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2019年7月28日、矯正・保護総合センターが共催しました法務省主唱の「第69回“社会を明るくする運動” 〜犯罪や非行を防止し、立ち直りを支える地域のチカラ〜伏見地区大会」が、本学深草キャンパス 紫光館4階 法廷教室で開催されました。当日は馬屋原宏氏(第69回“社会を明るくする運動”伏見地区推進委員長/伏見区長)をはじめ、国会議員や府議会議員、市議会議員、伏見区内の学校関係者、保護司、更生保護関係の実務家、大学教職員、学生等あわせて約200名が参加しました。
この中で、浜井浩一矯正・保護総合センター長(本学法学部教授)が登壇し、矯正・保護総合センターの活動について報告をおこないました。その他にも、本学公認サークル「深草BBS会」の学生らが自分たちがおこなっているボランティア活動などの紹介をおこないました。大会は盛会のうちに終了しました。


当日の大会の様子


矯正・保護総合センターの活動報告をおこなう浜井浩一矯正・保護総合センター長


深草BBS会の活動報告をおこなう本学学生


【本件のポイント】
・ 龍谷大学政策学部と京丹後市大宮町五十河地区は2014年から大学・地域連携の取り組みを継続して行ってきました。
・ 龍谷大学学生と地域おこし協力隊が、築300年の茅葺き(かやぶき)古民家の手入れを行います。
・ 五十河地区の伝統的なお祭りである「万灯祭(まんとうさい)※」の運営に参加します。
※万灯祭・・・川沿いに万灯を灯し、炎の帯が連なる幻想的な行事。もともとは虫駆除が始まりで、今の形になりました。
19時から各自治会グラウンドにて夏祭りと10店程の出店、20時から万灯が花火の打ち上げとともに開始されます。

 龍谷大学政策学部では、地域活性化やまちづくりに関心を持つ人材の育成を目的として、2016年度より大学コンソーシアム京都に「地域公共人材特別講義(新PBL入門)」を講義提供しています。その講義の一環として京丹後市大宮町五十河(いかが)地区でフィールドワークを行います。龍谷大学政策学部では、2014年から五十河地区との協働による地域活性化に取り組んでおり、継続的な関係を築いています。
 フィールドワークでは、築300年の茅葺き古民家の手入れやコミュニティレストラン「歌仙」によるそば打ち他、府、地域の伝統的なお祭りである「万灯祭」の運営に参加をします。五十河地区は、少子高齢化や地域文化の衰退等、地方都市の普遍的な課題を抱えている地域の一つでもあります。フィールドワークを通して、地域課題の普遍性と多様性を知り、地域課題の解決プロセスを体験的に学ぶことを目的としています。

1.日 時
 ①茅葺き古民家の手入れ
 8月13日(火)13:00~16:00(場所:民家苑)
 龍谷大学学生と地域おこし協力隊が、築300年の茅葺き(かやぶき)古民家の手入れを行います。

 ②コミュニティレストラン歌仙での聞き取り調査・そば打ち
 8月14日(水)8:00~11:00(場所:歌仙)
 歌仙は、地域住民によって運営されているコミュニティレストランです。運営における現状や課題についてお話を伺った後、歌仙名物のそば打ちを学生が体験します。

 ③万灯祭(五十河地区、明田地区)
 8月14日(水)18:30以降(場所:(五十河)小町公園、(明田)田舎工房季楽里)
 五十河地区の伝統的なお祭りである「万灯祭(まんとうさい)※」の運営に参加します。

2.場 所:
 ①民家苑(〒629-2512 京都府京丹後市大宮町五十河)
 ②歌仙(629-2512 京丹後市大宮町五十河302)
 ③五十川地区 小町公園(〒629-2512 京都府京丹後市大宮町五十河302)
 ③明田地区 田舎工房季楽里(〒629-2514 京都府京丹後市大宮町明田935)

3.参加者(予定)
 龍谷大学政策学部生16名、久保友美氏(政策学部非常勤講師)

