2017.11.02プロスポーツチームの観戦者調査を実施
~プロバスケットボールリーグB.LEAGUE1部 滋賀レイクスターズ~
経営学部 松永敬子ゼミ
昨年開幕したプロバスケットボールリーグ「B.LEAGUE」の1部に所属する滋賀レイクスターズ。大津市を本拠地に滋賀県をスポーツで盛り上げようと様々な活動を展開しています。バスケットボール以外にも、ボートや陸上、レスリングの各種スクールも展開し、総合型の地域スポーツクラブともいえるそのすべての活動は地域活性化を促進する魅力的なものばかりです。
松永ゼミでは、マーケティング戦略に活用することを目的に、滋賀レイクスターズのホームゲームにおいて、観戦者であるクラブレイクス会員の調査を実施してきました。
【滋賀レイクスターズとの関わり】
スポーツ業界の現状を知りたいと思っていた私は、幼い頃から身近な存在であった滋賀レイクスターズにインターンシップに行く事を決めました。直接電話でアポを取り、その思いを直接会って伝え、受け入れてもらう事ができました。
約3ヶ月間に及ぶインターンシップでは、チケット販売やポスター配布、会場の設営や事務作業など様々な事を体験させて頂きました。また、それと同時に厳しい現状も目の当たりにしました。プロ野球やJリーグのような人気にはまだまだ及びません。そんな中、私はインターンシップを続けていくにつれて、ブースタークラブ会員(バスケットボール界ではファンの事をブースターと呼ぶ)の数をもっと増やす事ができれば、より良いチーム運営に繋がり、バスケットボール界の活性化にも繋がると思うようになりました。
そこで、卒業論文のテーマを滋賀レイクスターズのブースタークラブ、「クラブレイクス」の会員を対象としたマーケティング戦略と設定しました。この研究が今後の滋賀レイクスターズの発展に少しでも役に立てるのではないかと感じたからです。そして何よりも幼い頃から身近な存在であった滋賀レイクスターズがもっと盛り上がって欲しい、滋賀県だけでなく全国的にも注目されるチームになって欲しいと思います。
その旨を滋賀レイクスターズの方に伝え、前期から何度か打ち合わせを繰り返し、数々の困難を乗り越え、ようやくホームゲームでの調査実施となりました。
【クラブレイクス会員の調査を実施】
10月25日(水)、ウカルちゃんアリーナ(滋賀県立体育館)にて、「B.LEAGUE2017-18シーズンB1リーグ戦 第5節 滋賀レイクスターズVS大阪エヴェッサ」が開催されました。
松永ゼミでは、滋賀レイクスターズ様の協力のもと、観戦者の中のクラブレイクス会員の皆様を対象にアンケート調査を実施させていただきました。
私は、今回の調査活動を通して、クラブレイクス会員の方々の温かさを感じました。この日は平日開催という事もあり、試合開始直前に来られる方がほとんどだったにも関わらず、たくさんの会員の方が快く調査を引き受けてくださいました。それは普段から滋賀レイクスターズの方々がクラブレイクス会員の皆様へのサービスが充実している表れでもあると感じました。また、会場全体では様々なイベントが繰り広げられ、試合開始前から大変盛り上がっていました。タイムアウトやハーフタイムの時間の使い方などマネジメントの視点からも学ばせていただく事がたくさんありました。
今後、プロスポーツチームのファンクラブ会員がさらに増え、スポーツ界全体が盛り上がるために、既存の会員の皆様がどのようなサービスに満足し、さらにどのようなサービスを望んでいるのか、貴重な会員の皆様のデータ(声)を丁寧に分析し、マーケティング戦略の一助になるべく急ピッチで研究を進めていきます。
米田 彩也夏(滋賀県立玉川高校卒業)
坂井 麻里子(兵庫県立淡路三原高校卒業)