- 教員氏名
- 越川 博元 准教授
- 学位
- 博士(工学)
- 専門分野
- 環境微生物学、資源回収
※2027年4月就任予定
(1)環境微生物学 水環境における微生物学的安全性、水環境に存在する薬剤耐性細菌の存在実態や溶存態DNA(水中に存在するDNAや遺伝子)が微生物に取り込まれて変化する(形質転換)に関する研究
(2)資源回収 リンやレアアースの回収、金(Au)の回収方法の検討
RPGのゲームをやっている、そんな感覚です。目的やゴールはイメージしているのですが、具体的には見えていない。どこにゴールへの扉があるのか、わからない。でも、いろいろ試しているとちょっとずついろんなことが関連してくるように見えてきます。その断片的なものを組み合わせていくとこうなるはずだ、それをやってみよう・確かめてみよう=実験しよう!をくり返しています。ですから勉強とかではなくて、ゲームのような感覚です。ほかのチームとの競争という面もあり、やっぱりゲーム感覚。研究室の学生さんは、みんなで協力して研究を進めています。これ、パーティーを組んでいるようなもの。だから、毎日研究テーマで楽しんでいます。時間や体力を使うから、大変なことではあるんですけどね!
「将来の人に役に立つ研究をしたい」と考えています。具体的には、みんなが安全・安心な生活を送ることができるように、と考えています。微生物のテーマでは、ヒトの健康や安全を脅かす微生物やその原因となる遺伝子が存在し、その遺伝子を取り込んで微生物がヒトにとって望ましくないものに変化することが知られています。こういった微生物や遺伝子が拡散しているのか、拡散をより少なくするにはを理解するために、研究をしています。また、資源回収のテーマでは世界的に枯渇が心配されているリンやレアアースを対象にしています。リンがなくなると食料が生産できませんが、日本ではそのリンを輸入に頼っています。将来、他国は日本にリンやレアアースを売ってくれなくなるかもしれません。日本の安全保障という点でも、この研究は重要だと考えています。
今はわからない・できないけれど、どんな取組みをしたらできそうか、そんな作戦や戦略が立てられる。こうしたらいいかなと考えて、やってみる。やってみた結果を見直して、次の作戦を立てる。こんな体験の積み重ねを経て、自分なりの作戦や戦略のたてかたを学んでいただきたいと思っています。そうすることで、卒業したら社会のいろいろな場面で出会う「わからないこと」「なんとかしたいこと」に対しても、皆さんは適切に作戦や戦略、実行をして解決への糸口を作るなど、社会に役立つ人材になっていることでしょう。
ヒトを含めた生き物が生き続けられること、そのためにはどうしたらよいのかを共に考え提案することがこの学部が目指すものの一つです。このためには環境保護・保全は重要ですが、経済活動などとも両立しなければならず、多面的な理解が必要です。このような多面的な学びや実践を通して、ヒトを含めた生き物が生き続けられる世界を共に作っていきましょう! 同じ考えを持つ皆さんに会えること、そして共に歩んでいくことを楽しみにしています。