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焼却試験により、適切な分解条件や不十分な分解による意図しない副生成物の発生等を突き止める

【本件のポイント】

  • 有機フッ素化合物(PFAS)は、近年、環境中での残留性やヒトを含む生態系への影響が懸念されている化学物質として国内外で規制の動きが強まっている。
  • 焼却試験により、ペルフルオロオクタン酸(PFOA)およびペルフルオロオクタデカン酸(PFOcDA)は850℃以上で、国際条約等で求められる高い分解率(99.999%超)を示した。他方で、700℃以下では十分に分解せず、複数の副生成物の発生が増大した。
  • 副生成物には炭素数が少なくなった化合物やエーテル結合を含む化合物がみられた。特に、副生成する短鎖の有機フッ素化合物は、気相中へ移行し環境中へ排出される可能性が示唆された。


【本件の概要】
 龍谷大学大学院理工学研究科の村上太一さん(修士課程2年)を筆頭著者として、本学先端理工学部卒業生の斎藤直也さん、国立環境研究所の松神秀徳主幹研究員、京都大学大学院工学研究科の高岡昌輝教授、本学先端理工学部の藤森崇教授からなる共同研究チームは、近年環境中での汚染問題が懸念されている有機フッ素化合物(PFAS)の中でも規制が進んでいるペルフルオロオクタン酸(PFOA)およびペルフルオロオクタデカン酸(PFOcDA)に対し焼却試験を行い、結果として精密な分解率や温度依存的な副生成物の発生挙動を明らかにしました。同研究成果は国際科学雑誌「Chemosphere」に掲載されました(2025年1月29日公開)。

【掲載論文】
ー    英 題:Destruction of Perfluorooctanoic Acid (PFOA) and Perfluorooctadecanoic 

                          Acid(PFOcDA) by Incineration: Analysis of the By-Products and Their 

                          Characteristics
ー    和 題:焼却によるペルフルオロオクタン酸(PFOA)とペルフルオロオクタデカン

      酸(PFOcDA)の分解: 副生成物の分析とその特性
ー    著 者:村上太一1、斎藤直也1、松神秀徳2、高岡昌輝3、藤森崇1(責任著者)
ー    所 属:1. 龍谷大学先端理工学部・理工学研究科、2. 国立環境研究所、

      3. 京都大学大学院工学研究科
ー    掲載誌:国際科学雑誌「Chemosphere」Volume 373(Elsevier社)
ー    DOI:https://doi.org/10.1016/j.chemosphere.2025.144165 

      ※オンライン掲載:2025年1月29日
ー    研究支援:(独)環境再生保全機構環境研究総合推進費(JPMEERF20213002)

【研究成果・手法】
 純物質を用いたラボスケールでの焼却試験で得られた結果は、PFOA等のカルボン酸を含む有機フッ素化合物であるペルフルオロカルボン酸類(PFCAs)の適切な分解条件を決める際の科学的知見となります。試験の結果、PFOAおよびPFOcDAともに850℃以上で、国際条約等で求められる高い分解率(99.999%超)を示しました。本研究では、この99.999%超の高い分解率まで定量的に評価した点が特色といえます。これは元の物質量の10万分の1を下回る量を分析することを意味し、今回の実験系の場合数十~数百ナノグラムオーダーでの分析精度が求められます。また、本研究で得られた700℃以下の不十分な分解条件において副生成する複数のPFCAsの温度依存的な発生挙動の知見は、他に類例のないデータです。副生成物として元物質より炭素数が短いPFCAsやエーテル結合(R-O-R’)を持つPFCAs等が定量されました。特にPFOAやPFOcDAにはないエーテル結合を持つPFCAs(PFECAs)の副生成は、これまで報告例のない新知見と考えられます。論文中では、元物質の分解過程で発生した低分子のフッ素化合物であるテトラフルオロエチレン(TFE, C2F4)等が温度依存的に反応して副生成物が生じている可能性を議論しています。以上より、分解対象の物質だけでなく副生成物質をも考慮した分解処理の重要性が示唆されました。
 ラボスケールでの焼却実験の工夫として、焼却後に実験装置から採取できるあらゆる場所からサンプルを回収して分析を行いました。具体的には焼却後の試料ボート中の残渣、炉心管の内壁、炉の出口下流側のガラスフィルター、吸着剤、気相中成分を回収するためのトルエンおよび水酸化ナトリウムの溶液等です。細分化した多媒体サンプリングにより、焼却後のPFCAsの分配挙動を把握することが可能となりました。副生成物を含めたPFCAsの分配挙動を比較した結果、炭素数が少ない物質ほど気相中への移行割合が大きくなる傾向が示されました。PFCAsの大気環境中への放出を回避する観点からも、確実な高温での分解処理が望ましいと考えられます。

