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【本件のポイント】
・ 龍谷大学生が京丹後市全域の防災訓練にあわせて、防災イベントを開催します。
・ 京丹後市大宮町口大野(くちおおの)区には避難場所の確保に関わる防災上の課題があります。7月の西日本豪雨では、区内を流れる竹野川の氾濫や土砂災害の被害も出ました。
・ 龍谷大学生が実施する防災イベントでは、幅広い世代に向けて、防災の正しい知識や災害時に正しい行動・判断ができるよう様々な企画が予定されています。

 龍谷大学政策学部で開講しているPBL科目「政策実践・探究演習」の「京丹後防災プロジェクト」※1(担当教員:石原 凌河講師)では、「京丹後市夢まち創り大学」※2と協働しながら、2018年4月から大宮町口大野区を中心に地震・風水害・雪害といったハザードや地域防災活動の状況などを調査し、地域防災活動の担い手としての素養を育むとともに地域防災活動のさらなる発展を目的として活動しています。
 口大野区は地震時に竹野川に架かる橋の倒壊や水害時に竹野川の氾濫の恐れがあるものの、避難所に向かうためには橋を渡る必要があり、まとまった人数を収容できる避難所や避難場所の確保をどうするかが防災上の課題となっています。
 実際に7月の西日本豪雨では、竹野川の氾濫や田畑の冠水、土砂災害の被害が出ました。8月26日は口大野区で防災訓練が開催され、龍谷大学生が2度の調査をもとに企画した、防災イベントが開催されます。イベントでは幅広い世代の地域住民に向けて、防災の正しい知識や災害時に正しい行動・判断ができるように非常食の試食会、防災ゲームの体験、防災意識や避難行動に関するアンケート調査が予定されています。
 防災訓練・防災イベント・アンケートの結果をうけて、口大野区における地域住民の防災意識のさらなる醸成、備蓄、避難場所の確保、避難行動などを検討し、地域防災活動の発展につなげていきます。

1.日 時
  2018年8月26日(日)08:00~10:00(予定)

2.参加者(予定)
  石原 凌河講師、龍谷大学政策学部PBL科目「政策実践・探究演習」京丹後防災プロジェクト受講生、京丹後市大宮町口大野区の住民など、120名程度。

3.実施内容・スケジュール
  防災イベント
  2018年8月26日(日)08:00−10:00 
  口大野公民館(〒629-2501 京都府京丹後市大宮町口大野889)

(1)非常食の試食会
災害時におけるインフラ機能の停止によって救援物資の到着まで時間がかかるため、命をつなぐために非常食が重要になっています。避難所や防災倉庫に非常食が備蓄されていますが、それを食す機会があまりありません。そこで、地域住民と大学生が一緒に非常食を作ることによって、非常食の作り方を学び、平時の食料を余分にストックする「ローリングストック」など備蓄の知識を学びます。

(2)防災ゲームの体験
市販の防災ゲームを使い、地域住民と大学生が一緒に遊ぶことによって、災害対応の知識を学びます。防災ゲームの体験は、口大野区の防災ゲーム開発につなげます。

(3)防災意識や避難行動に関するアンケート調査
防災訓練や防災イベントによって防災意識の醸成や避難行動につながったかなど、アンケート調査を実施します。防災訓練、防災イベント、アンケートの結果を受けて、口大野区における地域住民の防災意識のさらなる醸成、備蓄、避難行動、避難場所の確保などを検討し、地域防災活動の発展につなげていきます。

4.補足
※1 京丹後防災プロジェクト
本学参加学生は19名。2018年度より地域防災活動のさらなる発展を目的として、京丹後市大宮町口大野区を拠点に北近畿地震の被災経験や災害伝承に関する聞き書き冊子の作成、防災イベント等を実施しています。

※2 京丹後市夢まち創り大学
大学が蓄積してきた高度な知識、技術及び情報並びに若い大学生の活力を市内に導入することで、京丹後市の地域と大学が互いに学び合い協働して地域課題の解決や地域の活性化を図ることを目的として、全国11大学の参画を得て「京丹後市夢まち創り大学」を組織。

問い合わせ先…龍谷大学 政策学部教務課 担当:奥村・石倉   Tel 075-645-2285
                        (土日、8月13日~17日は閉室)


2018年8月4日、第1回公開研究会「性暴力・セクシュアルハラスメントを考えるために――性暴力の顕在化・概念化・犯罪化」を、本学深草学舎 紫光館で開催し、約30名が参加しました。
企画者である牧野雅子(犯罪学研究センター博士研究員)がモデレーターを務め、今回は「痴漢は犯罪です ――地下鉄御堂筋線事件を知っていますか」をテーマに、性暴力を許さない女の会、北原みのり氏(ラブピースクラブ代表・作家)をゲストに迎えました。

