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南華大学が主催する「2018年佛光山大学学長フォーラム」(11/1~11/4)に欧米、中国、日本、韓国、タイ、スリランカなど17ヶ国から49の大学より116名の学長、研究者が参加しました。

今回のフォーラムは、「大学の経営と国際交流」、「佛教の実践教育と現代生活」、「大学生の道徳教育」などのテーマを掲げ、各国からの仏教系大学に交流の場を提供しました。

11月2日(金)入澤学長が、「龍谷大学が育成する利他的人間」と題して発表しました。



農場がある田上学区牧町自治会の要望により、地域住民との交流を深める機会として
「牧町地域農業講座」が7月~11月にかけて実施されました。

第1回(7月14日実施):「美味しい野菜作り(土壌作りの大切さ)」
           講師:吉村 大輔 実験・実習助手(資源生物科学科・土壌医)
第2回(9月8日実施):「果樹栽培の心得」
           講師:吉良 徹 実験・実習助手(植物生命科学科)
第3回(11月10日実施):「一からの米づくり」
           講師:妹尾 拓司 実験・実習助手(資源生物科学科)

第1回目の「美味しい野菜作り」では土壌に必要な3大元素など基礎的な知識から実践に役立つ理論が講義され、最後にテストも行われました。
第2回目の「果樹栽培の心得」では一般家庭において家庭菜園を満足するための秘訣が伝授され、第3回目の「一からの米づくり」では食味実験(お米の食べ比べ)などがおこなわれる等、参加者が楽しみながら学べる講座が行われ、毎回の講座に約30人の地域住民や農協の関係者などが参加し、大変盛況な講座となりました。

本学部では今後もこのように地域住民と交流を深める取り組みを推進してまいります。




全国各地の地域に根ざしたドキュメンタリー映像作品を顕彰する「第38回『地方の時代』映像祭2018」(主催:吹田市、関西大学、日本放送協会、日本民間放送連盟、日本ケーブルテレビ連盟)において、本学「社会学部松本章伸実習生」が制作したドキュメンタリー作品が、「市民・学生・自治体部門」で優秀賞(部門内トップの賞)を受賞しました。

作品名: 『亡き人への手紙〜流せない想い〜』(2017年/14分/カラー/日本)
ディレクター: 関 勇斗、飛永 柊哉(社会学部コミュニティマネジメント学科学科3年)
プロデューサー: 松本 章伸
内容: 東日本大震災から6年半、私たちは被災地へとカメラ片手に向かった。行き場のない手紙が流れ着く不思議な場所。そこには私たちの知らない被災地の現状があった。

松本章伸実習生の作品『亡き人への手紙〜流せない想い〜』は、本映像祭受賞に留まらず、これまでも龍谷大学×毎日放送連携事業「映像コンテスト2017」総合グランプリ受賞(5分版)、「コミュニティの“め”短編ドキュメンタリー上映会」(京都シネマ)、「福岡インディペンデント映画祭2018」招待作品、NHK大阪放送局『おはよう関西』(4分30秒版)で放映されるなど、形を変えて様々な方々の目に触れる機会を得てきました。

なお本作品は、龍谷大学社会学部コミュニティマネジメント学科の正科目「2017年度コミュニティマネジメント実習-短編ドキュメンタリー作品上映会プロジェクト-」(担当:松本章伸)で、自らが題材を見つけ、取材・撮影・編集を経て完成させた処女作です。また制作にあたり、龍谷大学学修支援・教育開発センター「2016年度自己応募研究プロジェクト:ドキュメンタリー映像における、メディア・リテラシー教育教材開発」(研究代表:松本章伸)で開発した教材を用いて制作活動を行いました。

また、今年度の映像コンテストについては、現在募集中です。過去の作品を公開しています。以下より、ご覧ください。

 ・映像コンテスト2018 募集開始について
 ・「映像コンテスト」の過去の応募作品を公開①
 ・「映像コンテスト」の過去の応募作品を公開②
 ・「映像コンテスト」の過去の応募作品を公開③




「第38回『地方の時代』映像祭2018」ホームページ https://www.chihounojidai.jp/guide/index.html


 11月11日(日)、『南区民ふれあいまつり』が東寺境内で行われ、ボランティア・NPO活動センター学生スタッフ22名、その他の学生10名の合計32名の龍大生がブース運営に参加しました。

