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 政策学部の「政策実践・探求演習(国内)」福知山プロジェクト・守山プロジェクト(担当:只友景士教授)の学生9名と教員2名が、2020年1月19日(日)に開催された京丹後市大宮町で開催された「大宮町100人ミーティング」に参画しました。「大宮町100人ミーティング」は、今回初の試みとして幅広い世代の地域住民が地域について話し合う取組です。話し合いを通して地域住民自らが地域課題を見つけ、持続可能な地域づくりを提案することを目指しています。
 参加者は「大宮町の伝統的な食とは?」「子どもたちに残したい大宮町を考える」の2つのテーマをグループで話し合いました。学生は、話し合いを進行するファシリテーター、話し合いのプロセスをホワイトボードに記録するファシリテーショングラフィッカーとして、スムーズな話し合いを行えるようにサポートしました。



 「子どもたちに残したい大宮町を考える」では、特に白熱した議論が繰り広げられました。このテーマでは、「子どもたちに残したい大宮の良い所について」「10~20年後、大宮町がどのような魅力あるまちになってほしいか」「そのために私たちにできることは何か」について話し合いました。
参加者からは、「日々の生活が当たり前になっているのでなかなか良い所を考えるのは難しい」「大宮町での暮らしを振り返ると良い所がたくさんある」といったなどといった意見が出されました。グループの意見を全体で共有した際には「別の参加者が自分と同じ意見を持っていた」といった気付きも得られたようでした。




グループの話し合いを進行しながら話し合いの流れをグラフィックにしてわかりやすくする学生ファシリテーター


市民参加者が各グループの話し合いを全体に共有し全員できく

 町内で初めて行われた取り組みだったこともあり、朝会場に入ってきた時は緊張された市民がほとんどでした。しかし、午後からの話し合いを終えた後は「新たな考え方を知ることができた」「楽しかった」「また地域について考えたい」など前向きな意見が多く聞かれました。
 「大宮町100人ミーティング」をきっかけに、大宮町について考える地域住民がさらに増えたに違いありません。今後どのような活動がまちで展開されるのか、目が離せません。尚、今回の企画にあたり、先進事例である「ふくちやま次世代交流ワークショップ」のご担当者から多くの示唆をいただきました。この場をお借りしてお礼を申し上げます。                     (文: 4回生 内海ありさ)


企画された大宮市民局の松下局長(前列右から2人目)、村上氏(前列中央)
と参加したプロジェクトメンバー


2002年に本学に着任され、18年の長きにわたって、教鞭をとってこられた国際学部 脇田博文先生の最終講義を、1月23日(金)に開催しました。

日本における多文化共生構築への視座 -欧州の言語(教育)政策から学ぶ- と題し、脇田先生が長らく取り組まれてきた課題である「日本における多文化社会の構築」に向けて、外国語教育の観点から現在の状況を再検討する内容で講義頂きました。
日本の現状を捉えるコンテクストとして、ヨーロッパの言語的多様性の状況と外国語教育の実態が詳しく紹介されました。それらをふまえた日本の教育に対する批判的な提言は、今後の日本社会のあり方を考えるうえで重要な示唆を多く含むものとなり、参加した学生も大きな刺激を受けた様子でした。

講義には学生だけでなく教職員など多くの方々が参加され、先生のご退職を慰労・お祝いしました。






生徒の図書室利用について詳しくにお話しくださる鎌田先生

 文学部開講科目「読書と豊かな人間性」では、児童生徒の発達段階に応じた読書教育の理念と方法について学んでいます。履修している学生は、学校図書館を教育に活用する要としての司書教諭を目指しています。この科目は、司書教諭の資格を取得できる課程の必修科目です。

 2020年1月22日には、授業の総括として、本学高大連携推進室の協力のもと、付属平安中学校・高等学校の図書室見学を実施しました。図書館長の鎌田先生が、具体例を交えながら丁寧にご説明くださいました。特に力を入れておられる、読書教育に関するさまざまな取り組みについて詳しく伺うことができました。読書教育の成果として、本年度は、「第65回青少年読書感想文全国コンクール・京都私学審査会」で受賞した生徒が2名もおられます。