【今後への期待】
 今回対象としたPFOcDAは炭素18個が鎖状につながっており、炭素8個のPFOAよりも鎖の長い物質です。炭素数が9~21個のPFCAsを長鎖PFCA(LC-PFCA)と呼び、現在進行形で国際条約の規制対象となることが決定しています。したがってPFOcDAに関する焼却試験の結果は、今後必要となるLC-PFCAの焼却分解・挙動を理解するための先行的な知見を与えるものです。かつてない環境変動に晒される現代において、PFASをめぐる化学物質問題は喫緊の課題です。本研究成果が、現在だけでなく将来も含めたPFASの適切な分解処理のための計画立案の一助となることを願います。

【本件の概要図】■■■ 転載/加工可能な論文中の図(1点) ■■■


焼却試験により、有機フッ素化合物のPFOAおよびPFOcDAは850℃以上で高い分解率(99.999%超)を示した。他方で、700℃以下では十分に分解せず、複数の副生成物の発生が増大した。


<研究内容に関するお問い合わせ先 >
龍谷大学 先端理工学部 環境生態工学課程 藤森 崇(ふじもり たかし)教授
E-mail: fujimori@rins.ryukoku.ac.jp 


配信元:龍谷大学 研究部(瀬田)
Tel 077-543-7559 

setaken@ad.ryukoku.ac.jp https://www.kenkyubu.ryukoku.ac.jp/ 
 


2025年2月9日(日)に本学深草キャンパス成就館において、スポーツサイエンスコース30周年、スポーツ・文化活動強化センター10周年、トレーニングセンター/トレーニング室30周年記念シンポジウム「大学スポーツの価値とは~大学はスポーツ界の発展にどのように貢献できるか~」を開催し、大学スポーツの未来と本学のスポーツ・文化活動の今後について議論しました。
当日は300名を超える方々にご参加いただき、盛況のうちに終えることができました。

【本シンポジウムの趣旨】
1994年、国内の大学で初めて、経済学部・経営学部・法学部に入学した学生が共に学べる教育課程(学部共通コースの1つ)として、スポーツ科学を学び、様々な形で、スポーツ業界などで貢献できる人材の養成をめざす「スポーツサイエンスコース」を開設しました。以降、カリキュラム改革を繰り返しながら、2011年からは政策学部が参画し、2025年からは社会学部が新たに加わります。
また、「スポーツサイエンスコース」を発足した同1994年に、全学的なスポーツ活動の拠点づくりに向け、「トレーニングセンター」を開設しました。さらに2014年には、課外活動の活性化策を講じ、大学スポーツ・文化の発展をめざす「スポーツ・文化活動強化センター」を設置しました。
2024年度、「スポーツサイエンスコース」は30周年、「トレーニングセンター」を引き継ぐ形で、「スポーツ・文化活動強化センター」及び「トレーニング室」は10周年を迎えました。この節目の年に、これまでの龍谷大学の正課授業と課外活動におけるスポーツへの30年間の取り組みを振り返り、今後の新たな大学スポーツの価値創造について議論を交わしました。

【第1部】スポーツサイエンスコース30周年記念シンポジウム
第1部前半では、村田健三郎教授(政策学部)から、「スポーツサイエンスコース」創設時のコンセプトや想いについて、長谷川 裕教授(経営学部)からは「スポーツサイエンスコース」と「スポーツ・文化活動強化センター」(トレーニング室)がスポーツサイエンスの視点で、より連携・協力し、世界にも目を向けることの大切さについてお話しいただきました。


第1部後半では、スポーツ業界の第一線で活躍するスポーツサイエンスコースの卒業生を迎え、他大学とは一線を画す「スポーツサイエンスコースで学ぶ意義」についてお話いただきました。堀 哲也氏(株式会社ニューバランスジャパン/2007年龍谷大学経営学部卒業、アメリカンフットボール部出身)、山﨑 萌氏(株式会社名古屋グランパスエイト/2016年龍谷大学政策学部卒業、学術文化局E.S.S.出身)、工藤美咲氏(世界野球ソフトボール連盟WBSC(スイス)/2016年龍谷大学経済学部卒業、アメリカンフットボール部出身)からは、在学生からの質問に対し、目標をたててチャレンジすることの大切さや学生時代に学ぶことの重要性や世界に目を向けることの大切さ等、エールを送って頂きました。

