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【本件のポイント】
・ 日本で年間646万トンにものぼる「食品ロス」の課題に、大学生が地域を巻き込んで取り組みます。
・ 今春、関西で初めて(全国で3番目)開催された「無料スーパー」の取り組みで、今回で2回目の実施。
・ 第1回目の開催では、大学近隣の地域住民100人近くの方が来場し、165種類241品が3時間で完売。約7万kcalのエネルギー、約31kgの食品を循環。 今回は、大学周辺の近隣住民だけでなく、さらに深草区域外の地域住民にもアプローチ範囲を広げ、チラシ掲示やポスティング、ラジオ放送、SNSなどで呼びかけを実施。

龍谷大学政策学部深尾ゼミナールでは、京都市の生ゴミの現状を研究し、将来的に生ゴミをなくすことを目標に活動しています。今回のイベントで行う「無料スーパー」とは、このままだと捨てられてしまうような賞味期限前の食品を寄付で集め、来場者に無料で提供し、食品が手付かずのままゴミになるのは「もったいない」という想いを伝える啓発イベントです。

1.第2回Kyo 0 market(「無料スーパー」)概要
 日時 :2018年6月23日(土) 13時~ (商品が無くなり次第、終了)
 場所 :龍谷大学深草町家キャンパス (京都市伏見区深草直違橋6丁目303番地)
 背景 :日本国内における年間の食品廃棄量は、食料消費全体の3割にあたる約2,800万トン。このうち、売れ残りや期限を超えた食品、食べ残しなど、本来食べられたはずの、いわゆる「食品ロス」は約632万トンとされています。これは、世界中で飢餓に苦しむ人々に向けた世界の食料援助量を大きく上回る量です。これらの現状を踏まえ、ゼミ活動の一環で京都府の生ごみリサイクル施設「エコの森」へ視察に行った際、 食べられる食品が大量に捨てられている現状を目の当たりにし、深尾ゼミで生ごみの循環、食品ロスの現状についてテーマ研究を行うことになりました。東京都多摩市のNPO法人「シェア・マインド」が行っている「無料スーパー」の取り組み等を参考に調査・研究を進め、食品ロス削減の啓発に焦点を当てた「Kyo 0 market」を開催することに至りました。

2.実施内容詳細:
 ①もったいない(無料)スーパー
  東京都などで既に行われている「無料スーパー」を参考にし、個人(一部企業)から食
  品を寄付で集め、来場者に無料で配布するというものです。
 ②リサイクルかるた
  小学生向けに作成したクイズ形式のカルタゲーム。リサイクルした後のものがカルタ
  に描かれており、リサイクルされる前の素材が読み上げられます。
 ③水切りゲーム
  生ごみは80%の水分が含まれていることから水切りを体験してもらって、水切りを
  行う前と後でどれだけ重さが変わるかというのを体感してもらうゲームです。
 ④エコカフェ
  食品ロスで出たお茶等を活用しそれを飲みながら余った食材の活用レシピを紹介した
  り、来場者と大学生が生ごみの現状を一緒に考える会です。
 ⑤賞味期限カレンダー
  来場者に配布するカレンダーで、食品の賞味期限を書き込んでもらうことによって食
  品の期限を把握してもらうことを狙いとしています。また、家庭で簡単にできる余っ
  た食品を活用したレシピと、今日からできる簡単な意識改革をチェックリストかした
  ものを一緒に掲載しています。

3.参考
 ■第1回kyo 0 market(「無料スーパー」) の様子
  深尾ゼミでは、2018年4月に第1回無料スーパーイベント(Kyo 0 market)を開催し、165種類241品の食品が集まり、食品エネルギー約70000kcal、重さ約31kgもの食品を廃棄せずに循環させることが出来ました。今回は、前回よりも更に食品廃棄予定の食品を集め、多くの方に食品廃棄のことについて、考えてもらえるようなイベントといたします。



■深尾ゼミ FMラジオ番組情報
 深尾ゼミでは、毎月第1・3土曜日19時7分から30分間 FM79.7「Pick Upper~明日を考える30分~」にて、ラジオ放送を行っております。当ラジオ放送においても、日々のゼミ活動や当イベントに関する告知を行いますので、是非ご聴取ください。