 さらに、図書室発行の『図書館だより』など具体的な資料を見せながら、所蔵資料の特徴や図書室を利用した授業など多岐にわたり話してくださいました。本学へ進学する「プログレスコース」では、出された課題図書を図書室に所蔵し、生徒が自由に読める環境を整えておられます。

 参加した学生は、図書室の管理、授業利用の仕方、読書記録など熱心に質問していました。実際の図書室を見学できたことで、教室で学んだことの振り返りとして大変勉強になった、という感想が多く見られました。


熱心に質問する学生


2020年1月25日、仰木の里市民センターにて「龍谷大学まちづくりLAB in 仰木の里」の活動内容の紹介と勉強会第1弾「持続可能な地域づくり -健全な危機意識の共有を目指して-」(講師:深尾 昌峰(龍谷大学政策学部教授))を開催しました。

◇第1回勉強会
「持続可能な地域づくり -健全な危機意識の共有を目指して-」
講師:深尾 昌峰(龍谷大学政策学部教授)
<概要>
少子高齢化に、10年後、20年度の街の変化について、仰木の里学区の今後の人口の推移予測を用いて、将来の街を共有するとともに、地域が持続するための有効な取り組みを紹介した。

当日は用意したレジュメがなくなるほど30名以上の方にお越しいただきました。
勉強会では、学生研究員から今年度の活動報告とこれからの活動予定も発表しました。本発表において、昨年10月に行われた仰木の里フェスタで実施したアンケート結果の共有を行いました。住民が考える仰木の里への魅力や不満に思うこともアンケート調査の結果を通して可視化することで皆さんと一緒に意識を共有できたのではないでしょうか。
その後、これからの仰木の里の学区の未来を真剣に考えていく勉強会の第1弾として、龍谷大学政策学部の深尾教授を講師とし、これからの仰木の里の将来について講演をいただきました。
深尾教授からは、日本では「地域が地域であり続ける」ということが当たり前にできなくなっている現状があること、今の私たちは人口の転換点に位置し、これからどんどん人口が減りつづけこれまでんぼ制度では支えきれなくなること、そして実際の日本と大津市、仰木の里の年代別人口比率を可視化させたデータを共有いただきました。
仰木の里では2005年から2035年までに65歳以上の割合は4倍に増えるという、仰木の里の将来を考える上では見過ごすことができない深刻な問題があるなか、仰木の里の持つポテンシャルをどのように活かしていくか、多くの方々がこの勉強会に参加して、住民と健全な危機意識の共有を行い街の将来について考えられる機会になりました。

今後、第2弾勉強会も開催する予定です。「龍谷大学まちづくりLAB」の今後の活動にぜひご注目ください。





【本件のポイント】
・ 龍谷大学と京丹後市大宮町口大野地区が2年間に渡って行なってきた地域防災活動の成果報告を実施
・ 口大野地区並びに大宮町の防災活動を発展できるような活動や訓練を実施
・ 参加者が身近に防災を感じられる企画を大学生が実施

 龍谷大学政策学部で開講しているPBL科目「政策実践・探究演習」の「京丹後防災プロジェクト」※1(担当教員:石原 凌河准教授)では、「京丹後市夢まち創り大学」※2と協働しながら、2018年4月から大宮町口大野区を中心に地震・風水害・雪害といったハザードや地域防災活動の状況などを調査し、地域防災活動の担い手としての素養を育むとともに地域防災活動のさらなる発展を目的として活動しています。
 フィールドである口大野地区は、高齢化が進み、地域力が徐々に衰退していく中、相次ぐ災害に対して住民の災害への危機感が薄いことが課題となっています。こうした課題に対して、地域住民が主体的に防災に関する取り組みが進められるよう、本プロジェクトは地域住民の防災意識の向上に取り組んできました。
 今回、これまでの2年間に及ぶ学生の活動の集大成として、防災イベント、避難所運営訓練、成果報告会等を実施します。

