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龍谷大学は、「新しい生活様式」における学生の学修意欲の向上のため、情報通信技術(Information and Communication Technology : ICT)を活用した教育及び支援活動に努めています。そして、学内におけるICT活用事例を収集し、その中で優れた取組を行っている教職員・学内組織を顕彰すべく、2020年度に「龍谷ICT教育賞」*1を創設しました。2022年度は、犯罪学研究センターを含む3組の取組が「龍谷ICT教育賞」を受賞しました。

2023年3月28日(火)に、学長執務室において、「龍谷ICT教育賞」の表彰式が行われました。当センターから、センター長の津島昌寛教授(本学社会学部)とリサーチ・アシスタントのハラス・ドリス氏が出席しました。


左から、ハラス・ドリス氏(リサーチ・アシスタント)、津島昌寛教授(本学社会学部、犯罪学研究センター長)、入澤崇龍谷大学学長

左から、ハラス・ドリス氏(リサーチ・アシスタント)、
津島昌寛教授(本学社会学部、犯罪学研究センター長)、入澤崇龍谷大学学長


犯罪学研究センターは、ウクライナやアフガニスタンなど紛争地で何が起きているのかを学ぶために、第一線で活躍するジャーナリストや研究者、NPO活動家などを招聘し、タイムリーに発信するオンライン研究会「戦争と犯罪」*2を、2022年5月より5回にわたって連続開催しました。
本研究会の企画は、ジャーナリストで当センター嘱託研究員の舟越美夏 氏が担当しました。

SNS等の興隆により、誰もが気軽に情報にアクセスし、発信できる世の中になりました。その結果、溢れる情報の中から必要なものを精査して「取捨選択するスキル」と、社会に対して「情報を発信するスキル」といった情報受発信の課題に直面しています。当センターは、ICTと対面のハイブリッド・コミュニケーションの可能性を模索しながら、研究と教育の架橋を試みています。当センターの取組について、龍谷ICT教育賞の選者からは、「ICTを活用した研究会を開催するのみならず、記録映像やレポートをホームページ上で公開し、アンケート回収による振り返りのフィードバックをおこなうスキームが確立されている。また戦争犯罪や刑事政策について関心を高めることができたことも高く評価できる」とのコメントが寄せられました。

[受賞コメント]
当センターを代表して、シリーズ「戦争と犯罪」の企画段階より運営・補助にあたったハラス・ドリス氏(リサーチ・アシスタント)より、受賞の挨拶が行われました。
ドリス氏は「私は、この度受賞した『戦争と犯罪』をテーマとした研究会に、2021年より関わらせていただきました。はじめて取り扱ったテーマは、グアンタナモ収容所に拘禁された、えん罪被害者の声を聞くもの*3でした。2022年度は、ウクライナにおける紛争を皮切りに、アフガニスタンの復興作業、ミャンマーの軍事政権による弾圧をとりあげました。それぞれの問題について第一線で活躍するジャーナリストや実務家を招聘し、参加者と一緒に学ぶ機会に恵まれました。フランスから日本へ留学しにきた外国人である私が、犯罪学研究センターの一員として、学生や一般の方、そして海外に向けて、マスメディアとは違った視点・メソッドで情報を発信する企画に携われたこと、そして受賞したことを大変嬉しく思います。」と述べました。


ハラス・ドリス氏(リサーチ・アシスタント)

ハラス・ドリス氏(リサーチ・アシスタント)


また、入澤崇学長より、受賞者に対して次のようなコメントが寄せられました。
入澤学長は「どの取組にも学生に対する非常に強い思いを感じました。キャンパスの垣根を超え、そしてコロナ状況下において教育の質を高めようという取組を嬉しく思います。いかに学生一人ひとりに世界へ目を開かせるかという点が大切なのだと感じます。今後とも皆で創意工夫を凝らして、誰ひとり取り残さない仏教SDGs*4の精神をもって、教育にあたっていただければと思います。」と述べ、授賞式は終了しました。


入澤崇龍谷大学学長

入澤崇龍谷大学学長


さいごに受賞者全員で記念撮影をしました。

さいごに受賞者全員で記念撮影をしました。

[補註]
*1. 龍谷ICT教育賞の目的や過去の取組については、下記を参照のことhttps://fd.ryukoku.ac.jp/biz_content2/project2/ryukoku_ict.php (龍谷大学)

*2.今回受賞した犯罪学研究センターの取組については、下記を参照のこと
公開研究会・シリーズ「戦争と犯罪」まとめ【犯罪学研究センター共催】
https://www.ryukoku.ac.jp/nc/news/entry-10563.html

*3. 龍谷コングレス2021「戦争と犯罪 〜グアンタナモ収容所で何が起きたのか?そして、いまは?〜」をオンライン開催【犯罪学研究センター】
https://www.ryukoku.ac.jp/nc/news/entry-8815.html