 このまつりは「ひととまち、交流とふれあいでまちづくりを!」をスローガンに、地域住民相互の町に対する愛着意識を高め、交流とふれあいを深めることを目的として開催されており、毎年たくさんの人で賑わいます。
 先日の『深草ふれあいプラザ』同様、センターの学生スタッフが同じ龍大生にボランティア活動の楽しさを知るきっかけにしてもらおうと、ブース参画させていただき今年で4年目になります。こちらも例年よりも多くの申し込みがありました。

 学生たちは「ちびっこひろば」というコーナーで、紙皿を使った水族館づくりと輪投げで子どもたちに楽しんでもらうブースを出展しました。小さな子どもでも楽しめるように、学生スタッフが一つ一つ下準備をして、簡単にできるように工夫しました。来場した子どもたちは、輪投げで一喜一憂している様子や、出来上がった紙皿水族館を嬉しそうに持ち帰る様子が見られました。
 また、ボランティア参加した学生の中には「深草ふれあいプラザで楽しかったから、また活動したいと思った」という留学生も含むリピーターも数名いたので、企画準備をした学生スタッフたちはとても喜んでいました。

 ボランティア・NPO活動センターは龍大生のみなさんにボランティア活動の一歩を踏み出してもらえるよう、一年を通じて様々なボランティアプログラムを提供しており、学生スタッフ主導のボランティア企画もそのうちの一つです。
 龍大生のみなさん、学生スタッフのボランティア企画に次はぜひ参加してみてください!

【学生スタッフの声】
 天候にも恵まれ、約1,100人の子どもたちとふれあうことができました。昨年より多くの申込者があり、活気あるボランティアとなりました。当日初めて顔を合わせる人もたくさんいた中、ブースの運営をスムーズに行えたことはとても良かったです。
 紙皿水族館は好評で予定よりもすぐに無くなり、子どもたちだけでなく保護者の方たちにも評判だったことも嬉しかったです。輪投げコーナーも準備していたお菓子がすべてなくなるほど、たくさんの子どもたちに来てもらいました。
 また、参加してくれた龍大生からも、「もっとボランティアをしたい」などの声を聞くことができたので、ボランティアの楽しさに気づいてもらえたのではないかと思っています。


輪投げブースの様子


こどもたちの長蛇の列ができています


輪投げの成功回数に応じてお菓子をプレゼント


紙皿水族館のブースも大賑わい


深草ふれあいプラザに続いて参加した留学生


龍谷大学 犯罪学研究センターは、犯罪予防と対人支援を基軸とする「龍谷・犯罪学」を構築し、日本国内だけでなく、広く世界にアピールしていくことを目標に掲げています。
このたび、現在までの研究成果を踏まえて英語でのトライアル授業を10月13日(土)より8日程(全15コマ)にわたって開催しています。
この授業は、欧米諸国では「犯罪学部」として学問分野が確立されている領域を、世界で最も安心・安全とされる日本社会の中で独自に捉え直す試みで、新たなグローバル・スタンダードとしての「龍谷・犯罪学」を目指して、全回英語で実施しています。
龍谷犯罪学セミナー(Ryukoku Criminology in English)【>>実施詳細】

2018年10月27日(土)、本学深草学舎至心館1階にて、第2回「Ryukoku Criminology in English –Let’s study the Criminal Justice System in the secure and safe society-」を開催しました。講師は本学社会学部の津島昌弘教授、テーマは「What is the crime victimization survey? The case of the survey on violence against women in Japan.」でした。講習では、犯罪被害調査の意義とともに、津島教授らが実施した日本の女性に対する暴力に関する調査の概要が紹介されました。

基本情報:
Ryukoku Criminology in English –Let’s study the Criminal Justice System in the secure and safe society-
Oct 27th (Sat) <2 lectures (13:15-14:45/15:00-16:30)>
Masahiro Tsushima (Research Department Head of Criminology Research Center / Professor of the Faculty of Sociology at Ryukoku University)
“What is the crime victimization survey? The case of the survey on violence against women in Japan.”


