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 政策学部では、ヨーロッパの都市において現地大学と連携して国際CBLプログラムを2022年度より開講しています。2025年度は、イタリア・トリノ市において、トリノ工科大学と連携し、グリーン・トランジション政策について学んでいます。2026年3月1日~6日の現地プログラムについて、参加学生の報告を発信しています。

3月5日(木)
【参加学生からの報告】
 午前9時から、3つのグループに分かれ、明日のプレゼンテーションに向けての話し合いや、今まで学んだ講義のまとめ、パワーポイントの作成を行いました。
グループは、①食料政策、②ネイチャーベースドソリューション(以下NbS)、③都市開発、ソーシャルジャスティス に分かれて準備を行いました。私たちは食料政策を担当しました。
 10時半頃に経過報告を行いました。

私たちの食料政策グループは、プレゼンテーションの骨組み作り、リカルド先生の講義のまとめ、実際に行ったマーケットでの様子の写真をまとめるところまで進めました。
・食料政策は「農業政策」だけでなく様々な部門によって推進されること
・都市食料政策の定義・イタリアと日本の解釈の違い
・都市のフードシステムの仕組み
・イタリア(トリノ)の政策
・政策が行なわれた背景
・現地調査の様子・感じたこと
・他のテーマ(NbS、ソーシャルジャスティス)との関連
・日本の事例
という構成で進める方針になりました。

 先生にアドバイスを頂き、フードポリシーの中でも大きい役割をもつ大学ができることは何か、ステークホルダーは何か、主体になっている人が誰なのか、トリノ市が実際に地域に出て、地域の一番近いところから声を聞いてプロジェクトをしていること、市町村などの自治体のアプローチを構成に加えることになりました。
 また、フードポリシーの背景や、日本とイタリアの背景の違い、どうしてこの政策が必要なのか、自分が納得するような形でまとめると良いとコメントを頂きました。そして、ネットで入手できる範囲でも情報を集め、実際にマーケットに行って自分たちが気づいたことを取り入れることによって、発表にリアリティが出せると考えました。
 NbSのグループはNbS の定義を自分たちで再確認し、発表の流れの話し合いを行っていました。彼女たちはNbSの定義を、「開発などで減少したり荒廃した自然に新しく手を加えたりして元の自然以上の状態にして、貧困者などの脆弱者のことを考慮した気候変動の対応方法を考えること。また、誰でも利用できるコミュニティの場を作ること。」と定め、これからヨーロッパと日本の事例の比較をしようとしていると話していました。先生たちから頂いたアドバイスを元に、暑すぎて亡くなってしまう人たちが多いことについての自分たちの考え、NbSの背景、日本がなぜできていないかの考えをまとめ、パワーポイントを作成する見通しだそうです。
 ソーシャルジャスティスのグループは、ソーシャルジャスティスについて自分たちで再考、授業をまとめて構成を組み立てていました。日本におけるソーシャルジャスティスの範囲が広いため、考えるのが難しい様子でした。事例を絞って、比較を行う必要がありました。日本の点字ブロックがソーシャルジャスティスに含まれるのではないかという案を自分たちで出し、発表の導入として使う予定だそうです。クライメットシェルターに着目し、日本ではエアコンが設置されている家が多いため、あまり必要でないから意識が低いこと、逆に、日本特有の自然災害や帰宅難民などの危機にも目をつけて比較していく様子でした。
 昼食は大学のカフェテリアで購入。みんなでパソコンとにらめっこしながらサンドウィッチを頬張りました。
 昼食後14時の2回目の経過報告では具体的な内容の修正や補足を行いました。私たちのグループでは日本とイタリアを比較する上で、社会・コミュニティ、経済、持続可能性、環境、社会、安全性など、特定の指標に絞って表を示すことや比較する対象をイタリアと京都に変更し、京都の事例を増やすことを決めました。NbSのグループやソーシャルジャスティスのグループも先生方と相談しつつ、本格的に内容の肉付けに取り掛かっていました。
 20時に学校を出てホテルに戻り、それぞれ活動を再開しました。自分たちが納得いくところまで詰めてスライドを完成させ、明日の午前中に最終確認と発表練習を行う予定です。


