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『ロバート・フロスト詩集 ニューハンプシャー』藤本 雅樹(文学部英語英米文学科 教授)訳

本書は、20世紀アメリカ詩を代表する詩人の第4詩集『ニューハンプシャー』の翻訳。これによって、フロストは、ピュリッツァー賞を射止めた。

2020年12月刊/4000円(本体)/四六判上製352頁/装丁:桂川潤


藤本 雅樹(文学部英語英米文学科 教授)


2020.12.3~12.15
子どもの食と栄養での取り組みについて

子どもの食と栄養では講義内容と関連付けて、調乳や離乳食、幼児食等の調理実習を数多く取り入れ例年 8 回の調理実習を実施しています。
今年度はコロナ禍のため、調理実習室で実施できたのは 2 回だけでした。残りの 5 回はオンラインで説明し、自宅で調理してもらいました。
しかし、5歳児に向けた保育所(園)給食の献立は対面で行いました。ソーシャルディスタンスに配慮して、例年と違い、クラスを半分ずつにして調理実習を実施しました。
学生自身が献立内容を考え、自分たちで食材購入し、調理を行うという演習を実施しました。保育者を目指す学生にとって、食に関わる知識や技術を体得する機会が少なくなり、自立した生活の基礎となる「食生活の自立」が難しい状況にあります。「食」をより身近なものとして捉え、「食べることの大切さ」を幼児たちに伝えるため、そして自身の食生活を見直す機会となる重要な実習です。
今回は学生の立てた献立を紹介します。季節感、いろどり、栄養バランス、食材原価などを考え立てた力作です。学生たちはこの調理実習後、「給食を作る栄養士さんや調理員さんも子どもたちのことを思って様々な工夫をされているということを実感した」、「自分たちでメニューを考え、買い物もして一から作るという作業をして,大変だと感じるともに、母は毎日これをしているのかと思うととてもすごいことだと思う」などの感想を述べていました。


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2020.11.25~12.9
こども教育学科
保育・教職実践演習・保育実習指導Ⅱ 実習報告会

実習報告会は、2年生が実際に体験した全5回の教育実習、保育実習(今年度はオンライン実習を含む)の経験をふりかえり、報告します(当日は5回目の報告会、11月下旬より毎週開催)。この日は1年生も参加し、在学生と教員相互の学びのひとときとなりました。15クラスが実習体験を交えた報告をしました。(11月25日<3クラス>、12月2日<6クラス>、12月9日<6クラス>実施)。12月2日(水)、12月9日(水)に1年生も合同授業として参加しました。

発表テーマは次のとおりでした。
・共感的理解(松溪クラス)
・正しいあそびってなあに?(田中クラス)
・コロナ禍の保育現場について(野口クラス)
・集団で生活する意義(北村クラス)
・午睡の意味や目的~子どもにとって午睡ってなんだろう?~(羽溪クラス)
・進路指導とアフターケア(武岡クラス)
・働くときに思い出して、一人ひとりが今この瞬間
~あなたは子どもを傷つけていませんか?~(生駒クラス)
・どういうこと?ってどういうこと?(土井クラス)
・私的には良いと思ったけど・・・これって、ダメなんですか?(田岡クラス)
・待たせない保育の環境について(野澤クラス)
・子どもとの関わり方について~あのときどうすれば良かったのか~(赤澤クラス)
・本当に必要?幼児からのお箸(堺クラス)
・保育におけるプライバシーの侵害とプライバシー保護の意識(広川クラス)
・乳児に対する言葉の暴力(保育者にとってのあるべき姿)(中根クラス)
・保育士の給与について~人は自分の利益よりも他人の利益を優先できるのか~(齊藤クラス)

 この報告会のねらいは、保育や支援の正解を軽々に導くのではなく、参加者が「もし自分が実習生/職員だったら…その対応でよかったのか」など自分の事として問いなおし、思考を巡らせてみることです。反省的実践家(reflective practitioner)と言われる保育者だからこそ、「やりっぱなしにしない」実習教育は、「常にわが身を省みて」(浄土真宗の生活信条)の実践であり、建学の精神にも裏うちされています。
 なお、各クラスでは実習報告会に備え、丁寧な話し合いを重ね、その成果をレジュメやパワーポイント、オリジナル動画などを駆使して問題提起し、フロアーの在学生、教員との質疑応答を熱心に重ねる場となります。1年生は2~3月にかけて行われる、初めての教育実習、保育実習を控え、実習とはどのような学びなのか、どのような心構えで臨めばよいのかなど、教員からの指導のみならず、上級生や同級生からの質疑応答を通して、主体的に学びを深める機会となるため、重要視しています。今年度は、manaba コース上でスレッドを立て、報告時に十分議論できなかった事柄、問いかけられなかった事柄をめぐる意見交換が活発に行われました。スレッドへの書き込みは合計 38 にのぼりました。


