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2018年12月10日、日産自動車前会長のカルロス・ゴーン、前代表取締役のグレッグ・ケリー両被疑者が起訴・再逮捕された件に関して、海外メディアからは日本の刑事手続きを疑問視する声が多数挙がっています。
この秋より1年間、国外(フランス)での研究に取り組まれている赤池 一将(本学法学部教授・犯罪学研究センター 教育部門長・司法福祉ユニット長)が、時事通信社 パリ支局の取材を受けました。

【『時事ドットコムニュース』web記事】*期間限定で閲覧できます
「日本の刑事手続きに批判集中=ゴーン容疑者再逮捕で-仏メディア」
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018121000635&g=soc

2018年12月10日付の記事では、「日本の刑事手続きに批判集中」というタイトルが掲げられ、ゴーン氏が会長を務める自動車大手ルノーの拠点であるフランスでは、勾留長期化のほか、取り調べに弁護人が同席できないなど、フランスと異なる日本の刑事手続きへの批判が強まっていると報じています。

▼記事のポイント:
・フランスのメディアでは、日本の刑事手続き*1に関して「異質で人権軽視」ととらえる報道が目立つ。
・加えて、罪状およびその認否に関して公式に説明を避け、内向きとも取られるような対応を示す東京地検特捜部にも批判が強い。
・一方、フランスでは、全地球測位システム(GPS)端末で被疑者を監視しながら在宅捜査が可能で、保釈するケースも少なくない。

*1…日本では、検察官が被疑者を逮捕し、裁判所に認められると最大20日間勾留し、再逮捕後も20日間の勾留が可能となる。

*以下、記事より赤池教授によるコメント箇所を紹介します。
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龍谷大の赤池一将教授(刑事法)は「仏メディアは両国の制度の違いを理解した上で、弁護権が制限される日本の刑事手続きを批判している」と指摘。「人権は国にかかわらず普遍的であるべきだ。日本の刑事制度を振り返る機会にしなければならない」と解説した。
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赤池 一将(本学法学部教授・犯罪学研究センター 教育部門長)

赤池 一将(本学法学部教授・犯罪学研究センター 教育部門長)


また、赤池教授は、フランスの日刊紙『Libération(リベラシオン)』の2018年12月1日付紙面(11月30日電子版)にて、「カルロス・ゴーンはいつまで日本で留置されるのか?(Combien de temps Carlos Ghosn peut-il rester en garde à vue au Japon ?)」というタイトルで、同様のインタビューを受けています。

【『Libération(リベラシオン)』web記事はこちら】*仏語
https://www.liberation.fr/planete/2018/11/30/combien-de-temps-carlos-ghosn-peut-il-rester-en-garde-a-vue-au-japon_1695266?fbclid=IwAR0bU4P1zfE8bSTi-E6V00Iwgwf91s8LLrgLuc4aQaSLaHUym52s3VlgUhY


*以下、記事より赤池教授によるコメント要旨を紹介します。
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長期の勾留期間中、フランスとは異なり、弁護士の立会いもない検察官による取調べが継続され、家族との面会さえ制限される日本の状況は問題です。この点を隠して、フランスの論調には誤解があるとする識者の見解が、日本の制度を悪く言いたくないメディアで流布されていますが、フランスのすべてのメディアが、未決勾留(détention provisoire)という言葉ではなく、警察留置 (garde à vue)という言葉を用いたのは、日本の捜査手続きにおける弁護権の現状をよく理解してのことである。
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事件が起きたとき、私たちが見聞きするマスコミの報道は、その一側面しか報じていない場合がある点を見逃してはなりません。弁護士の立会いのない取調べを長期の勾留を利用し、被疑者を外界から遮断して延々と行う日本の検察実務は国際的に批判されていますが、日本で大々的に報じられる事はほとんど無いのです。
今回のコメントは、人権に立脚した法のあり方が問われるいま、日本の刑事手続の問題点を国際水準に照らし合わせて考える上で示唆に富むものです。


龍谷大学 犯罪学研究センター(Criminology Research Center)では、今後も多様な研究活動を通じて、犯罪予防と対人支援を基軸とする「龍谷・犯罪学」を構築し、日本国内だけでなく、広く世界に海外にアピールしていきます。



「社会共生実習」では、社会で活躍できる力を養います!

 「社会共生実習」とは、社会学部の所属教員が現代社会に即したオリジナルのプロジェクトを提供する、社会学部の中核科目です。
 2年目となる今年度は、子どもの貧困問題に関する体験学習プロジェクトや地域防災に携わるプロジェクトなど、1年目に提供されたプロジェクトのうち5つが継続して開講され、学生たちはより深く学ぶことができました。
 今回の展示会では、各プロジェクトを2018年4月から受講している学生が、1年間の成果をポスターにまとめて報告させていただきます。
 現代社会が直面するさまざまな課題や問題を知っていただき、少しでも考えていただけるような機会となりますよう、多くの方のご参加をお待ちしております。

開催日時:2019年1月15~21日(平日12:35~13:35昼休み)
開催場所:龍谷大学瀬田キャンパス 6号館1階 廊下
参加費:無料
対象:学内外問わず現代社会の課題や問題に関心のある方
関連情報:
2019年度「社会共生実習」の事前登録が始まります。社会学部の2016年度以降入学生がエントリーできます!詳しくは【こちら】をご覧ください。

--【 お問い合わせ先 】--------------
社会共生実習支援室 6号館1階106号室
TEL: 077-544-7230 / E-mail: co-ex@ad.ryukoku.ac.jp
開室時間: 月、水~金:9:00~17:30、火:10:45~17:30
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Ryukoku Criminology in English

Ryukoku Criminology in English

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Place: 1st Floor at Shishinkan in Ryukoku University(Fukakusa Campus)
Address: 67 Tsukamoto-cho,Fukakusa,Fushimi-ku,Kyoto 612-8577
Access: https://www.ryukoku.ac.jp/english2/about/access/fukakusa.html
The station nearest to the site:
- Kuinabashi Station (on the Kyoto Municipal Subway Karasuma Line)
- Fukakusa Station (on the Keihan Main Line)
Google Map: https://goo.gl/maps/iCPZjHbUXc32
*Everyone can participate in the lectures for free.
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[Please apply from the form below.]
>>The application form of Ryukoku Criminology in English

Japan is one of the most safe and secure countries in the world. We are creating a Japanese and English curriculum based on the results of research conducted by the Criminology Research Center (CrimRC) and will disseminate it within and outside Japan.
A key challenge is to construct an educational program of Japanese Criminology, whilst also meeting the needs of foreign students who would benefit from learning about law, society and culture in Japan.

In this fall, we have organized a series of trial classes of Japanese Criminology in which we shall first provide a lecture entitled “Criminology in Asia” by Prof. Dr. Setsuo MIYAZAWA, President of Asian Criminological Society (ACS), followed by a variety of information and knowledge concerning criminal statistics, victim surveys, drug policy, the penal system and criminal justice (police, prosecution, trials, corrections and rehabilitation). Attendance is possible at these classes, and we encourage both foreign and Japanese students to participate.

Ryukoku University will host the Asian Criminological Society Conference in the fall of 2020.


Coordinator: Shinichi Ishizuka (Director of Criminology Research Center / Professor of the Faculty of Law at Ryukoku University)

[Commemorative Lecture]
Nov 3rd (Sat) <2 lectures (13:15-14:45/15:00-16:30)>
Setsuo Miyazawa (Guest Researcher of Criminology Research Center / Senior Visiting Professor of Law at University of California Hastings College of the Law / Professor Emeritus at Kobe University / Adjunct Professor at Temple University Japan)
“Criminology in Asia: Decolonization, Asianization, Southernization, or What Else?”

[Lectures]
Oct 13rd (Sat) <2 lectures (13:15-14:45/15:00-16:30)>
Koichi Hamai (International Department Head of Criminology Research Center / Professor of the Faculty of Law at Ryukoku University)
“Criminal statistics in Japan Ⅰ(crime and the police)”
“Criminal statistics in Japan Ⅱ(punishment and prison)”

Oct 27th (Sat) <2 lectures (13:15-14:45/15:00-16:30)>
Masahiro Tsushima (Research Department Head of Criminology Research Center / Professor of the Faculty of Sociology at Ryukoku University)
“What is the crime victimization survey? -in the case of the survey on violence against women in Japan.”

Nov 10th (Sat) <2 lectures (13:15-14:45/15:00-16:30)>
David Brewster (Postdoctoral Researcher of Criminology Research Center)
“Illegal Drug Use and its Control in Japan”

Dec 15th (Sat) <2 lectures (13:15-14:45/15:00-16:30)>
Mari Hirayama (Professor of the Faculty of Law at Hakuoh University)
“Lay Participation in Criminal Trials in Japan (1) -Do you want to be a lay judge?”
“Lay Participation in Criminal Trials in Japan (2)-Issues, Significance and Challenge for the Future”

Dec 22nd (Sat) <2 lectures (13:15-14:45/15:00-16:30)>
Kana Sasakura (Guest Researcher of Criminology Research Center / Professor of the Faculty of Law at Konan University)
“Criminal justice system ran by prosecutors? -Some peculiar features of the Japanese system and its “reforms””

Jan 12th (Sat) <2 lectures (13:15-14:45/15:00-16:30)>
Mai Sato (Visiting Researcher of Criminology Research Center / Associate Professor of School of Law at University of Reading)
“Public attitudes towards the death penalty in Japan”
“Situating death penalty support within an international context”