問い合わせ先…龍谷大学 政策学部教務課 担当:奥村・石倉  Tel 075-645-2285


2019年7月17日(水)、「植物ゲノム情報学Ⅱ」において、公益財団法人かずさDNA研究所より、主任研究員 白澤 健太 氏をお招きし、「最先端分子育種研究の現場」というテーマで講義をしていただきました。多種多様な作物のゲノム情報を利用した育種を実践されている白澤氏には、毎年お越し頂き、貴重なお話をお聞かせ頂いています。

講義では、桜について取り上げられました。春が近づくと多くの方が心待ちにする桜の開花。
代表的な桜品種ソメイヨシノについて、トランスクリプトーム情報を元に開花日を予測する遺伝子を決めたり、
139品種の類縁関係をゲノム情報から調査し、ソメイヨシノの祖先種を見出したことなどをお話いただきました。

身近な植物を題材として最先端の研究に触れ、学生たちは皆、真剣に聞き入っている様子でした。



 伊藤邦武先生(龍谷大学文学部教授・龍谷哲学会委員)の新著が刊行されます。

 「宇宙に果てはあるか」「広大な宇宙の片隅の我々は何者か」。プラトンもカントもウィトゲンシュタインも哲学は宇宙への問いから出発した。謎の極限への大冒険! 根源から考える一番やさしい哲学入門。
(筑摩書房 on Twitter)

 ぜひ手に取ってみてください。

URL 文学部哲学科哲学専攻


2019年7月28日、法務省が主唱する「第69回“社会を明るくする運動”*1 〜犯罪や非行を防止し、立ち直りを支える地域のチカラ〜伏見地区大会」が、本学深草キャンパス 紫光館4階 法廷教室で開催されました(犯罪学研究センター共催)*2。当日は馬屋原宏氏(第69回“社会を明るくする運動”伏見地区推進委員長/伏見区長)をはじめ、国会議員、府議会議員、市議会議員、伏見区内の学校関係者、保護司、更生保護関係の実務家、大学教職員、学生等あわせて約200名が参加しました。
【イベント概要>>】https://kyoto-kouseihogo.com/wp/wp-content/uploads/2019/07/SKM_C454e19070316000.pdf


馬屋原宏氏(第69回“社会を明るくする運動”伏見地区推進委員長/伏見区長)

馬屋原宏氏(第69回“社会を明るくする運動”伏見地区推進委員長/伏見区長)


横地 環氏(京都保護観察所長)

横地 環氏(京都保護観察所長)

今大会は以下の3部構成で行われました。

第1部の講演は、落語家であり天台宗僧侶でもある「露の團姫(つゆのまるこ)」氏を講師に迎え、仏教落語「一隅を照らす(作:露の團姫)」の上演と講演をしていただきました。



露の團姫氏

露の團姫氏

講演では、露の團姫氏が落語家兼僧侶になった経緯や「一隅を照らす運動」*3の紹介、天台宗開祖最澄の教え*4である「一隅を照らす」について解説されました。この一隅とは、我々一人ひとりの持ち場や役割・使命を指し、それを自覚したうえで、自分自身が輝けるように頑張って生きることが大切であるという教えがこの言葉には込められています。今大会の「社会を明るくする運動」は、従来つまずいても立ち上がれる社会を実現するために、人には「居場所」と「出番」が必要であると訴えてきました。両者には共通する理念があり、「一隅を照らす」の教えはとても示唆に富むものでした。


第2部の活動報告は、浜井浩一教授(本学法学部、矯正・保護総合センター長、犯罪学研究センター国際部門長)、および本学学生が中心となって活動をしている「深草BBS会」*5のメンバーが登壇しました。


浜井浩一教授(本学法学部、矯正・保護総合センター長、犯罪学研究センター国際部門長)

浜井浩一教授(本学法学部、矯正・保護総合センター長、犯罪学研究センター国際部門長)


