社会学部の「社会共生実習(お寺の可能性を引き出そう!-社会におけるお寺の役割を考えるー)」(担当教員:猪瀬優理教授、古莊匡義准教授)では、お寺の社会活動に参加しながら、地域におけるお寺の役割と可能性を考えます。
(株)神社仏閣オンライン代表取締役社長 河村英昌さん
(株)神社仏閣オンラインでは、『文化協創・地域共助・核心遵守』を軸に、お寺と様々なものを掛け合わせ、社会とお寺の繋がりを作っていく事業をしておられます。
過去にはお寺で頒布している物とアニメのコラボや、Youtubeのチャンネルで仏教やコラボ事業についての発信するなど、様々な媒体とお寺を合わせることでお寺を応援してくれる方たちを増やしてこられました。
河村さんは事業の中で、神聖なものとして距離感のある神社仏閣にコンセプトを持たせ、『神社仏閣×○○』という掛け算をすること。その掛け算を持続可能なものにしていくことが社会との繋がりを生み、大きな力になるとおっしゃっていました。
それらを踏まえ、受講生とのディスカッションでは、「コラボや活動に時間を割けないお寺はどのように繋がりを持っていくべきなのか。」「社長とサラリーマンを兼業している理由」など様々な視点からの質問が出されました。
河村さんは「お寺の中だけで完結するのではなく、人の力を借りていくことが重要。」ということや「社会の中で一番人口が多いサラリーマンを続けることでその目線をなくさずに持っておきたい。」とおっしゃっていました。
さらに『大きな力』という点で「何かやりたいなってなった時にひとりで出来ることはか限られていて手数がないとそもそも発想が出てこない。けれど繋がりがあることで選択肢が増えていくことがひとつの強さになる。繋がりが違う繋がりを呼んで、結果的に自分にチャンスをくれる。」とおっしゃっていました。
今回、河村さんの事業と繋がりの重要性を知り、今後、学生がどのような掛け算によって、お寺と地域の可能性を生み出していくのか、楽しみにしたいと思います。
社会学部「社会共生実習」について、詳しくはこちらの【専用ページ】をご覧ください。
コメント
フッターで使用されているナビゲーションを表示します見出しはモジュールのカスタムフィールドで設定できます