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このたび、犯罪学研究センターが参画している、龍谷大学社会科学研究所共同研究「創生・新時代の犯罪学ー共生の時代における合理的刑事政策」の成果物として、「新時代の犯罪学 共生の時代における合理的刑事政策を求めて」(石塚伸一編著, 日本評論社, 2020)が発刊されました。
【>>日本評論社HP】https://www.nippyo.co.jp/shop/book/8230.html

本書の執筆陣は、編著者の石塚伸一教授(本学法学部・犯罪学研究センター長)、浜井浩一教授(本学法学部・犯罪学研究センター 国際部門長)、津島昌弘教授(本学社会学部・犯罪学研究センター 研究部門長)をはじめ、当センターの研究員のみならず、犯罪学領域の第一線で活躍する研究者・実務家などバラエティに富むものとなっています。
内容も、学融的・国際的な観点を多く取り入れ、現代社会における犯罪を諸科学によって解明し、対人支援に基づく合理的な犯罪学・刑事政策の構築の方策を、総合的に考察したものとなっています。

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<「新時代の犯罪学――共生の時代における合理的刑事政策を求めて」目次>

【第1編 犯罪学・刑事政策の危機】
現在の犯罪学・刑事政策の置かれている状態を、これからの刑事政策、少年法、刑事学を担う研究者が独自の視点で解説。
- 刑事政策の危機と復権 本庄 武
- 少年司法の危機と復権 武内謙治
- 刑事学の危機と復権 松原英世

【第2編 世界の犯罪学】
- 世界の犯罪学の研究と教育について、アメリカ、イギリス、北欧、東欧、日本の状況を中心に、各研究者が紹介。
- アメリカの犯罪学ーーウエスト・コーストの犯罪学・刑事政策学教育 丸山泰弘
- イギリスの犯罪学ーーカーディフからの報告  ディビッド・ブルースター
- ノルウエーの犯罪学ーーオスロ大学法学部犯罪学・法社会学科 津島昌寛
- バルカン地域の犯罪学ーークロアチアを中心に 上田光明/アンナ−マリア・ゲトッシュ・カラッツ/レアナ・ベジッチ
- 日本の犯罪学ーー1人の若手研究者としての体験と提言 相澤育郎

【第3編 犯罪学の新動向】
- 犯罪認知件数や刑務所人口の減少、薬物依存からの回復支援、犯罪者像の変容など、最新の犯罪学の動向を紹介。
- 犯罪学者のアイロニー ーー犯罪の減少をどう説明するか? 石塚伸一
- 犯罪生物学の再興ーーエイドリアン・レインによる講演「暴力の解剖学」 浜井浩一
- ダルクに関する社会学的研究の意義 相良翔
- 地域社会と犯罪 竹中祐二
- 『語り』と『場』の臨床研究 阿部寛
- 元受刑者の回復の道のりーー対立から対話へ 五十嵐弘志
- 犯罪人像のパラダイム転換ーー先祖返り(遅れているヒト)から過適応者(急ぎすぎる人)へ 石塚伸一
- 刑事政策学の危機と創生・新時代の犯罪学ーー共生の時代の合理的刑事政策を求めて 石塚伸一

【終章】
石塚教授による本共同研究の総括。
- 創生・新時代の犯罪学ーー“つまずき”からの“立ち直り”を支援する新たな犯罪学の創生に向けて 石塚伸一
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石塚教授は、本書のむすびで「新時代の犯罪学」について以下のように述べます。

21世紀に入り犯罪の様相が変わり、先進資本主義国においては、一様に財産犯や粗暴犯のような「街路犯罪(street crime)」の「犯罪者(offender)」が減少している一方で、家庭内暴力、ストーキング、児童虐待、自傷行為、ひきこもり、薬物依存などの「家庭内の逸脱(domestic deliquency)」が増えています。犯罪研究の対象は、伝統的意味における犯罪者・非行少年ではなくなっているのです。

石塚教授は、動向の背景を説明するキーワードとして「孤立」を挙げます。新時代の犯罪学に求められていることは、「多くの人が人生で体験する“つまずき(delinquency)”からの”立ち直り(desistance)”と、主体性の回復を支援するものだ」と提言します。
具体的には、「犯罪学研究の成果を子育てや社会養育、学校教育や“街づくり”に活かしていくこと(「人にやさしい犯罪学」)、社会実装が重要である」と本書を締め括ります。