Jan 26th (Sat) <1 lectures (13:15-14:45)>
Shinichi Ishizuka ((Director of Criminology Research Center / Professor of the Faculty of Law at Ryukoku University)
“Corrections and Rehabilitation in Japan”

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[Please apply from the form below.]
>>The application form of Ryukoku Criminology in English

Contact:
Criminology Research Center in Ryukoku University
[E-mail] crimrc2016@ad.ryukoku.ac.jp
[URL] https://crimrc.ryukoku.ac.jp/


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[Flyer] Ryukoku Criminology in English


本学社会学部の学生が手がけた短編ドキュメンタリー作品が12月1日から14日まで東京・新宿のK’s Cinemaで開催されたの「東京ドキュメンタリー映画祭」(入場料有料)において、全国から集まった応募作品の中から審査を通過し、12月11日に同劇場で上映されました。

作品名:『タヌキの里のヒミツ』(2017年/16分/カラー/日本)
監督:川口宗一郎・山田大貴(社会学部コミュニティマネジメント学科2017年度卒業生)

内容:タヌキの置物として知られる、滋賀県信楽町。この町にはある歴史が隠されていた。時は72年前まで遡る。そこで作られていたものは、信楽焼から想像もつかないものだった。私たちは、その謎を解き明かすべく、当時のことを知る証言者への取材を試みた。そこで私たちが見つめた様々な人々の「記憶」とは…。

 本作品は、両監督が在学中に社会学部コミュニティマネジメント学科の正科目「コミュニティマネジメント実習」短編ドキュメンタリー上映会プロジェクト(松本章伸担当)において制作した初めての作品です。
<作品上映歴>
・京都シネマ(2017年12月)
・福岡インディペンデント映画祭(2017年9月)
・おおぶショートフィルムフェスティバル2018
・第16回中之島映画祭一般公開(2018年3月)
・NHK総合「おはよう関西」(2018年3月)
・「地方の時代」映像祭2018 二次審査通過(2018年12月)

本映画祭はドキュメンタリー専門誌『neoneo』が主催するもので、ドキュメンタリー映画監督・原一男をはじめ多くの著名監督の作品も上映されました。上映当日はあいにくの雨にも関わらず、ほぼ満席。客席には沢山の方々が来場くださり、キャンパスある滋賀県で生まれた物語を東京で観ていただくことができました。

上映後、山田大貴監督は舞台挨拶で、「大学四年間の集大成として制作した初作品が、本映画祭に招待してもらえて光栄です。今年四月から社会人として働いていますが、取材活動のプロセスにおいて経験した「学び」と「喜び」は、今の自分の糧となっています。映像作品を通じで今日この場で皆さんとお目にかかることができて大変光栄であると共に、改めて想いを届ける事ができる映像の魅力を実感しています」と語りました。

東京ドキュメンタリー映画祭2018公式ホームページ 


舞台挨拶の様子


会場の様子



 2018年4月より大宮学舎東黌にラーニングコモンズが設置され、学生や教員との相互交流を含めた多様な学びの形が可能になりました。そこでお昼休みを利用して龍谷大学内外の研究者をお招きし、最先端の研究内容をわかりやすくお話ししていただくカフェイベントとして、文学部コモンズカフェを開催致しました。
 第2回文学部コモンズカフェは、2018年12月18日(火)12:25~13:05に、哲学科哲学専攻 山口 雅広 専任講師より、「美を知ることにはどのような意味があるのか?」と題して開催されました。定員を超える人数となり、サンドイッチを食べながら、普段の講義とはすこし違った気楽な楽しい学びの場となりました。

 おわりに、美の根本問題として、今回のテーマである「美を知ることにはどのような意味があるのか?」について、二つの哲学的な回答例があげられました。
 (プラトン)<美そのもの>を見られれば、最善の生き方を送れるようになる。
 (ショーベンハウアー)芸術、特に音楽が提示する美に共鳴できれば、この世の苦しみから解放される。
 
 美については、哲学のみならず仏教や文学等においても興味深いテーマであり、多くの意見や質問が活発になされ、新たな「知」の発見ができました。

 アンケートでは、「継続して欲しい」という多くの声をいただきましたので、来年度もラーニングコモンズを活用したさまざまな企画を考えてまいります。
 
 日 時:2018年12月18日(火)12:25~13:05
 会 場:龍谷大学大宮学舎 東黌2階ラーニングコモンズ
 講 師:哲学科哲学専攻 山口雅広 専任講師
 テーマ:「美を知ることにはどのような意味があるのか?」
 対 象:文学部生、文学部教職員
 定 員:20名


GUST 山口雅広先生(哲学科哲学専攻専任講師)


司会 野呂靖先生(仏教学科准教授:広報主任)




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