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【本件のポイント】
・「SDGs(=Sustainable Development Goals;持続可能な開発目標)」について考えるシンポジウム
・イギリスのサセックス大学で、持続可能な社会づくりについて研究や実践活動に取り組んできたアンドリュー・スターリング氏を招聘し、記念講演を実施
・主催である龍谷大学地域公共人材・政策開発リサーチセンター(LORC)の設立15周年記念シンポジウムであり、龍谷大学380周年プレ企画として実施

【本件の概要】
 本シンポジウムのテーマであるSDGsとは2015年9月に国連サミットで採択されたもので、持続可能な社会の実現に向けて、国連加盟の193か国が2016年~2030年の15年間で達成するための17の目標が掲げられています。その目標をどのように達成するのかは、企業・自治体・市民など多くの方々にとって興味・関心のあるトピックとなっています。
 今回のシンポジウムはSDGsの達成に向けた国際的な動向を知ることによって、日本におけるその達成プロセスを具体的に考えるきっかけとなります。
 質疑討論では、持続可能な社会づくりに挑んでいるアミタホールディングス株式会社代表取締役会長 熊野英介氏、地域環境・エネルギー政策を研究されている堀尾正靱氏、地域公共人材・政策開発リサーチセンター(LORC)副センター長 的場信敬とともに、アンドリュー・スターリング氏の記念講演を踏まえ、「SDGsの達成プロセス」について考えていきます。

1.日時:2018年9月29日(土)13:30~16:00
2.場所:龍谷大学深草キャンパス22号館3階303教室
    (〒612-8577 京都市伏見区深草塚本町67)
3.主催:龍谷大学地域公共人材・政策開発リサーチセンター(LORC)
  共催:アミタホールディングス株式会社、公益財団法人信頼資本財団
4.内容:13:30~13:40 主催者挨拶
     白石克孝(龍谷大学政策学部教授/LORCセンター長)
     13:40~15:00 記念講演「持続可能社会への細道をどう前進するか:
     大転換における専門的知見と民主主義」
     アンドリュー・スターリング氏(サセックス大学 教授)
     15:00~16:00 質疑討論
     熊野 英介氏(アミタホールディングス株式会社代表取締役会長兼社長/公益
     財団法人信頼資本財団 理事長)
     堀尾 正靱氏(東京農工大学 名誉教授/龍谷大学政策学部 前教授)
     的場 信敬 (龍谷大学政策学部教授/LORC副センター長)
5.定員:100名(現在、約50名の方にお申込みをいただいています)
6.申込:参加希望者は事前にメールにて申込み 
     受付メールアドレス:lorc@ad.ryukoku.ac.jp

問い合わせ先 : 龍谷大学 研究部(人間・科学・宗教総合研究センター) 
         担当:内藤・高峯 
         Tel 075-645-2154


 文学部のゼミは、学内外で様々な活動を行っています。ゼミ活動とはどのようなものなのか、その一端を紹介するために、文学部哲学科教育学専攻の出羽孝行先生が実施したゼミ合宿の報告をいただきました。

 教育学3回生ゼミ(出羽担当)では、今年度前期のテーマを「沖縄問題」とし、全員で沖縄の歴史や文化について学習を進め、7月には大阪市大正区でのフィールドワークも実施してきました。その中でさらにグループ別に沖縄に関連するテーマを設定し、討論学習を行ってきました。その集大成として、9月12日(水)から15日(土)までの3泊4日の間、沖縄合宿を行いました。
 13日には事前に交渉を行っていた関係機関にグループ別に赴き、インタビュー調査を実施しました。次の14日には読谷村で民宿を営んでおられる真宗大谷派僧侶であり、反戦地主の知花昌一さんの案内でシムクガマやチビチリガマを巡り、沖縄戦で起きたことを学びました。知花さんは「住民はアメリカに捕まったら全員殺されると教わり、信じていた。それがチビチリガマの悲劇を生んだ。教育の恐ろしさ、別の言葉で言えば教育の大切さを是非知ってほしい。」と語っておられました。
 文学部では4年間の集大成として卒業論文を作成します。卒業論文では各自が設定した問題関心に基づき、文献を読んだり社会調査を行ったりしながら問いを明らかにする力が求められます。今回の学習では沖縄のことを知るだけにとどまらず、チームで課題を探求し質的調査を行うことで、卒業論文を作成する能力をも養いました。学生のインタビューに協力してくださった沖縄の方々に感謝申しあげると共に、この合宿での学びを今後学生達がさらに発展させていってくれることを期待しています。