問い合わせ先…龍谷大学 政策学部教務課 担当:奥村・石倉 Tel 075-645-2285


テーマ:龍大一受けたい授業~理想の授業の受け方を考えよう~
日  時:①2018年7月4日(水) 12:45~13:20(瀬田学舎)
     ②2018年7月5日(木) 17:15~19:20(深草学舎)
場  所:①瀬田学舎 学生交流会館アッセンブリーコーナー
     ②深草学舎 和顔館1Fスチューデントコモンズ
参加対象:本学の学生・教員・職員
事前申込:当日参加可ですが、なるべく事前にご連絡ください。
       学修支援・教育開発センター
(担当:荒木 内線:1050 E-mail:dche@ad.ryukoku.ac.jp)

<概要>
 学友会選挙で選ばれた代議員で構成される十学部合同学生会では、2012年度より、学生自身の学びについて考える「学生FDサロン」を、学修支援・教育開発センターの協力のもと行っています。
 今回で9回目となる学生FDサロンでは、「龍大一受けたい授業~理想の授業の受け方を考えよう~」をテーマに、より良い正課環境づくりのためにディスカッションをします。学生のみならず、教員・職員のみなさまも是非ご参加ください。


 2018年6月19日(火)、「食の循環実習Ⅱ」において、京たんご ぼたん・もみじ 比治の里 総括責任者 金志 繁実 氏 と NPO法人 日本都市農村交流ネットワーク協会 副理事長 尾松 数憲 氏を講師としてお招きし、「京丹後における鳥獣害の実態と野生獣肉の流通」をテーマにご講義いただきました。
 金志氏からシカやイノシシなどの鳥獣が作物を荒らし、農家を困らせている実態があることをお話いただきました。また、尾松氏からは、京丹後の有害鳥獣を食用肉になるまでの工程や仕組み、それにより地域貢献につなげる動きをご説明いただきました。約10年前に関係法律ができたほどのまだまだ新しいジビエの世界であるので、ぜひとも積極的に興味関心を持ってほしいとメッセージをいただきました。
 学生らは、農家の鳥獣害実態とそれを活用した食の流通への関心を高めたにちがいありません。

学生のコメント:
「捕獲から販売されるまでの工程はリアルで興味深かった。」
「どこで捕獲・加工されたのかトレーサビリティで知ることができるのは安心だと思う。」
「農家の被害解消と食料調達が同時にできて良い効果を生み出す取り組みだと感じた。」







 2018年6月16日に「龍谷大学新校舎「東黌(とうこう)」完成記念シンポジウム ことばのチカラ~社会とつながる文学部の学び~」を開催しました。(龍谷大学文学部主催、活字文化推進会議共催)
 
 2018年2月、大宮キャンパスにおけるメインの教室棟として、新校舎「東黌」が竣工しました。この新校舎には、講義室に加え、博物館準備室、文化財科学室、ラーニングコモンズなどが配置されます。大宮キャンパスは、1887年(明治20年)、現在の『中央公論』の前身である『反省会雑誌』を、本学普通教校学生らが創刊した場所でもある等、様々な歴史やドラマを生み出してきた希有な場所でもある旨、入澤学長よりパワーポイントを利用し説明され、興味深い内容にみな耳を傾けていました。
 
 当日は、晴天に恵まれ、400名近くの方々が来場され、会場は満席となりました。
 プログラムは、次のとおりで、講師には、直木賞作家の角田光代さんらを招いた楽しいセッションやパネルディスカッションが開催されました。

★第一部 トークセッション      角田光代さん☓安藤 徹文学部長
 平安朝文学を専門とする本学文学部長(安藤 徹、日本語日本文学科教授)とのトークセッションがなされ、これまでの創作活動にかかわるお話しなど、ことばで表現することや本を読むことの魅力、また、古典を読むことが現代にどのように活かせるのかといったことについて、活発なセッションが行われました。
★第二部 パネルディスカッション   角田光代さん 中央公論新社編集者 菅 龍典さん 入澤 崇学長 安藤 徹文学部長
 パネリストは、直木賞作家の角田光代さんほか、菅 龍典中央公論新社編集者 入澤 崇龍谷大学学長(文学部仏教学科教授、専門は仏教文化学)、安藤 徹文学部長(日本語日本文学科教授、専門は平安朝文学)にて、「ことばのチカラ ~社会とつながる文学部の学び~」というテーマをめぐって、それぞれのお立場から自由にご発言いただき、大学教育での文学部の役割,ことばのチカラの大切さについて語られました。

