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【本件のポイント】
・京都市、田中宮市営住宅自治会、龍谷大学が連携し、公営住宅の空き住戸に学生が入居する事業が2019年4月からスタート
・同事業の一環として、まちづくりに興味のある龍谷大学学生を対象に、現役市職員が業務経験や仕事観を語る

【本件の概要】
 龍谷大学は、京都市、田中宮市営住宅自治会と連携し、龍谷大学の学生が市営住宅に暮らしながら自治会活動にも参加することで、コミュニティ活性化の取り組みを行う事業「3L APARTMENTプロジェクト@田中宮協議会」を2019年4月から展開しています。
 この度、本学が参画する同プロジェクトの運営協議会が主催し、京都市職員の方による公開出前講座を開催いたします。この講座は、まちづくりに興味のある学生を対象に,現役の市職員が業務経験や仕事観を語ることで、公務員としてまちづくりの現場で働くことについて学生がイメージを持ち、キャリア形成の一助とするためのものです。


1 日 時   令和元年12月13日(金)
        第1部 午後4時45分~午後6時20分
        第2部 午後7時~午後9時
 
2 場 所   第1部  龍谷大学深草キャンパス22号館107教室
        第2部  田中宮市営住宅1棟101号室    

3 主な内容
第1部 パネラーが各テーブルに分かれ、テーマに沿って学生とフリートーク
 ・「創造」でなく「想像」~しゃべれる公務員が世界を救う~
 ・入って初めてわかった,公務員だからできること
 ・「私,失敗しませんから」京都市の行政マンX
 ・イメージを蹴っ飛ばせ!女性公務員10年目のあれこれ
第2部 会場を、本学から学生が暮らしながら団地の自治会活動に参加している田中宮市営住宅に移し、更にざっくばらんなトークを展開

4 参加資格  龍谷大学の在学生で、就職先として公務員を検討している学生
       ※詳細は別紙チラシ参照

問い合わせ先 : 龍谷エクステンションセンター 野澤  Tel 075-645-2098


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2019年11月7日、龍谷大学法学部「少年法」公開講義『ヨーロッパ犯罪学の旅(ドイツ)』が龍谷大学深草キャンパス21号館にて行われました。
【EVENT概要>>】https://www.ryukoku.ac.jp/nc/event/entry-4337.html

「少年法」は、石塚伸一教授 (本学法学部、犯罪学研究センター長)が講師を務めています。今回は特別講師として、フリーダー・デュンケル氏(元欧州犯罪学会会長、ドイツ・グライフスバルト大学名誉教授)をお招きし、欧州における少年司法をテーマに講演していただきました。


石塚伸一教授 (本学法学部、犯罪学研究センター長)

石塚伸一教授 (本学法学部、犯罪学研究センター長)

日本は法改正に伴い、2022年に成人年齢が20歳から18歳に変更されます。一方で、少年法の適用年齢も18歳未満に引き下げるかどうかは今なお議論が続いています。

はじめに、デュンケル氏は少年司法における基本思想と原則について説明しました。少年非行における社会的コントロールは様々な形式で発展してきました。デュンケル氏は「近年では、デュープロセス(*1)が重要とされているが、非適正的な手続きも必要だ」と主張。基本原則として「刑罰ではなく教育」「最小限度の介入」「修復的正義(*2)」「刑事手続きは最終手段」の4つを上げ、それに基づいた各国の少年司法の新しい動きを紹介しました。
少年司法制度改革の流れとして、1960年代および1970年代に4D政策(*3)が提唱されました。その後1970年代末から1980年代は「少年司法の黄金期」と呼ばれ、子どもの教育について色々な政策が講じられ、少年司法の基本原則が具現化された時代とされています。しかし、1980年代から1990年代にかけて政策は厳罰化の方向に進み、4R主義(*4)が登場します。21世紀には新自由主義が登場し、少年司法の多様な方向性を提示。子どもには制裁を科すべきではないという考えから、西欧を中心に「子どもの権利に関する条約」等が作られ、少年に対する法的な権利保障が重視されるようになりました。そして1990年代以降、中欧及び東欧では欧州評議会が原動力になり、東・西欧における少年の人権、及び手続的権利の保障が強化されます。2000年代半ば以降には、基本原則の考えが確立していきました。