 「政策実践・探究演習(国内)洲本プロジェクト(以下、洲本プロジェクト)」(担当:的場信敬教授)の第4回合宿(1泊2日)を行い、10名が参加しました。今年度の洲本プロジェクトは、テーマ別ごとに5班に分かれて活動しており、そのうちの「竹班」と「イベント班」が今回の合宿を行いました。

■竹班
 洲本市では放置竹林をエネルギー資源として活用するために、2017年から市内の温泉施設「ウェルネスパーク五色ゆ~ゆ~ファイブ」に大型竹チップボイラーを設置し、重油と併用しながら竹チップを燃やして湯を沸かしています。その仕組みはおおまかに、①孟宗竹を伐採して4メートルに裁断→ ②加工場に運搬した竹を乾燥させてチップ化→ ③竹チップをウェルネスパーク五色に運搬してボイラーで燃焼、という流れです。

 昨年度は、鮎原下地区の放置竹林で孟宗竹を伐採する作業と竹チップボイラーの見学を行いました。今回の合宿では、淡路市にある杉本林業(株)の竹チップ加工場見学と、この事業に携わる方々、兵庫県、洲本市、鮎原下の地域団体、NPO法人淡路島環境整備機構、一般財団法人五色ふるさと振興公社の皆さんから、昨年度の実績や課題について話を伺いました。




 また、竹の有効活用として、淡路島産メンマの開発に取り組んでいる、洲本市地域おこし協力隊の方にメンマ作りのヒアリングを行いました。5~6月に刈った幼竹を茹でて塩漬けにし、その後燻製にしたメンマをラーメンで試食しました。その味は予想以上においしくて期待が膨らみます。今後は、事業化の可能性を探っていきます。

■リンク
的場 信敬教授紹介ページ




 国際CBLプログラム6日日です。6日目は、サンフランシスコでのフィールドスタディを行いました。6日目の実施内容及び学生の学びレポートをご紹介します。

9月16日(日)
 本日はサンフランシスコのフィールドスタディで、サンフランシスコのまちの魅力を探っていきました。最初にサンフランシスコの再開発地区について説明を聞き、サンフランシスコのダウンタウンからケーブル・カーで移動し、ギラデリ・スクエアを訪問しました。ギラデリ・スクエアは、チョコレート工場を再開発して、商業施設へと転換させた有名な事例です。都市部の経済的価値が高い場所を工場から他の用途へと転換させる意義、サンフランシスコという都市に及ぼした影響について考える機会となりました。
 その後、ギラデリ・スクエアからは徒歩で移動しピア39へ訪問しました。ピア39は埠頭を商業開発した都市プロジェクトです。開発当時は小売りとエンターテイメントを融合させるという新しいコンセプトで大きな注目を浴びました。ピア39からは、坂道をのぼり、サンフランシスコの丘の一つであるコイト・タワーを訪問し、周辺の自然環境が非常に美しく、豊かなサンフランシスコの都市を展望しました。ピア39からは、急な崖の階段を下り、フェリー・タワービルディングを訪問しました。フェリータワービルディングは、対岸へ向かう船の発着場ですが、ビル内は地元の方々向けの魅力的な店が並んでおり、最後にはグループに分かれてダウンタウンで買い物などを楽しみました。