その他、本シンポジウムにあわせて作成した、オリンピックをはじめとする国内外で活躍する卒業生の紹介パネルを画像と共に紹介しました。本パネルは2025年度にリニューアルされる深草体育館にも掲示される予定です。



【第2部】龍谷大学スポーツ・文化活動強化センター10周年、龍谷大学トレーニングセンター/トレーニング室30周年記念シンポジウム


第2部前半では、第3回世界女子柔道選手権金メダル(日本女子初)、ソウルオリンピック銅メダルのほか、日本オリンピック委員会理事等を歴任されるなど各界で活躍されている山口 香氏(筑波大学体育系教授)にご登壇いただきました。講演では出版されたばかりの著書の内容に触れ、新たなスポーツの価値について、ご自身の経験を踏まえつつ、分かりやすくお話をしていただきました。


第2部後半では、山口氏の他、本学職員である課外活動指導者(江藤直美女子バレーボール部監督、古財和輝バドミントン部監督)・トレーナー(青木達S&Cコーチ、藤田まり子AT)から、「スポーツの価値」を高めるべく大学スポーツにできることについてお話しをいただきました。4年間という限られた時間の中で、行動力のみならず「考動力」を養い、成長につなげるための本学の取り組みを紹介しながら、それぞれのお考えについてもお話いただきました。



【総評】

閉会に際し、本学卒業生で、前アシックスジャパン社長として、大学スポーツ関係にも造詣が深い、小林淳二氏(株式会社アシックス執行役員 兼 アシックス商事株式会社代表取締役社/1990年龍谷大学経済学部卒業、男子バレーボール部出身/龍谷大学おしえて!センパイプロジェクト(ROSP)発起人代表)より、総評をいただきました。小林氏からは、本学のこれまでの取り組みや資源を活用し、今後の新たなスポーツ・文化活動の展開に向けたビジョンや提言などについて検討し、本学から「大学スポーツの価値」について発信してほしいとのお話をいだきました。



【実行委員長・副委員長謝辞】
ご登壇者ならびにご参加いただきました皆様、そして、ご後援いただきました、大学スポーツ協会(UNIVAS)/大学スポーツコンソーシアムKANSAI(KCAA)には厚く御礼申しあげます。
スポーツサイエンスコースとスポーツ・文化活動強化センター(トレーニング室)は、大学スポーツ・文化の価値をさらに高めていくべく、新たなビジョンや提言などを検討し、発信していきたいと思います。引き続きご支援いただきますよう、よろしくお願いいたします。

松永敬子 周年事業実行委員会委員長(スポーツサイエンスコース運営委員長、経営学部教授)
梶脇裕二 周年事業実行委員会副委員長(学生部長/スポーツ・文化活動強化センター長、経営学部教授)


<参考>当日プログラム



<2月21日(金)14:00~大宮キャンパスにて> 龍谷大学世界仏教文化研究センター主催

 

【本件のポイント】

  • 「日本天台密教研究の可能性」に関するルチア・ドルチェ氏(SOAS教授)の基調講演と、「国際的な仏教研究の潮流と課題」と題する入澤 崇学長や当センター研究員との対談を予定

 

【本件の概要】
 龍谷大学 世界仏教文化研究センター(RCWBC)は、仏教を基軸とした学術研究を通した社会への貢献を使命とし、海外の大学・研究機関と連携した共同研究や研究者交流を実施しています。さらなる仏教研究の国際的プラットフォームを形成することを目指し、国内外の学術研究機関との協定締結を進めてきました。
    このたび、昨年度にロンドン大学東洋アフリカ研究学院(SOAS)との協定を締結したことを記念し、SOAS教授のルチア・ドルチェ氏(専門:日本宗教、東アジア仏教)をお招きしてシンポジウムを開催します。

 

【イベントの概要】
-名称:学術連携協定締結記念シンポジウム 龍谷大学RCWBC & ロンドン大学SOAS
-日時:2025年2月21日(金)14:00~16:30

