャーポジティブに貢献できること」
(講演者)龍谷大学 先端理工学部 環境科学課程 教授
兼 生物多様性科学研究センター長 山中 裕樹
申込方法:添付のチラシをご覧ください。<申込締切:11月5日(木)>
【関連情報】
(「生物多様性保全総合指数(BCCI)」の研究開発に関するプレスリリース)
https://www.ryukoku.ac.jp/nc/news/entry-16962.html
(2026年度「びわ湖100地点環境DNA調査」に関するプレスリリース)
https://www.ryukoku.ac.jp/nc/news/entry-18704.html
【龍谷大学の取り組み】
龍谷大学は、持続可能な社会の実現に寄与すべく、2023年度に「ネイチャーポジティブ宣言」を発出し、2024年度には「サステナビリティ基本方針」を策定するなど、さまざまな取り組みを推進しています。
(詳細)https://www.ryukoku.ac.jp/about/activity/global_warming/index.php
【瀬田キャンパスが目指すグリーン・コレクティブ・インパクト】
本学は2026年2月、新しいキャンパスコンセプト「コレクティブ・インパクト・プラットフォーム」を設定し、これに基づき2027年4月に3キャンパスの名称を変更する予定です。
特に滋賀県の瀬田キャンパスは、「びわ湖大津キャンパス」に名称を変更するほか、環境課題に取り組む中核拠点を目指す「グリーン・コレクティブ・インパクト構想」を発表しています。2027年4月に新設する「環境サステナビリティ学部」と「情報学部」を起点に、企業や自治体と連携し直面する環境課題にともに向き合いながら、実践的な人材育成や研究活動を展開していきます。
(キャンパスコンセプト、名称変更の詳細)
https://www.ryukoku.ac.jp/nc/news/entry-18071.html
(グリーン・コレクティブ・インパクトの詳細)
https://www.ryukoku.ac.jp/nc/news/entry-18183.html
※1 BIZ-NET(ビジネスネットワーククラブ)
龍谷大学 研究・社会実装推進機構 イノベーション推進センターでは、産官学連携のマッチングや共同研究・プロジェクトの創成に向けて、地域の中小企業・ベンチャー企業を対象としたビジネスネットワーク(BIZ-NET)を組織・運営しています。BIZ-NETでは、定期的なセミナーの開催や課題別研究会の編成・プロジェクトの運営、フェローやURAによる学術相談等を通じて、会員企業と本学の産学連携や会員企業間の交流の場を提供しています。
(過年度の開催実績)https://rec.seta.ryukoku.ac.jp/iag/biznet/study_group.html
※2 環境サステナビリティ学部
2027年4月に大津市にあるびわ湖大津キャンパス(現在の名称は「瀬田キャンパス」)に新設。文系・理系を問わず、様々な学問の基礎に触れ、確信となった各自の興味に基づき選択できる5つの「専門教育プログラム」を提供。地域デザイン、ネイチャーポジティブ経営、生物多様性回復、資源循環利用、持続的水資源管理といった専門性を深め、実践的に課題解決に向き合う次世代の環境人材育成をめざします。
(特設サイト)https://www.ryukoku.ac.jp/newf2/about/
問い合わせ先:龍谷大学 研究・社会実装推進機構 イノベーション推進センター
Tel 077-543-7743 innovation@ad.ryukoku.ac.jp https://www.ryukoku.ac.jp/research-innovation/