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2019年11月2日(土)、龍谷大学 犯罪学研究センターは、深草キャンパス紫光館4階法廷教室において開催された「公開研修会『再犯防止と社会復帰の現状と課題~マザーハウスと語ろう~』」に協力しました。
主催の一般社団法人 京都社会福祉会は、「NPO法人マザーハウス*1で社会復帰に取り組む元受刑者のみなさんと、更生保護の活動に携わる専門職員とが意見交流を行い、社会復帰を阻む厳しい実態を学び、かつ、それを克服する具体的方法を対話を通じて考える」という趣旨のもと本研修会を企画・実施しました。50名を超える参加者が集まり、盛会となりました。
【イベント概要>>】https://www.ryukoku.ac.jp/nc/event/entry-4292.html


匠輝雄氏(京都社会福祉会 司法と福祉委員会・委員長)

匠輝雄氏(京都社会福祉会 司法と福祉委員会・委員長)


阿部寛氏(京都社会福祉会・会員)

阿部寛氏(京都社会福祉会・会員)

まず、司会の阿部寛氏(京都社会福祉会・会員)が本研究会の趣旨説明をし、つづいて、主催団体を代表して 匠輝雄氏(京都社会福祉会 司法と福祉委員会・委員長)が開会の挨拶をしました。
研修会前半では、APS研究会(After Prison Supports)を代表して石塚伸一教授(本学法学部、犯罪学研究センター長・ATA-net代表)からAPS研究会の活動及び長期受刑者の現状などについて説明がありました。石塚教授は「刑務所を出てきたということは、法律上の責任を果たし義務を終えたということであるが、『犯罪者』というスティグマを付与されるということが往々にして存在する。元受刑者たちが安心して社会生活を送れるようにするために、考えなければならないことがある」と述べました。次に、五十嵐弘志氏(NPO法人マザーハウス・理事長)からマザーハウスの活動についての報告とスタッフの紹介がありました。ついで、マザーハウスのメンバーが「逮捕に至るまでの生活」や「出所後、社会の中で生きていく上で困難なこと」などについて語りました。


登壇者(マザーハウスのメンバー 石塚伸一教授 匠輝雄氏)

登壇者(マザーハウスのメンバー 石塚伸一教授 匠輝雄氏)


研修会後半は、参加者全員が参加し、マザーハウスで実際に行われているミーティングスタイルで“語り合い”が実施されました。マザーハウスのメンバーが「家庭の中での嫌なこと」というテーマを提案。参加者が6人1組になって“語り合い”の時間が持たれました。多くのグループから寄せられたコメントは、「親子関係」についてでした。「ずっと父親との関係が良くなかった中、刑務所に入ることになった。…出所後、何年かして父親と会話をする機会があった…この時初めて父親に『わたしも悪かった』と言ってもらえた。社会の中で生きていく自信になった。」というコメントがありました。家族とのつながりが、社会復帰のための重要な要素のひとつなのだと考えさせられる一面となりました。また、社会復帰には、支え合う仲間の存在が大きいということも分かち合うことができました。どのグループも終了時間ギリギリまで“語り合い”を行い、有意義な時間を持つことができました。



ミーティングの様子

ミーティングの様子

ミーティングの後は、「マザーハウスのメンバーに質問コーナー」と題して、参加者からいろいろな質問が投げかけられました。
中でも、印象に残ったのは、「どういう時につまずきそうになりますか」という大学生からの質問に対して、「小さなことだが、SNSでやりとりしていた人からちょっとした行き違いで、『犯罪者だから』と言われたことがあった。その時に心が折れそうになった。」という回答でした。冒頭の石塚教授の「スティグマ」の話につながり、考えさせられる一面となりました。
学生、支援者などさまざまな立場の方が一堂に会し、社会復帰に関して語り合ういい機会になりました。

__________________________________________________________________
【補注】
*1 NPO法人マザーハウス:
受刑者・元受刑者の社会復帰支援を行う団体として2012年に設立され、2014年にNPO法人となりました。理事長をはじめスタッフも刑事施設経験者が多く、当事者視点・当事者体験に基づいて支援活動を展開しています。
https://motherhouse-jp.org