*4. 龍谷大学は、「浄土真宗の精神」を建学の精神とする大学として、「仏教SDGs」の理念を掲げています。すなわち、阿弥陀仏が「すべての生きとし生けるものを決して見捨てない」と誓われた心(「摂取不捨」)と、SDGsが掲げる「誰一人取り残さない」という理念とに共通点を見出し、両者の視点を通して自らの自省と気づきを促す取組を大学として推進しています。詳細は、下記を参照のこと
https://www.ryukoku.ac.jp/sdgs/about/


2018年度から開始し今年度で5回目の開催となる、「ポリス&カレッジ in KYOTO
2022 ~自転車利用者の交通安全対策~(京都府警察・京都府トラック協会主催)」が1月31日に京都府警察本部にて開催され、浜井ゼミでは、ゼミとしての研究活動の一環としてこの課題に取り組み、犯罪学でも活用されているトークンエコノミーの手法を用いて、上からの規制ではなく自転車利用者の自主的な行動変容を促進する人に優しい交通安全をテーマに、大学生らしいスマホアプリを活用した交差点での一時停止を促す対策をアピールした結果、特別賞を受賞しました。

【大学ゼミ対抗プロジェクト「ポリス&カレッジ in KYOTO」とは】
 学生の街「京都」の知の拠点である大学と連携し、大学ゼミで研究テーマに沿った様々な研究・分析・企画立案を行っていただくとともに、コンペ形式の発表会を開催して実効性の高いアイデアを募り、京都府警の施策として実施を検討するものです。




3月3日 法務省(法務総合研究所)が企画した「令和4年度刑事司法に関する統計共同研究」によりモンゴル国立法律研究所及びウズベキスタン共和国法執行アカデミーから派遣された研究員に対して、浜井浩一矯正・保護総合センター長が本学深草学舎至心館において刑事司法統計を活用したエビデンスに基づく刑事政策について英語による講義を行いました。研究員からは日本の犯罪の特徴などについて活発な質問があり、有意義な国際交流となりました。


当日の講義風景①


当日の講義風景②(法務省提供)


矯正・保護総合センター模擬法廷での参観の様子(法務省提供)


公開講演会<いのちと平和を考えるシリーズ>
世界に平和の鐘を響かせよう!〜和貴無忤、ニューヨーク坊主30年の取り組み〜

核なき平和な世界を願い、広島・長崎の原爆犠牲者を追悼するため、宗教の壁を越え、人種や政治の壁を越えた平和祈念式典がニューヨークで30年間続けてられてきました。本講演会では、その創設者をお招きし、世界での紛争と対立、宗教による搾取や人権侵害などの社会問題に対する、仏教を基盤とした平和へ行動についてお話いただきます。お申し込み不要、どなたでも対面でご参加いただけます。

*和貴無忤(わきむご)
 十七条憲法「和をもって貴しとし、忤うこと無きをむねとす(以和為貴、無忤為宗)」に立ち返り、非暴力(無忤)による平和を考える。

講師 中垣顕實さん
   Rev. Dr. T. K. Nakagaki(ニューヨーク平和ファンデーション創設者・代表)
日時 2023年4月28日(金) 11:00~12:00
場所 龍谷大学 深草キャンパス顕真館(京都市伏見区深草塚本町67)
配信 龍谷大学宗教部Youtubeチャンネルでライブ配信します。
   https://youtube.com/live/t3JwdAutLOg
主催・お問い合わせ:龍谷大学宗教部
   MAIL:syukyobu@ad.ryukoku.ac.jp

講師紹介
中垣顕實(なかがき・けんじつ)さん
ニューヨーク在住の浄土真宗(西本願寺)僧侶・龍谷大学校友
NY平和ファンデーション(Heiwa Peace and Reconciliation Foundation of New York Ltd.) の創設者。現在その代表(President)を務める。現在、ひろしま平和大使、長崎平和特派員、ニューヨーク仏教連盟名誉会長、NYインターフェイス・センター名誉理事、ニューヨーク市警察コミュニティ・リエーゾンとして活動。以前はニューヨーク本願寺仏教会前住職、NY日系人会前理事、日系ライオンズ・クラブのアドバイザー、ニューヨーク州知事の宗教アドバイザーなどを務めた。

著書:
『卍(まんじ)とハーケンクロイツー卍に隠された十字架と聖徳の光ー』(現代書館、2013年)
『マンハッタン坊主、つれづれ日記』(現代書館、2010年)
『ニューヨーク坊主、インドを歩く』(現代書館、2003年)
『The Buddhist Swastika and Hitler's Cross" - Rescuing a Symbol of Peace from the Forces of Hate – 』(Stone Bridge Press、2018年)




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公開講演会ポスター


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