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【本件のポイント】
・2018年8月から毎月1回空き店舗を活用した図書館を開設するとともに、関連イベントを開催中
・10月は京都競馬場の開催にあわせて、小学生を対象に商店街内の店舗を廻るクイズラリーを実施し、地域内外に商店街の存在をアピール

 龍谷大学政策学部井上芳恵ゼミナールでは、2017年より伏見区淀本町商店街で活動を展開しており、昨年は、商店街店主へのヒアリングや七夕まつり来場者へのアンケート調査を実施し、地域・商店街の現状や消費者のニーズなどを調査・研究してきました。
 その中で、鉄道高架事業にともなう駅舎の移動によって、空き店舗が増加する淀本町商店街への危機感や、図書館・本屋が周辺になく不便であるという地域住民の声を多く聞き、井上ゼミ生が空き店舗を活用して本を通じた商店街と地域の交流の場づくりを展開しています。
 これまでに、地域の皆様のご協力のもと約500冊もの絵本や児童書を寄付していただき、毎月図書館の開設とともに、関連イベントを開催しています。なお、本事業は京都市・(公財)大学コンソーシアム京都による平成30年度「学まちコラボ事業」の採択を受けて実施します。

「第3回淀本町商店街ふれあいライブラリー&淀本町商店街ダービー」概要

1.日  時 :2018(平成29)年10月6日(土) 10:00~16:00 
※クイズラリー 第1レース 11~12時、第2レース13~14時、第3レース14~15時

2.開催場所:ふれあいライブラリー・・元 タカラブネ(京都市伏見区淀本町174-46)
       クイズラリー・・・・・・・・・・淀本町商店街内

3.クイズラリー集合場所:ふれあいライブラリー(各レースの10分前に集合)

4.参 加 者:地域住民、クイズラリーは小学生対象(各レース先着20名)、
       龍谷大学政策学部井上ゼミ約10名

5.主  催 :龍谷大学政策学部井上ゼミ

6.協  力 :淀本町商店街(クイズラリー協力店舗9店舗)、
        JRA京都競馬場、京都市伏見区役所

7.内  容 :図書館では、3歳~小学校低学年程度の本の貸し出しを行うほか、簡易のカフェスペースを設けます。クイズラリーでは、子ども達が商店街内の店舗をまわってクイズに答え、時間や正解数を競い、京都競馬場オリジナルの景品をプレゼントします。

8.申込み先: ふれあいライブラリーは参加自由なので申し込み不要です。
淀本町商店街ダービー(クイズラリー)に参加希望の方はsyoutenaihan@gmail.comまで、氏名、電話番号、参加希望レースをご連絡ください。   

問い合わせ先・・・龍谷大学 政策学部教務課 担当:奥村・石倉 Tel 075-645-2285


農学部の島純教授が参加する理化学研究所(理研)バイオリソース研究センター微生物材料開発室事業推進ユニットの共同研究グループが、バイオマス由来の発酵原料糖の主成分を成す2種類の糖から効率良く油脂を生産する新種の酵母を発見しました。
※詳細は理化学研究所HPをご参照ください。


農学部 島純教授





黒川 雅代子 本学短期大学部 社会福祉学科教授・犯罪学研究センター 副センター長

黒川 雅代子 本学短期大学部 社会福祉学科教授・犯罪学研究センター 副センター長


黒川 雅代子(くろかわ かよこ)
本学短期大学部 社会福祉学科教授、犯罪学研究センター 副センター長・「司法福祉」ユニットメンバー
<プロフィール>
社会福祉学を研究。研究テーマは遺族支援のための実践モデル開発。『救急医療における遺族支援のあり方』などの論文を執筆したほか、遺族会「ミトラ」*の発起人としても活動中。
*遺族会「ミトラ」 http://www.human.ryukoku.ac.jp/~kurokawa/

「子ども食堂」が果たす社会的な機能を調査
犯罪学研究センターでは、私の専門である社会福祉学の側面から関わることで、センター全体の研究活動の一助になりたいと思います。社会福祉学とは、人が人らしく生きていくということはどういうことなのか、そのために必要な援助の方法や技術、行政政策、福祉などの社会的な基盤とはどういったものなのか、ということについて考える学問です。
とりわけ子どもや障がい者、高齢者などに代表される社会的弱者に対する支援には多くの課題があります。そこで、現在私は「子ども食堂」*の研究を進めています。今は子どもの7人に1人が貧困に陥っているとされる時代です。これは単に子ども自身の貧困の問題ではなく、子どもを取り巻く社会の問題だと思います。データから見ても、貧困家庭に育った子どもの進学率は低い傾向にあるのです。その進学率の低さが就職にも不利益があるとするならば、貧困は将来的にも連鎖していくことになります。子どもは生まれる環境を自ら選ぶことができません。親が一生懸命働いているにも関わらず貧困ゆえに将来の夢や希望を描けない子どもがいるならば、子どもの居場所作りや健全育成の観点から「子ども食堂」にはどのような役割を果たせるのか。これが研究を始めたきっかけです。
「子ども食堂」は行政が主導して運営していたり、ボランティアの人たちが担っていたりと、実際の活動状況は地域によりさまざまです。加えて、財源や人材確保などの問題も山積しています。そのため、研究のスタート段階では文献研究に主眼を置きますが、ゆくゆくは現地にも足を運んで調査を行う予定です。

*「子ども食堂」:子どもやその親、および地域の人々に対し、無料または安価で栄養のある食事や温かな団らんを提供するための日本の社会活動。日本各地で同様の運動が急増している。

「子ども食堂」から社会のあり方を考える
「子ども食堂」という形で孤食や貧困家庭の子どもに食事を提供する試みが始まったのは、近年のことです。しかし、お寺に集まってごはんを食べたり、近所づきあいのなかで「うちに食べにおいで」と誘い入れたりすることは、日本各地で昔からあったのではないでしょうか。では、わざわざ「子ども食堂」という形で行なわなければならなくなってきた理由は何なのか。また、ただ料理を提供するだけではなく、子どもの居場所として機能することで非行や犯罪の予防にはならないのか、さらに子どもだけでなく地域の高齢者や障がい者などみんなが訪れる場所になりえないのか、など様々なポイントから研究を進めていきたいと考えています。

社会にある様々な「喪失」とケアについて考える
私は長年遺族ケアについても研究を行っています。遺族は、死別によって大切な人を喪失したわけですが、「子ども食堂」が必要とされる社会も、様々なものを喪失しているといえます。例えば、コミュニティの喪失や安心できる家庭環境の喪失、ともに食事をする人の喪失等々です。人には、自分を必要としてくれるところ、居場所が必要です。居場所の喪失は、自己肯定感や自尊心の喪失にもつながります。それが非行や犯罪に影響を及ぼす可能性も否定できません。当センターが掲げる “人にやさしい犯罪学”について、社会福祉学的観点から、特に「喪失」という切り口で検討していきたいと考えます。



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