11月14日(木)、スイスにあるザンクトガレン応用科学大学のMeisen, Flurina (マイセン, フルリナ)講師による講演「スイスのソーシャルワーク(Social Work in Switzerland )」が開催されました。学生や施設職員、REC受講生など200名を超える方が参加されました。

 マイセン先生は、スイス連邦の概要を語られたのち、スイスの福祉制度や福祉専門職教育などの説明を経て、スイスのソーシャルワークを3つの特徴であるケースワーク、ソーシャルペタゴギー(社会教育)およびソシオカルチャラルアニメーション(社会文化的活性化活動)から言及されました。それぞれの例として、薬物依存、子ども家庭、青少年活動を取り上げ、それらの特徴について語り、ソーシャルワークにおける地域性の再認識や政治へのかかわりの重要性も述べられました。
 最後の質疑応答では、主に日本とスイスの文化や制度の相違に関連した質問が出されました。時間の関係ですべての質問に回答できなかったのが残念と感じられるほど、有意義な時間でありました。
 なお、講演は英語で行われ、本学大学院社会学研究科博士後期課程 社会福祉学専攻2年の前廣美保さんが通訳されました。


マイセン フルリナ講師


講演会の様子

また、講演会に先だち、現代福祉学科基礎ゼミ(栗田ゼミ)においてゼミの学生(1年生)が、日本における高齢者ドライバーの運転免許証の自主返納に関して、その状況と課題を英語でプレゼンテーションしました。
 学生たちは、パワーポイントの提示画面を英語表記に変えるグループ、分担して英語の文章作成を行い報告するグループなどに分かれ、さらに報告練習を経て本番に臨みました。学生たちは自身の英語が通じるか心配していましたが、高齢者福祉がご専門であるマイセン先生からは、報告内容に関する補足情報を求める質問などがあっただけでなく、学生たちもその質問に英語で受け答えしました。 

プレゼンテーションの後は、大津にある「株式会社六匠 デーサービス和」で認知症の高齢者に働きかけている知的障がい者の活躍についてのビデオを観たうえでマイセン先生や六匠のスタッフの方々と共に学び合いました。


プレゼンテーションをするゼミ生


英語によるプレゼンテーション

今回来学いただいたマイセン,フルリナ氏の所属する、ザンクトガレン応用科学大学と龍谷大学は一般協定の締結を予定しております。今後の動向にも是非ご注目ください。


有機・特別栽培野菜など安全性に配慮した食品宅配で有名な、オイシックス・ラ・大地株式会社の代表取締役会長である藤田 和芳 氏による講演会を実施します。
同社は「これからの食卓、これからの畑」を理念に掲げ、安心・安全に配慮した食品の定期宅配サービスを中心に、食に関する社会課題をビジネスの手法で解決する事業を推進しています。
学生のみなさんの研究テーマの選択や就職(キャリアプラン)を考える上で、貴重な経験となるはずです。
事前申し込みは不要ですので、ぜひ、ご参加ください。

講演日:2019年12月5日(木)11:05~12:35
場 所:瀬田キャンパス8号館103教室
講演者:オイシックス・ラ・大地株式会社 代表取締役会長
    藤田 和芳 氏
タイトル:「ダイコン一本からの革命 ‐有機農業で世界を変える-」
問い合わせ先:農学部教務課
       TEL:077-599-5601
 
農学部生以外の聴講も可能です。


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経済学部では、企業現場の最新動向を日常の講義の中に組み入れ、「経済学をもっとアクティブにする」取り組みを積極的に進めています。

その一環として、昨年度に引き続き、NPO法人コアネットと連携をして、「地域産業論」や「日本経済論」の講義の中で、ものづくり企業の第一線で活躍してきた方々の知識と経験から学ぶ機会を数多く設けています。

