Need Help?

新着情報

新着情報の一覧

製品情報

ここにメッセージを入れることができます。

【本件のポイント】
・蕎麦の製麺に用いられる「つなぎ」の物性上の効果に関する珍しい研究発表
・「へぎそば」に使用する海藻(フノリ)の添加量に伴って、麺のコシが強くなることが判明

 蕎麦は、タデ科に属する食用作物であり、世界各地で広く栽培・利用されています。我が国では麺が最も親しまれた蕎麦加工食品ですが、世界各地では麺のみならず、多彩な形態に加工・調理され、利用されています。このように蕎麦が重要な食料であるにもかかわらず、蕎麦の成分や物性についてはよくわかっているとはいえない現状があります。
 一方で、食べ物のおいしさを科学的に解明することが近年の食品科学の重要な研究課題となっています。蕎麦加工食品のおいしさには、そしゃく感覚に関係する物性が密接に関係していると考えられており、その物性解析に関心が高まっています。蕎麦粉は凝集性が低いために、小麦粉、卵、ヤマノイモ、海藻などの「つなぎ」がしばしば蕎麦麺の調製の際に加えられています。我が国には、様々なつなぎを用いた蕎麦麺があり、それぞれの種々の特徴を有していますが、蕎麦麺に添加するつなぎの物性上の効果については、不明な点が多くあり、理解されているとはいえません。
 今回、給食経営管理学研究室(朝見祐也准教授)では、新潟地方で親しまれている海藻(フノリ)をつなぎとして添加した蕎麦麺(へぎそば)の物性解析を試みました。フノリ添加蕎麦麺の物性値を測定したところ、フノリの添加量に伴って、蕎麦のタンパク質に影響し、食感(コシ)が強くなることなどが分かりました。

 この成果は、蕎麦の専門学術誌である「FAGOPYRUM誌」Vol.36(2019年6月発行)に掲載されました。

 また、今回得られた「へぎそば」の分析成果をヒントとして、姉川クラゲ※を添加した蕎麦麺の開発について、研究を進めています。 姉川クラゲ(イシクラゲ)は血中コレステロール低下作用などの機能性が報告されており、機能性の高い特産品につながるのではないかと考えています。姉川クラゲ(イシクラゲ)の添加量や製麺の方法などを研究し、新しい滋賀の特産品のひとつとして展開できればと考えているところです。
※姉川クラゲ(イシクラゲ)とは、湿った地面に自生するワカメのような生物です。姉川流域(滋賀県)で過去に食用にされた記録が残るため、姉川クラゲと呼ばれています。


<執筆教員のプロフィール>
氏名 :
 朝見 祐也(あさみ ゆうや) 准教授
専門分野 :
 給食経営管理論・調理科学

問い合わせ先 : 学長室(広報) 橋本 Tel 075-645-7882


2019年6月22日(土)に2019年度第1回国際学部キャリアフェアを開催しました。
キャリアフェアは、留学経験を活かした多様なキャリアを学生たち自身が考える機会として、2015年度国際学部開設時から開催しています。

今回は、「キャリアセンターによる就職・進路情報提供」と「国際文化学部卒業生による講演会」おこないました。
本学キャリアセンター職員からは、日本だけでも400万社以上ある法人、さらには海外も視野に入れた場合、無数にある選択肢から職を選択するにあたっては、準備をはじめることに早すぎるということはない、という点、留学、語学力をどのように就職活動においてアピールするのかという点を中心に、キャリア・プランニングに対する概要をお伝えしました。


さらに、国際文化学部卒業生である安達祐佳氏(2017年3月卒業、ホテル日航プリンセス京都)、国際文化学研究科修了生である芝田大地氏(2018年3月修了、京セラ株式会社)をお招きし、現在の仕事と学生時代についてお話いただきました。

留学などを中心としたご自身の大学の学びをどのように就職活動に繋げたか。
一般顧客の視点からは見えづらい幅広い業務の広がり。
仕事と向き合う上で大切にすべきこと、それに対する学生時代からの準備。

