Need Help?

新着情報

新着情報の一覧

製品情報

ここにメッセージを入れることができます。

2025年2月21日、佛教大学紫野キャンパスで開催された「第12回グローカル人材フォーラム」に、政策学部の授業「グローカル戦略実践演習」で研究を進めてきた3チームが参加し、このうち「髙津商会チーム」が優勝、オーディエンス賞を併せて獲得しました。

 本学をはじめとする京都の6大学並びに京都府、京都市、京都商工会議所等の産学公の連携の下に開催される「グローカル人材フォーラム」には、今年も各大学から12チームが参加し、研究成果を発表しました。
 本学からは、「日本映画のまち『太秦』の再興」をテーマに、小道具や舞台美術などで日本の映画産業を支えてきた「高津商会」と共同で研究した「高津商会チーム」、学生の視点で「西陣織」の新たな可能性を探る「西陣織チーム」、うるし塗による多彩な食器を開発する合同会社COCOOとの共同でその普及や展開について研究した「COCOOチーム」の3チームが参加し、それぞれ工夫を重ねたプレゼンテーションを行い、会場の社会人や学生の共感を得て、審査員からも高く評価され、上記の受賞となりました。

半年間の研究期間でしたが、幾度も連携企業との協議や検討を重ね、地域企業のグローカル展開について深く考え、実践的な提案を行うことにつながりました。
これからも、政策学部では、「グローカル戦略実践演習」をはじめとする各プログラムを通じて、グローバルな視野を持ち、ローカルな共創を志向するグローカル人材の育成を進めてまいります。





【本件のポイント】

  • 政策学を広く知ってもらうことを目的に、龍谷大学政策学部の所属教員全員が執筆した新しい政策学の教科書を出版
  • 所属教員全員が執筆した教科書の例は少なく、個人の研究や共同研究プロジェクトによる出版ではないことも大きな特徴の一つ
  • 政策学の基礎から実社会の課題に至るまで、教員の様々な専門分野・知見をまとめ、わかりやすく解説しているため、受験生や大学1年生に読んでほしい1冊

 

【本件の概要】
 2025年に創立15年目を迎える龍谷大学政策学部は、政策学を広く知ってもらうことを目的として、学び始める人に向けた新しい教科書「市民のための政策学」を出版します(書籍の基本情報は別紙参照)。
 政策学は、法律学、政治学、経済学、社会学、環境学など幅広い分野から成り立っています。本書では、龍谷大学政策学部の教員全員が執筆することで、その多様な分野を余すところなく多角的に紹介しています。これにより、政策学の全体像を深く理解でき、特にこれから政策学を学ぶ学生にとっては、基本的な知識を網羅した有益な入門書となっています。所属する教員全員が執筆する例は少なく、個人の研究や共同研究プロジェクトでの出版でないことも大きな特徴と言えます。
 本書は幅広い学問領域をバランスよく取り入れ、政策学を多角的に理解できるように構成しているため、政策学を単独の学問としてではなく、複数の学問分野と融合させることで、地域経済やまちづくり、地球温暖化や災害などの現代社会の複雑な課題を解決するための視点も養います。6部31章で構成されており、どの章からでも自由に読み進めることができるため、興味や学びたいテーマに合わせて読み進めることができます。本書が入学後だけでなく卒業後も学びを広げられる手がかりを見つける一助となることを期待しています。

 

【編集委員代表 只友景士教授による読者に向けてのコメント】
「政策学にとっての」環境と未来(第Ⅳ部タイトル)、「私たちは」地球規模の環境問題に挑む(第16章タイトル)のように、各部のタイトルの前に、「政策学にとっての」を、各章のタイトルの前に、「私たちは」を付けて読んでみてください。
 幅広い学問である政策学を理解するためには主体的なかかわりや視点が大切になります。「私たち」とは学生、教員、市民の立場を含んでおり、読者が自らをその一員として、そして「政策学にとっての」と意識することで主体的に読み進めることができます。その中で興味を持った章から自由に読み進めてください。


ファイルを開く

「市民のための政策学」書籍情報


問い合わせ先:龍谷大学 政策学部教授 只友景士 tadatomo@policy.ryukoku.ac.jp


 2024年度第2学期に1期生を迎え入れた太田ゼミでは,経営理論と経営実践の双方をバランスよくしっかりと学修することを目指し,様々な企業と連携して活動を行っています。今回は,株式会社資生堂の高価格帯スキンケア製品を生産する資生堂大阪茨木工場(大阪府茨木市彩都もえぎ1-4-1)の見学についてご紹介します。
まず,同工場の見学に先立って,上林・奥林・團ほか(2018)のうち,「第7章 会社はどのようにしてモノを造るのか 生産管理」(pp.147-170)および「第8章 社員は仕事をどのように分担しているのか 組織構造と職務設計」(pp.171-198)を学修しました。そして,それらの学修内容を踏まえつつ資生堂大阪茨木工場を実際に見学し,テキストに書かれていること(理論)と実際に現場で起きていること(実践)の異同について体感してもらいました。「株式会社資生堂への就職を希望している」というゼミ生のみならず,他のゼミ生達も資生堂大阪茨木工場の取り組みを見て大変勉強になったようです。
 生産ラインに関してはコンフィデンシャルなため写真や内容を掲載することはできませんが,他の部分について6点の写真とともに紹介しようと思います。

①専用バスで移動します
 なんと無料で見学者専用バスに乗ることができます。ゼミ生のみんなで和気あいあいと資生堂大阪茨木工場へ向かいます。


(出典:筆者撮影)

②広々としたオシャレなエントランスでしばし待機します
 白で統一されたオシャレ空間でしばし待機します。文字と写真ではお伝えできませんが,とても良い香りに包まれています。「この香りが売っていたら買いたい」という声がゼミ生からあった程ですが,担当者の方いわく「非売品で,こちらの見学施設専用の香りなんです」とのこと。


(出典:ゼミ生撮影)

③ホールで見学の全体像について説明していただきます
 見学の全体像について示してもらい,期待が膨らみます。


(出典:筆者撮影)

④案内板に沿って館内を見学します


(出典:筆者撮影)

⑤ワークショップにて製作体験をします
 眠りの重要性を学びつつ,3種類の香りから好きなものを選んで匂袋を作成しました。



(出典:筆者撮影)

⑥株式会社資生堂の高価格帯スキンケア製品を試します
 製造の現場(コンフィデンシャルなためこの記事では割愛しています)を実際に見させていただいた高価格帯スキンケア製品を試すことができ,ゼミ生達も喜んでいました。


 見学後,教員からは科学的管理法や集権,分権という切り口からコメントを行いました。また,ゼミ生からは「ひとつの化粧品を作り出すのに様々な工程を踏んで,その中で厳選されたものが世の中に出るということを目で見て触れることができたので,安心だしお金がたまったらいつか使ってみたい」といった感想がありました。
 今後も太田ゼミでは,経営理論と経営実践の双方をバランスよくしっかりと学修することを目指して活動を行っていきます。また,他大学の経営系学部と連携した合同ゼミも実施していますので,機会があればまた紹介させていただきます。

(執筆者:太田侑樹)

【付記】
・本記事は株式会社資生堂大阪茨木工場の確認を経て公開しています。
・本記事については,画像も含めて転載を一切禁止します。


【参考文献】
上林憲雄・奥林康司・團泰雄・開本浩矢・森田雅也・竹林明(2018).『経験から学ぶ経営学入門(第2版)』有斐閣。

以 上


お電話でのお問い合せはこちら

電話番号: