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龍谷大学理工学部物質化学科の 内田欣吾 研究室は、光を照射すると色を可逆的に変える「フォトクロミック化合物」の中で、光によって開環反応、閉環反応を繰り返すジアリールエテンを用いた光機能材料の研究を行ってきました。今回、新しい誘導体を合成し、それを昇華により結晶成長させると中空結晶が成長することを見出しました。結晶のサイズは、長さ100-500ミクロン、幅20-50ミクロン、厚さ2-10ミクロン程度の小さなものですが、これに紫外光を照射すると、無色の結晶が紫色に変わるとともに、結晶がジャンプしたり、バラバラに壊れるフォト(光)サリエント効果を示しました。サリエント効果とは、光照射や加熱により結晶がジャンプしたり、バラバラに壊れて飛び散る現象で、光照射でサリエント現象を示すフォトサリエント結晶と加熱するとサリエント現象を示すサーモサリエント結晶が既に報告されています。しかし、中空結晶がサリエント効果を示す例は世界で初めてです。そして、この中空結晶のジャンプする速度は、1秒当たり数メートルと、結晶サイズに対して非常に大きなものでした。このような、中空結晶には中にモノを詰めて光で放出するという応用が考えられます。そこで、我々は、直径1ミクロンの蛍光ビーズを穴に詰めて、紫外光を照射,すると、予想通り、紫外光照射により蛍光ビーズが吹き飛ぶ現象が観察できました。この中空内部には、ビーズの他に色々なものを入れることができます。DNAや医薬品等を入れてドラッグデリバリーのような応用や、香料を入れて匂いを発散しますことも期待できます。この研究成果は、光で内容物を放出することのできるシステムを作ったことに意義があります。
今回開発したフォトサリエント効果を示す中結晶は、自然界ではホウセンカが種の保存のために種子をまき散らすのに似ています。このシステムは、さらに結晶サイズを変えたり、中空サイズを変えたりして、いろいろな分野に応用される可能性を秘めています。
なお、本研究成果は、2017年8月31日付けでドイツ化学会ジャーナル「Angewandte Chemie International Edition」誌にWeb公開され、Hot paperとして掲載されました。

■発表論文について
英文タイトル: Photosalient Phenomena that Mimic Impatiens Are Observed in Hollow Crystals of
Diarylethene with a Perfluorocyclohexene Ring
和訳:  ホウセンカの実を模倣したジアリールエテン中空結晶の光サリエント効果
掲載誌: Angewandte Chemie International Edition (アンゲヴァンテケミ―(応用化学)国際版)
著者: 内田 欣吾 他10名


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なお、本研究はSPring-8のプレスリリース・トピックスにも詳細に掲載されています。
 http://www.spring8.or.jp/ja/news_publications/press_release/2017/170908/


 2013年からスタートした「政策実践・探究演習」 洲本プロジェクト(担当:的場 信敬准教授)は今年で5年目、これまで140名の卒業生が活動してきました。
初年度は、総務省の域学連携事業による「中期滞在型」合宿で、夏休み中の1ケ月間に75名が洲本市に滞在しました。翌年からは政策学部の正課科目「政策実践・探究演習」洲本プロジェクトとなり、毎年約20名ほどの学生が履修しています。
この度、8月26~27日に洲本プロジェクトの現役メンバーと卒業生メンバーが交流する「里帰りツアー」を開催いたしました。プロジェクトが始まって4年半、再生可能エネルギーと農漁業の振興をあわせた「グリーン&グリーン」をコンセプトに、地域に再生可能エネルギー設備をつくってきました。それらを現役の洲本プロジェクトメンバーと卒業生メンバーが巡り、懐かしい地域の方々と再会するツアーです。

1日目は、千草竹原の小水力発電、塔下(とうげ)新池のため池ソーラー、三木田大池の龍谷フロートソーラーパークを見学し、夜はウミボタルの鑑賞で盛り上がりました。
お世話になった地域の方々と再会を果たし、卒業生メンバーも感慨深い時間となりました。

2日目は、洲本の魅力を再発見するワークショップを開催いたしました。ワークショップでは、「現役生の活動について広報力を高めるにはどうすれば良いのか」、「現役生とOB・OGが一緒に水路補修などの作業をするはどうか」、「他大学による古民家再生の話をヒアリングし、参考にしてはどうか」、「地域住民による地元ガイドを活用してはどうか」、「再生可能エネルギー施設を島外にPRするのはどうか」など色々なアイデアが出されました。

今回のツアーに参加者した現役生からは、「洲本プロジェクトの先輩方と交流することで、自分たちに無い視点を学べました」「自分も洲本プロジェクト、大学で様々な事を学び、卒業してから地域の方々と再会したいと思った」などの意見がありました。

的場 信敬准教授 紹介ページ 
政策実践・探究演習  





2月4日(土)、龍谷大学福祉フォーラムでは、第17回専門セミナー『子ども支援のための多職種連携ワークショップ』を彦根市福祉センター別館で開催しました。
深刻化する虐待、貧困など子どもを巡る問題の背景には、地域からの孤立や障害など様々な要因があり、支援を行う際もこれらの状況の全体を捉え、総合的な対応が可能となる体制を築いていく必要があります。
今回のセミナーでは、教育、福祉、保健、スクールソーシャルワーカー、法律関係者など様々な職種の方にご参加いただき、総合的な対応を可能とするために多職種連携を深めるためのワークショップを開催しました。様々な職種の参加者が、ひとつのケースをアセスメントし、協働して解決するためのプラン作りを行いました。様々な職種の方に参加していただいたことまり、多職の視点、解決方法などを、新たな視点の気づきを学んでいただきました。
セミナーの参加者からは、「様々な職種の方と仕事以外の場で、このように話し合えて楽しく、有意義な時間になりました。」、「多職種連携ワークショップという事で、違う職種、違う立場からの考えをたくさん学ぶことが出来ました。」、「とても学びの深いワークショップとなりました。」などの参加してよかったという感想をたくさんいただきました。


3月3日(金)、龍谷大学福祉フォーラムでは、第13回専門セミナー「滋賀県要保護児童対策地域協議会情報交換会」を近江八幡市総合福祉センター ひまわり館で開催しました。
今回の専門セミナーは、昨年度に引き続き、2年目の研修会で滋賀県内各市町の要保護児童対策協議会及び調整機関で業務に携わる方を対象に、各機関との連携の方法についての検討を深めることを目的に開催しました。また、参加者同士の情報交換会を行い、機関連携の課題点を共有し、それぞれの知見を共有し、実践の質を高め、地域の子育て、子育ちを支える基盤を強化することを目的に開催しました。
今回の専門セミナーの参加者からは「他市の代表者会議や連携について聞く事ができて良かった。」、「普段忙しくて、ほとんど研修に出られません。今日も後ろ髪をひかれながらの参加でしたが、同じ職種の方に話を聞く事ができて、本当に参考になった。」といった感想が寄せられました。


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