浜井教授は、「因縁」という仏教の概念を引き合いに、罪を犯してしまった人を立ち直らせることに必要な姿勢として、「罪を償うことはもちろん大切だが、それに加えて、再び縁を紡いでいく、繋げていくような作業が矯正・保護の基本だという風に考えている」と主張。つづいて昨今の日本の犯罪状況や、それに対応する政策、矯正・保護の現場の実際について解説しました。「刑事司法に関わる検察官や裁判官、刑務官等は再犯者ばかりを目にしているので、罪を犯した人が立ち直っていずれ社会に戻れるのだということに実感や希望を持ちにくい」という現状を指摘。「実際に罪を犯した人が立ちなおる過程に関わりサポートしているのは保護司であり、そうした意味で社会を明るくする運動を通して、保護司の方々が中心となって、どのように人が立ちなおるのかということを多くの方に伝えていくことが重要だ」とエールを送りました。そのほか、龍谷大学で広く一般の方にも開講されている矯正・保護課程*6の紹介、龍谷大学の研究機関としての役割や活動の展望を述べ、報告を終えました。


「深草BBS会」による報告のようす

「深草BBS会」による報告のようす


深草BBS会は、龍谷大学公認サークルであり、龍谷大学の学生で構成されています。犯罪や非行のない社会を目指して、地域で活動を行うボランティアとして、小学校での学習支援や工作教室、地域パトロール、子ども食堂などの活動を展開しています。今回はそうしたボランティア活動の詳細について報告しました。


最後の第3部では、平成30年度京都府コンクールで銀賞を受賞した、京都市立深草中学校吹奏楽部による演奏が披露されました。のびやかな演奏に参加者から大きな拍手が送られ、大会は成功裏に終わりました。

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【補注】
*1「社会を明るくする運動」:

すべての国民が犯罪や非行の防止と罪を犯した人たちの更生について理解を深め、それぞれの立場において力を合わせ、犯罪のない地域社会を築こうとする全国的な運動で、2019年で69回目となる。
http://www.moj.go.jp/hogo1/kouseihogoshinkou/hogo_hogo06.html

*2当会の主催共催は以下の通り。
主催:第69回“社会を明るくする運動”伏見地区推進委員会
共催:京都洛南ロータリークラブ、京都鳥羽ライオンズクラブ、龍谷大学深草BBS
会、龍谷大学 矯正・保護総合センター、龍谷大学 犯罪学研究センター、伏見地区保護司会、伏見地区更生保護女性会

*3「一隅を照らす運動」:
信仰と実践によって一人ひとりが心豊かな人間になり、平和で明るい世の中を共に築いていこうという社会啓発運動。
http://ichigu.net/about/index.php

*4「山家学生式(さんげがくしょうしき)」の冒頭部分。
http://ichigu.net/person/

*5「BBS運動」:
Big Brothers and Sisters Movementの略。日本の青年ボランティア運動法務省所管の更生保護制度における民間協力者(更生保護ボランティア)の一つに位置付けられる青年ボランティア。「犯罪や非行のない明るい社会の実現」を理念に掲げ、「非行を初め社会適応に悩む多くの少年少女を対象としたメンタリング活動などを行っている。
日本BBS連盟  http://bbs-japan.org/
龍谷大学 深草BBS会 (@BBS_Ryu) | Twitter https://twitter.com/bbs_ryu

*6「龍谷大学 矯正・保護課程」:
戦前からの長い歴史と伝統を持つ浄土真宗本願寺派の宗教教誨を基盤としながら、日本で唯一の刑事政策に特化した教育プログラムとして、特別研修講座「矯正課程」(現在の「矯正・保護課程」)を1977年に開設。以来、刑務所・少年院・少年鑑別所などで働く矯正職員を目指す学生や、犯罪をおかしたり非行をおこなったりした人たちの社会復帰を手助けする保護観察官等の専門職やボランティアを養成するために実務に即した教育プログラムを提供している。
https://rcrc.ryukoku.ac.jp/educate/study.html


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