まず、30年前に起きた地下鉄御堂筋線事件やその後の女性たちの運動について、事件を機に発足し現在も活動を続ける「性暴力を許さない女の会」のお二人に、報告をいただきました。北原氏からは、事件や女性たちの運動を記録する意義について、フェミニズムの歴史、そして今起きている性差別の問題に引きつけたコメントをいただきました。

1988年に起きた地下鉄御堂筋線事件は、電車の中で痴漢行為を見た女性が加害行為をとがめたところ、その加害者から性被害に遭ったというものです。女性に対する性暴力に言及する際に触れられることが多い事件のうちの一つです。事件の悪質さに加えて、裁判過程に垣間見える司法の性暴力観、性暴力被害を軽視する社会認識に、多くの女性たちが怒りの声を上げました。事件を受けて開かれた「Stop! ザ・レイプ」の集会には、500人が参加したといいます。

事件や運動についての報告は、当事者の「証言」であり「語り」であるともいえます。語りとは、ある時点の客観的な事実のみを伝える静的なものではなく、過去と現在を往来する、語り手の置かれた立場や状況を反映した現在の営みといえるもので動的なものです。今回の報告は、事実についての語りが語り手の経験や感情と不可分であること、過去についての報告であっても現在の問題や自身の主張と絡み合った「現在の営み(語り)」として表出することを、参加者が聞き手として経験する場でもありました。それをいかに聞き、記録し、今後に引き継いでいくか。この課題は、以後の研究会、とりわけ、第4回「セクシュアル・ハラスメントと報道」の問題にもつながります。



本公開研究会は、犯罪予防と対人支援を基軸とする「龍谷・犯罪学」の構築を目指す、龍谷大学 犯罪学研究センターとの共催で開催しています。

○次回は8月25日(土)14:00-16:00開催予定です。 【>>詳細】
全6回ともに参加費無料・事前申込不要。どなたでも参加いただけます。

※この企画は、JSPS科研費 平成28ー32年度 基盤研究(C) 16K02033<研究課題「近代日本における『性犯罪』抑止政策と法の批判的検討」、研究代表者 牧野雅子(犯罪学研究センター博士研究員)>の一環として実施しています。


「映像コンテスト」の過去の応募作品を紹介します。今回、ご紹介させていただく動画のタイトルは、「龍谷に流れる時間」です。龍谷大学の始まりから、現在の龍谷大学について知ることができます。ぜひご覧ください。

現在、映像コンテストの作品を募集中です。詳細はこちらをご覧ください。


8月4日(土)、8月5日(日)に、深草キャンパスにてオープンキャンパスを開催しました。

経済学部のイベントには、約1,200名の方々(紹介イベント・模擬講義:800名、ゼミイベント:100名、学生相談展示ブース:176名、個別相談コーナー:62名)にお越しいただきました。夏らしい暑さの中を本当にありがとうございました。

模擬講義は「経済学で読み解く人間関係」(新豊直輝准教授)と題して行いました。イベント後には「お金やモノの流れの学ぶと思っていた経済学の印象が変わった」という声を多くいただきました。

国際協力について学ぶ神谷ゼミは「世界体験スタンプラリー」を実施しました。このイベントを通して経済学部生のゼミ活動についてよくわかっていただけたのではないでしょうか。

経済×経営合同イベント「学生相談・展示ブース」では、経済と経営、それぞれの学部の特徴について、ポスターや写真など展示するとともに、学生相談ブースを設置しました。多くの高校生・保護者の方にお越しいただくことができ、現役学生の生の声を聞いていただけたのではないかと思います。

次回以降のオープンキャンパスの日程は、次のとおりです。

今後も、経済学部の魅力をいろいろな形でお伝えしたいと思います。またぜひ、8月25日、26日のオープンキャンパスでお会いしましょう!

8月25日(土)、8月26日(日) オープンキャンパス[3キャンパス同時開催]


学部紹介イベント「-魅力溢れる経済学部ライフ!-」


模擬講義「経済学で読み解く人間関係」(新豊直輝准教授)


神谷ゼミ「世界体験スタンプラリー」


経済×経営合同「学生相談・展示ブース」


個別相談コーナー


 私たち研究プロジェクトチームは、「性的指向と性自認の多様性を認め合う大学」を目指して、性のあり方の多様性への理解を深める啓発活動を行ってきました。
 それらの活動やアンケート調査を通して、本学における少なくない数のセクシュアルマイノリティ当事者が日常的にからかいや差別の言葉にさらされ、生きづらさを感じていることが明らかになりました。
 この度、社会的に影響力のある国会議員から、日本ではセクシュアルマイノリティが差別されてきた歴史がなく、当事者の生きづらさの解消のために「生産性」のない同性カップルに税金を投入する必要はないという趣旨のコラムが、ある雑誌に掲載されました。
 たしかに、日本では同性愛は違法ではありません。しかし、本学のアンケート調査の結果が示すように、セクシュアルマイノリティ当事者たちは偏見や差別に傷つき、生きづらさを感じているのが日本の現状なのです。そして、「生産性」という尺度で人間の価値をはかる、そのこと自体が差別(ヘイトスピーチ)であり、生きづらさを社会制度として助長するのです。
 昨日、本学の教職員有志によって、「杉田水脈衆議院議員のLGBTQに対する不当な差別発言に抗議する(アピール)」がなされました。私たち研究チームメンバー一同は、この声明に賛同し、ともに多様性を認め合う社会に向けて発信していくことを宣言し、ここに同会の了承のもと声明の全文を掲載します。

