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このたび、龍谷大学 犯罪学研究センター 博士研究員のDavid Brewsterの研究が「公益財団法人松下幸之助記念財団」*が公募する研究助成に採択されました。

同財団では目的のひとつとして、「諸外国との相互理解による国際社会への貢献」と、「人間が自然を尊び調和しながら生きる社会の実現」を掲げています。そして、この目的に沿って、人文科学・社会科学の領域における世界的な視野に立った研究、諸施策の提案、調査研究活動に対して助成が行われています。

*「公益財団法人松下幸之助記念財団」
(The Konosuke Matsushita Memorial Foundation)
http://matsushita-konosuke-zaidan.or.jp/


David Brewster(本学 犯罪学研究センター 博士研究員)

David Brewster(本学 犯罪学研究センター 博士研究員)


今回の助成にあたり、David Brewster博士研究員が申請した際の「研究概要」を紹介します。
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タイトル:
違法薬物使用のコントロール
サブタイトル:
使用者の視点の回復に関する調査

研究目的:
(抄訳)
 本研究の目的は,薬物使用者の回復の視点に関する調査を行うことによって,薬物使用に対する日本のコントロール文化を批判的に検討することである。日本における薬物事犯への従来的な対応は,刑事司法による収容が基本であり,抑止や防止というアプローチが主流であった。一方で近年,薬物事案の再犯率の上昇に対する懸念から,薬物事犯を繰り返す人たちに対する効果的な治療と再統合の方法に関心が寄せられている。これにより現代の日本では薬物事案に対して,従来的な排除という方法と近年の治療・再統合という相反したアプローチがとられているように思われる。しかしながら,こうした日本の現状に関する実態的・国際的な検討は不十分である。また日本の研究では,薬物使用者に対する治療プログラムの効果という側面に焦点が当てられ,家庭や学校,仕事など社会的要素の影響が軽視されてきた。したがって本研究では,社会的要素の影響について検討を行うため,質的に詳細な社会学的手法を用いることで,薬物使用者の人生に対する視点の回復について調査することを目的とする。本研究には,現代日本の薬物使用に対するコントロールに関して,それを直接的に経験している人たちの視点から理解するだけでなく,人生全体における薬物の使用と中止の選択肢を形成する要素について明らかにするという学術的意義がある。
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抄訳翻訳者:山田 早紀(本学犯罪学研究センター・リサーチ・アシスタント)

当センターの目指す犯罪学は、犯罪者を厳しく処罰するのではなく、犯罪者にやさしくすることで真実をみつめ、社会に復帰してもらおうとするものです。
今後もセンターの取組みを通し、犯罪予防と対人支援を基軸とする「龍谷・犯罪学」を構築し、日本国内だけでなく、広く世界に海外にアピールしていきます。


<主な開催内容>
■入試説明
2019年度入試のポイントを紹介します。自分にあった入試方式を確認しましょう。

■龍谷必勝講座
人気予備校講師による英語対策講座。解説では出題傾向をふまえ、解答テクニックや受験勉強のコツを伝授します。

■個別相談
出願方法・併願方法など、入試に関する相談を入試担当者が個別に相談に応じます。

詳細は以下をご確認ください。
https://www.ryukoku.ac.jp/admission/event/lecture/


<主な開催内容>
■入試説明
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■龍谷必勝講座
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詳細は以下をご確認ください。
https://www.ryukoku.ac.jp/admission/event/lecture/


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■龍谷必勝講座
人気予備校講師による英語対策講座。解説では出題傾向をふまえ、解答テクニックや受験勉強のコツを伝授します。

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詳細は以下をご確認ください。
https://www.ryukoku.ac.jp/admission/event/lecture/


 経営学部で輝いている学生を紹介する龍谷経営人(びと)、今回は経営学部 4年生 髙田 雄祐さん(鈴木学ゼミ所属、滋賀県出身)をご紹介します。
 まずは皆さん、日経TESTというものをご存知でしょうか。「日経TESTのスコア(経済知力スコア)は、5つの評価軸(基礎知識、実践知識、視野の広さ、知識を知恵にする力、知恵を活用する力)を測るために作成した100問の解答結果から算出します。」(日経TEST Webサイトより。)自身の経済知力を知るには最適なツールで、就職活動にも有効だそうです。そんな日経TESTと深いかかわりのある髙田さんをご紹介します。


高田さん、団体賞の賞状とともに。

2018年6月試験で832点を叩き出し全国1位へ
 髙田さんは2018年6月に全国一斉試験で行われた日経TESTにおいて、832点を獲得し、全国1位を獲得しました。この日経TESTは時事問題が中心ですが、実際のニュース、企業の活動等から事象を一般化し、それを他の事象に適用したケースが問われるなど、高度な記憶力と応用力が問われます。そのため中々、身に着けにくい理論的な思考能力も高められます。経済知力を試す、まさにそんな言葉通りの試験です。


2018年6月の成績で1位に。日経TEST Webサイトより

髙田さんが所属する鈴木ゼミも団体賞全国3位へ
 今回の試験では経営学部の鈴木学ゼミとして複数人で受験をしており、団体戦で3位にランクされました。鈴木ゼミではゼミの初回に、この試験の紹介がなされるそうで、各個人が試験に向けて勉強しているそうです。昨年11月の試験では5位以下でしたが、今回は髙田さんがチームを引っ張る立場になり、3位という好成績を収めることになりました。


