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2017年12月16日、17日の両日に京都シネマ(京都市下京区)において、ドキュメンタリー映像作品の上映会「コミュニティのめ」が開催されました。
この上映会は、龍谷大学社会学部コミュニティマネジメント学科の授業「コミュニティマネジメント実習」(担当:松本章伸特任講師)の一環で企画されました。
上映されるのは、学生14人がそれぞれ関心のあるテーマを選び、自ら取材から撮影までを手掛けた9つの短編映像です。

どんな味でも再現することができる「思い出料理人」にこの世を去った最愛の祖母が作ったすいとんとおにぎりを依頼する話、タヌキの置物として知られる信楽焼の歴史を紐解く話など様々です。このような地域コミュニティに内在する物語の「芽」を学生自身の「視」で掘り起こし、多くの人々の「目」に届けたいという思いが詰まっています。

・鑑賞者数
 12月16日(土) 80名(劇場定員61名)
 12月17日(日) 124名(劇場定員89名)


上映会後のトークセッション№1

<担当教員から>
両日とも満席のため入場がかなわなかった来場者がいらっしゃいました。申し訳ありません。
足を運んでくださり、誠にありがとうございます。
上映会には、東日本大震災をテーマにした作品の取材対象者(宮城県南三陸町在住)の方がわざわざ京都の劇場まで二日間足を運んでくださいました。
また、滋賀県や大阪府からも多くの作品の取材対象者の方々が上映作品を視聴しに訪れていただけました。
撮影現場で制作者である学生たちが取材対象者の方々と真摯に向き合っていた証だなと、大変うれしかったです。


上映会後のトークセッション№2

<映像作品「すいとんとおにぎり」 沢田さんのコメント>
「すいとんとおにぎり」というテーマを選んだ理由は、最愛の祖母の死が大きな壁として立ちはだかっていたことや死生観に興味があり映像に関わりたいと思っていたからです。
映像制作では1人で取り組んだため、相談できる相手がいなかったことは大変でした。
今回の映像制作を通して映像を作る技術が培われ、祖母からの愛をふたたび感じられました。

<映像作品「タヌキの里のヒミツ」 山田さん、川口さんのコメント>
今回は通っている大学が瀬田キャンパスということもあり、滋賀県の信楽焼について調べてみました。
おもしろくて興味が湧いたため、調べを進めていき「タヌキの里のヒミツ」というテーマにしました。
「学生が制作したからすごい」という考えで終わるのではなく、「映像から伝わってくる思いを感じ取ってほしい!」、「滋賀県という地域についてもっと知ってほしい!」という強い思いを込めています。
映像を見返すと「もっと良くすることができたのではないのか?」と後悔もありますが、今まで撮ってきた映像をつなげていく充実感や企画していた目標を越えたときの楽しみ、2人の信頼関係など多くのことが得られました。

記事制作:社会学部広報学生班


インタビューに答えてくださった3人


シアターデビューをした実習メンバー


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研究会の様子

2017 年12月 14日(木)に、龍谷大学大宮学舎 西黌別館3F カンファレンスルームにて、龍谷大学犯罪学研究センターの司法心理学のユニット長である武田俊信教授(本学文学部)が代表を務める「発達障害研究会」が行われました。

「発達障害研究会」は、医療・心理・福祉などに携わる方や、精神医学・心理学領域に興味を持たれる方々で集まり、研究会という形で発達障害に関連することを学び、共有していくことを目的としております。

第17回目となる今回は、京都少年鑑別所の定本ゆきこ先生(精神科医)にお越しいただき『発達障害と矯正医療』と題した講演をしていただきました。少年鑑別所では限定された期間に精神科医や心理技官などがチームで少年をアセスメントし、最適な処分・措置に繋がるように腐心していること、また、虐待等の生育環境の問題や知的な発達も含めた発達障害が想像以上に少年犯罪や虞犯の要因となっていること、特に発達障害の場合はむしろ福祉・教育のサポートから抜け落ちやすい、いわゆる“グレーゾーン”の方がリスクが高いといった興味深いお話がありました。

少年犯罪の抑止案として、犯罪につながる負のループを家族や本人を支援することで正のループに変えていくことが重要とのこと。さらに少年法の適用が18歳に引き下げられることの是非についてもお話があり、考えさせられるものがありました。


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