現在目の前の課題や学修が自身の将来に繋がることをしっかりと自覚し、何のために今があるのかを考える良い機会となったことでしょう。




2019年6月20日、龍谷大学 犯罪学研究センターは第10回「CrimRC(犯罪学研究センター)公開研究会」を、本学深草キャンパス 至心館1階で開催し、約15名が参加しました。
【イベント概要>>】https://www.ryukoku.ac.jp/nc/event/entry-3565.html

今回の研究会は「犯罪学の現在と未来 〜京都からアジアへ発信〜」をテーマに、石塚 伸一教授(本学法学部・犯罪学研究センター長)、浜井 浩一教授(本学法学部・犯罪学研究センター 国際部門長)の2名による発表が行われました。



はじめに石塚教授は、アジアにおける犯罪学や刑事司法の分野では中国や韓国のプレゼンスが高まっており、国際学会における日本の発言力が落ちてきている現状にふれました。日本の学問の国際化が求められる昨今、石塚教授は「犯罪学」へ着目してきました。そうした中で2020年4月、京都で50年ぶりに「第14回 国連犯罪防止刑事司法会議(京都コングレス)」の開催が決定。犯罪学研究センターでは、同時期に、犯罪や非行について市民サイドから自由に発表できる場として「龍谷コングレス」の開催を企画しています。

2020年の「龍谷コングレス」に向けた研究活動を展開する中で、「アジア犯罪学会」の理事に石塚教授が選任され、「アジア犯罪学会 第12回年次大会(ACS2020)」が2020年10月2日~10月5日に龍谷大学において開催されることが決定しました。まもなくフィリピン・セブ島で開催される「アジア犯罪学会 第11回年次大会(ACS2019)」では、石塚教授が理事会や総会、閉会式などで、ACS2020の参加呼びかけを行います。


石塚 伸一教授(本学法学部・犯罪学研究センター長)

石塚 伸一教授(本学法学部・犯罪学研究センター長)

石塚教授は「自身の若い頃の経験として、言葉の壁がある国際学会では中々交流が進まなかった苦い経験がある。犯罪学分野での業績が少ない国・日本だからこそ、コミュニケーションの取り方や独自の発信方法があるはずだ。日本の犯罪学の興隆のために、今回のセブ学会では若い研究者を学会の様々な先生に紹介するなど、研究者の層を厚くするために働きかけたい」と意気込みました。

ついで発表に立った浜井教授は、ACS2020に向けた現在の企画構想を報告しました。
冒頭、アメリカにおける犯罪学マーケットの現況に触れ、「アメリカ犯罪学会(The American Society of Criminology: ASC)は、アメリカの受刑者数の増加と比例するように会員数を伸ばしており、現在の会員数は約3500名、毎回の学会参加者が約4000名に及ぶ。このようにアメリカは犯罪学が興隆しており、マーケットとしても成立している。反面、国際的観点から日本は矯正・保護の分野に投じられる予算が極めて少ない。犯罪学をマーケットの視点で考えるなら、日本の場合、犯罪学の知見を福祉など他分野に広げることが大切ではないか」と見解を示しました。

そしてACS2020では、日本の犯罪学に関わる心理学・社会学・法学などの研究者が分野の垣根なく参加できるように、多様性のあるテーマを設定。主催者側で独自に設定するテーマのほか、犯罪関連学会(国内6学会)による学会企画のテーマセッションなども予定しているとのこと。


浜井 浩一教授(本学法学部・犯罪学研究センター 国際部門長)

浜井 浩一教授(本学法学部・犯罪学研究センター 国際部門長)

さらにキーノートスピーチやプレナリーセッションでは、欧米・アジア・日本エリアにおける犯罪学研究の第一人者を講師に招聘し、充実した4日間のプログラムを計画中。現時点では欧米からのゲストスピーカーとして①デービット・ガーランド教授(Prof. David W. Garland/ニューヨーク大学 ロースクール及び社会学教授)、②シャッド・マルナ教授(Prof. Shadd Maruna/クイーンズ大学ベルファスト教授)の2名を予定しています。