団体戦では3位に入った。日経TEST Webサイトより

きっかけは
 髙田さんはゼミの指導教員である鈴木先生の一言もあって日経TESTを受けるようになりましたが、もともと経済には興味があり、試しに受けた3年生(2017年6月)の試験では660点ほどだったのが、2回目(2017年11月)では682点で5位に、そして今回、3回目(2018年6月)2018年6月での試験では832点で、悲願の1位に登り詰めました。

池井戸潤に影響を受けた高校、大学時代
 そんな髙田さん、さぞ昔から経済分野の勉強でもしてきたのかと思い、高校時代からお話しを伺いました。すると意外なきっかけがありました。「中学、高校時代は特に活動らしいことしていません。それでも本は好きで、高校3年生の頃からは経済小説のようなものをよく読んでいましたね。池井戸潤さんの作品は特に好きで、半沢直樹、下町ロケット等は本当にハマりました。池井戸潤さんの作品はご自身が銀行出身とのことで、銀行の内部事情を本当に詳細に書かれていて勉強になるし、銀行や企業を舞台にした熱い真剣勝負がとても好きです。」他にも真山仁さんのハゲタカ等、興味を持った本を徹底的に読んでいたのだとか。「小説を読んでいるうちに、経営学に関する本も面白く感じました。高校時代に大手コンビニを題材にしたビジネス書等は、大変興味を持った印象があります。」
 自分のことを評すると「熱しやすく冷めやすい。」と謙遜していましたが、興味ある本を読破してきたスタイルからは、とても「冷めやすい。」とは思えませんよね。小説を通して経済に関する知識を蓄えてきたのでしょう。さぞ勉強漬けと思っていただけに、興味の持ち方にも親近感が湧きますね。

髙田さんと日本経済新聞(以下、日経)
 普段から新聞自体よく読まれるそうですが、本格的な試験対策は2週間前ほど前から始り、まずは、企業、マーケット、国際関係あたりの記事をまんべんなく読む習慣をつけるそうです。いつから読むようになったのかを聞くと、2年生の後期から通学途中の電車で約1時間ほどかけて読みだしたそうです。大きな紙面を広げているのかと思いきや、電子版をスマホ等で読んでいるのだそう。時代は変わりましたね。
 言わば、日経のセミプロともいえる髙田さん。日経といえば就職活動をする学生には必読とも言われている新聞。しかしながら、専門性が高いだけに皆さんも取っ付きにくい印象があるのではと思いますが、髙田さんはどうされているのでしょう。「継続的に読むことが一番大事で不思議なことにだんだんと新聞記事に目が慣れてきます。最初は興味があったり、好きな企業に関する記事を見ることからスタートしたらよいと思います。だんだん意欲的に読めるようになりますよ。」

髙田さんの将来は
 そんな髙田さんですが、就職は金融コンサルタントに決めているのだそうです。きっかけは、とある会計系の授業での先生の一言で、「その先生からは、株主総会に出席すると会社のことがよく分かるので、出席するよう勧められました。そして、好きだった会社の株主総会に参加しました。」髙田さん、先生の言葉を受け、わざわざその会社の個人株を購入し参加したのだそうです。その行動力にも驚きますが、さらに続きます。「その総会では、まさか自社買収の案件が議案としてあがり、会場は大きくざわつきました。その場の劇場のような光景を目の当たりにし、ますます会社、金融というものに興味を持ちました。今の内定先ではそれらの知識がフルに必要とされるので、就職先としては納得していますね。」驚きの志望動機ですが、その内定先からは日経TESTのことも高く評価してもらったのだそうです。髙田さんは4月から東京で働くそうです。

目指すは日経TESTでのさらなる高得点とチームでの優勝
 髙田さんは、もう間もなくある11月の日経TESTに向け、勉強中です。次回に目指すのはもちろん1位ですが、スコアにもこだわり930点ほど取りたいとのこと。また団体戦での成績も意識しており、後輩(2,3年生)も一緒に受けることになり、指導もされているそうです。「鈴木ゼミが団体戦で1位。」試験に向けてゼミの気運も高まってきているそうです。

みなさんへアドバイス
 そんな髙田さんに後輩の皆さんにアドバイスをもらいました。「経営学部はじめ龍大生がもっとこの試験の存在を知り、受験してスコアを高めてほしいです。また、日経を読むには時代としても一番いいタイミングです。株価を見ると25年ぶりだとか、米中の貿易戦争とか、ここ近年で見たことのない世界を紙面を通じて楽しむことができます。そのような時代であることを知ってほしいです。日経が面白い激動の時代です。」

 髙田さん、11月の試験に向けて勉強中とのことで、プレッシャーもあるでしょうが、そんな雰囲気を一切見せない穏やかな方でした。しかし、一度興味を持ったことに関しては、ずば抜けた集中力と行動力があり、聞けば聞くほどその人柄や取り組みに興味が湧くような方で、その容姿とのギャップに驚きました。4月から金融コンサルタントになり常に勉強の継続は必要だという髙田さんは、将来大学院等で経済、経営分野の勉強もしてみたいと興味は尽きません。まずは11月の日経TESTですが、その後の将来も楽しみですね。


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