-場所:龍谷大学大宮キャンパス 清和館3階ホール
-参加:申込不要・聴講無料・オンライン配信あり 

    ※オンライン参加ご希望の方は、<2月20日(木)17時までに>メールにて

               申し込みが必要。連絡先:rcwbc.kiso@gmail.com 
-URL:https://rcwbc.ryukoku.ac.jp/events/events-1161/ 

-主催:龍谷大学 世界仏教文化研究センター

 

【プログラム・登壇者】※各所要時間は変更となる場合があります。

司会:道元 徹心(本学先端理工学部 教授)
時間                   内容      登壇者および報告テーマ
14:00-14:10    開会挨拶    入澤 崇(龍谷大学・学長)
14:10-15:10    基調講演  「日本天台密教研究の可能性—儀礼の考察から見えるもの」
            ルチア・ドルチェ氏(ロンドン大学SOAS・教授)
15:10-15:20  《休    憩》    
15:20-16:20    対        談   「国際的な仏教研究の潮流と課題

                                                           —SOASとRCWBCの連携が生む可能性」
            入澤 崇学長 × ルチア・ドルチェ氏
                             阿部 泰郎(世界仏教文化研究センター 招聘研究員)
            野呂 靖(本学心理学部 准教授/

                                                                                      世界仏教文化研究センター 副センター長)
16:20-16:30    閉会挨拶    藤原 直仁

                                                (本学心理学部 教授/世界仏教文化研究センター センター長)

 

本シンポジウムへの取材を希望される場合は、お問い合わせ先までご連絡ください。
 


問い合わせ先:龍谷大学 世界仏教文化研究センター
Tel 075-343-3812 cswbc2@ad.ryukoku.ac.jp  https://rcwbc.ryukoku.ac.jp/


2024年11月23日、キャンパスプラザ京都で開催された「輝く学生応援アワード2024」において、政策学部と伏見いきいき市民活動センターが連携するプログラム Ryu-SEI GAP の「むすびと、」チームが 特別賞、オーディエンス賞 を受賞しました。

「輝く学生応援アワード」は、輝く学生応援プロジェクト事務局が主催し、文化や地域コミュニティなど 「京都ならではの魅力」 を活かしながら活動する大学生を表彰・応援することを目的としたアワードです。

本アワードでは、一次審査を通過した6団体がプレゼンテーションを中心とする二次審査に進出。審査の結果「むすびと、」チームは 特別賞を受賞し、さらに会場およびアーカイブ動画の視聴者投票によるオーディエンス賞もあわせて受賞しました。

チームには政策学部生 8名 が所属し、京都市伏見区 藤森学区で活動しています。地域コミュニティでは、少子高齢化や共働き家庭の増加などの影響により、自治会や町内会といった地縁組織の担い手不足が深刻化しています。メンバーは学部の授業を通じて「コロナ後の地域行事の縮小」という地域の声を聞いたことをきっかけに、本チームを立ち上げました。

チームは行政や地域組織へのヒアリングを重ね、行事や細々とした地域の負担や、担い手不足に関する具体的な声をうけ、 運営負担の軽減策、SNSを活用した自治会の魅力発信、行事マニュアルの作成などを、地域の方々と協議しながら活動を進めています。現在は、学区内の自治会が解散した地域における影響調査を行っています。

受賞した学生たちは、「これまでの取り組みが評価され、とても嬉しい。今後さらに活動を展開していきたい」と意気込みを語っています。

※Ryu-SEI GAP
龍谷大学政策学部と伏見いきいき市民活動センター(指定管理者:有限責任事業組合まちとしごと総合研究所)が、協定に基づき展開する課外プログラム。大学が立地する伏見区を中心に、学生が主体的に地域の課題を発掘し、自ら解決に向けて行動することを、伏見いきいき市民活動センターがサポートする実践型の取り組みです。



<2月21日(金)10:30~大宮キャンパスにて> 龍谷大学世界仏教文化研究センター主催

 

【本件のポイント】

  • 青蓮院門跡(しょうれんいんもんぜき)の「吉水蔵聖教(きっすいぞうしょうぎょう)」から、天台宗の歴史を解明する貴重な文献が出現
  • 龍谷大学世界仏教文化研究センターと東京大学史料編纂所は、「吉水蔵聖教」をデジタル・アーカイブ化する事業を開始。重要資料については、龍谷大学が高精細デジタル画像によって撮影し、今後、学術研究に貢献する予定
  • 比叡山延暦寺と青蓮院門跡を結ぶ吉水蔵伝来聖教のデジタル・アーカイブ化する事業を開始。龍谷大学世界仏教文化研究センターと比叡山延暦寺とが共同し、天台宗成立の経緯を記した『伝述一心戒文』の延暦寺蔵写本(重要文化財)を、高精細デジタル画像による撮影を予定

