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2020年9月20日、龍谷大学犯罪学研究センターは第22回「CrimRC(犯罪学研究センター)研究会」をオンライン上で開催し、約30名が参加した。
【イベント概要>>】https://www.ryukoku.ac.jp/nc/event/entry-6086.html
犯罪学研究センターは、2020年4月下旬より、新型コロナウイルス感染症 (COVID-19、以下新型コロナ)の拡大によって浮き彫りとなった個人と国家の関係や、ウィズ・コロナ時代における社会の在り方について、犯罪学の視点から考えるフォーラムをWEB上で立ち上げ、情報発信を行ってきた。
【個別報告①】/津富 宏 教授(静岡県立大学国際関係学部・犯罪学研究センター 嘱託研究員)
<話題提供>
「不安対処の装置措定に国家はどのようにあるべきか」
キックオフイベントでの発表「犯罪とCovid-19の類似性 ~恐怖の見える化・不安の対象の同定への要求~」を踏まえ、犯罪学者としてマクロの観点から話題を提供したい。
>>2020/8/4開催 キックオフイベント・レポート
いま日本では「医療体制を守るか経済政策を取るか」と、まるで二者択一の道しかないように語られているが、その議論自体が間違いであることを指摘する。貧困や社会格差が個人間の信頼関係を希薄にし、犯罪発生数に関連することは周知であるが、経済の低迷は国民の健康の低下も招く。それを示すのが、公衆衛生学者のデヴィッド・スタックラー(David Stuckler)による、1997年のアジア金融危機の際にタイでHIVや結核の患者が急増したデータである(下記グラフ)。
一方、社会福祉が不十分な国では失業率と自殺率が連動する。新型コロナは明らかに社会格差を加速させており、社会の分断、不平等化を推し進める悪循環が働きつつあるのではないかと懸念している。また犯罪を最少化した社会が良き社会とは限らず、犯罪数が少ない日本において自殺者数が多いことを見てもこのことは明らかである。これらを新型コロナに置き換えてみると、感染症を最少に抑える政策が真に良策であるのか、国家の不安対処の装置措定はどうあるべきか、議論の余地があるのではないか。
また、政府が感染防止対策の徹底を国民の同調圧力・排他圧力に頼ったことに不安を感じたことについて提言しておきたい。スウェーデン国内の報道によると、「周りがマスクを着用すれば同じように振る舞うか?」とのアンケートに対し「自分は着用しない」と答えた人が約38%を占めた。一方、日本では多くの人が明確なルールが無いにも関わらず自主的にマスクを着用している。他者に合わせて自分を動かすという日本人の国民性が政策に利用されたとすると、これは政府による社会統制の濫用ともとれる。新型コロナ対策において、国民が同調圧力に順化する練習をさせられているような気配を感じてならない。
<今後の関心事>
「新型コロナに向き合う国家への問い直し」
国家のありようとして、社会保障のバランスについての議論が待たれる。新自由主義のもとで政府は緊縮財政を重視しているが、緊縮財政下においては国民の健康が悪化することは先に示したとおり。そこからさらに財政支出が増え、悪循環へ陥る可能性も指摘しておきたい。
津富 宏 教授スライドより(Source: Stuckler and Basu, The Body Economic 2013)
【個別報告④】/丸山 泰弘 准教授(立正大学法学部・犯罪学研究センター 嘱託研究員)
<話題提供>
「犯罪学的知見から捉える新型コロナにまつわる現象」
コロナ禍で爆発的に市場が拡大した分野がデリバリーサービスである。暮らしの利便性が高まる一方、配達員の自転車事故や危険運転についても大きな話題となっている。しかし本当にデリバリーの自転車だけが悪者なのだろうか。そもそも以前から日本の自転車マナーは良いものとは言えない。海外では歩行者・自転車・車のレーンを明確に分けている国が多い。犯罪学の視点からこれらを鑑みると、国が社会制度の不備で生じた事象を個人の問題に転嫁しているのではないかという疑問が生じる。政策の可能性を探らずに問題を個人レベルの視点に誘導することは他にも見受けられる。結果何が起きたかというと、新型コロナで注目される諸問題である。