1.日時
 2020(令和2)年2月1日(土)15:00〜20:00
 2020(令和2)年2月2日(日) 9:00〜15:00

2.会場・プログラム
 口大野公民館(京丹後市大宮町口大野889)/京丹後市立大宮中学校(京丹後市大宮町口大野216)
※ プログラムによって会場が異なります。プログラムごとの会場は以下の通りです。


<2月1日>
(1)防災かまどベンチお披露目会
地域の現場を離れたとしても、地域の方々の防災活動に役立つものを残したいという学生の意見から防災かまどベンチを作成するというアイデアが発案されました。かまどベンチは、避難訓練の際の炊き出しに活用できる他、平時でも地域住民の憩いの拠点となるよう、学生と地域の方々と協働で防災かまどベンチを製作しました。このベンチは口大野公民館の屋外に設置され、今後活用される予定です。

(2)防災カレンダーお披露目会
龍谷大学生の2年間の活動成果や防災についての知識を掲載したカレンダーを学生が作成しました。防災について日頃から考える機会となるカレンダーを学生が作成しました。このカレンダーは口大野区にお住まいの方々に年度末に配布し、防災について日ごろから考える機会になればと考えています。地域の方々にこのカレンダーを活用してもらうよう、完成前のカレンダーを最終確認してもらいます。

(3)防災川柳コンテスト結果発表
昨年度に引き続いて、今年度も防災川柳コンテストを開催し、口大野区にお住まいの方々と大宮中学校の生徒から約200の防災川柳を投票してもらいました。この中から、優秀作品に選ばれた最優秀賞・区長賞・龍谷賞を発表するとともに、最優秀賞として掲示された横断幕を披露いたします。

(4)防災意識調査結果発表・意見交換会
京丹後市大宮町口大野区で、 地域住民の方々の防災意識を高めるための取り組み行ってきました。その一環で、口大野区にお住まいの方々の防災意識の実態を明らかにするためにアンケート調査を実施しました。今回は、アンケート調査の結果を報告するとともに、アンケート結果を踏まえて、口大野区にお住まいの方々の防災意識の向上のための方法について考えていきます。

(5)口大野区大交流会
2年間ともに活動に取り組んできた地域の方々と学生とともに食事をしながら懇親を深めます。

<2月2日>
(1)避難所運営訓練
避難生活を円滑に進められるように、訓練を通して避難所の運営の進め方を習得します。詳細の案内は区を通じてお知らせしています。

(2)龍谷防災フェスタ(防災体験ワークショップ)
防災をもっと身近に考えてもらうための防災体験に参加してもらいます。避難所に持参する用品を考えてもらう「①非常持ち出し袋ワークショップ」、災害時に連絡が取れる方法を知る「②災害伝言ダイヤルの活用法」、停電時に活用できる「③防災ランタンづくり」、水害の知識をわかりやすく学べる「④防災紙芝居」、の4つの体験コーナーを設け、参加者はそれぞれのブースを巡りながら防災について学んでもらう機会とします。

(3)報告会・意見交換会
2年間の活動の集大成として、活動成果を学生から報告するとともに、2年間の活動の意義について参加者の方々と考えていきます。

3.補足
※1 京丹後防災プロジェクト
本学参加学生309名。2018年度より地域防災活動のさらなる発展を目的として、京丹後市大宮町口大野区を拠点に北近畿地震の被災経験や災害伝承に関する聞き書き冊子の作成、防災イベント等を実施。
※2 京丹後市夢まち創り大学
大学が蓄積してきた高度な知識、技術及び情報並びに若い大学生の活力を市内に導入することで、京丹後市の地域と大学が互いに学び合い協働して地域課題の解決や地域の活性化を図ることを目的として、全国11大学の参画を得て「京丹後市夢まち創り大学」を組織。


避難所運営に関する話し合い


子どもを対象にした防災教育


学生による非常食料理

問い合わせ先…龍谷大学 政策学部教務課 
       担当:奥村・石倉      Tel075-645-2285


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