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 2024年11月9日(土)に行われた、「地域課題発見演習」の第5回フィールドワークに、学生12名と教員1名(清水万由子教授)が参加しました。今回のフィールドワークでは、まず午前にマダケの採取を行ったあと、午後にはそのマダケを整備した竹林に移植しました。
 京都市南部農業振興センターや、移植先の竹林を管理している地元農家の杉井さんをはじめ、マダケプロジェクトに関わる多くの方々と協力して作業を行いました。

 午前中は伏見区久我地域にて、マダケの採取を行いました。若いマダケを地下茎ごとユンボで掘り起こしてもらった後、私たちは枯れた枝などを取り除いたり、トラックに積み込んだりといった作業を行いました。
 事前学習にてマダケは竹材としての需要が高いと学んでいた通り、若いマダケは節の間隔が均一で美しく、色も鮮やかでした。地下茎からはタケノコの赤ちゃんが芽吹いており、竹の生態についても現場で学ぶことができました。


事前に許可を得た場所で採取を行いました


地下茎にはタケノコが芽吹いていました


 トラックでマダケを運搬していただき、午後からは伏見区深草地域にてマダケの移植作業を行いました。
 事前に杉井さんたちによって切り開かれたモウソウチクの林に、まずはユンボで穴を掘ってもらい、そこへ午前に採取したマダケの株を運び込みました。マダケを真っ直ぐに植えるため、竹を支えるながら土を被せて根を埋め、水を混ぜて土を固めました。
 その後、以前のフィールドワークで作成した竹チップを肥料として撒きました。そのほかにも杉井さんはご自身の畑で、竹チップをマルチングの代わりに使用されていました。放置されたモウソウチクをアップサイクルして、環境にやさしい農業を行なっておられます。


マダケの株を丁寧に運びました


みんなで協力して、まっすぐになるように植えました


 放置されたモウソウチクを、竹材として需要のあるマダケに植え替えるマダケプロジェクト。深草地域の竹林景観を維持しながら、放置竹林問題対策の一助となるための新しい実験的な取り組みです。4月から深草地域のマダケプロジェクトに携わってきた中で、環境・農業・行政・市民参加など、政策学に関する様々な知見が広がってきました。


斜面の上までバケツリレーで水を運びました


みんなで植えたマダケ、大きく育ってほしいですね


 京都伏見の向島地域で10月27日(日)に開催された「向島まつり」に、社会学部のコミュニティマネジメント(CM)学科の「伏見まちづくり」実習(担当:坂本清彦特任准教授)の受講生が参加し、子どもたちと交流しながら「脱炭素」の取り組みへの意識向上をアピールしました。

 向島まつりは向島ニュータウンで行われる地域の秋の恒例イベントです。地域の方々のパフォーマンスや吹奏楽演奏、雑貨の販売や料理の屋台が楽しめるこのお祭りで、京都市伏見区役所エコまちステーション*1のご指導・ご協力のもと会場のごみ管理の一部を担うとともに、子供向け企画のコーナーに出展しました。



  「伏見まちづくり」実習は2019年度から伏見地域のさまざまなまちづくり活動に参加してきました。2024年度の「伏見まちづくり実習」(受講生16名)は、京都市環境保全推進活動協会に地域や行政との橋渡し役となっていただき、特に京都市が進めている
脱炭素の取り組みをまちづくり活動につなげ、「環境にやさしく歩いて楽しいまちづくり」に向けて活動してきました。

 

今年は伏見区向島地区に多く関わる機会があり、5月の「向島田んぼラグビー」に続き、10月27日の向島まつりでは、京都府地球温暖化防止活動推進センター*2のご指導・ご協力を得て活動環境について学べるわなげや手回し発電体験などの子供向け企画を実施しました。


 「ゼロカーボンアクションわなげ」は、「電車やバスを使う」「食品ロスをなくす」「使い捨てプラスチックをへらす」といった温暖化対策に繋がる行動が的になったわなげで、誰にでもわかりやすく温暖化対策につながる行動を知ってもらうものです。


