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「ことば」が紡ぐまごころプロジェクト

「ことば」が紡ぐまごころプロジェクト

「ことば」が紡ぐまごころPJ(ハガキによるコミュニティ支援)が始動

本学では5月2日から主に下宿生・留学生を対象に食支援を実施しています。この取り組みの改善点などを把握するために、食材を受け取った学生にアンケート調査を実施していますが、学生からの回答に、「大学をはじめ自分を支える周囲の存在に気づかされた」という趣旨のコメントが多く見受けられました。

こうしたコメントを受けて、この取り組みを「大学(教職員)と学生」の関係に留めるものではなく、日々、周囲に生かされていることへの感謝の気持ちを共有する場を創出できないか、と考えました。

事業

「ことば」が紡ぐまごころPJ(ハガキによるコミュニティ支援)

内容

教職員個々が有している書き損じハガキや過去の年賀ハガキなど、今は使われていないロスハガキを寄付として集め、これを再利用することで、学生一人ひとりが親や近親者など、ご縁のある周囲の方々へ、日頃の感謝の気持ちを書いて送り届け、言葉を通じて「まごころ」を紡いでいく取り組みです。

背景

今般のコロナ禍によって、親元を離れて過ごしこれまで帰省もできなかった学生にとって、自身も辛い思いをしていると思われますが、保護者の方や周囲の方々も同様に、心配や不安を感じられていると考えました。

学生と周囲の方とのコミュニケーションを繋ぐ「ハガキ」。たった一枚のことですが、そのハガキに込められた言葉は、「まごころ~Magokoro~」として、学生を思う周囲の方々に伝わり、確かな繋がりとなって、お互いが今の苦境に耐え、辛くても前に向かって生きていこうという大きな勇気を与えるのになるではないかと考えました。

長く続いた緊張が少し和らぎつつも、まだまだ油断できない状況の中、本学ではオンライン上での様々な取り組みが進んでいますが、このような時だからこそ今の気持ちを、ハガキで伝えてみる。書くことで自分を見つめ直すきっかけになったり、誰かを励ますことができたり、感謝の思いを伝えたり。手紙のもつチカラで、少しでも学生に元気を届けられたらという思いで取り組んでいます。

このことで、学生自身にも周囲に生かされて生きている自分を感じて日々生きて欲しいと思います。

そして、その「まごころ」を紡ぐところに教職員の志もかかわることが、龍谷大学の「建学の精神」を実践することに繋がるものである、と考えます。(※ハガキは教職員有志から寄付いただいたものです)

本学は基本構想400において、「まごころ~Magokoro~ある市民」の育成をめざしていますが、学生を大切にし、学生に寄り添い、学生の視点に立った支援に取り組むことは、こうした長期計画で掲げる理念を実践するものでもあります。