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《犯罪学研究センター「ヘイト・クライム」ユニット公開イベント》
京都朝鮮第一初級学校襲撃事件から10年
「民族教育に対する攻撃とたたかう」
ヘイト被害回復と民族教育権をめぐる日本社会の状況から


あの事件から10年が経とうとしています。
これを機にヘイトクライム・ヘイトスピーチが社会問題化しました。
裁判所による司法判断が出たものの、被害回復のプロセスは十分でなく、問題が解消したとは言えません。
京都事件の加害者が起こした徳島県教組襲撃事件においても、事態の深刻さに多くの共通点があります。
あらためて当事者たちの声に耳を傾けながら、差別のない共生社会をつくるための大事な一歩を踏み出す機会を設けたいと思います。

高校無償化排除、補助金カット、幼保無償化排除と、朝鮮学校の民族教育にたいする日本政府の攻撃は拡大しています。
事件ルポの著者であり、その後の社会の動きを取材しつづけてきた中村一成さんの特別講演のほか、10年間の軌跡をたどる写真展や資料展もおこないます。
多くの方々の参加をお待ちしています。
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日時:2019年12月22日(日) 13時~17時/受付12時30分~
会場:
龍谷大学 深草キャンパス 紫光館4階 法廷教室(EV,多目的WC有)
(>>アクセス方法)
最寄駅:地下鉄「くいな橋」駅、京阪電車「龍谷大前深草」駅、JR奈良線「稲荷」駅
資料代:500円

<内容>
◇第1部「事件当事者たちなどによるパネルディスカッション」
事件当時第一初級学校 アボジ会副会長
事件当時第一初級学校 オモニ会会長
襲撃事件裁判を支援する会(こるむ) 事務局長
「朝鮮学校嫌がらせ事件裁判」弁護団
徳島県教組襲撃事件裁判原告 ほか

◇第2部 特別講演「残された課題としての公的ヘイト」
中村一成さん(ジャーナリスト、『ルポ京都朝鮮学校襲撃事件』著者)

◇同時開催 写真展と資料展

<主催>
朝鮮学校と民族教育の発展をめざす会・京滋
<共催>
龍谷大学犯罪学研究センター(Criminology Research Center)


※本企画の趣旨にそぐわない方の参加をお断りする場合があります。
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龍谷大学(深草キャンパス)紫光館

龍谷大学(深草キャンパス)紫光館


紫光館4階 法廷教室

紫光館4階 法廷教室


龍谷大学 深草キャンパスマップ

龍谷大学 深草キャンパスマップ


 「社会共生実習」とは、社会学部の全3学科が共同で運営する、地域連携型の実習です。今年度活動した7プロジェクトが一堂に会し、1年間の活動成果を報告いたします。
 今年度のキーワードは…「高齢者・外国籍・子どもの貧困・防災・上手に遊ぶことができるおとな・文化財とマネー・お寺で地域づくり・特産品づくりと地域連携」です。
 現代社会の地域が抱える諸問題について、興味のある方は、学内外問わず、ぜひご参加ください。

【詳細】
 日程:2020年1月10日(金)
 時間:11:05~12:35(受付10:50~)
 会場:龍谷大学 瀬田キャンパス 2号館1階103教室
 対象:地域が抱える諸問題について興味・関心のある方
 備考:参加費無料、事前申し込み不要
 問い合わせ先:
  龍谷大学 社会学部教務課 社会共生実習支援室
  (瀬田キャンパス 6号館1階106号室)
  ℡: 077-544-7230 mail: co-ex@ad.ryukoku.ac.jp


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2019年度「社会共生実習」のプロジェクトは以下のとおりです。


①地域エンパワねっと/学生と地域住民が相互にエンパワメント(潜在化した力を引き出すこと)し、学びあう実習です。大津市内の地域諸団体との協働関係のもとに課題を「発見」→「解決」→「共有」します。


②「子どもにやさしいまち」を作ろう/現在、貧困、虐待、いじめ、体罰など、子どもが苦しんでいる問題がたくさんあります。本プロジェクトでは「体罰をみんなで考えるネットワーク」などと連携して、体験型学習をします。


③The First Aid/消防局の協力のもと救命救急の知識と技術を高め、防災について科学的に分析する能力も身に着け、学生自らが地域防災に関するユニークなプランを社会に提供することを目指しています。


④雑創の森プレイスクールプレイワーカー/冒険遊び場(プレイパーク)で子どもたちの遊びを支援し、上手に遊べるおとなになることを目指します。実際のプレイスクールで、実習体験を通して知識や技術を学びます。