これまでの犯罪学研究センターの代表的な活動業績であり、中間報告会でも発表された「龍谷犯罪学カリキュラム-もしも、犯罪学学部を創るなら」の概要も本書には掲載されています。
本書を通じて、犯罪学研究の最先端を肌で感じると同時に、近未来の共生社会を展望する機会を得ることができるよう大きな期待が込められています。


 2020年2月2日(日)政策実践・探究演習 福知山プロジェクト(担当教員:只友 景士教授)において、福知山スタディツアーを実施し、9月に実施した次世代交流ワークショップ及び1年間お世話になった市民の皆様と市役所の方に向け学生15名(4回生1名、3回生9名、2回生4名、1回生1名)が報告会を実施しました。参加者の中には、福知山市及び京都府に就職された本プロジェクト卒業生2名の姿もありました。

 当日は晴天に恵まれ、福知山城周辺の散策を気持ちよく行うことができました。大河ドラマ「麒麟がくる」の影響で、昨年とは観光客の数が増加し、まったく違う状況です。福知山城の天守閣では、展示見学で福知山の歴史に触れながら市街地の眺望を楽しみました。明智光秀が愛妻家であったというエピソードから生まれた石垣の中にあるハート型の石を探すなどグループで周辺を散策しました。隣接する「ゆらのガーデン」内の「お城の下で」というカフェで福知山市まちづくり推進課の松井係長、担当の村尾さん、そしてプロジェクト卒業生の下野さん(京都府舞鶴振興局勤務)、今回のスタディツアーで初めて福知山を訪れた1回生吉田さんとともにプロジェクト生全員で食事し、交流を深めることができました。

 午後から市役所に移動し、隣接するハピネス福知山でいよいよ1年間の活動報告会です。9月に開催した「ふくちやま次世代交流ワークショップ」参加市民の方、6月合宿で訪問し集落の取組についてお話くださった大江町毛原の櫻井自治会長、まちづくり推進課の皆さま、そして本プロジェクト卒業生の倉さん(福知山市大学政策課勤務)と前述の下野さんが参加くださいました。学生たちは、学内報告会の内容をさらにブラッシュアップし、「ふくちやま次世代交流ワークショップ」の参加者アンケート分析結果、1年間の学びなどを報告しました。特に、「まちづくり仕掛け人とは」について熱く語るプロジェクト生の姿から1年間のプロジェクトの進化を強く感じ、学生、市民、市役所の相互の学び合いの意義をあらためて痛感しました。
続いて、地域で活躍されている若手起業家の「鬼そば屋」店主の佐々井さんから講演をいただきました。佐々井さんが東京から大江町雲原へ移住されるまでの経緯、地域の方との交流と苦労された点、ご自身の研究、人生観など多くの示唆に満ちたお話から、移住者が地域で生きることのすばらしさと大変さ、地域の受け入れ態勢などを学ぶことができました。毎年の合宿またはスタディツアーの際に「鬼そば屋」で伝統的な手打ち蕎麦をいただくことが慣例でしたが、じっくりお話を伺う時間はなかったため、今回の講演により佐々井さんと学生との関係が深まりました。これからも福知山で活躍されている若手移住者との交流を広げていければと思います。

 本プロジェクトは、福知山市、守山市、京丹後市において合計7回の市民の話し合いに参画し、話し合いの進行と可視化を行いました。来年度以降もフィールドを広げながら、「熟議民主主義」が浸透するような活動と「まちづくり仕掛け人」を養成するプロジェクトとして継続していきます。1年間プロジェクトを支えてくださった皆様、どうもありがとうございました。


1年間おつかれさまでした! 講演講師、市担当者、卒業生、プロジェクトメンバー


グループに分かれて福知山城周辺を散策


グループに分かれて福知山城周辺を散策


プロジェクトの雰囲気に1回生参加者もすっかり溶け込んでくれました!


プロジェクトの雰囲気に1回生参加者もすっかり溶け込んでくれました!


