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本プログラムは、「日台大学地方連携及び社会実践連盟」(日台連盟)の加盟校であり、本学の協定校でもある国立高雄科技大学(NKUST)が主催したものです。
2月10日から1週間にわたり、台湾の高雄・屏東地域を舞台に短期留学プログラムが実施されました。本学に加え、日本からは信州大学および四国大学の学生も参加し、大学の枠を越えた活発な交流が行われました。
本プログラムは「地域課題の解決と多文化共生」をテーマに掲げており、現地の大学生との共同ワークやフィールドワークをすべて英語で行う、極めて実践的な内容となっています。参加した学生たちは、大鵬湾の豊かな自然環境を活かした地域振興の取り組みや、地元の小学校・高齢者施設での交流活動を体験しました。
これらの活動を通じて、日本と台湾が共通して抱える高齢化や教育、そして持続可能なまちづくりといった課題について、多角的に学ぶ機会となりました。現地での対話や体験を通して、学生たちが何を肌で感じ、どのような視点を得たのか。それぞれの視点から綴られた活動レポートを紹介します。

【信仰と歴史が息づく街:文化博物館・東隆宮を訪ねて】
2月10日、台湾にある文化博物館と東隆宮を訪問しました。文化博物館では、台湾の歴史や地域文化、漁業の発展について展示を通して学びました。特に、厄除けや地域の平安を願う儀式で使用される「王船(キングボート)」については、多くの知識を得ることができました。その後に訪れた東隆宮では、それぞれの信仰がどのような意味を持っているのかを学び、実際の建築様式や装飾の特徴を観察しました。さらにお祓いを体験し、台湾の参拝方法についても学ぶ貴重な機会となりました。
今回の訪問を通して、地域の文化や信仰が人々の生活と深く結びついていることを強く実感しました。博物館では、台湾特有の文化や歴史、産業の変化を学び、地域が一体となって困難を乗り越えながら発展してきた過程を理解することができました。また、東隆宮では地元の方々が大切にしている価値観や伝統を肌で感じ、文化を守り続けることの重要性について考えるきっかけになりました。
今回の台湾留学プログラム全体を通して、私は地域と人とのつながりの大切さを強く実感しました。WenfengコミュニティやRenheコミュニティでは、漁業という地域の歴史や文化を大切にしながら、観光や教育と結び付けて持続可能なまちづくりを進めていました。地域の誇りや団結の象徴を学べたことが非常に印象に残っています。
また、Datan小学校では海洋教育を通して子供たちが自分たちの地域について学んでいる姿を目にしました。読み聞かせや工作に取り組む子供たちの真剣な表情や笑顔がとても印象的で、学びが生活と結びついていることを感じました。さらに、高齢者の方々との交流活動では、世代を超えた学び合いの温かさを実感しました。言葉が通じない時も、笑顔やジェスチャーで歩み寄ることで心が通じ合う瞬間があり、とても嬉しく思いました。
この留学を通して、日本と台湾で共通する地域課題が多いことを知りました。それぞれの地域の特色を活かし前向きに取り組んでいる姿、そして何より高雄で出会ったすべての方々の温かさに感銘を受け、多くの学びや刺激をいただきました。今回の経験を糧に、今後はより広い視野で地域課題や物事を考えていきたいと思います。
(政策学部 2年生 長谷有紗)



【自然資源と観光の融合:大鵬湾フィールドワーク】
2月11日、現地調査を台湾の大鵬湾で実施しました。大鵬湾は広大なラグーンを有する観光地であり、鵬湾跨海大橋は台湾初の可動式跳ね橋として知られています。この橋は船舶の通行を可能にする独自の設計となっており、地域の発展や国際的なつながりを象徴する存在です。また、大鵬湾では国際的なイベントやフェスティバルも開催されており、地域の大きな魅力となっています。
私たちは、この大鵬湾で水上レクリエーションを行いました。ここではウィンドサーフィンやカヤック、SUPなどが体験できます。当日は2人1組でカヤックに乗り、約1時間かけて湾内を遊覧しながら、自然や地域資源について学びました。
今回の現地調査では、2人1組で協力しながらカヤックを漕ぎ、大鵬湾をゆっくりと巡りました。最初はなかなかコツを掴めず、思うように進まずにくるくると回ってしまう場面もありましたが、それも含めて貴重な体験となりました。冬の日本とは異なり、暖かく穏やかな気候の中で活動できたことも印象に残っています。終盤にはインストラクターがジェットで波を起こしてくれる演出もあり、楽しみながら活動を終えることができました。水も非常に澄んでおり、海藻を採取する参加者の姿も見られ、自然資源の豊かさを実感しました。観光資源と地域振興が結びついている点も学びとなり、地域づくりの在り方について考えるきっかけとなりました。
この台湾留学プログラム全体を通して、日台の大学生はもちろん、多くの現地の方々と関わる機会を得ることができ、日本との共通点や相違点を見つめ直す大変貴重な経験となりました。実際に現地へ足を運び、地域の方の生の声を直接聞くことの重要性を改めて実感しています。また、台湾の学生とのグループワークでは、自分一人では思いつかなかった視点や発想に触れることができ、多くの学びがありました。政策学部で学んでいくうえで、自身の視野をさらに広げることができた非常に有意義な機会となりました。
(政策学部 2年生 濱岡侑紗)