⑤大学は社会共生に何ができるのかー文化財から”マネー”を創出するー/改正文化財保護法施行で観光における文化財の活用促進が一気に加速します。滋賀の文化財というリソースを最大限活用し、マネーの創出法を学生・行政・NPOのコラボで考えます。


⑥お寺で地域づくりプロジェクト/今、地域づくりの拠点となっているお寺があることはご存じですか? 子どもや高齢者の居場所づくりなどの活動に参画したり、その活動をお寺の内外に広報する取り組みを行います。


⑦伏見の食材を活かした特産品づくりと地域連携/日本酒、桃、寒天など京都伏見ゆかりの食材を使い、食品流通業、行政、障がい者が農業で働く社会福祉法人など地域の人たちと協力しながら、新しい特産品開発を目指します。

社会学部「社会共生実習」について、詳しくはこちらの【専用ページ】をご覧ください。


2019年11月25日、龍谷大学犯罪学研究センターは、第14回「CrimRC(犯罪学研究センター)公開研究会」を本学深草キャンパス 至心館1階で開催し、約15名に参加いただきました。
【イベント概要>>】https://www.ryukoku.ac.jp/nc/event/entry-4032.html
今回の研究会では、斎藤 司教授(本学法学部 / 「性犯罪」ユニット長 )、早川 明氏(NHK学園・教員 / 犯罪学研究センター「ギャンブル障害」ユニットメンバー )の2名による研究の進捗報告が行われました。


第14回公開研究会の様子

第14回公開研究会の様子


斎藤 司教授(本学法学部/犯罪学研究センター「性犯罪」ユニット長)

斎藤 司教授(本学法学部/犯罪学研究センター「性犯罪」ユニット長)

はじめに、斎藤教授による「性犯罪」ユニット研究の進捗報告が行われました。本ユニットでは、日本が前提とする、あるいはしてきた「性犯罪像」や「性犯罪者像」を明らかにしながら、現在行われている性犯罪の処罰における「性犯罪像」や「性犯罪者像」とのズレがあるかどうかを確認し、そのズレがあるとすればいかに修正すべきかを検討することを目的としています。
2019年度前半は、東アジア(韓国・中国・台湾)における性犯罪者に対する対応等について調査を行いました。2019年度後半は、日本の性犯罪規定や性犯罪者への対応・制裁に関する現状や特徴について比較法的に把握することを目標としています。今回の研究会では、性犯罪規程の改正に関する研究の進捗と性犯罪規定に関する国際的動向について報告が行われました。

斎藤教授は最初に、日本における性犯罪規程の改正の現況に関して報告しました。性犯罪に関する刑法改正に対して批判が高まっています。特に刑法177条では「暴行・脅迫」と判断される要件として「相手方の反抗を著しく困難にする程度のもの」を挙げています。これについて斎藤教授は、実務は、性犯罪者像を「相手方の反抗を著しく困難にする暴行・脅迫を行う者」としつつも、比較的緩やかに理解しているのではないかと疑問を呈しました。また、暴行・脅迫要件が廃止された場合、今後は同意の有無そのものについて、被害者の性的意識や経験に関する立証などが活発化し、問題が拡大する危険性があると指摘し、このような立証の問題や国際的動向を踏まえると、同意の有無に関する客観的要件が新たに必要になると述べました。
このような性犯罪規定の中の暴行・脅迫要件について、「性犯罪」ユニットでは国際比較を行っています。斎藤教授は、ドイツ・オーストリア・スイス・スウェーデン・台湾・韓国を挙げ、各国の刑法が規定する性行為に関する同意モデルを紹介し、多くの国では「No means No」ルール(相手側がNOの意思表示をしたにもかかわらず性行為を行った場合には性犯罪が成立するという考え方)を採用する方向にあると説明しました。例えば、ドイツでは、「認識可能な意思」に反する性行為が、台湾では「暴行、脅迫、恐喝、催眠術またはその他その意思に反する方法を以て性交」が、強制性交等罪とされています。日本も法改正をするとすれば、こちらの方向性が望ましいとされました。こうした暴行・脅迫要件の有無や性行為に関する同意モデルの採否は、性犯罪の立証や防御活動にも大きな影響を与えるのではないかと、斎藤教授は述べました。もっとも、これに対し「Only Yes means Yes」ルール(性犯罪の成立が否定されるのは相手側がYesの意思表示をした場合に限られるという考え方)を採用したスウェーデンの立法例もあり、注目されるとも指摘しました。
報告後半では、台湾調査として、性犯罪に関する刑法の立法や実務状況、性犯罪者の処遇に関する状況が紹介されました。そして、今後の課題として、①東アジアの「性刑法・性犯罪者処遇」のまとめ、②ドイツ諸国やスウェーデンなども含めた国際比較、③韓国における新動向に関する追加調査が挙げられました。

