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 2019年12月14日(金)~15日(日)に「政策実践・探究演習 京丹後防災プロジェクト」(担当:石原 凌河准教授)の第5回合宿を実施しました。
本プロジェクトの目的は、京都府京丹後市大宮町口大野地区にて、「防災地域デザイン」をテーマに大学と地域が連携し、防災を通じた安全・安心で魅力的な地域再生のあり方について学ぶことです。5回目の合宿では、2月の防災イベントと成果報告会に向けて地域住民の方々と意見交換を行いました。また、地域住民の方々とともに防災かまどベンチの製作とそば打ち体験も行いました。

<12月14日(土)>
 地域住民の方々とともに防災かまどベンチの製作を行いました。
また、地域活動団体である「麺打ち倶楽部」の方々とともにそば打ちを体験しました。
受講生たちは、粉からつくる過程に悪戦苦闘をしながらも「つくる」喜びを実感していました。その後は、地域住民の方をお招きし、交流会を開催しました。
交流会では学生全員が地域の方々の前で地域の魅力について一言発表するなど、大いに盛り上がりました。

<12月15日(日)>
 地域住民の方々にお集まりいただき、2月の防災イベントと成果報告会について意見交換を行いました。受講生からは防災教育、広報、アンケート調査、防災川柳コンテストチに関する報告がありました。


そば打ち体験


かまどベンチづくり


意見交換会


2020年4月13日~15日、国立京都国際会館において、京都コングレス・ユースフォーラム(以下、ユースフォーラム)が開催されます。それに伴い、参加予定の学生に日本の刑事司法制度に関する理解を深め、ユースフォーラムにおける活発な議論につなげるため、事前準備の一環として、京都所在の法務省関係機関における業務説明会が行われました。

犯罪学研究センターでは京都コングレス・ユースフォーラムへの道のりと題して、参加学生の皆さんの活動の様子をシリーズで紹介しています。今回は、京都地方検察庁の業務説明会に参加した、前多力斗さん(龍谷大学法学部法律学科2回生・浜井ゼミ)、永井涼介さん(龍谷大学法学部法律学科2回生・英語コミュニケーションコース)の参観レポートを紹介します。


前多力斗さん(龍谷大学法学部法律学科2回生・浜井ゼミ)

前多力斗さん(龍谷大学法学部法律学科2回生・浜井ゼミ)


永井涼介さん(龍谷大学法学部法律学科2回生・英語コミュニケーションコース)

永井涼介さん(龍谷大学法学部法律学科2回生・英語コミュニケーションコース)

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京都地方検察庁を訪問して


2019年11月7日、京都地方検察庁の業務説明会に参加してきました。まず、DVDで「検察の役割」を視聴しました。DVDの内容は殺人事件を例に話が作られていて、犯罪の発生から起訴までの流れを再現したものでした。検察官は、刑事事件について捜査及び起訴・不起訴の処分を行います。裁判所に法の正当な適用を請求し、裁判の執行を指揮監督する権限も持っています。また検察官は、検察庁法第4条に「公益の代表者」であると定められています。これは、検察官が被疑者を刑事裁判にかけ、起訴する専任権が与えられていることを指します。さらに、検察官は警察官同様、犯罪を捜査する権限も有しています。そのため、検察官の判断で、被疑者の人生が大きく左右されます。DVD視聴を通じて、検察官は、裁量と権限が大きい反面、それだけ大きな責任が伴う仕事であると改めて実感しました。

その後、庁舎見学をしながら検察官が業務で取り扱った刑事事件の話をうかがいました。主に少年の補導・保護に関するもので、それと併せて青少年の薬物使用問題が挙げられました。2013年から大麻等の薬物乱用による少年の検挙総数が連続して増加している状況を知り、青少年の薬物に対する認識を変えていく必要性を感じました。同時に、薬物を使用した少年たちが適切な処遇を受け、社会に復帰出来るような働きかけが不可欠だと考えました。今の時代、インターネットの闇サイトを介して、薬物が簡単に手に入ってしまいます。薬物問題は自分とはかけ離れた話ではなく、とても身近な問題だという意識を持つことが必要だと感じました。

そして、検察官の方たちがどのように被疑者の方たちと向き合っているかを知ることができました。私がイメージをしていた検察官像と実際の検察官とは全く異なるものでした。事前に描いていた検察官像とは、冷淡な人達が粛々と仕事をこなしているようなものでした。しかし、実際にお話をうかがった検察官は、起訴する当事者たちの将来のことを考え、彼らが更生して、すぐに一般社会に戻れるように願いながら接していることが分かりました。