【気持ちが壁を越える:地域住民との多世代交流】
本プログラムはオールイングリッシュで進行し、事前準備から現地の議論、運営まで常に英語でのコミュニケーションが求められました。自分の語学力の不足を痛感し、思うように意見を伝えられないもどかしさを感じる場面も多くありましたが、その分「伝えたい」という気持ちが強まり、拙い英語でも積極的に発言しようと意識が変わりました。この経験は、自分の殻を破る大きなきっかけになったと感じています。
また、実際に台湾の地域を訪れ、高齢化や教育環境などの課題を自分の目で見ることで、これまで授業で学んできた内容が現実と結びつきました。特に、住民の方々と直接対話する中で、統計や資料だけでは分からない生活者の視点や感情に触れられたことは大きな学びでした。日本語を話せる高齢者の方との交流では、歴史的背景が今も記憶の中に息づいていることを実感し、国と国との関係をより身近に感じました。
さらに、言葉が十分に通じなくても、笑顔やジェスチャーを通して心は通じ合えることを体験しました。この一週間は決して楽なものではありませんでしたが、自分の視野を広げ、社会課題に対して主体的に考える姿勢を養う貴重な経験となりました。来年には社会に出る立場となりますが、ここでの経験は今後の人生においても大きな支えになると強く感じています。
(政策学部 3年生 空田沙耶伽)





2025年11月29日、若山ゼミと渡邉ゼミの2年生が、龍谷大学で開催されたゼミ対抗のディベート大会に参加しました。この大会は、学生のプレゼンテーション力やディスカッション力の向上に加え、大学間のゼミ交流を促す貴重な機会として継続的に実施されており、今年で17回目を迎えます。

新しく完成した慧光館で開催された今回は、龍谷大学の若山ゼミと渡邉ゼミ、大阪経済大学の小川ゼミと中尾田ゼミ、関西大学の座主ゼミが参加し、以下の5つの論題について肯定側と否定側に分かれてディベートが行われました。

第1論題 「2025年度中に追加利上げを行うのが望ましい」
【肯定側】龍谷大学 渡邉ゼミA vs.【否定側】大阪経済大学 中尾田ゼミA

第2論題 「公立高校入試を単願制から併願制に変えるべきか」
【肯定側】関西大学 座主ゼミ vs.【否定側】龍谷大学 渡邉ゼミB

第3論題 「日本における少子化対策として、金銭的子育て支援は出生率向上に有効であるか」
【肯定側】龍谷大学 若山ゼミA vs.【否定側】大阪経済大学 小川ゼミA 

第4論題 「ガソリン税暫定税率を廃止すべきか」
【肯定側】大阪経済大学 中尾田ゼミB vs.【否定側】龍谷大学 若山ゼミB

第5論題 「自転車保険加入の義務化の是非」
【肯定側】大阪経済大学 小川ゼミB vs.【否定側】龍谷大学 渡邉ゼミC

学生たちは事前にグループで協力し、資料収集、想定問答、スライド作成などの準備を入念に行った上で、具体的なデータや事例を使いながら説得力のある主張を展開し、活発な議論を繰り広げました。

大会終了後には、学生企画によるアイスブレイクが行われました。ディベート大会中には緊張した様子も見られましたが、アイスブレイクでは和やかな雰囲気の中で他大学の学生との親睦を深めていました。

参加した学生たちは互いに刺激を受け、新たな友人や多様な考え方に触れる良い機会となりました。今年度のディベート大会も成功裏に終了しました。

龍谷大学経済学部では様々なゼミ活動を積極的に行っています。


ディベートの様子



アイスブレイクの様子


全体集合写真


経済学部で経済史を担当する大久保翔平講師が、博士論文をもとにした単著を名古屋大学出版会より2026年2月10日に刊行しました。出版社ウェブサイトはここをクリック



【書籍の概要】
 本研究書は、アヘンという一つの商品に注目し、世界初の株式会社・オランダ東インド会社の活動を軸にして、「海で結びついたアジア(=海域アジア)」の経済と社会の動きを描き出しています。
 生産・流通・消費・規制という視点から、アヘン貿易がどのように拡大し、商業利権や植民地統治、地域社会がいかにグローバル経済の発展と結びついていったのかを論じています。
________________________________________

目次

序章 アヘンから見える近世世界と海域アジア

第Ⅰ部 貿易独占体制と商品連鎖,商業利権
第1章 アヘン貿易独占体制の形成と商品連鎖
第2章 アヘン貿易独占体制下の流通と「密貿易」
第3章 アヘン特権の創出
第4章 アヘン貿易存続をめぐる利害

