お~仰ぎ見れば東山に
名月は皓々と照りはえて
清水のせせらぎに明日の命を頼まん
お~保津川の流れにゆられゆられて
仰げば東山連山西山連峰
お~南にのびる京都盆地
若き血潮と学徒が集う深草の森
お~頭をたれては己の小さきを知り
頭をあげては仰ぎみる正法萬古
さあさあ唄わん哉 狂わん哉
我等 龍谷大学逍遥の歌
花咲き染めて一睡の
夢は夕べの鴨川か
一写千里の恆河に乗せて
流せ異邦の大海へ
我等龍谷の花ぞ育たん
行け艱難を乗り越えて
常命わずか七十年
遥かにそびゆる大江の峰に
悠々悠と 日は昇る
我等龍谷の花ぞ伸びなん
さてこそ説かん 古の
花の都は京洛の
崩れ散りにし心をよみて
我等龍谷 行く末の
ああ、龍谷の花ぞ咲かなん