まず同調圧力が形となって表出した自粛警察。これは「自分が我慢するのだからあなたも我慢すべき」という「正義」の押し付けであると同時に、相互監視・不満のぶつけ合いに他ならず「自助」の役割すら果たせていない。また生活に困った状態で解決策としての「公助」を持たない政府からの自粛要請に、人々は疲れ、その不満の矛先は「世論」に添わない個人への攻撃、押し付けの「正義」へと変換されることになる。これらの要素が形として現れた例として、罰則付きの休業要請(案)や、都民ファーストの会が作成した罰則付きの「東京都新型コロナウイルス感染症対策強化に関する特別措置条例(案)」がある(下記フリップ)。正義の押しつけにとどまらず罰則を設ける。これは特定の階級が別の階級を支配するために刑罰を用いると主張する、ラディカル・クリミノロジー(Radical Criminology)*からも説明がつく現象である。
ここで犯罪学と新型コロナのリンクについて考えると、政府・自治体が自らの無策に対する責任を個人の責任に転嫁して回避する方法においては類似していると言えるが、それはすでに存在していた脆弱性がコロナ禍で顕在化しただけだと見ることができる。重要なのは、自らの論がマジョリティであれマイノリティであれ、次のステージへ向かうためにはエビデンス・ベースによる議論と行動が欠かせないということだ。
丸山 泰弘 准教授スライドより(出典: 都民ファーストの会 東京都議団)
*ラディカル・クリミノロジー(Radical Criminology):
1970年代にラベリング論から派生・発展し、英米で提唱された犯罪学の一つの立場。支配階級が「自分たちに都合の良いルール」から逸脱する特定の階級に対し、「自分たちが定義づけした正義」に従わせる手段として刑罰を用いて彼らを支配すること。
コロナ禍の影響で、なかなか研究活動ができなかった学生たち。後期の対面授業が始まり、徐々に研究活動を再開しています。まだまだ感染予防には気を抜けませんので、対策を十分にとり、学内の実験室や温室、学外へ繰り出します。
今回は、応用線虫学研究室(岩堀研)の研究活動をピックアップ。卒業研究として植物寄生性線虫の接種試験をおこなっていることに加え、学外へサンプリング調査へ出向いたようです。
農学部教員ブログでは、研究室の活動や農学部のホットなトピックス、大学の授業のこと、ほっこりするようなエピソードが満載です。4学科の教員が様々な話題を投稿します。あなたが興味惹かれるのはどんな分野でしょうか。『農学って素敵』を合言葉に、いろんな角度から『農学』をご覧ください。
2020年10月7日、地域公共人材総合研究プログラム地域連携協定先懇話会を開催しました。この懇話会は毎年7月に本学会議室にて開催していますが、コロナ禍の影響により、zoomを利用したオンライン開催となりました。例年よりも3か月遅い開催となりましたが、今回は協定締結先団体より37名の方々にご出席いただきました。
本学では、大学と地方自治体、NPO等諸団体、経済団体とが地域連携協定を結ぶことにより、職員の人材育成に大学を活用する、また地域連携協定を結ぶ団体が長期インターンシップの受け入れ先と機能するなど、相互にメリットを獲得しつつ、分権社会における地域公共政策の高度化・多様化に協力して取り組んでいくことを目指しています。2002年度より締結をはじめ、協定先は現在99団体となりました(2020年10月1日現在)。
懇話会では、本学大学院の教育理念・目的、地域公共人材総合研究プログラムの概要や、プログラムに参加している2研究科(政策学研究科、法学研究科)の特長、プログラムからの参画を解消し2021年4月入学生の募集をとりやめることになった経緯について経営学研究科よりご説明しました。また、事務局より2021年4月入学の協定先からの推薦入学試験に係るご案内をいたしました。
また、後半の意見交換では、実際に本プログラムにて修士課程を修了された方の経験談や、研究指導体制に関することなど様々なご意見をいただきました。
zoomによるオンライン会議ということで、運営側も不慣れではございましたが、遠方から等でなかなかご出席いただくことが難しい団体さまからのご出席も賜り、有意義な会となりました。
【本件のポイント】
・「仏教をもっとあたり前に、楽しく自由に語る機会をつくる」をテーマとした企画、展示
・松本人志さん(お笑いタレント)のツイートをもじった作品、「衆生は不安よな。阿弥陀、動きます」が話題となった「輝け!お寺の掲示板大賞2019」(※3)(仏教伝道協会主催)を入澤学長のコメントと併せて紹介するとともに、社会や自分と向き合う「仏教活動奨学生」の取り組み、本学に貼られた法語ポスター100枚を一挙紹介
・「輝け!お寺の掲示板大賞」の仕掛け人、江田 智昭氏(仏教伝道協会)を招き、オンラインでトークイベント「お寺の掲示板大賞に見る掲示伝道の可能性」を開催