第Ⅱ部 消費と規制,植民地化の進展
第5章 マレー・インドネシア諸島におけるアヘン消費の浸透
第6章 バタヴィアにおけるアヘン消費
第7章 「アヘン窟」管理の制度化
第8章 植民地体制移行期のアヘン貿易政策と専売請負制度

終章 アヘンが変えた近世世界と海域アジア

________________________________________

【大久保講師からのコメント】
 スマートフォンやゲーム、ギャンブル、タバコ、酒など、私たちの身の回りには「依存性消費」と呼ばれる現象があふれています。では、こうした消費の広がりを、私たちはどのように歴史的に考えることができるでしょうか。
 本書は、歴史的な「ドラッグ」の代表例であるアヘンの初期的な拡大を題材に、人々の日常的な営みや、利益が連なっていく仕組みに光を当てました。誰が利益を得ていたのか。依存性のある消費が広がる中で、社会や統治はどのように対応したのか。
 また、「鎖国」していた日本が大量に輸入していたジャワ島の砂糖の背後にも、アヘンをめぐるグローバルな取引と消費・労働の構造が存在していました。
 本書は研究書ではありますが、経済史やグローバル・ヒストリーに関心をもつ学生や一般の読者の方に対しても、近世世界を捉え直す視点を提供できれば嬉しいです。

※関連する本学の研究広報サイト掲載のインタビュー記事はこちら▼
「アヘンから見る世界経済の歴史と価値観の変遷。 グローバル化を加速させたアヘンのニーズとは?」


 矯正・保護総合センターでは、前身である矯正・保護研究センターの時代から、毎年度、研究成果をまとめた「研究年報」を刊行しています。
 このたび、2025年度の研究成果を収録した『龍谷大学 矯正・保護総合センター研究年報 第15号 2025年』(発行:株式会社現代人文社/定価:3,300円+税)を2026年2月28日に発行することになりました。
 内容の詳細は以下のとおりです。ご関心をお持ちの方、また購入をご希望の方は、お近くの書店にてご注文・お求めください。

<内容>
【特集:長期受刑者実態調査の結果と分析】 
 企画の趣旨 相澤育郎(龍谷大学)、佐藤 舞(ロンドン大学)、石塚伸一(刑事司法未来、龍谷大学名誉教授)
 ・「長期受刑者実態調査」の全体像と結果の概要 
   相澤育郎(龍谷大学)、佐藤 舞(ロンドン大学)、
   石塚伸一(刑事司法未来、龍谷大学名誉教授)
 ・有期刑受刑者との比較による無期刑受刑者の特徴
  ──受刑期間による本人および社会関係の変化 
   福島由依(早稲田大学)、相澤育郎(龍谷大学)
 ・女子長期受刑者における社会的つながりと健康
    ──刑種及び被収容期間による比較分析
    深谷 裕(北九州市立大学)
 ・受刑経験者が語る刑務所生活の「苦痛」
  ──離脱パラダイムの実践に向けて 
   山梨光貴(立正大学)

【個別研究】
 アメリカにおけるパロールとリエントリー・コートの展開 
  石田侑矢(常磐大学)
 少年院と刑務所における更生のための支援の比較分析
 ──Recovery Capabilityの育成視点から 
  中島 学(福山大学)



みんなの仏教SDGs WEBマガジン「ReTACTION」(リタクション)の新着記事案内

 

本記事は龍谷大学文学部のPBL演習の授業における取材を元に学生が作成しました。

 

近年、観光の混雑は京都の社会課題として取り上げられることが散見されますが、様々な国や地域の人々が訪問する場所で、受け入れる人たちはどのような思いを持っているのでしょうか。私たちは、京都の地域的な特徴と社会との関係を考えるうえで、「観光」と「寺院」(お寺)に着目しました。
お寺は、地域社会の紐帯となるような役割を果たしてきました。また、現代においては、従来の信仰や宗教活動を継承していく点に課題を抱えています。そのため、新たな来訪者や観光客への「まなざし」もお寺によって違いがあると思います。このようなお寺と観光をめぐる複雑な状況に対して、寺院関係者がいかなる思いをもっているのかという点を取り上げます。


前編記事では、学生たちが「中道」という視点をもって龍岸寺や佛光寺の関係者にインタビューした様子を紹介します。インタビューを通して、お寺が観光事業に関わる際の葛藤や、宗派の抱える様々な課題があきらかになりました。

 

↓是非ご一読ください↓
観光と信仰の中道とは?(前編)―現代の「お寺」のまなざし― | ReTACTION(リタクション)| みんなの仏教SDGsウェブマガジン


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作成者有限会社アップルップル

作成日2016/04/26

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作成者有限会社アップルップル

作成日2016/04/26

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作成日2016/04/26

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作成日2017/04/26

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作成日2017/05/08

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作成日2016/04/26

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作成者KDL藤川

作成日2017/05/01

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