 また、手回し発電機による白熱電球の発電体験も実施し、白熱電球とLED電球を灯すのに必要なエネルギー量の違いを体験してもらいました。LED電球は1人でも点灯できるのに、白熱電球は5、6人でもがんばって発電しないとつかないので、子供たちだけでなく大人の方、学生と協力し発電体験をしました。普段、電気を使用する場面は多くありますが、電気のありがたみや発電をする大変さなどを学んでくれたのではないでしょうか。



 なお、伏見地区は京都市が推進する脱炭素の取り組みの先行地域に指定され、地域全体で様々な取り組みを進めています。龍谷大学も、二酸化炭素排出を実質ゼロとする「ゼロカーボンユニバーシティ」の達成などを通じて持続可能な社会の実現を目指す「龍谷大学カーボンニュートラル宣言」を2022年に発出しています。本学深草キャンパスが所在する伏見エリアは、京都市が実施する「脱炭素専攻地域」事業の中心とされており、本学はその取り組みに参画し、脱炭素ライフスタイルへの行動変容を促進する取り組みなどを通じて、企業や地域等の脱炭素を牽引する「グリーン人材」の育成を目指しています。

  「伏見まちづくり」実習の受講生も、伏見における脱炭素の取り組みに関わりながら、地域社会の理解を深めるだけでなく、自分自身の環境意識も向上させています。

今後は龍谷大学のこうした取り組みと「伏見まちづくりプロジェクト」の活動を連携させて脱炭素の取り組みに貢献しながら、2025年度の深草学舎移転後には社会学部の「地元」となる伏見地域とのつながりを生かして、学生に魅力ある実習を創っていきます。

(このニュースの原稿の一部は「伏見まちづくりプロジェクト」の受講生自身が執筆しました。)

*1エコまちステーション:地域における自主的な清掃活動やごみの減量・リサイクル活動(※)への支援、ごみの分別に関する相談、地球温暖化対策の普及啓発等、市民の皆様との共汗の輪を広げる取組を推進する京都市の地域における環境行政の窓口
*2:京都府地球温暖化防止活動推進センター:地球温暖化対策推進法に基づいて京都府知事から指定を受けて京都府内の温暖化防止に向けた取り組みをサポートする組織


 2024年9月29日(日)に、本願寺鹿児島別院のご協力を得て、「龍谷大学ウィークエンド無料法律相談in鹿児島」を鹿児島別院にて開催いたしました。昨年度に引き続き、今年度も、「法学部同窓会50周年記念事業」として遠方での実施となりました。
 この無料法律相談は、日常的に無料での法律相談が受けられにくい地域に出向き、地域に貢献するとともに龍谷大学を知ってもらう場として1972年から活動を開始いたしました。当日は、学生法律相談部員27名が相談者から内容の聞き取りを行い、法学部教員や本学卒業生の実務家(弁護士・税理士・司法書士・社会保険労務士・行政書士・土地家屋調査士)14名がそれぞれの専門に応じ、相談対応を行いました。
 今年度も多くの方に来場いただきました。
 学生にとっては、大学から外に出て、教員や実務家とともに現場を体験することで、座学ではない学びを体験できました。また、本願寺鹿児島別院の皆さま、校友会鹿児島支部や法学部同窓会などの先輩方との交流もよい刺激となりました。



11月20日に放送されましたBS-TBSの「報道1930」の「増える”見えないホームレス”若者を闇バイトに向かわせる」の中で、当センター長の浜井浩一(本学法学部教授)が出演しました。放送内容は、以下のWEBニュース等をご覧ください。

https://news.yahoo.co.jp/articles/337fd23758739cb9e1c730d98efee0aa3030f545

https://bs.tbs.co.jp/houdou1930/archives/index.html


2024年11月25日、龍谷大学とテンプル大学ジャパン(TUJ)は、教育および学術的な協力を促進するための覚書を締結しました。2025年1月に開設されるTUJの新拠点「TUJ京都」とともに、龍谷大学の深草キャンパスでの多文化共生を強化することを目的に、授業をともに受講する正課としての交流、クラブ活動等を通じた課外活動の交流、住環境をともにすることによる生活面での交流等を推進していきます。
さらに、京都市が抱えるオーバーツーリズムの問題に関して、両大学の学生が共に考えながら京都市に提案ができる仕組みも検討します。