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 森のある大学 龍谷大学里山学研究センターの丸山徳次研究フェローが神戸大学第41回メタ科学技術ワークショップで本研究センターにおける里山学研究に関する発表を行い、「問題共同体としての里山学-龍谷大学〈里山学研究センター〉の16年-」と題して神戸大学の『21世紀倫理創成研究第13号』に紀要論文として掲載されました。
 
 紀要論文は、丸山氏が、第1に、本研究センターの設立の経緯やその後の経過に触れ、第2に、「里山」の概念を整理した上で「里山学」構想を論じ、第3に、里山学の制度化形式を「問題共同体」として規定してきたことを説明し、第4に、本研究センターの成果及び反省点(課題)を考察する、という構成です。そして、このような論文構成の中で、丸山氏は、第2、第3、第4の項目を詳述しています。
 第2の項目について、丸山氏は、「里山」の概念が常に曖昧さがつきまといながらも生態学的な研究を通して徐々に拡大していく様相を江戸時代から現代までの歴史的経緯を踏まえて解説し、「里山」という言葉を次の3つに整理します。すなわち、それは、①狭義の「里山」(「奥山」と対比されて、村里(居住地)から近いヤマ(森林))、②広義の「里山」(里山林に田んぼ・畔・水路・溜め池・茅場(草地)等が「セット」になった農業景観であり、「農業的自然と林業的自然の複合」)、③最広義の包括的な「里山」(「里山的自然」(①及び②の両方を意味するもの)であり、里海・里湖・里川等を含む)というものです。その上で、丸山氏は、この「里山的自然」を「人の手が入った自然」と定義すると同時に、「文化としての自然」という表現を「里山学のトポス」と呼称します。そして、丸山氏は、このように呼称するのは、里山学の探究を通じて様々な専門分野がそこにその意味内実を付与していくその共通の土台が「文化としての自然」と考えているからだと述べます。
 第3の項目について、丸山氏は、「問題共同体」とは、社会において解決が求められている問題を巡って様々な専門分野の研究者が集合するものであり、互いに他の専門分野に対しては非専門家であるような研究者の共同体だと指摘します。その上で、丸山氏は、この「問題共同体」では随時専門外から補足的に関連する研究者を組み入れる可能性があり、研究全体の評価を社会的有意性の基準に基づける可能性も開けることを示します。
 第4の項目について、先ず、本研究センターが16年間も続いてきた要因として、丸山氏は、➊コアーのメンバーが学部や専門分野の垣根を超えて意思疎通することの意義を意識してきたこと、➋「里山学のトポス」が抽象的で緩やかであったことが結果としてメンバーの緩やかな連携を可能にしてきたこと、➌「龍谷の森」及びその周辺という共通のフィールドがあり、また、「龍谷の森」の保全運動の熱が継続していること、➍メンバーが「里山問題」を環境問題の1つだと捉えて学問的使命を見出せていることを挙げます。次に、本研究センターの反省点(直面する課題)として、丸山氏は、例えば、➍との関係で「環境問題」と「里山問題」の複雑さ・困難さによって本研究センターが共通の問題点を明示できていないこと、「里山」を主観的にテーマとして取り上げることで、特に、自然科学のメンバーによる研究が難しいこと、すなわち、自然科学の研究者にとっては、「里山」が科学言語ではないことや研究フィールドが限定されることが研究それ自体の動機づけや主題化に困難をもたらしていることなどを提示します。最後に、丸山氏は、哲学の専門家として、「里山学」という構想を掲げ、それが様々な研究分野の研究者を集める契機となり、結果として、本研究センターの創設に繋がったこと、自らが提示した概念(前出の「文化としての自然」や「問題共同体」など)がメンバーの間で共有、使用されるようになったことなどを回顧します。


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上記より紀要論文が閲覧可能ですので是非ご覧ください。

<丸山徳次氏のプロフィール>
里山学研究センター研究フェロー
著書に『岩波応用倫理学講義 2 環境』(編著、岩波書店、2004年)、『水俣学講義・第5集』(共著、日本評論社、2012年)、『現象学と科学批判』(晃洋書房、2016年)、『琵琶湖水域圏の可能性―里山学からの展望―』(共著、晃洋書房、2018年)『森里川湖のくらしと環境―琵琶湖水域圏から観る里山学の展望―』(共著、晃洋書房、2020年)などがある。


国際関係コースでは、2021年1月9日、卒業論文口頭試問に日を合わせる形で
親和会学業優秀者表彰制度による学業優秀者表彰式を開催しました。

表彰式では、受賞者の大平早葵さん(政策学部)に表彰状と図書カードが
手渡され、国際関係コース運営委員会委員長である金子眞也教授と大平さんの
所属するゼミ担当教員で口頭試問主査の安藤真次郎教授、副査の安田圭史准教
授からお祝いと励ましの言葉がかけられました。

大平さん、誠におめでとうございます。
今後のますますのご活躍を期待しています。



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作成日2016/04/26

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作成者KDL藤川

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