このたび、ユヌスソーシャルビジネスリサーチセンター(※1)主催、宗教部共催で、「仏教をもっとあたり前に、楽しく自由に語る機会をつくる」をテーマとして、 「みんなと仏教」展(※2)を本学深草キャンパス和顔館1Fギャラリーを会場に、10月5日(月)~11月7日(土)の期間で学生、教職員を対象に開催しています(新型コロナウイルスの影響で、一般の方は学内に入構頂くことができません)。
松本人志さん(お笑いタレント)のツイートをもじった作品、「衆生は不安よな。阿弥陀動きます。」が話題となった「輝け!お寺の掲示板大賞」(※3)(仏教伝道協会主催)を入澤学長のコメントとともに紹介し、龍谷大学の「建学の精神」を培い育むことを目的に、社会とのつながりの中で活動する仏教活動奨学生の取り組みや、本学宗教部の法語ポスターも一挙にご紹介しています。
なお、関連して、「輝け!お寺の掲示板大賞」の仕掛け人、仏教伝道協会の江田 智昭氏に、仏教と社会のつながり、今日的な伝道についてお話いただくトークイベントを、10月16日(金)18時からオンラインで開催いたします。
広告費0、予算は賞金の3万円だけという超低予算企画が大きな広がりとなったその秘密についてもお話しいただく予定です。
さらに、10月23日(金)には本学の講義でセクシャルマイノリティである自身の体験と、その過程で紡いできた考察をこれまで語ってきた山崎ゆきあさんをお迎えし、オンラインでのトークイベントを開催します。活動の幅を更に広げ、より不特定多数の人へ自らの言葉を届けたいとの思いで、2019年度の「仏教活動奨学生」制度に応募、ラジオ番組の製作等、さまざまなチャレンジをされています。今回も自身の活動の一環としてオンラインでお話しいただきます。
■ユヌスソーシャルビジネスリサーチセンター主催 「みんなと仏教」展(※2)
・日 程:2020年10月5日(月)~11月7日(土) (日曜、祝日を除く)
・場 所:深草キャンパス和顔館1Fギャラリー
・備 考:和顔館の開館日時に準じます。
新型コロナウイルスの影響により、現在学生、教職員のみに入構を制限しています。
■トークイベント①「お寺の掲示板大賞に見る掲示伝道の可能性」
・日 時:2020年10月16日(金)18:00~19:15
・講 師:江田 智昭 氏(仏教伝道協会)
・司 会:井上 善幸(本学法学部教授)
・対 象:本学学生、教職員、一般
・開催方法:オンライン上(Zoom)にて開催
・申 込 先:10月15日(木)16:00までに、下記URLからお申し込みください。
https://forms.gle/wcDH6Dwswufz2kZx8
■トークイベント➁「LGBTQ+を語る」
・日 時:2020年10月23日(金)19:00~20:15
・講 師:山崎 ゆきあ氏(文学部臨床心理学科3年生)
・司 会:安食真城(宗教部課長)
・対 象:本学学生、教職員、一般
・開催方法:オンライン(Zoom)にて開催
・申 込 先:10月22日(木)16:00までに、下記URLからお申し込みください。
https://forms.gle/UNGtVyAuZ6czDpf36
※1ユヌスソーシャルビジネスリサーチセンターとは
「浄土真宗の精神」を建学の精神とする本学では、創立380年を記念し、基本コンセプトとして「自省利他」を掲げました。その一環として、ソーシャルビジネスに関する中核的な役割を担う拠点を設置する構想が生まれ、ムハマド・ユヌス博士(ユヌスセンター所長、ノーベル平和賞受賞)との会談、合意を経て、世界的なネットワークに加わる「ユヌスソーシャルビジネスリサーチセンター」を設立しました。
センターでは、仏教の観点から見た SDGs に関する研究及び具現化の事業、ソーシャルビジネスの研究と地域実装化の学術支援事業、大学の社会貢献使命の実現に向けた事業、多世代多文化協働型の人材育成のための事業を運営し、「教育」「研究」「社会貢献」という大学の社会的使命を果たします。
※2本展示は当初2020年3月末から4月にかけて開催予定でしたが、新型コロナウイルスの影響により開催を延期していました。今般、第2学期は対面授業が再開されることになったことから、法語などに触れることで仏教をより身近に感じてもらい、学生等が日々の不安を緩和する一助になることに期待し開催いたします。
※3「輝け!お寺の掲示板大賞2019」とは
お寺の掲示板の写真データをSNSに投稿し、その標語内容の有難さ・ユニーク・インパクト等によって入賞を決定する企画。入賞作品は主に一般の人々の「♥いいね」、「リツイート」の数なども考慮しながら、「お寺の掲示板大賞」審査会で決定します。公益財団法人仏教伝道協会が主催で実施している。
問い合わせ先 :龍谷大学ユヌスソーシャルビジネスリサーチセンター
[Tel] 075-645-2098 [Mail] ysbrc@ad.ryukoku.ac.jp