業務説明会を通じて、自分のイメージや先入観だけで考えるのではなく、実際に現場で働いている人の声を聞くことが大切だと分かりました。「京都コングレス・ユースフォーラム」まで、時間は限られていますが、別の施設や省庁を見学できる機会があれば、是非参加したいと思いました。

前多力斗

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2019年11月7日、京都地方検察庁の業務説明会に参加しました。今回の業務説明会では、特別に押収した大麻を目にする機会を得られました。本物の大麻を目にしたことで、先日の「日本の薬物問題と政策」をテーマにした座談会に、具体的なイメージを持って臨めました。
【>>関連記事】:京都コングレス・ユースフォーラムへの道のり3

庁舎見学では、検察庁内の取り調べ室を見せていただきました。そこで驚いたのが、検察庁での取り調べは入室から退室まで録画がされており、音声も録音されているということです。現在、日本の刑事司法では、「取り調べの可視化」についての問題がありますが、警察での取り調べは未だ全面可視化は行われていません。一方、検察庁での取り調べが全面可視化されている理由は、警察での取り調べ調書との食い違いがないかの確認が非常に重要だからです。説明を聞き、警察の取り調べでも全面可視化されれば、警察・検察双方の刑事手続きにおける食い違いは減るのではないかと考えました。調書と発言が本当に食い違っていないかの確認を検察側だけでなく、警察側でもすべきだと思います。また、取り調べは緊張感のある状況で行われます。慎重に誤りなく行うためにも全面可視化は必要だと思いました。
もちろん、検察の取り調べでは、弁護士の立ち会いなどの問題が残っています。しかし、提訴を行う検察の取り調べが可視化がされていることで、刑事訴追の誤りを防ぐ最終関門の役割を果たしていることを知りました。今回の業務説明会に参加しなければ、分からなかったことなので、自分にとって大きな学びとなりました。

日本では、刑事裁判における有罪率の高さがしばしば指摘されていますが、そのことに対する検察官ならではの意見も聞かせていただけました。具体的には、どのような証拠を証拠能力があると認めるのか、証言が食い違った時の採用基準等、実務を題材にした事例をもとにお話いただきました。とりわけ「検察官は、被害者・被害者遺族の方々の立場に立てる唯一の職業」だとおっしゃられたのが強く印象に残っています。
今回の業務説明会を通じて、日本の刑事司法の問題を改めて考える良い機会となりました。やはり、アメリカのミランダルール*1と比較しても、日本はかなり遅れていることを実感しました。2020年春に開催される「京都コングレス・ユースフォーラム」では、日本の刑事司法の問題点をさらに深め、発信できるようにしたいと思いました。自国の問題をしっかり英語で伝え、海外の学生に問題意識を共有できるように準備したいです。

永井涼介

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【補注】
*1「ミランダルール」
アメリカの刑事手続において判例法上確立された捜査上のルール。捜査機関が身柄拘束中の被疑者を取り調べるときには、被疑者に対し、黙秘権・弁護人依頼権などについて遺漏なく告知しなければならない。この告知を怠って取調べをしたときは、その結果得られた自白は証拠としての許容性を持たない。1966年の連邦最高裁判所によるミランダ判決によって定立された。


 2019年12月18日(水)、龍谷大学農学部と伊那食品工業株式会社「KANTENプロジェクト」最終報告会を開催しました。本プロジェクトは、寒天業界のトップメーカーとして有名な伊那食品工業株式会社(長野県伊那市)の協力を得て、寒天が秘める歴史や健康機能を知り、あらゆる可能性を創造して、アイデアを考案する課外活動です。企業と連携したプロジェクトは今年度で3度目になります。(2016年度:ハウス食品、2017~2018年度:(株)ローソン)

 農学部の学生にとって、寒天は食品の加工実習や基礎的な培地を使った実験等でなじみが出てきた素材ですが、その特質や品質などは未知のなままです。そんな無限の可能性を秘めた寒天を題材に学生たちが斬新なアイデアを出し合い、新たな寒天の活用法を考えました。当日は、農学部1年生から農学研究科に所属する学生が14チーム(52名)にわかれて、約半年間かけて学んだ成果を発表しました。