グループごとに発表準備をしている様子①


グループごとに発表準備をしている様子②


本日のお昼ご飯

1日を振り返って
 これまでの数日間、さまざまな面からトリノの「持続可能性」について学んできました。その総まとめとして各グループ発表の準備を進めましたが、改めて自分たちの言葉で政策を再考し、比較し、整理してまとめることの大変さをひしひしと感じました。しかしこの過程を経ることで、今までの学びがより深まり、トリノの取り組みを自分たちなりに理解することができたのではないかと思います。また、他の都市や自分たちの住む地域と比較する視点を持つことで、持続可能な社会づくりについてより具体的に考えることの難しさと大切さを感じることが出来ました。明日の発表ではトリノ工科大学の学生の方々も来てくださるそうです。皆さんに私たちがこの数日間で得た知識や視点をしっかり伝えられたらなと思います。

南部 綾乃(政策学部2年生)
時岡 美菜(政策学部2年生)

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 政策学部では、ヨーロッパの都市において現地大学と連携して国際CBLプログラムを2022年度より開講しています。2025年度は、イタリア・トリノ市において、トリノ工科大学と連携し、グリーン・トランジション政策について学んでいます。2026年3月1日~6日の現地プログラムについて、参加学生の報告を発信しています。

【参加学生からの報告】
 午前中は、昨日と同様にヴァレンティーノ城キャンパスにて、トリノ工科大学の先生方から3つの講義を受けました。
 1つ目は「グリーントランジションとソーシャルイノベーション」についてです。緑地化は住民・生態系・経済の三側面に利益をもたらすとされています。オーストラリア・ブリスベン市の事例では、ヘドニック価格モデル(HPM)を用いた分析により、ゴルフコースを公園に転換すると、公園から半径750メートル以内の住宅価格が平均3%上昇すると推定されていることを学びました。
 しかし、都市公園の整備による地価上昇は「グリーン・ジェントリフィケーション」を引き起こす可能性があり、低所得者層に悪影響を及ぼす恐れがあります。そのため、家賃格差を防ぐための適切な政策が必要であることを理解しました。
 2つ目は「空き空間における再開発プロセス」です。カナダ・モントリオールを事例に、衰退や人口流出によって生まれた荒廃地は本当に無価値なのかという問いについて学びました。荒地は生物の生息地となり、都市の自然を多様化させる可能性があるという視点や、汚染された生態系も価値として捉える考え方について理解を深めました。
 3つ目は「トリノにおける都市食料政策」です。都市部では食料生産や農村への関心が薄れがちであるからこそ、環境問題や社会課題を食の観点から再考する必要があると学びました。トリノでは、市や大学が研究パートナーシップを組み、目的・行動・成果というプロセスを通じて、食料システムに関するデータベースの構築や関係者へのインタビューを行い、議論を深める場を設けていることを知りました。
 その後、龍谷大学大学院政策学研究科1年の山本安紋さんによる「復興における地域資源の役割―Territorioに焦点を当てて―」の発表を聴きました。東日本大震災の復興計画において意思決定が中心部に集中している現状を踏まえ、イタリア語の「Territorio」という概念を基に、主体的活動、ボトムアップ型の協働ラボ活動、オープンアクセス型社会資本の管理という3点から、「コモンズの精神」に基づく内発的発展の重要性について学びました。


講義を受けている様子

 13時にはトラムとバスを乗り継ぎ、トリノソーシャルファクトリーが支援するレストラン「Locanda(ロカンダ)」で昼食をとりました。このレストランは、若者や移民の雇用支援、社会的に困難な立場にある人々への就労トレーニング、地域コミュニティの形成などを目的として運営されていると説明を受けました。
15時には、トリノ市が運営する市立図書館(Biblioteca Civica Cesare Pavese)を訪問しました。ここは廃校となった中学校を改修して図書館として活用しており、老若男女が利用できる公共空間となっています。本の貸出だけでなく、子ども向けイベントや学習支援、学生の勉強スペースの提供など、多様な機能を持っていることを学びました。


図書館でお話を伺っている様子

 図書館ではさらに3つの講義を受けました。
 1つ目は「トリノ都市庭園のための組織モデル」です。自治体が土地を所有し市民に割り当てる地区菜園、自治体所有地をNGOが管理する菜園、そして自治体と協会が連携し社会的・技術的革新を目指す新たな都市型菜園の3類型について学びました。
 2つ目は「EUミッション100の気候中立およびスマートシティ」です。トリノはEUの2030年までに気候中立・スマートシティを実現する100の先導都市の一つとして選定され、その目標に取り組んでいます。さらに、2050年までに他のヨーロッパ都市が追随できるモデルとなることが求められていると説明を受けました。トリノ気候契約(CCC)に基づき、CO₂削減や公共空間の緑化、市民参加の強化が進められていることを学びました。
 3つ目は「ネイチャーベースドソリューション(NbS)」について講義を受けました。EUでは、研究事業として多くの資金を投じて100以上のプロジェクトが実施されており、その中で、トリノを対象としたproGIregというプロジェクトが紹介され、そこでは、都市農園や都市森林、通路緑化などのNbSが実施されていることを学びました。


図書館で講義を受けている様子

 1日を振り返ってこれまで私は、都市景観を向上させるためには緑を増やすことが最も効果的であると考えていました。しかし、緑地化による地価上昇が既存住民の生活を圧迫する可能性があることを知り、都市政策は景観だけでなく社会的公平性も考慮する必要があると感じました。

 また、荒廃地を撤去して再開発するのではなく、自然に返すという発想は私にとって非常に新鮮でした。日本では空き家問題に対して解体が選択されることが多いですが、自然化という視点はあまり一般的ではないように感じました。トリノの事例と日本を比較することで、新たな考え方を学ぶことができました。
 図書館見学では、廃校を地域の共有空間として再生し、幅広い世代が自由に利用している様子が印象的でした。私の住む地域では利用者層が偏っていると感じていたため、誰もが自分の目的に応じて利用できる環境が整っている点は非常に魅力的であると感じました。
 密度の濃い1日でしたが、多くの学びを得ることができた有意義な研修でした。

戌亥美咲(政策学部2回生)
宅和翠(政策学部2回生)

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■履修<履修登録手続編>重要

 以下に表示されている「新入生向け説明資料【履修登録手続編】」(PDF)をご覧いただき、履修登録方法等をご確認ください。

なお、ご入学後に実施する「履修説明会」で詳細な説明を行いますので、完全に理解されなくても結構です。

■ご質問について
ご不明な点等がありましたら、以下までお問い合わせください。
○経済学部教務課 TEL:075-645-7894
        E-mail:econ-office@ad.ryukoku.ac.jp


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2026年度 新入生の皆さん

 

ご入学おめでとうございます。

入学後に行う履修登録について、事前確認用の資料を準備しました。

詳しくは、入学後の履修説明会にて説明しますので、今はすべて理解していなくても大丈夫ですよ。

履修説明会は、全員参加必須の「履修説明会(4/1)」自由参加の「履修説明会(ダイジェスト版+教職課程)(4/3)」・「履修説明会(復習)(4/4)」を開催します。

また、個別の質問にお答えする「履修・キャンパス相談会(4/3・4)」も行います。(詳しくは、新入生オリエンテーション冊子をご覧ください)


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2026年度入学生 文学部履修説明資料


【生命科学科・農学科】2026新入生履修説明資料

【食品栄養学科】2026新入生履修説明資料

【食料農業システム学科】2026新入生履修説明資料

■ご質問等について
 本資料の内容については、ご入学後に同じ内容で「履修説明会・オンライン授業説明会」(※1)を実施(4月1日(水)/詳細は「新入生特設サイト」をご覧ください)しますので、完全に理解されていなくても問題ありません。

※1
農学部では、2021年度入学生から携行が容易なノートパソコン等のデバイスの所有(必要なスペック等の詳細はコチラから)をお願いすることとしました。本説明会では、ポータルサイトの使い方やWeb履修登録等の方法を説明しますので、各自準備されたノートパソコン等のデバイスをご持参いただきますようお願いいたします。なお、新しく購入された場合は、初期設定(インターネットの接続設定等)を済ませた上で参加してください。
・当日までに準備できなかった場合は、自身のスマートフォン等で代用してください。
・瀬田キャンパス内は無線LAN(Wi-Fi)が整備されているのでインターネット回線の準備は不要です。

その他ご不明な点がありましたら、以下までお問合せください。
 ○農学部教務課
  TEL:077-599-5601
  E-mail:agr@ad.ryukoku.ac.jp


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作成者有限会社アップルップル

作成日2016/04/26

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作成日2017/05/01

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