調印式において、龍谷大学の入澤崇学長は、このパートナーシップが仏教SDGsの推進と学生に貴重な国際経験を提供する上で非常に重要であると強調し、本覚書を第一歩として、社会課題の解消に挑戦するチェンジメーカーをともに育てていくことをTUJのマシュー・J・ウィルソン学長兼法務博士と確認しました。この協力関係から生まれる多くのエキサイティングなつながりとプロジェクトを創出していきます。

●龍谷大学入澤学長コメント
 龍谷大学は創立400周年を迎える2039年を見据えた長期計画(基本構想400)において仏教SDGsを掲げ、誰一人取り残さない取り組みを推進し、その一環として、これまでウクライナやシリアから多くの留学生を受け入れております。受入れ留学生数が増えてきたことから、最近では様々な国際交流イベントがキャンパスにて行われており、海外からの留学生の受入れは本学学生にとって教育的な刺激を与える、またとない機会となっております。
 TUJ京都は本学深草キャンパスとは歩いて行けるほど近くにあります。今後は国際色豊かなテンプル大学から多くの留学生を本学キャンパスに招くことで、私たちは更なる多文化共生キャンパスを実現できることとなり、正課内外を問わず多くの交流が期待できます。もちろん対象は学生のみならず、共同研究としての教員交流や、グローバル人材育成のための職員交流も積極的に推進してきたいと思います。

●マシュー・ウィルソン テンプル大学ジャパンキャンパス学長コメント
 「龍谷大学との覚書締結は、京都で学術・文化的な環境におけるTUJの基盤をさらに強固にする一歩として歓迎されるものです。約400年の伝統を誇る近隣の龍谷大学と協力することで、学生や教職員が時には龍谷大学のキャンパスで時間を過ごしながら、有意義な異文化交流、革新的な教育プログラム、そして学術的な共同研究に参加できる新しい機会を創出できることを大変楽しみにしています。この新しい関係は、世界中から集まるテンプル大学の学生の教育体験を豊かにし、国際的なつながりを育むという私たちの揺るぎないコミットメントを反映しています」

■龍谷大学について
 1639年に浄土真宗本願寺派の教育機関「学寮」として創立して以来、浄土真宗の精神を建学の精神とし、人間性豊かで深い学識と教養を備え、社会の発展向上に貢献する人材を養成することを目的に諸活動を積み重ね、現在では、10学部1短期大学部10研究科、学生数約2万人を擁する総合大学です。行動哲学に「自省利他」を掲げ、社会に貢献できる人や活動を生み出し、SDGsや社会変革に向けた取組みや地域社会との連携などを、他大学に先駆け取組んでいます。

■テンプル大学ジャパンキャンパス(TUJ)について
 1982年の設立以来、TUJは異文化交流の架け橋となり、日本における高等教育の国際化を推進してきました。国内で最大規模かつ最も長い歴史を誇る外国大学の日本校であり、現在約80カ国・地域から学生が集まっています。また、TUJは、学生約30,000名を擁するペンシルベニア州立の総合大学である米国本校のアジアにおける旗艦キャンパスとして位置付けられ、2005年に文部科学省から初めて「外国大学の日本校」として指定されています。
 TUJでは、幅広い学部課程に加え、生涯教育プログラムやアカデミック・イングリッシュ・プログラムなど、地域社会のさまざまなニーズに応える、学位取得を目的としないプログラムも提供しています。さらに、教育学研究科、マネジメント修士、ロースクールなどの大学院の課程も設置しており、専門性の高い教育を行っています。2025年秋学期には、京都で新たにコミュニケーションマネジメント修士を開設する予定です。