フリーダー・デュンケル氏(元欧州犯罪学会会長、ドイツ・グライフスバルト大学名誉教授)

フリーダー・デュンケル氏(元欧州犯罪学会会長、ドイツ・グライフスバルト大学名誉教授)


つぎに、デュンケル氏は少年司法と適用年齢上限の概観を説明しました(表1参照)。


※この表はデュンケル氏の発表資料より一部抜粋して作成


現在の日本では、刑事責任年齢は14歳以上、少年法の適用年齢は20歳未満とされており、これを18歳未満に引き下げるかどうかが論点となっています。また各国の適用年齢を見てみると、ドイツの刑事責任年齢は14歳以上、少年法は18歳から21歳未満に適用されます。クロアチアも同じく刑事責任年齢は14歳以上、18歳から20歳の場合は少年法上の教育措置がなされます。ロシアの刑事責任年齢は一定の重大犯罪については14歳以上、その他は16歳以上とされており、19歳まで少年刑法上の教育的措置が適用されますが、成人刑法の適用は18歳以上となっています。イングランド/ウェールズは刑事責任年齢が10歳以上と若く、18歳から20歳の若年成人と呼ばれる少年は量刑ガイドラインにおいて特別な減刑がなされます。デュンケル氏は各国を比較して、「社会学的変化、発達心理学及び神経科学の観点、犯罪学上のエビデンスから大人への移行期間が長期化していることは明らかだ。少年司法は若年成人と呼ばれる18歳から21歳の適用範囲から、21歳から25歳の成人にまでその適用範囲を拡大すべきだ」と述べました。

近年の大脳生理学の知見では、身体は14歳まで、知能は19歳まで、そして人格は20代になって成熟するとされています。しかし、計画をしたり衝動を制御するといった脳の高度な機能は20代半ばになって成熟することが明らかになっています。



さいごに、少年司法制度の展望として、デュンケル氏は「欧州評議会とEUは、刑事手続きにおける少年に対する法的な権利保障を向上させることを強調している。欧州は、少年司法を21歳、あるいはそれ以上の若年者にまで対象を拡大している。日本で議論になっている、少年法の適用年齢を、民法の成人年齢引き下げと統一するかという問題は、人は25歳前後で脳が成熟するという神経科学上のエビデンスに基づき、完全な刑事責任を21歳あるいは25歳といった、より成長した段階で取らせた方が合理的ではないか」とまとめ、講演を終えました。今回の特別講義は学生達にとって、欧州の少年司法制度や科学的観点を踏まえ、日本の適用年齢引き下げについて改めて考える良い機会となりました。

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【補注】
*1 デュープロセス:
法に基づいた適正な手続きのこと。
*2 修復的正義:
当事者同士の対話を通して、関係を修復していくこと。
*3 4D政策:
1960年代から1970年代に提唱された政策。刑事手続きからそらすこと(Diversion)・非犯罪化(Decriminalization)・脱施設化(Deinstitutionalozation)・デュープロセス(Due process)の4つの頭文字を取って付けられた。
*4 4R主義:
1980年代半ばから1990年代に登場。賠償(Restitution)・修復的正義(Restorative justice)・責任(Responsibility)の追及・応報(Restribution)の4つの頭文字を取って付けられた。


駆除されたシカやイノシシをジビエとして活かすための加工・流通会社を設立準備中の政策学部学生、笠井大輝さん、江口和さん、山本海都さんの3名が、京都新聞(2019年11月20日)に掲載されました。
獣害の被害を受ける住民の被害と、捕獲処分された動物の命。導き出した答えは、命を無駄にしない。1月下旬操業、ハラル認証も取得予定です。是非ご一読ください。



