【報告】公開シンポジウム 「科学鑑定と裁判-あるべき科学鑑定を求めて-」
去る3月1日(日)、標記の公開シンポジウムを大宮学舎にて開催いたしました。開催当日は、約200名の皆さんにご参加いただき、盛況のうちに終えることができました。
当シンポジウム開催にあたりまして、ご報告いただいた皆さま、参加者および関係機関には厚く御礼申し上げます。 (主催者代表:石塚伸一)

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去る3月1日(日)、標記の公開シンポジウムを大宮学舎にて開催いたしました。開催当日は、約200名の皆さんにご参加いただき、盛況のうちに終えることができました。
当シンポジウム開催にあたりまして、ご報告いただいた皆さま、参加者および関係機関には厚く御礼申し上げます。 (主催者代表:石塚伸一)
去る2/15、河野義行氏[松本サリン事件被害者/NPOリカバリー・サポート・センター顧問/元長野県公安委員]を講師にお招きし、『被害者から見た社会の理不尽さ』をテーマにご講演いただきました。
当日は、国家公務員(矯正施設職員・更生保護施設職員)や地方公務員(警察官)、社会福祉や更生保護関係者、NPO団体の職員、法律家、宗教関係者、学生の皆さん(約220名)が参加され、河野氏のご講演を熱心に聴かれました。
本センターでは、引き続き、矯正・保護に関する取り組みを企画してまいりますので、多くの皆さんのご参加をお待ち申しあげております。
第5回矯正・保護ネットワーク講演会の内容は、次のとおりです。
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◆開催日時 2015年2月15日(日) 13:30~15:45
◆開催場所 龍谷大学響都ホール校友会館 JR京都駅八条東口から徒歩約1分
(京都市南区東九条西山王町31 アバンティ9階)
◆当日プログラム 総合司会:井上善幸(龍谷大学 法学部准教授)
13:30~ 開 演
趣旨説明・講師紹介 福島 至(龍谷大学 矯正・保護総合センター長/大学院法務研究科教授)
13:40~ 講 演
講演者 河野 義行 氏
テーマ 『被害者から見た社会の理不尽さ』
15:20~ 質疑応答
15:45~ 終了
◆主催
龍谷大学矯正・保護総合センター
◆後援
浄土真宗本願寺派 京都府保護司会連合会 京都府更生保護女性連盟
更生保護法人京都府更生保護協会 京都BBS連盟 共同通信社
朝日新聞京都総局 読売新聞京都総局 毎日新聞京都支局
日本経済新聞社京都支社 京都新聞社 NPOリカバリー・サポート・センター
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【お知らせ】
本講演会における河野氏の講演内容は、センター通信第8号(2015年8月発行予定)に掲載予定です。ご希望の方は、本センターHPの「お申し込み」ボタンからご請求ください。
講演会の様子①:講師 河野義行氏
講演会場の様子
質疑応答の様子:質問する法学部生と河野氏
挨拶・講師紹介:福島至センター長
司会:井上善幸(法学部准教授)
ミュージカル・メルヘン(児童劇)
カルデモンメのゆかいなどろぼうたち
☆メッセージ☆
極東の島国日本と北欧の海洋国ノルウェーは、広さは同じくらい。漁業の盛んな国です。しかし、こと刑事政策に関しては、この30年、別の道を歩いてきました。
日本は、悪いことをした人に対しては、その報いとして刑罰を科し、刑務所に閉じ込めて、社会から排除します。死刑は、社会からの排斥を徹底した究極の刑罰です。ところが、北欧の小国ノルウェーには死刑がありません。刑務所では、犯罪や非行をおかしてしまった人たちのために、徹底して、社会復帰の支援をします。両国は、ともに世界で最も犯罪の少ない国、刑務所人口の少ない国だといわれています。それなのに、この二つの国の違いは、どこからきたのでしょう。
此の国には、1億2千万もの人が住み、彼の国にはわずか550万人しか人口がいないから?
此の国は、高度に発展した資本主義の大国で、彼の国は福祉国家だから?
此の国は、仇討の国で、彼の国はコミュニティーを大切にする国だから?
