2018.03.06被災地の子どもたちの夢をサポート!
~「スポーツこころのプロジェクト」スポーツ笑顔の教室にボランティアスタッフ参加~
経営学部 松永敬子ゼミ
私たち松永ゼミは、京都マラソン会場(みやこめっせ)内で、京都の伝統工芸品とコラボした商品を製作・販売し、売上の全額を義援金とし、「スポーツこころのプロジェクト」に寄付しています。
「スポーツこころのプロジェクト」とは、日本のスポーツ界(日本体育協会、日本オリンピック委員会、日本サッカー協会、日本トップリーグ連携機構)が一丸となって、東日本大震災で被災した「すべての」子どもたちの「こころの回復」を応援するためのプロジェクトです。そして今回、寄付先の「スポーツこころのプロジェクト」スポーツ笑顔の教室のボランティアスタッフとして参加するために、被災地の福島県、宮城県に行ってきました。
「スポーツこころのプロジェクト」スポーツ笑顔の教室
■2018年2月5日:福島県田村市立大越中学校
夢先生は大宮アルディージャや徳島ヴォルティス、ザスパ草津(現・ザスパクサツ群馬)で活躍され、2012年に引退された元Jリーガー島田祐介さんです。
■2018年2月27日:宮城県塩竃市立第二小学校
夢先生は3度のFIFAフットサルワールドカップに出場された経験を持つ元フットサル日本代表キャプテンの小宮山友祐さんとヴァンフォーレ甲府や徳島ヴォルティス、インド・Iリーグ1部のモハメダンSCで活躍され2014年に引退された元プロサッカー選手の長谷川太郎さんです。
「トップアスリートによる体育館での夢の教室」
「スポーツこころのプロジェクト」スポーツ笑顔の教室では、体育館で夢先生による簡単なゲームを行いました。アイスブレイキングを含めたコミュニケーションを高めるゲームは、課題解決プログラムの役割も果たしています。夢先生と一緒に児童・生徒達は交流を交えながら作戦会議を行い課題解決のために意見を出し合っていました。生徒達自身が考えた解決方法で短時間でしたが、何度もゲームを行いました。「今しかない時間を楽しむために1人ひとりが真剣に取り組もう!」という夢先生の声かけで生徒達の意識の持ちようが変わっていくのが感じられました。スポーツを通じて、クラス全員が最後まで諦めず、一致団結してゲームをクリアしようとする一生懸命な姿が印象的でした。
「夢先生が教室で語る努力することの大切さ」
次に、夢先生のそれぞれの夢を叶えるまでの話をしてくださいました。島田祐介さんからは、努力を続けていれば誰かは見ているし、結果だけではなくその過程も大切だということ、小宮山友祐さんからは、今しかできないことがあるから今という時間を楽しむということ、長谷川太郎からは、自分の中での小さな約束を継続の力にしていく大切さを小学生、中学生の児童・生徒達は真剣なまなざしで聞いていました。また、私たち自身も、夢を持つことの素晴らしさや努力することの大切さを身に染みて感じ、たくさんの刺激をいただきました。
夢先生の話を聞いた後、将来の夢について考える時間がありました。その中で、ケアマネージャーや薬剤師、プロスポーツ選手、部活動で活躍したいという児童・生徒がいました。将来の夢が明確に決まっていなくても、人の役に立ちたい。人を笑顔にしたい。家族に恩返しをしたいという生徒もいました。人に夢を語ることは味方や応援してくれる人を作れるから大切なことだということを最後に夢先生からおっしゃっていただきました。
「スポーツが持つ”夢限”の可能性」
各クラスの特徴を事前に調査し、その調査をもとにそれぞれ異なる中で、臨機応変に対応するスタッフの方々の姿に、プロの凄さを目の当たりにし、マネジメントの大切さと難しさを体感しました。また、現場でしか味わうことのできない独特な雰囲気を実際に肌で感じることができ、新たな学びとなりました。
スポーツを通して、子どもたちの夢をサポートすることができる、そんなスポーツの力は素晴らしいものだと思いました。今後もこの東日本大震災復興支援活動「スポーツこころのプロジェクト」を支援していきたいと思います。
萩森 紀恵(愛媛県立八幡浜高校卒業)
富島 奈々実(大阪府立牧野高校卒業)
河合 聡太朗(京都府立洛東高校卒業)
熊谷 拓哉(京都府立桂高校卒業)