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【本件のポイント】
・社会学部コミュニティマネジメント学科 笠井賢紀准教授が2012年から行ってきた栗東市との連携の成果として、出版物を刊行
・2017年の龍谷大学と栗東市の包括連携協定締結が拍車をかけ、笠井准教授と栗東歴史博物館が連携事業として、正月に行われる火祭の行事で「どんど焼き」とも呼ばれる左義長に関する調査を実施し、実施にともなう課題や、地域社会とつながる機会の重要性を示した書籍

【本件の概要】
 この度、下記の出版物を発刊いたしました。

  書名 別冊淡海文庫26 栗東市の左義長からみる地域社会
  著者 笠井賢紀
  発行 サンライズ出版
  仕様 B6判 並製本 総204 ページ
  発行部数 1000 部 定価 1800 円+税
  書店にて発売中(サンライズ出版から郵送による販売も可。TEL.0749-22-0627)

 滋賀県で左義長といえば近江八幡の左義長祭り(2019年3月16日、17日開催)が有名です。ところが、同県栗東市にも全市的に左義長が残っています。栗東市で行われている「東海道ほっこりまつり」などで、2012年以来連携を重ねる社会学部コミュニティマネジメント学科 笠井賢紀准教授と学生は、龍谷大学の栗東市における活動拠点「かたつむ邸」で地域住民と交流を続ける中で、左義長の話を聞く機会が多いことから、本格的に調査することにしました。
 2016 年度からは日本生活学会「生活学プロジェクト」として同調査が採択されました。また、2017 年には龍谷大学と栗東市との間で、包括連携協定を締結しており、これを機に、笠井准教授と栗東歴史博物館が連携事業として本書の基となる調査に取り組みました。
 本書は、左義長についての一般的な解説をする第1 章のほかは栗東市の事例です。昭和末期に行われた栗東町全域の民俗調査(第2 章)、笠井准教授が行った人生史調査(第3 章)や博物館との共同で行ったアンケート調査(第4 章)という3 つの調査の結果を紹介しています。第5 章では調査結果を受け、実施にともなう課題や、地域社会とつながる機会の重要性を示しました。
 左義長の継承に課題を抱えている全国各地の団体に関心をもっていただける内容です。また、市全域でのアンケートや過去の民俗調査の利活用など、他地域でも参考にできる調査法が具体的に示されていることも有用だと言えます。

【本書の構成(目次)】
はじめに──本書の特徴と全国の読者へ向けて
第1章 左義長ことはじめ
 左義長の由来諸説/左義長の意味/左義長と子ども/全国の左義長
 [コラム]語りの場としての左義長……田中颯祐(龍谷大学社会学部2年生)
第2章 昭和末期の民俗調査から
 滋賀県栗東市の概要/民俗調査の概要/『栗東の歴史』にみる左義長の共通点と個別事例
 栗東市域全体で広く行われる左義長/昭和末期の民俗調査にみられるさまざまな左義長
 [コラム]「かたつむ邸」で未来を紡ぐ……冨永燦子(龍谷大学社会学部3年生)
第3章 2016 年度の生活史調査から
 生活史調査の概要/左義長の起源/左義長に関する子どもの役割
 左義長の実施日と「成人の日」/左義長をめぐる地区間の関係
 左義長と女性/左義長と子ども/左義長と藤蔓/左義長の手順
 左義長の意味/子ども社会における左義長の特別さ/左義長でつながる子どもと地域
 [コラム]生活史調査に同行して……天野言美(龍谷大学社会学部卒業生)
第4章 2017 年度の質問紙調査から
 質問紙調査の概要/質問紙A票「基礎調査」の結果
 質問紙B票「2018 年(平成30 年)の左義長について」の結果
 質問紙C票の年表部分および質問紙D票の地図部分
 質問紙C票・D票の諸設問/質問紙調査を補う視点
 [コラム]左義長から問いを紡ぐ……玉田遼河(龍谷大学社会学部3年生)
第5章 左義長と地域社会の変化
 左義長の意味・役割の変化/意味の物語と効果の物語
 効果の物語を軸とした左義長の展望
 [解説]『栗東市の左義長からみる地域社会』に寄せて
 ─博物館の立場から─……中川敦之(栗東歴史民俗博物館学芸員)
おわりに

【著者略歴】
 笠井賢紀(かさい・よしのり)
 1983 年5月17 日 北海道生まれ[35歳]
 龍谷大学社会学部准教授。
 専門は地域社会論、質的社会調査法。
 著書として『基礎ゼミ社会学』工藤保則・大山小夜・笠井賢紀編著(2017 年、世界思想社)、その他、論文多数。
 <取材可>  携帯 070-5615-9837

【刊行後の関連する催し】
 [国際博物館の日記念事業]
 『栗東市の左義長からみる地域社会』刊行記念シンポジウム
 域学連携プロジェクトで伝統を未来へ
 2019 年5 月18 日(土、国際博物館の日) 14:00 開始[予定]
 会場:栗東歴史民俗博物館(担当:中川) TEL.077-554-2733

