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Ryukoku Strategic Plan 400

龍谷大学基本構想400

はじめに

この将来計画は、これから迎える時代が様々な不確実性を有し、予測困難な状況にあることから、過去から現在に至る成果(実績)を踏まえて未来を見通す“Forecasting”方式による策定手法を考慮しつつも、未来を見通し、本学があるべき理想の姿を追究する中で足りない要素を改善し大学創造を図る“Backcasting”方式に軸足を置いて編成します。

すなわち、これまでの過去5次にわたって積み上げてきた長期計画の延長線上で策定するのではなく、先例にとらわれず斬新な発想に基づいた計画とします。このため、従来からの「第◯次長期計画」といった名称を踏襲せず、本学がめざす姿を表現し、それを社会へ浸透させることを目的に、次のとおり称することにいたします。

【和文】:龍谷大学 基本構想400(略称:構想400)
     ―2039年 創立400周年を超えた未来に向けて―

【英文】:Ryukoku Strategic Plan 400(略称:RSP400)
     ―Ryukoku Unlimited Challenge for 2039―

構想400は、本学が創立400周年を迎える2039年度末までの20年間の時間軸で展開します。顧みるに、本学は1975年以来、5次にわたって長期計画を展開し、1期6年から10年の時間軸で大学改革に取り組んで来ました(過去の長期計画)。構想400では、それを倍の時間軸で展開しようと試みるものです。

今後、社会はあらゆる面で複雑多様に変化し、「予測困難な時代」になると言われています。その多様に変化する要素の一つ、「少子化局面」という事実を踏まえると、もはや「18歳人口」に依存した大学運営(経営)は過去のビジネスモデルになろうとしています。また、本学では今後、深草、大宮、瀬田3キャンパスの施設更新も必要になります。さらには、人工知能(AI)をはじめとするテクノロジーの進化や、グローバル化に対応した教育・研究・大学運営体制の構築も求められてきます。しかしながら、これらの変化にたちまち対処することは現実的に不可能です。場合により、痛みの伴う改革も求められます。それであるが故に、将来の本学に必要なことを考え、20年間という長い時間軸で、計画的かつ継続的に、それらの課題に対処するための構造改革に取り組みます。

バックキャスティングによる計画アプローチ

バックキャスティングによる計画アプローチ