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駆除されたシカやイノシシをジビエとして活かすための加工・流通会社を設立準備中の政策学部学生、笠井大輝さん、江口和さん、山本海都さんの3名が、京都新聞(2019年11月20日)に掲載されました。
獣害の被害を受ける住民の被害と、捕獲処分された動物の命。導き出した答えは、命を無駄にしない。1月下旬操業、ハラル認証も取得予定です。是非ご一読ください。

Three students from the Faculty of Policy, Daiki Kasai, Kazu Eguchi, and Kaito Yamamoto, are preparing to establish a processing and distribution company to make use of the deer and wild boars.
The damage of the inhabitants by animal and the lives of the captured animals. The answer that they derived is “We will not waste animal’s life.” It is scheduled to establish the company in late of January, acquire halal certification.



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「仏教SDGs」、まごころある人が育つキャンパスづくり、をテーマに11月27日に深草で「共生のキャンパスづくり」シンポジウムを同時開催しました。総勢120名を超える参加があり、盛況のうちに終了しました。

 第1部の深草キャンパスで行われた入澤学長による講演会テーマは、『仏教SDGsと自省利他 -学生が光り輝く大学へ-』。
16歳の環境活動家グレタ・トゥーンベリさんの主張や本学ボランティア・NPO活動センターの学生たちの活動、カフェ樹林での活動から始まった「革靴をはいた猫」の取組等を取り上げながら、自省利他の精神でSDGsの「誰一人取り残さない」ために、私たちは社会に目を見開いていくこと、他者との関係性に重きを置き、一人ひとりが「行動」や「意識」を変えていくことの大切さを話いただきました。


入澤学長の講演

 第1部の深草キャンパスで行われた入澤学長による講演会テーマは、『仏教SDGsと自省利他 -学生が光り輝く大学へ-』。
16歳の環境活動家グレタ・トゥーンベリさんの主張や本学ボランティア・NPO活動センターの学生たちの活動、カフェ樹林での活動から始まった「革靴をはいた猫」の取組等を取り上げながら、自省利他の精神でSDGsの「誰一人取り残さない」ために、私たちは社会に目を見開いていくこと、他者との関係性に重きを置き、一人ひとりが「行動」や「意識」を変えていくことの大切さを話いただきました。


フロアからの質問に答えられる入澤学長

 第2部では、報告やパネルディスカッションを実施。フロアからの活発な意見交換や質問がありました。

報告① 繋がっていく共生キャンパス 経営学部 岡村 勇輝
報告② “友に生きる”~支援をこえた関係性~ 社会学部 清水 瞭、河村 啓
報告③「与え、分かち合う存在へ 〜カフェ樹林からの若者達の挑戦〜」
    株式会社 革靴をはいた猫 社長 魚見 航大氏  (政策学部卒業生)
報告④「『共生』のキャンパス・ビジョン~学生、教員、職員一人ひとりが
担い手となることができるために~」(仮称)中間報告
報告者:龍谷大学 障がい学生支援に関するビジョン・ワーキング・グループ
    代表 林 美輝(文学部 教授)


報告者とコーディネーターによるパネルディスカッション

 1部と2部の休憩時間に、本学手話サークルLEMONによる手話発表やボランティア・NPO活動センターの学生による展示物の紹介、障がい学生支援支援室(大宮)の紹介を行いました。
今回、初の試みとして、シンポジウム会場外に、展示コーナーを設けました。

【展示コーナー参加団体】
京都大学 高等教育アクセシビリティプラットフォーム
龍谷大学宗教部、管理課、キャリアセンター、ボランティア・NPO活動センター、RECエクステンションセンター、保健管理センター(こころの相談室)、障がい学生支援室


最新の支援機器等の展示コーナー


ボランティア・NPO活動センターの学生たちの展示コーナー


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