<お問い合わせ先>
 ◆内容について  
  龍谷大学社会学部准教授  笠井 賢紀  携帯 070-5615-9837
 ◆本の販売について  
  サンライズ出版  滋賀県彦根市鳥居本町655-1
  Tel.0749-22-0627 Fax.0749-23-7720



 自分たちの活動で未来を拓いていくプロジェクト “You, Challenger” Project

2018年度、文学部は<街の魅力を「探求」し、「ことば」を使って社会とつながる。>をテーマに、文学部の野呂靖先生・大谷由香先生ゼミ(文学部共通セミナーアドバンストコース)活動を、辻谷莉和さん(文学部仏教学科3年生)が、今年度初の試みとして龍谷大学付属平安高校プログレスコースの学生約500名の前でこの一年間の学び、挑戦を発表しました。
 JAZZ研究会の音楽に乗せてイベントが始まり、その雰囲気に最初は圧倒されていた付属平安高校の学生たちも熱のこもった発表に聴き入っていました。

日時  2019年3月7日(木) 14:00~16:00
会場  龍谷大学付属平安高校3階 講堂

【プロジェクト概要】
 大宮学舎が位置する「京都駅西部エリア(京都えきにしエリア)は、近年新駅の開設が予定されるなど新たな地域活性化の拠点として注目を集めています。文学部の野呂靖先生・大谷由香先生ゼミ(文学部共通セミナーアドバンストコース)では、「京都えきにしエリア」の多様な地域資源(歴史・文化・人・モノ・コト)の魅力を掘り起こした情報誌(フリーペーパー)「京都えきにし」の発刊をおこなっています。
 文学部には真宗学や仏教学など宗教系の学科のほか、哲学、臨床心理学、歴史学、日本語日本文学、英語英米文学を学ぶ7学科6専攻が設けられており、すべての学びに共通するのが「ことば(言葉)」です。フリーペーパー「京都えきにし」の発刊を通して、文学部ならではの知識と探究心、そして「ことば」の力を活かしながら地域に貢献する新たな取り組みへの挑戦について熱く語ります。

 今回の文学部の取り組みのご紹介で、今年度文学部ホームページNEWS掲載100回目となりました。これからも文学部の取り組みを随時ご紹介しますので、龍谷大学文学部をご支援の程よろしくお願いいたします。
 過去の文学部の取り組みについても、是非ご覧頂きますようお願いいたします。

【更新情報】
 龍谷大学文学部URL

 2019.03.08 『京都えきにし』第2号を発刊しました。【文学部】




野呂 靖 先生


大谷 由香 先生


フリーペーパー「京都えきにし」


Forbes JAPAN「地球で耀く女性100人」に最年少で選抜された、世界を舞台に活躍する若手女性イノベータ―三木アリッサ氏と国際学部清水耕介教授が「英語と女性のキャリア」をテーマに対談しました。

2019年春1期生を輩出する、英語を使った大学教育に力を入れている国際学部の、清水耕介教授とイスラエル女子部のなどの活躍が注目される三木アリッサ氏。
対談では、外国人と同じ職場で働くのが当たり前になりつつある今、キャリアを作っていくうえで英語を学ぶ意義とは何か、この時代を生き抜いていくために必要な能力とはどのようなものか。自身のキャリアを考えている皆さんに響く内容となっています。

AMP 三木アリッサ氏と清水教授の対談について
https://amp.review/2019/03/12/ryukoku-university/


「国際学部グローバルスタディーズ学科」の詳細について
https://www.world.ryukoku.ac.jp/department/glstudies.html


龍谷大学のいまについて
https://www.ryukoku.ac.jp/activity/index.html


特別研修講座「矯正・保護課程」(本学学生対象)/「矯正・保護教育プログラム」(社会人等対象)の2019年度受講要項・シラバスのデータを以下のページにアップしました。
本講座(プログラム)の受講をお考えの方や興味・関心のある方は、是非ともご覧ください。
    
URL:https://rcrc.ryukoku.ac.jp/about/download.html

<2019年度受講申込期間>
 前期・通年科目:2019年4月1日(月)~ 12日(金)
 後期科目:2019年4月1日(月)~ 9月13日(金)
    
なお、本冊子に関しましては、2019年3月13日以降から順次発送しますので、ご希望の方は、矯正・保護総合センター事務部までお申し込みください。


京都光華女子大学で開催された第17回日本栄養改善学会近畿支部学術総会(平成31年3月10日)において、本学大学院農学研究科 食農科学専攻 博士後期課程1年次生の鈴木太朗さんが若手研究者表彰を受賞しました。
発表演題は「日本人小児の飽和脂肪酸摂取量と循環器疾患リスク因子の関連について」です。

受賞者コメント
「この度、日本人小児の飽和脂肪酸摂取量と循環器疾患リスク因子の関連について研究発表する機会を頂き、さらに若手研究者として表彰して頂けたことについて受賞の喜びと同時に身の引き締まる思いです。本発表にあたりご指導賜りました先生皆様、これまでの研究活動を支えて頂いた方々に深く感謝申し上げます。より一層、研究に精進して参りたいと思いますので、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。誠にありがとうございました。」



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