学生からの活動報告


地域の方との質疑応答・緊張の瞬間


佐々井氏の講演で移住のリアルを知る


国際学部・国際文化学部卒業式祝辞


 国際学部・国際文化学部を代表いたしまして、一言お祝いを申し上げます。3名の国際文化学部卒業生の皆さん、国際学部国際文化学科315名、グローバルスタディーズ学科110名の卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。
 また、これまでお育ていただいた保護者の方々のお慶びも一入のことと存じます。あらためて敬意を表しますとともに、心よりご卒業おめでとうございますと申しあげます。
 さて、今回は、1996年に瀬田学舎に開設された国際文化学部として2000年に最初の卒業生を送り出してから21回目、2015年に深草学舎に移転・開設された国際学部として2回目の卒業式となります。
 本年度、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大にともない、卒業式が開催されなかったことは、本当に残念でなりません。一生に一度しかない大切な機会を、友人や教職員との大切な時間を共有できなかったことは、確かに残念でしょう。しかし、式典は開催されませんでしたが、今まさに卒業という実りの時期を迎えられましたことは、紛れもない事実です。
 入学した頃のことを思い起こしてください。どのような思いをもってその日を迎え、入学式に臨まれたでしょうか。おそらく失敗も挫折もなく今日の卒業を迎えたという人はおられないのではないでしょうか。本当にやっていけるのか、本当に卒業までたどり着けるのか、とネガティブに思った人もいるかもしれません。あるいは、第一志望で入ったのに自分の思いと違っていたとか、勉強が思うように進まない時もあったかもしれません。第二・第三志望で入ったとしても、最後まで充実しきって学修を進め、本日を迎えた人もいるかも知れません。
 仏教の喩えに「担板漢 たんばんかん」があります。板を肩に担いた男の人という意味ですが、この人は、例えば右肩に板をかついでいるために、右側の町の様子が見えず、左側の町の様子だけでこの町全体を判断するような愚かさをたとえています。物の一面しか見ないで全体を見たと考えると、誤解や争いが起こってきます。とかく、私達は、自己中心的な考えによって、自分本位の世界を作り上げがちです。そのことによって、他人をさげすんだり、見下したりすることもあります。逆に自分のことを必要以上に卑下して劣等感に悩まされたりします。そのような一面的な見方をするのではなく、別の見方、広い視野を持って他人や周囲を見ることが大切だと思います。
 一見マイナスに見えるものも、決してマイナスではなく、プラスに転じることができるのです。円錐が、見る位置によって三角形にも円形にも見えるように、視点が変われば別の面が見えてきます。長い間小学校の教員を務められ、ペスタロッチ賞などを受賞された東井義雄という方が、次のようなことばを残しておられます。

「心のスイッチ」
人間の目は、ふしぎな目、
見ようという心がなかったら、
見ていても見えない。
人間の耳はふしぎな耳、
聞こうという心がなかったら、
聞いていても聞こえない。
おなじように先生の話を聞いても、
ちっとも聞こえていない人がある。
ほんとうにそうだ、と、
腹の底まで聞く人もある。
おなじように学校に来ていても、
ちっともえらくならない人がある。
毎日、ぐんぐんえらくなっていく人もある。
今までみんなから、
つまらない子だと思われていた子でも、
心にスイッチがはいると、
急にすばらしい子になる。
心のスイッチが、人間をつまらなくもし、
すばらしくもしていくんだ。
電灯のスイッチが、
家の中を明るくもし、暗くもするように。

 学生生活での失敗や挫折は、必ず皆さんを成長させる糧となっていくはずです。今回の件も、皆さんの人生にとって意味のあることになればと思います。卒業後は、胸を張って龍大が、この学部が、「母校」であると言って欲しいと強く願っています。
 龍谷大学国際文化学部、国際学部の卒業生という誇りをもち、これからの人生の歩みを進めてください。


                            2020(令和2)年3月12日
                            国際学部長
                             三 谷 真 澄





国際学部グローバルスタディーズ学科では、学生の学修・課外活動等の成果を評する各種表彰制度を設けています。
2019年度の受賞者が選出されましたので、ここにお知らせします。

●卒業論文優秀者
 最優秀賞(グローバリゼーション・エシックス領域) 清凉 光典
 優秀賞 (グローバリゼーション・エシックス領域) 岡村 美紗
 最優秀賞(コミュニケーション領域)        野口 大輔


●英語成績優秀者(TOEIC 950点、IELTS 7.5以上)
 川本 奈実 (TOEIC 975)
 竹内 絢子 (IELTS 7.5)
 野口 大輔 (TOEIC 970)
 前田 魁  (TOEIC 955)

●GS Awards -Challenge to Change-
 最優秀賞 徳永 悠馬   花園高校および国際学部でのプレゼンテーション
 優秀賞  清凉 光典   国際NGOでの活動
 奨励賞  森田 夏菜歌  交響楽団での活動
      柴山 和樹   野球部での活動
      原田 涼太郎  新型機の初便空撮
      吉崎 綾花   ヨット部での活動
 特別賞  西口 智也   バンド活動
      達山 太一   しまなみ海道70kmをサイクリング


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