 

【本件の概要】
 天台宗の京都五箇室門跡の一つとして、長い歴史を有する青蓮院門跡は東山吉水(京都市東山区)にあり、その地名にちなみ歴代の貴重な聖教や記録を収める経蔵は「吉水蔵」と呼ばれます。その歴史は平安後期、天台宗の僧侶であり青蓮院の第1世門主の行玄が、師の良祐から天台密教三昧流を継承した青蓮房に始まり、鳥羽院皇子覚快法親王により門跡寺院となって、九条家出身の慈円大僧正により発展し、現在の東伏見慈晃第49世門主に至ります。「吉水蔵」には、天台宗の基礎を固めたとされる比叡山延暦寺の第3代座主・慈覚大師以来の天台密教を中心とした貴重な聖教や記録が相伝されていることから、平成元年(1989)に重要文化財に指定されました。
 このたび、「青蓮院吉水蔵聖教」から、天台宗の高僧源信や天台座主慈円の著作に関わる、自筆本を含む貴重な文献が再発見され、その意義が新たに学界に紹介されます。その調査とデジタル化に携わる龍谷大学と東京大学史料編纂所の研究者が、2月21日(金)に開催する世界仏教文化研究センターの研究報告会で、青蓮院門跡 東伏見慈晃門主をお迎えして公表いたします。

 

【イベントの概要】
-名称:研究報告会「天台密教経蔵の世界を探る

          —青蓮院門跡吉水蔵のデジタル・アーカイブ創成をめざして」
-日時:2025年2月21日(金)10:30~12:30
-場所:龍谷大学大宮キャンパス 清和館3階ホール

    京都市下京区七条通大宮東入大工町125-1
-参加:申込不要・聴講無料・オンライン配信あり 

    ※オンライン参加ご希望の方は、<2月20日(木)17時までに>メールにて

    申し込みが必要  連絡先:rcwbc.kiso@gmail.com 
-URL:https://rcwbc.ryukoku.ac.jp/events/events-1160/
-主催:龍谷大学 世界仏教文化研究センター(基礎研究部門 ・大蔵経研究班)

 

【プログラム・登壇者】※各所要時間は変更となる場合があります。
《司会》西山 良慶(本学文学部 講師)
時間                   内容      登壇者および報告テーマ
10:30-10:35    開会挨拶    三谷 真澄(本学文学部教授・
                                                     世界仏教文化研究センター基礎研究部門 部門長)
10:35-10:50    来賓挨拶    東伏見 慈晃 様(青蓮院門跡 門主)
10:50-11:20    報告①    「青蓮院吉水蔵『浄土厳飾抄』の再検討」
                                                 道元 徹心(本学先端理工学部 教授)
11:20-11:50    報告②    「青蓮院吉水蔵の歴史的特徴―三昧流聖教を中心に」
                                                菊地 大樹氏(東京大学史料編纂所・教授)
11:50-12:20    報告③    「青蓮院吉水蔵の慈円著作聖教―自筆テクストを中心に」
                                                 阿部 泰郎(世界仏教文化研究センター 招聘研究員)
12:20-12:30    閉会挨拶    能仁 正顕(本学文学部教授・
                                                                          世界仏教文化研究センター大蔵経研究班 班長)


【再発見した資料・慈円大僧正の自筆著作について】 
史論書『愚管抄』の著者であり、名高い歌人であった慈円大僧正は、多くの宗教著作を残しましたが、その全体像はまだ知られていません。今回の調査に伴って、吉水蔵から慈円による自筆聖教『毗逝別』承元四年(1210)が見出されました。本書には、慈円が建仁三年(1203)に見た「建仁三年夢想記」が含まれていました。これまで写本でしか知られていなかった「夢想記」でしたが、奇しくも東京大学史料編纂所に保管される『慈鎮和尚夢想記』と繋がって完全に復元されました。この「夢想記」が、後の『愚管抄』著述の原点となったのですが、その自筆本が再発見されたことは、大きな歴史・思想的な意義があります。