ACS2020の詳細については、このほど開設されたオフィシャルサイトで順次公開していきますので、ぜひご覧ください。

ACS2020 official website: http://acs2020.org/
________________________________________

「CrimRC(犯罪学研究センター)公開研究会」は、犯罪学研究センターに関わる研究者間の情報共有はもとより、その最新の研究活動について、学内の研究員・学生などさまざまな方に知っていただく機会として、公開スタイルで開催しています。
今後もおおよそ月1回のペースで開催し、「龍谷・犯罪学」に関する活発な情報交換の場を設けていきます。

次回は7/16(火)に開催予定です。発表者が決定しだい、犯罪学研究センターHP上で告知しますので、ぜひふるってご参加ください。

【補注】
*1「アジア犯罪学会(Asian Criminological Society, ACS)」
マカオ大学のジアンホン・リュウ (Liu, Jianhong) 教授のイニシアティブによって 2009 年に結成。設立目的は、①アジア全域における犯罪学と刑事司法の研究を推進すること。②犯罪学と刑事司法の諸分野において、研究者と実務家の協力を拡大すること。③出版と会合によって、アジアと世界の犯罪学者と刑事司法実務家のコミュニケーションを奨励すること。④学術機関と刑事司法機関において、犯罪学と刑事司法に関する訓練と研究を促進することです。
http://acs002.com/
________________________________________

【>>関連記事】
2018.07.30 NEWS: 2020年10月龍谷大学にて「アジア犯罪学会第12回年次大会」の開催が決定
2019.02.18 NEWS: 2019年6月フィリピンにて「アジア犯罪学会 第11回年次大会」の開催が決定


 6月20日マーケティング論(担当:藤岡章子)の特別講義として、スープストックトーキョー取締役社長の松尾真継様にご講義いただきました。
 スープストックトーキョー。名前をお聞きの方も多いと思います。全国に展開する「食べるスープの専門店」です。化学調味料に頼らず、手間隙をかけ、素材の特長を活かしたおいしいスープを提供されています。(同社HPより)

 講義は文才に溢れた創設者が、会社の未来を想像したスープストックトーキョーの企画書の話からスタートします。また、会社を一人の架空の女性に擬人化し、会社での不文律とする。それはとても分かりやすく、「その女性だったらこんなことするな。」、「こんなことはしないな。」といった視点でものごとが決まるそうです。そんなスープストックトーキョーのコンセプトも「世の中の体温をあげたい。」で、シンプルでわかりやすくしているそうです。

 それでも成長するにつれ、リーマンショックや、事業拡大に伴う混乱といった大企業病も味わいます。経営はマーケティングだけじゃない哲学だと主張する松尾社長からエピソードの1つとして、年に一度だけ販売するという七草粥のエピソードに触れられました。次回の販売に向けスタッフが会議の場で、前回の傾向等を踏まえ発注数を議論していたところ、社長が急にストップをかけます。「我々は何のために七草粥を販売しているのだと。」会議の場が“流れ作業”になっていることに松尾社長は危機感を感じたのです。さらにこう続けます。「お客様に『今年も一年元気で過ごしてくださいね。』という気持ちが世の中の体温をあげるのではないか。」そうして実際の店舗では、スタッフが手渡しする際に、その一言を添えられたそうです。その話題はSNSで拡散され、テレビに取材されるまでに。目的を見失ってものを売っている事に気付いた瞬間だったそうです。

 経営者として何がやりたいか?創業時の目的を見失わない。想いを込めてする仕事は必ず相手に伝わる。松尾社長のお話は総じてわかりやすく、常に哲学が込められていました。説得力のある講義に学生たちは、真剣なまなざしで最後まで聴講していました。






お電話でのお問い合せはこちら

電話番号: