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「政策実践・探究演習(国内)洲本プロジェクト(以下、洲本プロジェクト)」(担当:的場信敬教授)の第8回合宿(1泊2日)を行い、10名が参加しました。今年度の洲本プロジェクトはテーマごとに5班に分かれて活動しており、今回の合宿には「千草竹原班」、「イベント班」、「塔下班」が参加しました。以下、各班の取り組みを報告します。
■千草竹原班
千草竹原(ちくさたけはら)は、再エネ自給村をめざす7人3世帯の集落です。2014年度に龍谷大学と九州大学、地元企業の協力のもと、農業用水路をつかった小水力発電システムを設置し、発電した電力を集落内の街灯や防犯カメラなどに使っています。また、洲本市では小水力発電の電力を使って音楽祭をこれまでに2回開催しました。
千草竹原地区での活動を通じて、他大学との連携の輪が広がっており、首都大学東京はロングトレイル、兵庫県立大学がナルトサワギクの除去、本学千草竹原班は再生可能エネルギーを置いたテーマに活動しています。

千草竹原班の具体的な活動内容としては、どのように再生可能エネルギーや関係人口、移住者を増やしていくかを調査し、集落の将来ビジョンをまとめています。今回の合宿では、住民の方々にどのような種類の再生可能エネルギーを増やしていきたいか、どのような人に住んでほしいかなど具体的に話を聞きました。
合宿2日目は、太陽光発電を検討している農地から各住宅への配電ルートを測量し、地図に書き込む作業を行いました。今後は、各家庭の消費電力と照らし合わせて、集落全体でどのくらいの電力が必要か、太陽光発電の規模と設置コストの試算などを行う予定です。



また、首都大学東京の合宿と日にちが重なったので、ロングトレイルコースを一緒に歩き、千草竹原のPRビデオを制作するためのワークショップをおこないました。



■塔下(とうげ)班
10月20~21日に開催されたレトロこみちのイベントで鮎原米の米ワッフルを販売し、2日間で200個以上販売したことを塔下新池田主(たず)の皆さんに報告しました。このイベントでの販売では、味や食感の新しさは好評でしたが、冷めてもおいしい物にするにはレシピ開発が必要なこと、保存方法などの課題等を地域の方と共有しました。島外にむけて鮎原米をPRすることが目的なので、来年度に引き継ぎ発展させていく予定です。


■イベント班
今年度は洲本市企画課と連携して、学生目線で捉えた洲本市内のサイクリングマップを作成しています。8月と9月の合宿では、市内をクロスバイクで走り、これをもとに走行ルートを選定し、立寄るスポットやおすすめの店舗を考えてマップの企画案を作りました。
今回の合宿では、女性でも気軽に走ることが可能か、ルートを実際に走ってみて確かめました。今後は、サイクリングマップの紙面構成、写真選定、記事作成、デザインなど具体的な作業を進めて、2019年2月末の完成をめざします。




12月8日(土)、瀬田キャンパスにて、福祉フォーラム2018「孤立と支え-つながりは回復する-」を開催しました。
鈴木大介さんは、貧困や虐待など厳しい環境に置かれている女性や子ども、若者に対する熱心な取材を元にした書籍を数多く上梓されてきましたが、自らも脳梗塞を発症され、自らがさまざまなハンディを抱える立場に置かれるました。このような経験をされてきた鈴木さんから、孤立していく人達のこと、そしてそれを支えることについてトークイベントを開催しお話しを伺いました。

トークイベント後は、滋賀県内に若者支援を行う「四つ葉のクローバー」の杉山氏、地域で権利擁護活動に携わる「甲賀湖南成年後見センターぱんじー」の桐髙氏から事例の報告を行っていただき、それぞれの事例に鈴木氏からコメントをいただきました。

支援者とは異なる価値観を持たざるを得なかった「大事にされてこなかった人達」が私たちの社会にはたくさんいること、そして気づきと小さな関わりが展望を開いていくことを深く学び得た機会となりました。