11月15日(金)の日本経済論(担当: 姜 紅祥 講師)の講義では、マツダ株式会社・執行役員の木谷 昭博 氏をゲストにお招きして、「デジタルイノベーションと自動車産業」をテーマに、世界の自動車産業の最新動向である”CASE”、「ITでつながる車(Connectivity)」「自動運転(Autonomous drive)」「所有からシェアへ(Sharing)」「電動車(Electric vehicle)」について、丁寧に講義していただきました。

「デジタルイノベーションの激動の中で次々に立ち現れてくる課題に企業はどのように立ち向かおうとしているか、ブレイクスルーを達成しようとしているか」という木谷氏の臨場感あふれるお話に、多くの学生達は面白さとワクワク感を抱いたようです。最後の質疑応答の時間においても、有意義な議論をすることができました。
 
今後とも、経済学部では、このような取り組みを続けてまいります。

日本経済論の講義内で元マツダ(株)本社工場長による特別講義を実施





【本件のポイント】
・龍谷大学の障がい※1学生支援の現状を、障がいのある学生の「困りごと」を起点とし、学生や教職員からの発信によって大学全体で共有

【本件の概要】
 本学では、今年創立380周年の基本コンセプトとして「自省利他※2」を掲げ「仏教SDGs※3」に取り組んでいます。
 これまで障がいのある学生の学修支援や学生生活支援、キャリア支援を展開しており、今般、障がいのある学生の学修上の「困りごと」を起点に、学生、教職員、地域等の協働による取組を報告し、「共生(きょうせい)のキャンパスづくり」について考えるためのシンポジウムを、下記のとおり開催いたします。

 ※1龍谷大学では、「障がい」と表記するように統一しています。
 ※2自省利他:「自省」とは自らの在り方を省みること。自分には自己中心性・利己心が宿っていると自覚し、絶えずその払拭に努める。これが「自省」。「利他」とは他者に対して思いやりを発動すること。他者の幸福を願っての行動。これが「利他」。「自省利他」は、人間の有する「自己中心性」が諸々の難問を生じさせている現代社会において、それらを解決し得る行動哲学。
 ※3仏教SDGs:龍谷大学の建学の精神である浄土真宗の精神の中枢にある言葉『摂取不捨』(すべての者を見捨てない)がSDGsの理念『誰一人取り残さない』に通じることから、仏教とSDGsとを結び付ける本学ならではのアプローチで、持続可能な社会の実現に貢献する。


1.日 時 :2019年11月27日(水) 
        15:00 ~18:00 (開場 14:45)
       
2.場 所 :龍谷大学深草キャンパス21号館6階603教室  
       (京都市伏見区深草塚本町67)
          
3.内 容 :
 第1部 基調講演
  テーマ 「仏教SDGsと自省利他 -学生が光り輝く大学へ-」      
   龍谷大学 学長  入澤 崇
 第2部 シンポジウム
  報告①「繋がっていく共生(きょうせい)キャンパス-深草・大宮-」 
   報告者:経営学部2年 岡村 勇輝
  報告②「“友に生きる” ~支援をこえた関係~ -瀬田-」 
   報告者:社会学部4年 清水  瞭 3年 河村  啓
  報告③「与え、分かち合う存在へ 〜カフェ樹林からの若者達の挑戦〜」
   報告者:株式会社 革靴をはいた猫 社長 魚見 航大(政策学部卒)
  報告④「『共生(きょうせい)』のキャンパス・ビジョン
   ~学生、教員、職員一人ひとりが担い手となることができるために~」
   (仮称) 中間報告
  報告者:障がい学生支援に関するビジョン・ワーキング・グループ
      代表 林 美輝(文学部教授)
  報告後、ディスカッション

4.申 込 :参加費無料、事前申込は不要。

5.主 催 :龍谷大学障がい学生支援室、宗教部、
       龍谷エクステンションセンター(REC)

6.協 力 :障がい学生支援に関心のある学生有志、
       京都大学高等教育アクセシビリティプラットフォーム(HEAP)

7.情報保障  手話通訳あり


問い合わせ先 : 
   龍谷大学障がい学生支援室(深草) 
    担当:神牧、瀧本、山下 Tel : 075-645-5685


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