つぎに、早川氏による「ギャンブル障害」ユニットにおける研究の進捗報告が行われました。本ユニットは、大学生の「ギャンブル障害」の実態を明らかにし、予防的介入プログラムの開発を目的としています。具体的には、①先行研究の分析を基に「ギャンブル障害」の実態把握のためのアンケート調査の実施、②調査結果の分析から予防的介入プログラムの開発を計画しています。今回の研究会では、ギャンブル障害をめぐる最近の動向や予防的取り組みについての紹介が行われました。


早川 明氏(NHK学園・教員/犯罪学研究センター「ギャンブル障害」ユニットメンバー)

早川 明氏(NHK学園・教員/犯罪学研究センター「ギャンブル障害」ユニットメンバー)

2018年10月、ギャンブル等依存症対策法が施行されました。この法律の目的は、ギャンブル等依存症が日常生活または社会生活に支障を生じさせるものであり、多重債務、貧困、虐待、自殺、犯罪などの重大な社会問題を生じさせていることを前提に、国・地方公共団体などがギャンブル等依存症対策を推進することにあります。国立研究開発法人 日本医療研究開発機構は「ギャンブル等依存が疑われる者の割合を成人の0.8%」と推計しています。また、このうち最もよくお金を使ったギャンブルは、パチンコ・パチスロであるとされています。
早川氏はギャンブルの中でもパチンコに焦点を当て、警察庁の広告・宣伝に関する規制や、厚生労働省や文部科学省による予防的取り組みについて紹介しました。このような予防的取り組みを踏まえたうえで、早川氏はギャンブル依存症者の社会復帰に向けたアプローチの一環として、薬物依存症者への対応政策である「ハーム・リダクション」*1と同様のアプローチが必要ではないかと言及しました。

「ギャンブリング(ギャンブル)」という表現は、カジノ、パチンコ・パチスロ、公営ギャンブル(競馬、競艇、競輪、オートレース)といった限定的なイメージを持たせ、ギャンブル依存症は、身近に潜む問題であるといった認識を持ちにくくしている現状があります。一方、「ゲーミング」(ギャンブリングと同義)は、インターネットの競技やゲームを含めたより幅の広い概念となっています。
早川氏は「近年、ギャンブル等依存症の問題は、インターネットやゲームといった身近な場所にも原因が潜んでおり、それに対して社会や事業者は責任を持って対策や取り組みを行わなければならない」と警鐘を鳴らします。
現在、日本では「責任のあるギャンブリング(Responsible Gambling)」と呼ばれるギャンブル依存症対策を講じる準備を進めていますが、日本や世界の実情を鑑みると、海外のゲーミング業界では、周知の社会通念となっている「責任のあるゲーミング(Responsible Gaming)」と表現することが適切なギャンブル依存症対策につながるという指摘もあります。

報告後のディスカッションでは、石塚伸一教授(本学法学部、犯罪学研究センター長)から「お金を得ることを目的にギャンブルをやっている人は少なく、むしろ毎日を生きるためにやっているのではないか」「今までギャンブル依存症患者は本人の経済的な合理性に基づいて行動を繰り返す人だと考えられてきていたが、実際はそうではないのではないか。ギャンブルに限らずアルコールや薬物、ゲームなどの依存症は、身体的・精神的・社会的に本人の不利益となっているにも関わらず、それをやめられずに反復し続けているような状態で、人間の認知行動過程に基づく心理学からの説明が必要だ」といった意見が述べられました。

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【補注】
*1 ハーム・リダクション
「被害を減らす」ことを目的とした施策で、1980年代にHIVの流行が社会問題化した際「ハーム・リダクション・アプローチ」の有効性が認められ、欧州では現在多くの国が薬物政策に何らかの形で採り入れている。その根底に個人の違法薬物の所持や使用を罰するだけでは使用者やコミュニティへの悪影響は減らず、問題解決にならないという考えがある。

「CrimRC(犯罪学研究センター)公開研究会」は、犯罪学研究センターに関わる研究者間の情報共有はもとより、その最新の研究活動について、学内の研究員・学生などさまざまな方に知っていただく機会として、公開スタイルで開催しています。
今後もおおよそ月1回のペースで開催し、「龍谷・犯罪学」に関する活発な情報交換の場を設けていきます。