 本プロジェクトは、今年5月にキックオフミーティングとして、伊那食品工業株式会社 商品開発室4グループ課長補佐 根橋怜美氏による講演会から始まりました。寒天の歴史や種類、特性についてお話いただき、参加した学生・教職員は寒天の可能性に目を輝かせていました。講演会の内容を受けて、学生たちはチームを編成し、やってみたい企画を考え、活動を開始しました。8月に実施した進捗報告会では、実験や試作の経過報告と課題、今後の方向性を発表しました。伊那食品工業株式会社から取締役開発本部長 柴克宏氏らをお招きし、アイデアに対する講評とアドバイスをいただきました。具体的な手法の助言に加え、試行錯誤しながらやってみることの重要性をお話されました。

 そして本プロジェクトの集大成として、最終報告会を実施しました。報告会はポスターセッション形式で審査員や来場者が自由にブースを見学しました。伊那食品工業株式会社から取締役開発本部長 柴克宏氏、取締役営業本部長 湯澤正芳氏ら5名と、龍谷大学から藤原直仁副学長をはじめとした4名が審査員となり、独創性や表現力、実用性、問題発見などの観点から審査しました。上位者には各賞が授与されます。今回審査員以外の来場者が1人1票投票できる「オーディエンス賞」を設け、最も良いと思ったチームを選んでいただきました。審査員や来場者は、学生ならではの視点、農学部生ならではの感性が光ったアイデアと学生らの熱の入ったプレゼンテーションに興味津々で聞き入っていました。
 アイデアは多岐にわたりました。溶けないソフトクリームや犬も食べれるクッキー、また食べ物だけではなく、育苗ポットや花生け、寒天ゲルが提案されました。これは農学部・農学研究科で「食」や「農」を学んでいるからこそ見つかる視点です。

【表彰結果】
賞名:チーム名(企画内容)

伊那食品工業株賞:カヌレ(水交換不要の花生け「華やKANTEN生け」)
学長賞:チーム塩尻(育苗ポット「KANTENそ・だ・ち」)
瀬田教学部長賞:#カンドリ(カンテンドリンク)
農学部長賞:ヴィーガンチーズ(ニュートリショナルイーストdeヴィーガンチーズ)
オーディエンス賞:寒天でスーパーボール(スーパーボール)


 伊那食品工業株式会社 柴氏によるご講評では、「アイデアはもちろんのこと、アイデアにたどり着くまでの問題意識の高さと着眼点に、製品をつくる側として学ぶことが多かった」と三唱のお言葉をいただきました。柴氏ご自身の大学時代のお話も聞き、身近に感じた学生もいたのではないでしょうか。

 学生たちはこの最終報告会を迎えるまで、アイデアを形にする難しさや大変さ、そして楽しさやわくわくする気持ちを感じたと思います。自ら考え、自ら行動し、課題解決方法を探った本プロジェクトで得たものは学生それぞれだとは思いますが、これからの活動に活かしてほしいと思います。今後も龍谷大学農学部生・農学研究科生の活躍にご期待ください。


【参加学生コメント】
・授業で寒天について学んできた為、その知識を活かして商品開発に取り組めた。
・商品開発に興味があったので、伊那食品工業様の商品開発部の方々のお話を聞けてとても勉強になった。
・ある素材の特性を生かして何を作れるか、考えるのは面白かった。
・やりとげたことに達成感を感じられたし、自由な発想で何でも作るのは大変だけど楽しかった。

【来場者コメント】
・寒天にとらわれない発想が良かった。
・いろんなアイデアがあり、寒天について知らないことばかりだった。
・各チームによって発想が異なり、様々な工夫がされていて素晴らしいと思った。










伊那食品工業賞:カヌレ(水交換不要の花生け「華やKANTEN生け」)


【本件のポイント】
・ 材料・化学メーカーが生み出す製品付加価値を株式会社日本触媒 常務執行役員 吉田 雅也 氏が紹介
・ 安心・安全な給食を提供し続けるための取り組みの一つであるセントラルキッチンの活用を日清医療食品株式会社 ヘルスケアフードサービスセンター京都 センター長 郡司 慎也 氏が紹介
・ 本学の理工系、農学系分野を中心とした研究内容をポスター形式で教員や学生が紹介。産学連携相談コーナーを設置し、無料で技術相談に対応