 11⽉20⽇開催された⿓⾕⼤学・京都産業学センター主催の京都工芸サロンにおいて、株式会社佐藤喜代松商店 代表取締役社長 佐藤 貴彦氏による講演が⿓⾕⼤学深草学舎にて⾏われました。

 講演では、佐藤喜代松商店で取り扱われている伝統素材の漆の精製や販売についてお話しいただきました。現在では、「MR漆」という新精製法により開発された品質の高い漆を利用し、新規分野を開拓されておられるとのことです。

 また、実際に様々な漆製品をご持参いただき、どのような製品なのかをご説明いただきました。漆製品といえばすぐに思い浮かぶ食器類だけでなく、工具の持ち手に漆が施されている物、アクセサリー、名刺入れ、財布など、様々な種類の漆製品をご紹介いただき、受講者も実際に手に取ることができました。

 京都工芸サロンは、京都工芸人の方々と大学研究者とのコミュニケーションの場として恒常的に機能するよう継続的に開催しております。








食と農の楽しさを伝えるWEBマガジン「Mog-lab」(もぐらぼ)に、経済学部講師の山田誠先生(環境学)の記事『温泉卵と温泉の微妙な温度感』が掲載されました。
水文学、温泉科学が専門の山田先生が、身近に有りながら普段あまり深く考えることがない温泉卵のことを掘り下げます。

『温泉卵と温泉の微妙な温度感』(食と農の楽しさを伝えるWEBマガジン「Mog-lab」)


 文学部では、人文学の学びを社会との関わりの中で深めながら、社会貢献につながる実践的な学修機会の構築に力を入れています。

 文学部龍谷IP推進委員会では「地域協働と学科・専攻横断による新たな実践的学修プログラムの構築 ~人文知を活かした新たな社会活動の試み~」として、2019年度から「文学部社会活動実践セミナー(仮称)」の開講を目指しています。

 10月24日(水)に「地域公共人材をアクティブラーニング ~政策学部における社会連携型教育の取り組み~」と題し、教員対象の研修会を開催しました。

 当日は、本学政策学部教授である只友景士先生に話題提供を頂き、「地域公共人材を育てる」という観点からお話をいただきました。


◎まちづくりは専門的な人でなくても、誰にだって出来る。
 
 「まちづくり」とは何か、少し難しいイメージがあるかもしれませんが、実際には「お花に詳しい」「餅つきが得意」というように日々の営みの中にこそ、まちを創る原点があるのではないでしょうか。
 また、自治会や町内会、PTA活動などの社会の身近な場面で「会議」や「話し合い」の場が開かれ、言葉を使ったコミュニケーションが、私たちの生活にとって当たり前の日常であり、それこそが「まちづくり」の原動力になっているといえます。


◎課題解決は楽しい!関心を持ち続けられる工夫が大切。
 
 政策学部の「政策実践・探求演習」では、実際に社会の現場へ飛び出してプロジェクトに取り組むことを通して、学生自身の関心度が高まり、授業が終わっても課外で継続的な関係性が生まれています。
 科目の枠組みでの学びを飛び越えて、学生自身が社会に関心を持ち続けて、自らテーマを掲げて取り組んでいくことこそに、「学びの意義」があると只友先生は仰います。


◎学生が社会の中で力を発揮できる環境づくりを。
 
 文学部生が学ぶ文学や歴史など人文学の知識が社会に活かされないと言う事はあり得ません。それは自らが専門的に学んだことを「言葉」にして誰かに伝えることを通して発見でき、その過程で社会との接点を持つことで学生自身の成長、社会の成長に繋がるのではないか、というお話がありました。

今後も文学部では2019年度からの「社会活動実践セミナー(仮称)」の開講に向けて、人文学の学びを社会との関わりの中で深めながら、社会貢献につながる実践的な学修機会の構築にチャレンジしていくと共に、地域と学び合う文学部の可能性を模索していきたいと考えています。

(文学部PA 滋野 正道)


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