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龍谷大学第46回学術文化祭実行委員会(京都市伏見区)は、京阪ホールディングス株式会社と共同で、平成29年9月17日(日)に、京阪電車「三条駅」地下1階コンコースにおいて「2017サークルステーション IN 三条」を開催します。
京阪ホールディングス株式会社が行う三条駅における大学との連携イベントは今年で8回目となり、今回も龍谷大学学友会の「学術文化祭」が参加することとなりました。
龍谷大学学友会「学術文化祭」は、龍谷大学の文化・芸術系サークルが団結して毎年度秋期に学園祭の実施期間に併せて開催するイベントです。
京阪ホールディングス株式会社からのお声掛けのもと、学生団体が参加サークルをとりまとめ調整し、人が多く集まる駅を舞台にパフォーマンスを行うことによって「地域の活性化」や「学生の社会参画」をめざします。
9月17日(日)当日は、龍谷大学学術文化祭を行う文化系サークルから下記7団体が出場し、駅コンコース内で吹奏楽部によるアンサンブル演奏、池坊華道部による生け花のライブパフォーマンスなどを開催いたします。
つきましては、本イベントを事前に広く誌面で取り上げていただくと共に、開催当日ご取材いただきますよう、よろしくお願いいたします。
龍谷大学理工学部物質化学科の 内田欣吾 研究室は、光を照射すると色を可逆的に変える「フォトクロミック化合物」の中で、光によって開環反応、閉環反応を繰り返すジアリールエテンを用いた光機能材料の研究を行ってきました。今回、新しい誘導体を合成し、それを昇華により結晶成長させると中空結晶が成長することを見出しました。結晶のサイズは、長さ100-500ミクロン、幅20-50ミクロン、厚さ2-10ミクロン程度の小さなものですが、これに紫外光を照射すると、無色の結晶が紫色に変わるとともに、結晶がジャンプしたり、バラバラに壊れるフォト(光)サリエント効果を示しました。サリエント効果とは、光照射や加熱により結晶がジャンプしたり、バラバラに壊れて飛び散る現象で、光照射でサリエント現象を示すフォトサリエント結晶と加熱するとサリエント現象を示すサーモサリエント結晶が既に報告されています。しかし、中空結晶がサリエント効果を示す例は世界で初めてです。そして、この中空結晶のジャンプする速度は、1秒当たり数メートルと、結晶サイズに対して非常に大きなものでした。このような、中空結晶には中にモノを詰めて光で放出するという応用が考えられます。そこで、我々は、直径1ミクロンの蛍光ビーズを穴に詰めて、紫外光を照射,すると、予想通り、紫外光照射により蛍光ビーズが吹き飛ぶ現象が観察できました。この中空内部には、ビーズの他に色々なものを入れることができます。DNAや医薬品等を入れてドラッグデリバリーのような応用や、香料を入れて匂いを発散しますことも期待できます。この研究成果は、光で内容物を放出することのできるシステムを作ったことに意義があります。
今回開発したフォトサリエント効果を示す中結晶は、自然界ではホウセンカが種の保存のために種子をまき散らすのに似ています。このシステムは、さらに結晶サイズを変えたり、中空サイズを変えたりして、いろいろな分野に応用される可能性を秘めています。
なお、本研究成果は、2017年8月31日付けでドイツ化学会ジャーナル「Angewandte Chemie International Edition」誌にWeb公開され、Hot paperとして掲載されました。
■発表論文について
英文タイトル: Photosalient Phenomena that Mimic Impatiens Are Observed in Hollow Crystals of
Diarylethene with a Perfluorocyclohexene Ring
和訳: ホウセンカの実を模倣したジアリールエテン中空結晶の光サリエント効果
掲載誌: Angewandte Chemie International Edition (アンゲヴァンテケミ―(応用化学)国際版)
著者: 内田 欣吾 他10名
なお、本研究はSPring-8のプレスリリース・トピックスにも詳細に掲載されています。
http://www.spring8.or.jp/ja/news_publications/press_release/2017/170908/
2013年からスタートした「政策実践・探究演習」 洲本プロジェクト(担当:的場 信敬准教授)は今年で5年目、これまで140名の卒業生が活動してきました。
初年度は、総務省の域学連携事業による「中期滞在型」合宿で、夏休み中の1ケ月間に75名が洲本市に滞在しました。翌年からは政策学部の正課科目「政策実践・探究演習」洲本プロジェクトとなり、毎年約20名ほどの学生が履修しています。
この度、8月26~27日に洲本プロジェクトの現役メンバーと卒業生メンバーが交流する「里帰りツアー」を開催いたしました。プロジェクトが始まって4年半、再生可能エネルギーと農漁業の振興をあわせた「グリーン&グリーン」をコンセプトに、地域に再生可能エネルギー設備をつくってきました。それらを現役の洲本プロジェクトメンバーと卒業生メンバーが巡り、懐かしい地域の方々と再会するツアーです。
1日目は、千草竹原の小水力発電、塔下(とうげ)新池のため池ソーラー、三木田大池の龍谷フロートソーラーパークを見学し、夜はウミボタルの鑑賞で盛り上がりました。
お世話になった地域の方々と再会を果たし、卒業生メンバーも感慨深い時間となりました。
2日目は、洲本の魅力を再発見するワークショップを開催いたしました。ワークショップでは、「現役生の活動について広報力を高めるにはどうすれば良いのか」、「現役生とOB・OGが一緒に水路補修などの作業をするはどうか」、「他大学による古民家再生の話をヒアリングし、参考にしてはどうか」、「地域住民による地元ガイドを活用してはどうか」、「再生可能エネルギー施設を島外にPRするのはどうか」など色々なアイデアが出されました。
今回のツアーに参加者した現役生からは、「洲本プロジェクトの先輩方と交流することで、自分たちに無い視点を学べました」「自分も洲本プロジェクト、大学で様々な事を学び、卒業してから地域の方々と再会したいと思った」などの意見がありました。
的場 信敬准教授 紹介ページ
政策実践・探究演習