2017.09.14京都マラソンプロジェクト開始!!~西陣織会館様との折衝~
経営学部 松永敬子ゼミ
■「京都マラソン×龍谷大学スポマネlab.×京都伝統工芸」プロジェクトとは
京都の伝統工芸関連組織とコラボした商品を学生が企画・製作し、京都マラソン会場(みやこめっせ)内で販売。売上は義援金として東日本大震災被災地の小・中学校を対象とした「スポーツこころのプロジェクト」に全額寄付。このプロジェクトを始めて6年が経ちます。「スポーツと京都の伝統工芸を通じた復興支援の輪を広げよう」というメッセージを込めて、「西陣織」や「京くみひも」、「京念珠」、「京友禅」のブレスレットやランナーさんが使用する小物の商品企画・製作そして販売をしてきました。
■「西陣織」を選んだ理由
7年目の京都マラソン2018では京都マラソン2012の際に企画した「西陣織」にもう一度チャレンジしようと考えました。
西陣織を選択した理由として1つ目に今年が西陣呼称550年という節目であることがあります。2つ目には京都が発祥である駅伝が100周年を迎え、フィニッシュテープや襷に西陣織を使用するなど、周年行事に力を入れていたので、私たちのゼミでも原点に帰ろうと考えました。3つ目に毎年、マラソン会場で商品を購入して頂いた方にご協力頂いているアンケートで、「1年目に販売していた西陣織をもう1度販売してほしい。」との声が挙がっていたからです。
■「西陣織会館」館長様へのプレゼン
8月22日(日)にアポを取り、西陣織会館様へと代表学生1人+先生の2人で訪問させて頂きました。ご対応を頂いたのは、京都マラソン2012の際にもお世話になった大槻館長です。先ほどあげた西陣織を選択した理由や、生地の提供によるお互いのメリットや課題など、具体的な内容をプレゼンさせていただいた結果、生地だけでなく今や日本の宝絹ともなった純国産の絹糸残糸まで頂けることになりました。本当にありがとうございます。
■「西陣織会館」を知る
西陣織について深く知るために館内を案内して頂きました。自分の知っている西陣織のイメージとは違うような帽子や鞄などの作品が並んでいてとても驚きました。絢爛豪華な西陣織や、実際に繭から糸を引いている様子、きものショー、西陣カスタムメイド工房や普段では見ることの出来ないような貴重な見学をさせて頂きとても感動しました。
9月2日(土)~9月6日(水)に行われる宝絹のイベントにも学生4人で参加させて頂き、西陣織について勉強し、知識をより深められるように頑張ります!!
■プロジェクトの今後の課題
京都マラソン2018への課題はたくさんあります。①西陣織を使用したブレスレット以外の商品開発②経費などを明確にする③ゼミ内での役割分担④伏見区老人クラブ連合会様への交渉など、まだまだ課題があるので、後期になりゼミ活動が始まると同時にゼミ生一丸となって頑張っていきます!!
岡 千春(大阪府立狭山高校卒業)