2018(平成30)年8月7日
龍谷大学2018年度人権問題研究プロジェクト
研究代表者 政策学部 吉本圭佑
共同研究者一同


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杉田水脈衆議院議員のLGBTQに対する不当な
差別発言に抗議する(アピール)
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 自民党の杉田水脈衆議院議員がある雑誌で、「『LGBT』支援の度が過ぎる」と題して、次のような主張をしました。「例えば、子育て支援や子供ができないカップルへの不妊治療に税金を使うというのであれば、少子化対策のためにお金を使うという大義名分があります。しかし、LGBTのカップルのために税金を使うことに賛同が得られるものでしょうか。彼ら彼女らは子供を作らない、つまり『生産性』がないのです。そこに税金を投入することが果たしていいのかどうか。にもかかわらず、行政がLGBTに関する条例や要綱を発表するたびにもてはやすマスコミがいるから、政治家が人気とり政策になると勘違いしてしまうのです。」
私たちは、LGBTQなど性自認や性的指向に基づく誹謗中傷や、これら性のあり方の多様性にかかわりなく平等に権利を享受することを否定する杉田議員の主張に強く抗議します。
 私たち人間にはそれぞれ身体的性の違いがあり、また多様な性自認、性的指向があります。これらは自然なことです。しかし、長年、日本では男尊女卑の差別思想が当然かのように社会を覆い、女性は次の世代を「生産する」道具扱いをされてきました。また、性同一性に違和を感じ、あるいは同性に対して性的指向を持つ人々は異端視され、その言動はタブー視されてきました。これらの問題は、長年の当事者の訴えにより少しずつ可視化されつつありますが、未だに多くの当事者が、根強い偏見や不当な取り扱いにさらされ、尊厳を傷つけられています。今回の杉田議員の主張は、このような時代の流れに逆行して人間として平等に生きることを求め続けてきた当事者の労苦と努力を全く顧みておらず、LGBTQという特定の属性を理由に、その集団や構成員に対し誹謗中傷、社会的排除を煽動する、差別発言・ヘイトスピーチといわざるをえません。ヘイトスピーチは、特定の人たちに対する不当な扱いを許容する社会的環境を作り出す、極めて危険な言動です。いうまでもなく、日本国憲法14条は、法の下の平等を求めると同時に属性に基づく差別を禁止しているのです。
 また、杉田議員の主張は、子どもを産むことを「正しい」人間の行動と決めつけ、これを選択しない人やカップルの生き方を否定するものでもあり、「生産性」をことさらに強調して人間を評価し、税金の使い途を決めるというその発想は、障がいのある人々や、様々な理由で働くことが困難な人々に対して、国家がその生きる権利のために何もする必要がないという思想ともつながります。日本国憲法13条は「個人の尊重」を掲げています。これは、一人ひとりが自分らしく生きること自体に価値があるとするもので、個人の生は国家や他者の手段でないことを意味します。そしてそのような個人が互いに人間として尊重し合ってこそ、民主主義も成り立つのです。
 杉田議員には、国権の最高機関にある者として、自身の発言が憲法に抵触すること、そして、誰もが人間らしく生きられる社会を実現する義務が、憲法によって課されていることを再度認識するよう求めます。
 龍谷大学は、2016年に「人権に関する基本方針」を策定し、そこでは「龍谷大学および龍谷大学のすべての構成員は、教育、研究など、あらゆる機会において人権保障にかかる諸課題を明らかにし、諸活動や成果の発信を通して、人権を尊重する文化と差別のない社会づくりに貢献します」と謳っています。私たちは、龍谷大学に集う者として、今回のような差別発言に抗議するとともに、多様性を当然の前提に、個人として互いに尊重し合える社会の実現に向けて努めることを誓うものです。

2018年8月6日
龍谷大学教職員有志

呼びかけ人:
大島堅一(政策学部)、今里佳奈子(政策学部)、奥野恒久(政策学部)、
金尚均(法学部)、清水耕介(国際学部)、清水万由子(政策学部)、
只友景士(政策学部)土山希美枝(政策学部)、玉木興慈(文学部)、
妻木進吾(経営学部)、新田光子(社会学部)、濵口晶子(法学部)、
松浦さと子(政策学部)、吉本圭佑(政策学部)、中平了悟(非常勤講師)、
安食真城(宗教部)


杉田水脈衆院議員の LGBTQ に対する不当な差別発言に抗議する龍大有志の会


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