津島 昌弘 本学社会学部教授、犯罪学研究センター 研究部門長・「犯罪社会学・意識調査」ユニット長

津島 昌弘 本学社会学部教授、犯罪学研究センター 研究部門長・「犯罪社会学・意識調査」ユニット長

まず、社会調査についての基本的な説明がなされました。社会学では、設問からなる調査票をもちいた標本(サンプル)調査やインタビュー調査、フィールドワークなどの手法をもちいて、人々や社会について理解し、それを政策や制度設計などに生かす取り組みが行われています。今回のテーマである犯罪被害調査は、標本調査にもとづいて行われています。標本調査では、調査対象の母集団のなかから偏りなく標本を選び出します。これを無作為抽出と言い、標本が母集団の「縮図」となることを保証します。そして、得られた標本データを分析し、その結果から元の母集団の特性を推定します。

つぎに、犯罪被害調査についての説明がなされました。犯罪被害調査とは、どのくらい犯罪が発生しているのかを明らかにする調査です。警察庁が毎年編さんして公開する警察(業務)統計では、通報されなかった犯罪など警察によって把握されていない犯罪の数(暗数)は反映されていません。しかし、犯罪被害調査では、調査票をもちいて暗数をふくめた犯罪被害の情報を得ることで、より実態に近い犯罪発生数を把握することが目指されます。国際犯罪被害実態調査(International Crime Victimization Survey)には2000年より日本も参加しており、4年ごとに法務省の法務総合研究所によって日本における犯罪被害調査が行われています。この調査は、統一した内容の調査票をもちいることで、国際比較の基礎資料を提供していますが、女性の暴力被害に特化した調査ではなく、暴力被害に関してかなり簡略化された設問となっています。

そこで津島教授らは、欧州基本人権庁によって2012年に実施された「欧州における女性の幸福と安全に関する調査」(EU調査)にならい、日本においてEU調査と同一の調査を行いました。暴力被害の細部を問うこの調査には、調査対象者に対する特別な配慮が必要となることから、調査員には調査を行う前にセミナー(調査の趣旨、調査の実際のやり方や注意点などを学ぶ研修)を1日受講してもらうなど、十分な体制をとりました。そして、人を対象とする研究に関する学内の倫理審査を経て、2016年に調査を実施しました。
調査対象者は、関西地方に住む18歳~74歳の女性のなかから、層化二段無作為抽出法をもちいて選びました。調査は、調査員が調査対象者宅を訪問して、コンピューター支援による面接調査によって、2016年10月1日から12月4日まで行われました。2448名の調査対象者のうち、741名から回答を得ることができました(回答率30.3%)。
調査の結果、日本の女性の6人に1人が暴力被害を経験していることが明らかになりました。これはヨーロッパの女性の割合(3人に1人)より低く、警察統計をもちいた国際比較研究の結果とも一致します。また日本では、パートナーから暴力を受けたことがあると回答した53人の女性のうち、被害を警察に通報した人は一人もいない、ということがわかりました(EU調査では14%が通報していました)。パートナーでない人からの暴力を通報したのは日本12%、EU13%と大差はありませんでした。これらの結果より、日本では夫婦などパートナー間で起きた暴力は表に出にくい傾向にある、ということがわかりました。これは、日本女性が「(通報するのは)家族の恥」や「自分も悪いところがあった」などと思ってしまうことに要因があると考えられます。暴力が疑われる場合、本人のまわりにいる人々が通報したり、支援団体を紹介したりするなどの対応が重要になります。
また調査結果から、反復被害(revictimization)の問題も明らかになりました。反復被害とは、子どもの成長過程において犯罪被害にあった人は、成人して再び犯罪被害にあうリスクが高いという現象のことをいいます。調査では、幼少時に虐待を受けた経験のある女性は、大人になって暴力の被害を受けやすいという結果が明らかになりました。こうした現象の要因は判然としませんが、暴力を受けた子どもに対する早期介入が非常に重要であるということはいえるでしょう。

講義終了後のアンケートでは「わかりやすいデータを示され、詳細に説明してもらえて、犯罪学の概略を理解することができました」などのご意見をいただきました。日本の女性の暴力被害の現状、それを把握するための調査手法について学ぶ、非常に有意義な機会となりました。

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次回は12/15(土)の開催予定です。
単発での受講や一般の方の受講も可能ですので、ぜひご参加ください。
龍谷犯罪学セミナー(Ryukoku Criminology in English)【>>実施詳細】


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