 シンポジウム終了後、角田光代さんのサイン会が行われ、ひとりひとりの方に笑顔でサインをされていました。
 
 当日の全体司会は文学部4回生の平岡みのりさん(龍谷大学学友会放送局)が担当。また受付は文学部の学生が行いました。
 国の重要文化財である本館・北黌(ほっこう)・南黌(なんこう)を有する大宮キャンパスに新しく完成した東黌(とうこう)の完成を記念し、ことばのチカラをテーマに盛大なシンポジウムを開催することができました。角田光代さんをはじめ、共催の活字文化推進会議、並びに学生スタッフのみなさまの尽力によるものです。有り難うございました。
 これまでの大宮キャンパスにはない新たな学修環境も整備され、龍谷大学文学部はますます発展できるよう、社会とつながる文学部の学びを展開できるよう精進してまいりますので、ご期待ください。


右から、入澤崇龍谷大学長、作家角田光代さん、安藤徹文学部長


龍谷大学大宮学舎本館学長室にて


龍谷大学新校舎「東黌」


重要文化財 龍谷大学大宮学舎本館


受付は、本学学生の協力いただきました


第一部 トークセッション 角田光代さん☓安藤徹 文学部長


第二部 パネルディスカッション 会場は満席


シンポジウム終了後、作家角田光代さんサイン会が行われました


多くのゼミ(演習I/II)では、学内外で様々な活動を行っています。
ゼミ活動とはどのようなものなのか、その一端を紹介するために、経済学部・国際経済学科の西川芳昭教授(演習テーマ:農業・資源経済学)がゼミ生と共に実施したフィールドワークの内容を報告いただきました。


「食べる人と作る人を繋ぐことから現代社会を分析する」ことをテーマに学んでいる西川芳昭ゼミ(演習Ⅰ)の3年生が5月下旬から6月上旬にかけて、いくつかの農場、農家を訪問しました。

まず最初は、滋賀県甲賀市にあるNPO法人「秀明自然農法ネットワーク」しがらきの里を5月25日に訪問しました。この農場では、宗教家であり哲学者である岡田茂吉師(1882 - 1955)が提唱した「自然尊重 自然順応」という生き方をもう一度取り戻すために、人と自然の接点であった里山の暮らしを、現代に再現しています。その中で、作物の種子はその土地・気候・風土で採れたものが、その土地で生育するのに最適であると考えてられていることから、ご担当者の指導の下でインゲン豆の種まきを体験しました。
次に、京都市内の都市農業、伝統野菜栽培と販売を学ぶために、梅雨の晴れ間の6月9日に、上京区の京やさい佐伯さんの圃場及び店舗を訪問しました。三里四方の旬の無農薬野菜について経営者の佐伯昌和氏および奥様から説明を受け、小規模農業・都市農業の在り方についてゼミでの討論のための情報収集を行いました。

翌日の6月10日には、京都市右京区京北黒田という里山にある小さな農場「耕し歌ファーム」を訪問し、ご夫妻ともに非農家出身の経営者のお話を伺いました。農薬や化学肥料を使わない循環する「農」を目指して、米や野菜を育てておられ、農業の話だけでなく、食べものは、人と大地をつなぎ、里山と都市部をつなげることで、今よりももっともっと、元気な社会が作り出せると信じて、田畑で土と向き合っている姿を拝見しました。特記すべきこととして、雑草としてのセリを手取りしたこと、モリアオガエルらしい卵を発見したことなど、貴重な体験でした。


インゲン豆の種まきを体験


佐伯さんから説明を聞く学生(講義の見学と合同)


午前中の草取り実習 ゼミ生7名でなかよく


お昼ご飯は農場で採れた野菜を賞味


午後は、経営者松平さん(左から3人目)を囲んでの質疑応答


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