■ 学生からのレポート
[政策学部3年生 上木原大基]
 ポートランドからサンフランシスコへと移り服部先生の案内の下、サンフランシスコの市街地再開発事業についてフィールドを歩き学びました。ギラデリチョコレート、ピア39を訪れて再開発の事例を紹介して頂き、当時の雰囲気を残しつつ、工場や港の倉庫から商業地へと変遷した経緯などについて教わりました。この取り組みでは街並みを維持しつつ、時代に合わせたまちづくりを行われたという点が大変興味深かったです。
 その後私は先生に案内して頂き、別の地区の再開発事業も見学しに行きました。バスターミナルの屋上を空中庭園へとした『sales force park』は摩天楼の中にありながらも、広場や子供の為の出張図書館が無料で提供されており、公共空間であることが感じられました。こういった公園がアメリカでは数多く、日本には少ないと思うので見習うべき所であると思いました。
 国際CBLプログラムも明日で最後なので最終日もしっかりアメリカのまちづくりについて学んでいこうと思います。
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[政策学部3年生 浅海ほのか]
 今日はサンフランシスコから始まりました。私はサンフランシスコに行くのは初めてで、ポートランドで学んだことと比較しながら過ごしました。印象的だったことは、ケーブルカーに乗ったことで、住民のあしとなっていたポートランドの電車との違いを感じたことです。サンフランシスコのケーブルカーは観光客でいっぱいで、ポートランドは住みやすい町、サンフランシスコは観光地、と表される意味がわかった気がしました。しかし、街並みには緑や、近くには海や川や山があり、自然をとても身近に感じられることは共通点だと感じました。
 また、工場や倉庫を商業施設として再開発された建物をみて、今では日本でもそのような施設はありますが、その先駆けだったと思うと感慨深かったです。そのほかの様々な整備も元々は住民のために行ったことが、今となって、観光地として知られていることを知り、サンフランシスコに来て実際に感じることができて良かったなと思いました。
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[政策学部2年生 谷本れい子]
 今日はサンフランシスコで行きはケーブル・カーに乗り、色々な場所に訪れました。まず最初にチョコレートで有名なギラデリ・スクエアを見学しました。ギラデリ・スクエアはチョコレート工場を再開発し、商業施設に作り変えた場所ということで街に人が多く集まっていました。私はお土産にその有名なチョコレートを買いました。次にピア39に訪れました。ピア39も商業開発を行った場所であり、どこを見てもお店がたくさん並んでおり、 歩いていてとても楽しかったです。また、日本では中々見ることができないセイウチの群れを見ることができ、貴重な写真を撮ることができました。
 次は少し坂を登ったところにあるコイト・タワーの周辺を散策しました。コイト・タワーには登ることができなかったのですが、その周辺からサンフランシスコの綺麗な街並みと海を見ることができました。ポートランドとサンフランシスコを訪れてみて、ポートランドは自然が多く落ち着いた雰囲気でしたが、サンフランシスコは人が多く賑やかな雰囲気であり、それがサンフランシスコの都市の魅力であると思いました。




 文学部のゼミは、学内外で様々な活動を行っています。ゼミ活動とはどのようなものなのか、その一端を紹介するために、文学部哲学科教育学専攻の出羽孝行先生が実施した内容を報告いただきました。 

 2018年7月22日(日)、大阪市大正区にて関西沖縄文庫代表の金城馨さんを講師とするフィールドワークを行いました。教育学専攻の3回生のゼミ「教育学演習ⅠA(イ)」ではグループ別に自分達で設定した沖縄に関するテーマを探究するため、インタビュー調査などを行うなどの学修を行っています。
 大阪市大正区には全人口のうち約4分の1が沖縄にルーツを持つ人々が暮らしており、沖縄の文化が所々で見られ、リトル沖縄とも呼ばれています。当日はうだるような暑さの中、金城さんの説明を受けながら、大阪市内で二番目に高い山である昭和山をはじめ、大正通周辺を歩きました。その後、関西沖縄文庫にて大正区や沖縄の歴史などについてお話を伺いました。
 フィールドワーク参加後の学生のコメントの中には金城さんが話された「相手を理解することは不可能であり、理解しようとするのではなく、分からないことを受け止め共生していくこと」の重要性が印象に残ったとの意見がありました。金城さんの語りは普段の大学の中では聞く機会があまりないこともあり、多くの学生達の印象に残ったものと思われます。
 本ゼミでは今回の大正区でのフィールドワークをはじめ、夏休みに3泊4日の日程で沖縄にて合宿を行い、グループ毎で調べているテーマをより深く探っていく予定です。


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