【次回開催予定】
>>第15回「CrimRC(犯罪学研究センター)公開研究会」
日程:2019年12月23日 18:30 ~ 20:00
テーマ:【矯正宗教学】【司法福祉】【保育と非行予防】【ヘイト・クライム】
https://www.ryukoku.ac.jp/nc/event/entry-4067.html
(参加費無料・事前申込不要)

ぜひふるってご参加ください。


【本件のポイント】
・実験実習でよく目にする寒天を題材として龍谷大学農学部と伊那食品工業株式会社が連携した製品アイデアのプロジェクト
・学生自身でゴールを設定し、どうやって答えにたどり着くかを考えるPBL型(課題解決型学習)のプロジェクト
・試作品等とあわせてポスターセッション形式で発表、審査員が各ブースを見学して審査


 龍谷大学農学部(滋賀県大津市)では、2019年5月から、寒天業界のトップメーカーとして有名な伊那食品工業株式会社(長野県伊那市)の協力を得て、製品開発プロジェクト「KANTENプロジェクト」を実施しています。
 食品の加工実習や基礎的な培地を使った実験等でなじみが出てきた寒天ですが、その特質や品質などは未知のままです。そんな無限の可能性を秘めた寒天を題材に学生たちが斬新なアイデアを出し合い、新たな寒天の活用法を考える課外活動です。農学部1年生から農学研究科に所属する学生50名が約15チームにわかれて、約半年間かけて学んだ成果をポスターセッション形式で発表します。



1 日    時  令和元年12月18日(水) 17:00~18:30

2 場    所  龍谷大学瀬田キャンパス 青志館食堂1階
         (大津市瀬田大江町横谷1-5)

3 製品アイデア  別紙「最終報告会チラシ」をご参照ください。


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問い合わせ先 : 農学部教務課 森本  Tel 077-599-5601


【本件のポイント】
・障がいのある人とアーティスト達が創り出す、ダンス×美術×音楽のコラボレーションによる即興のライブパフ ォーマンスを開催。
・社会学部現代福祉学科の授業の一環として開催し、多様な「福祉」のかたちを学ぶ機会とする。
・地域の方の参加も可能とし、様々な人が障がいのある人の表現活動を知り、関心を持っていただく機会を提供
する。

【本件の概要】
 2002年から開催されている「糸賀一雄記念賞音楽祭」を主たる機会として、滋賀県では障がいのある人や、その支援者、プロの音楽家やダンサーによる表現活動のワークショップグループが県内6ヶ所で活動を続けており、その多彩な活動に注目が集まっています。
 今回、そのワークショップグループの一つである「湘南ダンスカンパニー」が画家、音楽家とコラボし、龍谷大学社会学部現代福祉学科の授業「ソーシャルワークの基盤と専門職」授業内でライブパフォーマンスを開催します。
 様々なジャンルのアーティストとのコラボレーションの機会を作ることで、障がいの有無を超えたアーティスト同士の関係性を築き、先鋭的な作品づくりに取り組みます。
 また、「大学」という学生や地域に密接した場所で開催することで、地域住民をはじめとした様々な人が障がいのある人の表現活動を知る機会が提供され、また、学生にとっては、多様なあり方を見せる現代福祉の現場に触れることで学びを深める機会となることが期待されます。
 事前申し込みは不要、学内外を問わずどなたでも参加していただけます。


1. 日 時 : 2019(令和元)年12月20日(金) 17:00~18:30

2. 会 場 : 龍谷大学瀬田キャンパス 8号館103教室 
        (滋賀県大津市瀬田大江町横谷1-5)

3. 内 容 :  「パフォーマンス・ラボ vol.2」
 ダンス、美術、音楽。3 つの異なるジャンルのアーティストが集まり、互いの行為に影響を受け合いながら作品を作り上げる、即興のライブパフォーマンスを行います。

4. 料金 :  無料

5. 対象 :  どなたでも鑑賞可能

6. そ の 他 :
 主催 社会福祉法人グロー(GLOW) ~生きることが光になる~
 協力  龍谷大学社会学部教授 山田 容
 社会福祉法人 湖南会 障害者支援施設 蛍の里
 助成 滋賀県(障害者表現活動の地域拠点づくりモデル事業)


問い合わせ先 :
 社会福祉法人グロー(GLOW)   藤原・山口 TEL 0748-46-8100
 龍谷大学社会学部教務課    山川 TEL 077-543-7614


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