On November 25, 2024, Ryukoku University and Temple University, Japan Campus (TUJ) signed a Memorandum of Understanding to promote educational and academic cooperation. With the new TUJ Kyoto Campus opening in January 2025, the aim is to enhance multicultural coexistence on Ryukoku University’s Fukakusa campus. This will be achieved through various exchanges, including joint curriculums, extracurricular activities such as club activities, and exchanges within the students’ living environments. Additionally, both universities will explore ways for their students to collaboratively propose solutions to Kyoto’s overtourism issue.
At the signing ceremony, Ryukoku University President Takashi Irisawa emphasized that this partnership is crucial for promoting Buddhist SDGs and providing valuable international experiences to students. He confirmed with TUJ President and Dean Matthew J. Wilson that as a first step, the two institutions will nurture changemakers who will jointly tackle social issues. Such a collaboration will inspire many exciting new connections and projects.

● Comments from Ryukoku University President, Takashi Irisawa
“In looking forward to our 400th anniversary in 2039, Ryukoku University’s long-term plan (Basic Concept 400) incorporates Buddhist SDGs and promotes initiatives to leave no one behind. As part of these efforts, the university has accepted many international students from Ukraine and Syria. With an increase in the number of international students, various intercultural exchange events have recently been held on campus. Our acceptance of international students provides a unique educational opportunity and stimulus for our students.
TUJ Kyoto is located within walking distance from Fukakusa Campus. By inviting many international students from the culturally diverse Temple University to our campus, we can achieve an even more multicultural and inclusive atmosphere, fostering numerous interactions both inside and outside the classroom. This initiative is not limited only to students; we aim to be proactive in promoting joint research amongst our faculty members and the development of global human resources through exchanges amongst our administrative staff.”

● Comments from Temple University, Japan Campus President and Dean, Matthew J. Wilson
“We welcome the signing of a Memorandum of Understanding with Ryukoku University as a step to further strengthen TUJ's foundation in the academic and cultural environment of Kyoto. By collaborating with our neighbor Ryukoku University, which boasts a tradition of approximately 400 years, we are excited to create new opportunities for meaningful intercultural exchanges, innovative educational programs, and academic joint research which will allow our students, faculty members, and administrative staff to spend time on Ryukoku University's campus. This new relationship enriches the educational experience of Temple University students from around the world and reflects our unwavering commitment to fostering international connections."

■ About Ryukoku University
Since its founding in 1639 as an educational institution of the Jodo Shinshu Hongwanji sect, Ryukoku University has upheld the spirit of Jodo Shinshu as its founding philosophy. The university has continuously engaged in various activities aimed at nurturing individuals with rich humanity, profound knowledge, and culture who can contribute to the development and improvement of society. Today, Ryukoku University is a comprehensive university comprised of ten Faculties, one Junior College and ten Graduate Schools, and enrolls approximately 20,000 students. Embracing the philosophy of jisei rita (introspective altruism), Ryukoku University proceeds other universities in leading initiatives related to contributing to society, addressing SDGs, driving social change, and collaborating with local communities.

■ About Temple University, Japan Campus (TUJ)
Since its establishment in 1982, TUJ has served as a bridge for intercultural exchange and has promoted the internationalization of higher education in Japan. It is the largest and oldest foreign university in Japan, currently attracting students from approximately 80 countries and regions. Additionally, TUJ is positioned as the flagship Asian campus for its main campus in Pennsylvania, a comprehensive university with approximately 30,000 students. In 2005, TUJ was the first to be designated as a ‘Japan Campus of a Foreign University’ by the Ministry of Education, Culture, Sports, Science and Technology.
In addition to a wide range of undergraduate programs, TUJ offers non-degree programs which cater to various needs within the community, such as lifelong education programs and academic English programs. Furthermore, TUJ provides specialized education through its graduate programs, including the Graduate School of Education, Master in Management Program, and Law School. In Fall 2025, TUJ plans to launch a new Master of Communication Management Program in Kyoto.


学生による英語でのキャンパスツアー



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