経営学部で輝いている学生を紹介する龍谷経営人(びと)、今回は大学在学中に中国語を学び始め、検定で最上位資格を取得した酒井 睦渡さん(4年生)をご紹介いたします。
中国語検定の最上位資格を取得
酒井さんは2020年の夏に中国語検定(HSK)を受験され、最上位の資格である6級を取得されました。「中国語検定の中でも、HSKは中国政府教育部(日本の文部科学省に相当)直属の機関である「孔子学院总部/国家汉办」が主催し、中国政府が認定する資格です。(主催団体は、中国政府教育部 孔子学院总部/国家汉办)」※HSKホームページより引用。とあるように、公的に中国語の運営能力を認められたのが酒井さんなのです。なぜそこまで中国語に魅せられたのか、酒井さんをインタービューしました。
水泳に明け暮れた小中高時代
インタビューをするのに事務室まで出向いてもらったのですが、初見の印象はかなり体格のよさが目を引きます。それもそのはずで、酒井さんは幼稚園の頃から水泳をはじめられたそうです。小学校三年生からは本格的に競技水泳をはじめ、種目はバタフライ100~200mを専門に競技をされ、中学時代は全国中学体育大会への出場、高校時代はスポーツの名門高校に進学し、インターハイへの出場を果たします。中高時代は水泳に明け暮れる日々で、水泳のこと以外考えられなかったそうです。
その実績であれば大学もスポーツ推薦で入学できたのでは?と尋ねると「確かに推薦してくれる大学はありましたけど、水泳はインターハイで満足している自分がいました。大学生活をスポーツに費やすのは何か違うかなと思いました。」
現地で知った市民感覚、価値観
留学に当たり現地の情勢は気になるもので、日本からの中国へのイメージは全てが良いものとは限らないので、現地での日本の印象について尋ねると、「中国人の市民レベルでは政治と個人は区別ができているようで、日本のアニメや、芸能人の話などもよく会話に登場しました。また、意外だったのが、中国では個々の存在を大事にしてくれて、イメージしていた一括りで扱われるようなことはありませんでした。そのため何も警戒することはありませんでしたよ。」とのことでした。そして、1回目の渡航で実現できなかったキャッシュレス生活も実現でき、留学生活は楽しいものだったそうです。留学期間はあっという間に過ぎて2020年1月に帰国されました。
中国人民大学
帰国後の資格取得
帰国し、ますます中国語に魅せられた酒井さん、検定の本格的な受験を開始されます。「検定は2年生後期から3級をうけはじめたました。実は留学中にも試験を受けていて、2回目で5級、そして帰国して8月に受けた3回目の試験で6級を取得しました。」留学での学びが酒井さんの資格取得を順調にさせたことを感じさせます。その後も、HSKKという中国語のスピ―キングの試験も最上位資格である「高級」に合格されたそうです。
大学院進学を目指すことに
約3年で中国語をマスターしたといっても過言ではない酒井さんは、益々に中国語そして、中国を知りたいという探求心を持たれたようです。「1年間の留学で中国をどこまで知れたのか?と自問すれば日常会話が上達するくらいだったと思います。もっと中国語を活用したいし、もっと学問を深めたい。という思いを持つようになりした。」そのため、今は中国の大学での大学院進学を目指して勉強されているそうです。
最後にメッセージを「留学中の行動一つひとつが成長の分岐である」
龍谷大学の後輩にメッセージをお願いしました。「人民大学にきている日本人は自分以外にもたくさんいました。大学と寮の往復だけで何もしない人も多かったように思います。授業が終わって寮に戻り寝ているだけ、カフェで勉強している人もいました。それは日本人だけではなかったですね。留学生がどう動くは人によって違います。自分は現地の方とたくさん会うよう心がけていました。またそのための目標設定もしていました。」また、留学していなくても、と続けて「何も急ぐ必要はないけど、大学生活をもったいない使い方をしていると感じたら、今しかできないことを考えて欲しい。そして、思いついた時に行動してほしい。」と頂きました。
大学での中国語の出会いが、酒井さんもこのようなご縁に繋がるとは思っていなかったでしょう。しかしそれは本人の気持ちの強さ、そして行動に移す努力が導いた結果にも見えました。今後の酒井さんの活躍を期待せずにはいられません。
以上