※画像は『毗逝別』承元四年(1210)の外表紙


※画像は『毗逝別』承元四年(1210)の内表紙

【『往生要集』研究書の成立について】
恵心僧都源信の『往生要集』に関わる論義文献『浄土厳飾抄』が青蓮院吉水蔵に架蔵されています。先行研究によると、この写本は弘安二年(1279)頃の鎌倉末期のものとされていました。しかし、今回の紙背文書調査から、先行研究より107年さかのぼる承安二年(1172)頃、平安末期の写本であることが明らかとなりました。この年代差は叡山浄土教の展開を研究する上で極めて重要な手がかりとなります。

 

本研究会および研究員への取材を希望される場合は、お問い合わせ先までご連絡ください。

 


問い合わせ先:龍谷大学 世界仏教文化研究センター
Tel 075-343-3812 cswbc2@ad.ryukoku.ac.jp  https://rcwbc.ryukoku.ac.jp/
 


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作成者有限会社アップルップル

作成日2016/04/26

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作成者有限会社アップルップル

作成日2016/04/26

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  • 2017(平成29)年度 日本学生支援機構奨学金 臨時採用の申請受付について

    日本学生支援機構では昨今の経済情勢等を勘案し、特別措置として「臨時採用」を実施することを予定している旨、通知がありました。つきましては、下記のとおり、申請条件に合致し、奨学金の貸与を希望する方(貸与種の変更希望を含む)の臨時採用希望の申し出を受付いたします。なお、今回の臨時採用は、第二種(利息付)のみです。ご注意ください。 記 1.日本学生支援機構奨学金申請条件以下の「学力に関する基準」及び「家計に関する基準」、それぞれの基準を満たす者 ■学力に関する基準学部・短大1年生第一種次の①~③のいずれかに...

  • 市民にひらかれたリーガル・リテラシー教育 昔ばなしの桃太郎や模擬裁判などを通じ「法」を楽しく学ぶ「法教育フェスタ2019」を開催<12/1(日)10:00〜 京都府立図書館にて>

    【本件のポイント】 ・12月1日(日)に龍谷大学法情報研究会と京都府立図書館との官学連携企画として、「法教育フェスタ2019」と題した公開イベントを開催 ・NHK『昔話法廷』法律監修者、大学教授、弁護士、ローライブラリアンなど「法」にまつわる分野で活躍するナビゲーターが、日本昔ばなし、マンガ、国際結婚などを題材にしたプログラムや全員参加型の模擬裁判を通じて、楽しく、ためになる法教育を提案 ・裁判員制度の導入から10年の節目の年、子どもから大人までの誰もがより良く生きていくための「法」について「知る」、「体感...

  • To All International Students

    Revised: March 17th, 2020 (Reiwa 2) Those returning or entering from countries designated with an infectious disease risk level of "two" or above should please respond according to (1) or (2) below. (1)For Those Returning from an Endemic Area or Having Had Contact with Someone in an Endemic Area ① If you develop a fever (of 37.5 degrees or higher) and respiratory symptoms within 2 weeks of returning to Japan, avoid contact with other people, wear a mask, and immediately consult th...

  • オンラインプログラム:『インド・ブッダガヤの生活で観た聖地と貧困 〜苦しみと布施の精神』

    建学の精神に根ざし、誰一人として取り残さない、誰一人として取り残されないキャンパスをめざして、ダイバーシティ、エクイティ、インクルージョンの観点から、私たちがどのように関わっていくのかを考えるオンラインのプログラムです。多くのみなさまにご参加いただきますようご案内いたします。 ------------------------------------------------------------- 第17回 現代的課題と建学の精神プログラム ------------------------------------------------------------- テーマ「インド・ブッダガヤの生活で観た聖地と貧困 〜苦し...

  • 入試説明会(広島会場)

    公募推薦入試〔2教科型〕、一般選抜入試について、対面形式での入試説明会を開催します(要予約・先着順・定員制)。 ※事前予約制(1申込につき、同伴者1名まで申込可能。定員に達し次第受付終了) 資料配布コーナーに、大学案内や学部パンフレット、過去問題集を設置します。 入試に関する質問にお答えする個別相談会も実施します。 <スケジュール> 受付開始 14:00〜 ⼊試説明 14:30〜15:10 個別相談 15:30まで イベント詳細、参加申込、注意事項などは以下のページをご確認ください。 https://www.ryukoku.ac.jp/admission/event/l...

  • 政策学部創設10周年記念式典・シンポジウムを開催【政策学部教務課】

    政策学部は2011年に開設し、2020年に創設10周年を迎えました。政策学部では地域の皆さまと共に学び、共に考えて方策を考える実践型教育を一つの特徴として取り組んで参りました。日頃お世話になった方への感謝の意も込めて、「政策学部創設10周年記念式典・シンポジウム」を開催します。本来であれば、政策学部の拠点である深草キャンパスにおいて対面で開催したいところですが、コロナ禍の影響もあり、今回は下記の通りオンラインにて開催いたします。 &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp;...

  • <受付終了>日本犯罪社会学会 講座「犯罪学」【犯罪学研究センター共催】

    ご好評につき定員に達しましたので、募集を締め切らせていただきます。 キャンセル待ちをされた方は、日本犯罪社会学会 企画調整委員会よりお返事いたしますので、もうしばらくお待ちください。(2019/11/30) __________________________________________________________________ 企画趣旨: 日本犯罪社会学会 第16期企画調整委員会では犯罪学の普及を目的とした講座の開発に従事してまいりました。 この度その集大成として、講座「犯罪学」を下記の要領で実施いたします。 本講座は、犯罪学理論の体系化を中心におきつつ、犯罪学の...

  • 【参加者募集】災害ボランティア入門講座

    令和6年能登半島地震では能登半島に甚大な被害をもたらしました。 他にも豪雨災害や土砂災害等、日本は色々な災害リスクの高い国です。 また近い将来、南海トラフ地震が起こると言われており、関西に住む私たちも決して他人事ではありません。 災害時には多くのボランティアが活躍します。 災害に関するボランティア活動について知り、何かあった際に動き出せる準備をしませんか? ---------------------------------------------------------- &nbsp; ■日 時:2025年 6月 19日(木) 17:15~18:30 ■実施方法:深草キャンパス22-302...

  • 学長法話(大宮学舎)

    配信 https://youtube.com/live/FJ7JsBW065k

  • ご命日法要(大宮学舎)

    ■10月16日(金) 12:20~13:00 ご命日法要 「西七条のえんま堂ー京に伝わる“あの世”信仰ー」 講師 村松 加奈子 龍谷ミュージアム講師 場所 大宮学舎 本館(定員50名 先着順) 備考 龍谷大学の学生・教職員限定

  • テスト

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  • 国際学部 履修<履修登録手続編>

    ■履修<履修登録手続編>重要 履修<履修登録手続編>(通し)「時間割の組み方、登録の仕方、注意事項など」 20分 ※以下の動画は履修<履修登録手続編>(通し)を分けたものです。 1.履修登録の準備 基本事項の確認 「基本事項を確認しよう」 3分半 2.履修登録の流れ 「履修登録の流れ」 1分 3.時間割 必修編 「時間割を組んでみよう 必修科目編」 2分半 4.時間割 教養科目編 「教養科目で残りの科目を決めよう」 4分半 5.予備・事前登録 「科目を決めたら登録しよう 予備・事前登録」 2分半 6.本登録 「本登録しよう...

  • 国際学部 履修<履修登録手続編>

    国際学部 履修<履修登録手続編> ■履修<履修登録手続編>重要 &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; 履修<履修登録手続編>(通し)「時間割の組み方、登録の仕方、注意事項など」 20分 ※以下の動画は履修<履修登録手続編>(通し)を分けたものです。 1.履修登録の準備 基本事項の確認「基本事項を確認しよう」 3分半 2.履修登録の流れ「履修登録の流れ」 1分 3.時間割 必修科目編「時間割を組んでみよう 必修科目編」 2分半 4.時間割 教養科...

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作成者有限会社アップルップル

作成日2016/04/26

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作成者KDL藤川

作成日2017/04/26

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作成者KDL藤川

作成日2017/05/12

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作成者KDL藤川

作成日2017/05/12

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作成者KDL藤川

作成日2017/04/26

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作成者KDL藤川

作成日2017/04/26

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作成者KDL藤川

作成日2017/05/12

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作成者KDL藤川

作成日2017/05/12

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作成者KDL藤川

作成日2017/04/26

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作成者KDL沖

作成日2017/05/08

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作成者KDL沖

作成日2017/05/08

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作成者KDL藤川

作成日2017/05/15

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作成者有限会社アップルップル

作成日2016/04/26

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ページャー、日付の表示はモジュールIDを作成して調節します
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作成者KDL藤川

作成日2017/05/01

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