日本のおとなたちは、こどもたちに「勧善懲悪」の桃太郎さんのおとぎ話を聞かせます。ノルウェーの親たちは童話「カルデモンメのゆかいなどろぼうたち」のお話をして、いっしょに歌います。
わたしたちは、つぎの時代を生きるこどもたちに何を手渡そうとしているのでしょうか? すべては、2015年3月8日(日)15:00、京都駅前のホールからはじまります。
耳をすましてみてください!カルデモンメの人たちの声が聞こえます。
~♪ カルデモンメは歌の町。こどもも、おとなも歌うのさ♪~ (プロデュース・石塚伸一)
☆原作紹介☆
原作:Thorbjorn Egner,Folk og rovere i Kardemomme,1955:Norway
(トールビョールン・エグネル〔鈴木武樹訳〕『ゆかいなどろぼうたち』学研マーケティング、1981年)。
世界のこどもたちに親しまれている作品です。ノルウェー児童文学賞を受賞。日本でも、人形劇として放送され、著名な劇団がファミリーミュージカルとして上演しました。
わたしたちは、2013年2月にこのミュージカルを上演するために集まったメンバーです。
開催日時:2015年3月8日(日)15:00~16:30 (開場:14:30~)
開催場所:龍谷大学 響都ホール 校友会館
京都市南区東九条西山王町31 アバンティ9階 TEL.075-671-5670)
JR京都駅八条東口から徒歩約1分
参 加 費:無料
申込締切:定員(300名)になりしだい締め切ります。
参加申込:◆インターネットを利用する場合
龍谷大学矯正・保護総合センターHP(http://rcrc.ryukoku.ac.jp/)のトップに
ある「お申し込み」ボタンからお申し込みください。
◆メール・FAX等を利用する場合
龍谷大学矯正・保護総合センター「カルデモンメゆかいなどろぼうたち」
(担当:石塚伸一)宛に、「3/8 カルデモンメゆかいなどろぼうたち観劇希望」と
記入し、お名前、性別、年齢、ご住所、電話番号を明記の上、当センターまで
お申し込みください。
申込み先:〒612-8577 京都市伏見区深草塚本町67 龍谷大学矯正・保護総合センター
HP http://rcrc.ryukoku.ac.jp E-mail kyosei-hogo@ad.ryukoku.ac.jp
TEL.075?645?2040 FAX.075?645?2632
主 催:科学研究費助成事業・新学術領域〔研究領域提案型・法と人間科学〕
「犯罪者・非行少年処遇における人間科学的知見の活用に関する総合的研究」
(研究代表:石塚伸一)
協 力:龍谷大学矯正・保護総合センター、木津ダルクほか
去る12月1日から12日間、團藤重光文庫受贈記念の展示会を開催いたしました。展示会の開催期間中には、遠近各地320名(内訳:学生が201名、一般119名)の皆様にご来館いただきました。ご来館いただきました皆さま、本当にありがとうございました。また、展示会開催にあたりまして、ご支援ご協力をいただきました関係各位に対しまして、深く感謝申しあげます。
■團藤先生について
團藤重光先生は,1913(大正2)年11月に山口県で生まれた後、岡山県で幼少年時代を過ごされた。1935(昭和10)年に東京大学を卒業された後,東京大学教授,最高裁判所判事,東宮職参与,宮内庁参与,龍谷大学客員教授等を歴任された。その一方で、死刑廃止運動や少年法改正反対運動にも関与された。1995(平成7)年には、文化勲章を受章された。2012(平成24)年6月25日に永眠。團藤先生は,長らく刑法学や刑事訴訟法学などの学術の発展に尽くされたほか,判例法の展開,立法への参与など,様々な分野において,多大な寄与をされた。團藤先生の作り上げてこられた業績は,深いばかりでなく,幅広い領域に及んでいる。
團藤先生は,内外の書籍をはじめ,所属されていた大学や審議会などの各種資料,ノート,原稿,日記,手帳,写真,絵画,書簡類など,多種多様なコレクション(「團藤重光文庫」とよぶ。)を所蔵されてきた。これら一切の團藤重光文庫について,生前,先生は,本学に寄贈されるご意思を示された。このご意思に従い,2012(平成24)年12月には、一切の受贈を完了した。
このたび日本更生保護学会第3回大会(12月6日・7日)が本学深草キャンパスを会場に開催される機会に合わせて,團藤重光文庫受贈記念展示会を開催することにした次第である。
■主催
矯正・保護総合センター 團藤重光文庫研究プロジェクト
展示会開会を宣言する福島至センター長
展示会開会に駆けつけた来場者
最高裁判所判事退官当日の写真
團藤氏の足跡を示した年表と来場者
最高裁判所判事時代の資料と来場者
来場した学生と説明する福島センター長
毎年12月上旬、将来、法務教官や刑務官、保護観察官などの国家公務員目指している学生を対象に、その年度における採用試験で合格した現役学生・卒業生からの合格体験談や、現職として活躍している法務教官や刑務官、保護観察官の卒業生からのアドバイスを受けられる機会として懇談会を開催しています。懇談会終了後の懇親会では、参加した熱心な学生から直接の質問に対して、採用試験合格者や現職の卒業生、そして矯正・保護課程講師や矯正・保護総合センター関係教員が答えていました。
今年度は、この分野を目指すや関心を寄せる学生54名が参加し、熱心に合格者や卒業生の話しに耳を傾けていました。
■2014年度の開催内容等
開催日程 2014年12月12日(金)
開催場所 懇談会(18:30~) 深草学舎22号館202教室
懇親会(19:30~) 深草学舎22号館地下食堂
主 催 矯正・保護課程委員会
プログラム 懇 談 会
1)委員長挨拶
井上善幸先生
(矯正・保護課程委員長/法学部・准教授)
2)合格者体験談・現職OBからのアドバイス
2014年度採用試験合格者
保護観察官
安東 睦美さん
(文学部日本語日本文学科2010年度卒業)
本学出身の現職OB
法務教官
O.Kさん(少年鑑別所所属/法学部卒業)
S.Eさん(少年院所属/法学部卒業)
刑務官
T.Yさん(刑務所所属/法学部卒業)
保護観察官
K.Tさん(保護観察所所属/文学部卒業)
T.Rさん(保護観察所所属/法学部卒業)
3)合格者・現職OB/OGからのアドバイス
4)質疑応答
懇 親 会
採用試験対策について語る合格者
採用試験対策について語る合格者
現職OGのアドバイスを熱心に聞く学生たち
懇談会会場の様子