 龍谷大学研究部・龍谷エクステンションセンター(REC)では1月15日(水)にびわ湖大津プリンスホテルにて、第31回 龍谷大学 新春技術講演会を下記の通り開催いたします。
 「先端技術でひらく持続可能な社会」をテーマに掲げ、基調講演では、株式会社日本触媒 常務執行役員 吉田 雅也 氏から、材料・化学メーカーである日本触媒が生み出してきた製品付加価値をご紹介いただきます。また、日清医療食品株式会社 ヘルスケアフードサービスセンター京都 センター長 郡司 慎也 氏からは、安心・安全な給食を提供し続けるための取り組みの一つであるセントラルキッチンの活用をご紹介いただきます。
 本学教員による講演と研究成果を展示するポスターセッション、技術相談も行います。
 技術者として仕事に携わっておられる方も、一般の方も現在の理工系、農学系分野の研究を知ることのできる機会となっております。

1. 日時 2020年1月15日(水) 13:00~

2. 場所 びわ湖大津プリンスホテル コンベンションホール「淡海(おうみ)」2F (大津市におの浜4-7-7)

3. プログラム ※詳細は別添資料参考
13:00~15:20  講演会<第1部>
 〇ご挨拶  経済産業省 近畿経済産業局
 〇基調講演I
  材料・化学メーカーが生み出す製品付加価値
  株式会社日本触媒 常務執行役員 吉田 雅也 氏
 〇基調講演Ⅱ
  安心・安全な給食を提供し続けるために
  -セントラルキッチンの活用について-
  日清医療食品株式会社 
  ヘルスケアフードサービスセンター京都センター長 郡司 慎也 氏

15:20~16:20 ポスターセッション・技術相談

16:30~17:30

17:30~  講演会<第2部>
 〇講演Ⅰ
  インタラクティブ・アンビエンスをめざして
  -情報が環境化する時代に-
  龍谷大学 理工学部情報メディア学科 教授 外村 佳伸

 〇講演Ⅱ
  匂いを介した植物間のコミュニケーションとその利用
  龍谷大学 農学部植物生命科学科 准教授 塩尻 かおり

  懇親交流会 <懇親交流会のみ会費制:2,000円/名  当日現金徴収>

4.  申込締切 2020年1月5日(日)

5.  申込方法 Web申込 https://www.ryukoku.ac.jp/nc/event/entry-4222.html


問い合わせ先 :龍谷大学 研究部(担当:吉村) Tel 077-543-7746
       ※12月28日(土)~1月5日(日)は閉室


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ボランティア・NPO活動センターの元学生スタッフの皆様、センターは2021年に創立20周年を迎えます。
20年を振り返り、未来を考えるために様々な企画を考えています。
その一環として、元学生スタッフの皆様にアンケート調査をさせていただき、その結果を参考に大学ボランティアセンターの意義などについて、多様な角度から検討するデータとしたいと考えています。
アンケート結果をより精度の高いものにするためには、ある一定の母数が必要です。
ぜひ、アンケート調査への協力をお願いできないでしょうか。
※なお、2019年12月10日までに連絡いただいた方は、重複してご連絡をいただく必要はありません。

締切:2020年1月24日(金)

★ステップ1
確実にアンケート用紙を皆様に届けるために、皆様の現住所を教えてください。
下記の方法で、センターに連絡をお願いします。
①タイトル:「20周年アンケートへの協力」
②名前(旧姓もあれば)
③現住所
④学籍番号(覚えていればでOK)もしくは学部
⑤ ①~④を記載したメールを(ryuvnc@ad.ryukoku.ac.jp)まで送ってください。
 
※アンケートに関する質問等につきましては、タイトルを「アンケートについての質問」
として同じアドレス(ryuvnc@ad.ryukoku.ac.jp)に送ってください。

★ステップ2
アンケートの実施方法
①2月上旬に、指定された住所にアンケート用紙(無記名式)と返信用封筒を送付します。
②到着後、アンケートを記入の上、記載されている期限までに、返信用封筒にて返送をお願いします。

お手数をおかけしますが、ご協力よろしくお願いします。

いただいた個人情報は、アンケート用紙を送付するためと、20周年記念事業関連の案内を
送る以外には使用いたしません。また、個人情報は第三者に提供することはありません。

20周年記念事業が決まりましたらHP等を通じて、ご案内しますので、ぜひ、ご参加ください。


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